魚豊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地動説が異端扱いされていた時代のお話。
歴史を学ぶときに、キリスト教イかれとる…と戦慄することが多々ある。
自分たちの地を宇宙の中心と信じさせるために、拷問や火刑などの見せしめが平然と行われるという、恐怖による支配が行われていた恐ろしい時代…。
そんななか、観測したことをもとに、地球の方が動いていると気づき、その研究をあくまでも追究しようとした人々がいたのだ。
神に背く考えとされた地動説を、どのように証明していくのか?
命の危機に瀕することもある研究をなぜ続けられたのか?
命よりも重いものを繋ぐ、感動というバトンの存在には心打たれた。
現在当たり前になっている地動説、そして合理的な考え方。誰か -
Posted by ブクログ
映画観た後に台詞をちゃんと文字で見たくて購入。なるほど、ゆらいだ線画も原作から踏襲してたのか。
とがしの中にいるもう一人の自分が小宮くんと重なってるような、そんな存在も映画ではなかったような。アメフト部との対決は映画にはないけど、部員のみんなそれぞれに陸上部との向き合い方があって、胸熱でした。顧問の先生もね。浅草さんが映画よりも良いと思った。
高校時代、小宮もひどい仕打ちされてたんだね。
「浅く考えろ、世の中舐めろ、保身に走るな、勝っても攻めろ。」
財津の講演がかっこよすぎて笑う
海棠は最後にして強烈な名言残して、いちばんかっこいいとこ持ってくよな!海棠の言う現実逃避は、自分が現実には力を -
購入済み
気づいたら5回くらい読み返した
本当に8冊分で完結してるの?というくらい、それ以上のものを読んだような気になります。中身がある。初めてはアニメ公開記念かでマンガワンアプリで一気読みして「すごいものを読んでしまったぞ」とこちらで一気買い。審問官登場のたび読んでる自分もヒヤッとするほどに、登場人物たちに感情移入してしまいました。「地動説のために生き抜いたあなたたちの人生を、未来の私たちが無駄にはしないぞ」という気持ちにさえさせられます。紡がれる言葉もどれも魅力的で、あのセリフをもう一度読みたい、と気づいたら何度も読み返していました。チョレ〜、は?などいきなり現代っぽい言い回しが出るのもクスッとできて好きでした。オクジーくんのよう