魚豊のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
この巻の主人公が、平和に生きたい波風立てず生きたい。当然痛いのは嫌だっていう考えを持ってて、この主人公だけじゃなく影響を与えた異教徒も誰もがそう思っているのに、それでも真理を追求せずにはいられない。それを解き明かすためなら自死も厭わない。今まで読んだマンガの中で一番誰も彼もの人生が煌めいてて、本当にすごいです。語彙力なくてもどかしい。すごく面白い。このマンガに出会えてよかったです。
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購入済み
歴史の厚みを何と取る
長きに渡る時間をかけて踏み締めた道のりが、たとえば進む方向が間違っていたとして、進んだ道そのもの全ては果たして無駄であったのだろうか。費やした時間は、それまでに消費したものは、得た経験は、何の役にも立たぬがらくたであったのだろうか。
到達を強く夢見ていた者ほど、徒労に終わった事実は耐え難い苦痛となるだろう。
しかし、その苦痛は、長きにわたる研鑽は、必ずしも全く無駄であったと言えるものではない。
同じ志を持つ者、これから同じ道へと歩みを進めようとする者の背中を押し、道を照らす灯火の一つとなることだろう。 -
購入済み
受け継がれていく
考え尽くした知が、流した血が、去りゆくものが踏み締めた地が、受け継がれていく。託されていく。「託す」とは、去りゆくものに残された権利である。
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購入済み
理屈と理性より本能と直感
知識欲と美意識を胸に抱いた人間たちの戦いの物語。理性では過ちだと思っていても、己が本能は解を求める。その本能は受け継がれ、やがて幾重に積み重ねられた屍の上に真実が見つけ出されることを心から願う。