魚豊のレビュー一覧
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常々思っていたと言うとアレですが、
歴史物で「人の意思は受け継がれる」と言う割に1人の人生を重んじすぎでは?と思っていたのをとても上手に体現してくれたような。
チ。というテーマに沿って数々の人の想いが受け継がれていく(つまり主人公と思ってた人がバンバン死んでく)。
そしてその想いが結実するだいぶ前に物語は突然終わる。というかつまり、歴史上では「始まる前の」物語だったようだ。
個人的には、尋問官が物語の軸のように見えるのがやだなーとずっと思ってたら、チの意味の一つを担ってたり、最後「同じ時代を生きる仲間」のようなメッセージで、より高い視点を持たされてはえーってなった。
自分の生き方を振り返っ -
Posted by ブクログ
『チ。』とセットで読もう。
2つの狂気は同質だから。
一つ、アナロジー。
アリはエサを運ぶとき、仲間の出したフェロモンを辿る。
辿っていけば、確実にエサに辿り着けるから。
しかし、ときどきルートを外れるアリがいる。
彼らはバカなアリなのか。否である。
エサまでのより効率的なルートを発見する可能性があるのは、ルートを外れるアリだ。
足並み揃えるアリには、新たなルートは生み出せない。
2つの作品の狂気は、あえて外れ者の道をゆく狂気である。
それは笑われるかもしれないが、ときに道を開くこともある。
愚かなアリに敬意を。
余談
さすがに魚豊さん、『NHKにようこそ!』読んでるよね!? -
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ネタバレ■「100mさえ速ければ、すべてを解決できる」という全能感。 足が速いという天賦の才が、教室での居場所や友人関係を担保する唯一の通貨となる小学生コミュニティの絶対のリアリティから始まる。100mというわずか10秒足らずの直線が、世界と自分を繋ぐ唯一の「橋」であるという切実な生存戦略が、物語の序盤から胸を打つ。
■特筆すべきは、安易な友情や精神論を突き放した先にある、乾いた熱量。「100メートル速くてなんかあるの?」、「そんな意味ないこと、いつまでやるの?」という冷笑を認識しながら、それでもなお「今、熱いか」を自らに問い続ける。
どうせみんな死ぬので、会社頑張っても、100メートル頑張っても一 -
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相対性理論に関する本を読んでいた時に、特殊相対性理論はアインシュタインがいなくとも、それほどの年月を待たずに何者かが発表したであろうという文章があった。すなわち特殊相対性理論の発見は、それまで積み上げられてきた研究内容に対して、ひとりの天才のひらめきと理論により完成したもので、「アインシュタインが存在しなかったのなら特殊相対性理論は生まれなかった」というわけではない、ということだ。革新的な発見は何者にも代えがたい世紀の天才によるものだと思っていたので、意外だった。先人からバトンを受け渡され、そのとき、理論のもっとも完成に近いタイミングでアインシュタインという天才がいて、最後のピースをはめること
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ネタバレ面白すぎる。
普段グロシーンのある作品は苦手で読むのを避けているのですが、この物語の根幹はグロでは無いので楽しく読めた。
冒頭の異端審問官が地獄のアンミカのようになっていた。
ノヴァクは知性と知識が次の命へ命へと繋がっていくところを異端審問官という立場で他の誰よりも間近で見届けまくっているのも面白い。彼は「家族友人の日々の“信仰”や“生活”を守るためならなんだってする」と言っていたが、大事な娘さんがこれから先、地動説側になったとしたらどうするのだろう。ラファウや今まで自分が拷問してきた異端者たちのことを思い出したりするのかな。今回のラファウの牢屋での行動で何かノヴァクの心にも動きがあったりする -
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ネタバレアニメで。
これ以上に心を動かされるアニメには今後出会えないと思う。
宗教 VS 科学 のお話かと思ったら、、
信念、生き方の話になり
最後はパラレルワールドが出てきて哲学になりました。
全ての登場人物が愛しく、心を揺さぶってきます。
間違いは無駄ではない。
失敗は無駄ではない。
次へのバトン。
又吉さんの火花で、描かれていた芸人を目指す若者たちもそうだった。
一つの成功や真実には、数知れない、歴史に名も残さない無数の人の努力、積み重ねがある。
その奇跡。
そして、「ほどほどで、物わかりよく、事を荒立てないことが優秀」とされる社会で思考停止で生きていることを咎められる気持ちにもなります。 -
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ただの独り言。
「失敗は無意味を意味しない。」
12歳の大学進学が決まった神童、賢い少年が異端者から貰った言葉。
異端者は信仰 平穏に生きるよりも、真理を突き止めたいがために嘘をつき地動説の研究を続けた。それは火炙りにかけられる生命をかけた行為だった。
それに対し、世界はeasyだと孤児から神童と呼ばれるまでに上手く世間を渡り歩いてきた少年は「そんな説、真理かどうかもわからない。なんでそんな愚かな真似をしてるのか意味がないじゃないか」と問いかける。
異端者は「失敗は無意味を意味しない。」と返す。
結局少年は地動説にのめり込み真理を求めた。だがそれがバレて拷問にかけられることが決まる。
拷問を -
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⚫︎感想
何のために、走るのか?
この問いは、イコール何のために生きるのか?
という生きる本質を問う作品だった。
生の醍醐味を掴むことの尊さを教えてくれる。
⚫︎本概要より
100mだけ誰よりも速ければ、どんな問題も解決する── ◇『チ。-地球の運動について-』の魚豊、“全力疾走”の連載デビュー作!! 「100m走」に魅せられた人間たちの、狂気と情熱の青春譚!!
自らの才能の劣化を感じ、陸上から遠ざかっていたトガシ。しかし高校で目の当たりにした理不尽を前に、再び走ることを決意する。”元全国1位”の仁神も陸上部に復帰し、迎えた部活動対抗リレー。アメフト部との戦いの行方は──!? そしてト