魚豊のレビュー一覧
-
購入済み
凄い密度の漫画で息苦しい
みんな吹っ切れて結果はともかく、それぞれの走る理由にたちかえることができたようだ。必ずしも幸せだけではないがそれでも走らざるを得ないそれぞれの何かがある。財津の引退時の言葉やトガシの達した心境には生き方のヒントがいっぱい詰まっていたかも。
-
ネタバレ 購入済み
小宮覚醒
小宮の挫折、復活までの苦しみ、そしてトガシとの勝負での勝利。この巻の主役は小宮だった。陸上マシーンのような財津の言葉も短いセリフの中に研ぎ澄まされた人生の真実らしきものがこめられていたと感じた。テニスのおまけ漫画も意外な視点変更で面白い。
-
ネタバレ 購入済み
挫折からの復帰
部長もトガシと似たような苦しみを抱えて挫折していたが、泥臭く復帰。リレーの展開は少し劇的すぎる嫌いはあるが、爽快感あり。全国大会でのトガシと小宮との再会が楽しみ。
-
購入済み
半端ない緊張感
絵に気持ちというか魂というかがこもっているシーンがいくつかあり、綺麗事だけでない強い欲望や恐怖をえぐるようなセリフまわしも緊張感を増している。漫画を読んでいるだけなのに、息を止めているような感覚になった。
-
購入済み
完結
ひゃくえむ。100m走。約10秒ちょっと、速いか遅いかだけで勝敗が決まるシンプルな闘いに人生を捧げた男達の物語。その情熱に思わず熱くさせられました。ありがとうございました。
-
購入済み
付属読切りを読もう
ページの都合で巻末に読切り作品が2作品載っています。これがまた面白い。1つ目は、読み始めた後、ストーリーの中心が分かったときに1つ意外性がありその視点が面白いです。2つ目は、この方の作品で初めてふっと笑ってしまった作品です。是非読んでください。
-
ネタバレ 購入済み
仁神
陸上選手の父親を持ち、周囲そして父親からの期待の中走ってきた仁神。しかし記録が伸びなくなり期待が重圧に。他人の才能がさらなるプレッシャーを招きついに押し潰されてしまった。そんな男が再起するお話。
-
ネタバレ 購入済み
地動説をめぐる壮大な物語
中世の宗教観に支配された環境で、真理を求める心と宗教弾劾に怯える主人公の葛藤が痛々しい。一方で現代人のような言葉使いやちょっとしたギャグ要素が話の重さを軽減して読みやすいものにしている。主人公が本巻の最後に死んでしまうのだが、彼の意志が別の人間に受け継がれていくようで思った以上にスケールが大きい話で先が楽しみ。
-
購入済み
チ。
1巻毎に主役が代替わりするのかと思ったがそうではないようだ。
社会に抑圧されている聡明な女性によって、地動説の証明にまた一歩近づく。
地動説を証明することは、社会の構造をひっくり返すことに繋がる。