魚豊のレビュー一覧

  • チ。―地球の運動について― 1

    怖い

    現在では当たり前のように学んでいる地動説が定説になるまでに
    こんなに残忍で残酷な犠牲が多数あったことがすごい怖いです。

    選ばれた少数の人しか行けない大学に天文学というコースがあるのに
    地動説のような新しい意見を唱えると即拷問って、何のための天文学だ?
  • チ。―地球の運動について― 2
    火星の逆行とその理由がすごく納得、面白かったです。
    ただ悲しことに私の頭ではその理屈が半分しか理解できなかった。
    せっかくなので、もう一度じっくりと絵を見ながらなぜ見え方が巡行に
    戻るのかを学ぼうと思います。
  • チ。―地球の運動について― 3
    真理ですな。深いですな。
    やっとここまできた。そこで力尽きるのは、きっと笑顔で最後を迎えることができたと思いたい。
  • チ。―地球の運動について― 8
    時代的に、宗教革命の以前の世界観の作品である。
    当時の固定観念やC教下で暮らす人々の空気感が分かりやすく描かれていて、読み手が想像しやすく、かつダイレクトに伝わる。
    いかに常識という目に見えないものが世界を支配しているか、人の命でさえ簡単に握りつぶせるものか、よく分かる。
    その世界の中で、命が燃え尽...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 8
    全巻まとめ買い&読み。名作であることは間違いないと思う。終わりがやや解釈が分かれるところか。もう一度読もうと思う。
  • チ。―地球の運動について― 1
    まっとうであろうとする人ほど孤独になる。「器用」に「成功」を手にできなくなる。でも、世界がよく見える。知性を持つこと、何かに気づくことはいつも孤独だ。でも知ってしまったら、もうその人には「見えて」しまう。
  • チ。―地球の運動について― 8
    新大学生。受験を終えてやっと勉強から解放されたと思っていた。しかし。

    ・怖くない人生などその本質を欠く。
    ・不正解は無意味を意味しない。
    ・文字はまるで奇跡。
    ・夢があると1週間くらいは悲劇に耐えられる気がする。
    ・全てのモノには"アレテー"がある。
    →意:自分の得意なこと,自分にしかできないこと...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 1

    今までにない漫画

    どんどん読み進めるというよりはじっくり読んで自分でも思考を巡らせるのが楽しい、一冊で得られる満足感が大きい漫画です。
    これからも何度も読むと思います。
  • チ。―地球の運動について― 8
    おもろすぎる、、、

    こんな時代があったから、今の私たちがいるんだなあ。「"善"への鈍く果てしないにじり寄りに参加」した結果が今なんだなあ。
  • チ。―地球の運動について― 3
    文字は奇跡だ。私達の人生はどうしようもなくこの時代に閉じ込められているけど、文字になった思考は時間と場所を超越する。
  • 週刊ビッグコミックスピリッツ 2023年7号【デジタル版限定グラビア増量「水湊みお(#ババババンビ)」】(2023年1月16日発売)
    巻頭カラーのグラビアが、表紙と同じく花をあしらった衣装やホットパンツ姿のカットが、グラビアというより、個展で載せてるようなアート感があって、ステキです。
    加えて、デジタル版限定のグラビアは、ロリータ衣装に扮したカットもあり、楽しめました。

    また、あくまで個人的な見解ですが、「マイホームアフロ...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 1
    1-8巻一気読み。
    すごく良かった。
    ※結構ネタバレ含む感想…というか内容含むメモ。

    15世紀ヨーロッパ。当時異端とされ、処刑対象でもあった危険思想「地動説」を命懸けで唱え、信じ、追求した人達のお話。

    超個人的感想は「知的好奇心/知的欲求からみる人間らしい生き方、そう生きる強さ、希望が詰まった作...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 1
    怖くない人生は本質をかく

    従っていたものに抗え
    狂気に身を委ねろ
    決断しろ

    文字は奇跡
    後世まで記録を残すことができる

    自らが間違っている可能性を肯定する意志が大切

    他者が引き起こすねじれが現状を前に向かわせる希望

    無関係な情報と情報の間に見つけ出しら只の情報を使える情報に変える。その過程...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 1

    何かが始まる予感

    常識を疑うものは異端とされる。
    しかし、探究心には抗えない。
  • チ。―地球の運動について― 4
    ・22話
    東方の曲で『エピクロスの虹はもう見えない』ってあったな。
    「知は適任者だけが丁重に扱うべき」がまさしくその通りかもしれない。

    ・23話
    オクジーに地下通路を掘るよう命じるバデーニ。
    真理に近付いてしまった未知数の歓喜に嘔吐するバデーニ、シリコンバレーのリチャード思い出す。
    オクジーの書い...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 8

    一気読み

    拷問などエグい表現もありますが、それでも一気に読んでしまいました。命をかけられる感動があるだろうか、自分の意思で生き方を選択できるだろうか、心に迫るものがあります。
  • チ。―地球の運動について― 6
    同じ宗教でも、C教正統派、C教H派、異端、無宗教といろいろなバリエーションが出てきて、価値観の多様性が出てきます。
    また、活版印刷は歴史の教科書に書いてあるけれど、ここまで世界を変えるような画期的なものだったのだと初めて知りました。
  • チ。―地球の運動について― 7
    「やっぱり文字は奇蹟ですね」
    現代の日本人には当たり前のことでも、文字に触れることなく一生を終える人達が過去や現在にいることを意識させられる。文字とは様々な可能性を秘めた重要なものだったんだと感じた。
  • チ。―地球の運動について― 5
    パデーニが地動説について未来へ引き継ぐためにした仕掛けがすごかった!
    また、新人の異端審問官が自分なりに抱いた
    信仰とは何か? という捉え方や行動に脱帽。
  • チ。―地球の運動について― 8
    地動説を異端として迫害していたのはノヴァク一人だった⁉
    狭いコミュニティー、狭い視野が生んだ無意味な粛清だったのだと知らされる。