魚豊のレビュー一覧

  • チ。―地球の運動について― 1

    tk

    ネタバレ 無料版購入済み

    なんとなく名前だけ知ってた作品
    読んでみたらすごく面白かったのでアニメも楽しみ
    主人公は毎巻交代する感じなのかな

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 6

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    ネタバレ

    第一に「神は存在しない」神に支配される必要は無い。
    第二に「考えろ」そのために文字を学べ。考えるために文字を学べ。その過程に知性が宿る。知性があれば、留まる勇気と踏み出す度胸が得られる。
    第三に生まれるものが「信念」ってやつだ。コレがあれば不安に打ち勝ち泣きやめる。

    この本で、大稼ぎできる気配を。
    基本から考えよう。大稼ぎする為には広く人に受け入れられる必要がある。そもそも受け入れられるってなんだ?史上最も人に受け入れられたのは、おそらく、神だ。では、神は何故こんなにも受けてる?
    それはきっと皆、「不安」だからだ。
    将来や死後など、人は未知なものや不確かなものを恐れる。そのきゅうさいとして絶

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 5

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    ネタバレ

    私はね、元々 傭兵をやっていた。血腥いって軽蔑するかもしれないけど、そこで得られた知識もあるんだ。ほんとうに強い奴ってのは、殺す覚悟のあるヤツなんかじゃない。
    死ぬ覚悟のあるヤツだ。
    戦場では"上辺の技術"より"ブサイクなド根性"が勝る。つまり君には、殺された兄弟の為、死ぬ覚悟があるか?

    本当は、君はもっと大きな"理念"で動いている。いや、動かされている。言わば君は、その"理念"の召使いだ。もっとも当の君自身は、その理念なんて念頭になく、自分とは無縁のモノだと思っているようだがね。
    まァしかし、人は元来自然にそれ

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 4

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    ネタバレ

    誰もが簡単に文字を使えたらゴミのような情報で溢れ返ってしまう。そんな世の中目も当てられん。

    文字跋扈する現代、乱世、混沌、無秩序。原初地球を想起させる。混沌から偏りがミニ偏が組み上がる。理想像の生まれ合い。真理探求者にとって、これ程自由で笑みこぼれる謎に満ちた世界は無いだろう。尽きぬことない宇宙、将棋もそうなのだろうか。

    託すの本質。
    託すとか任せるとか一見 聞こえはいいけれど、思い通りにいくわけじゃない。でも実は、寧ろ反論や訂正をされることが託すことの本質というか、自分の思い通り行かない誤解とか事故とか予想外の存在とか、教会にとっての異端者が。天動説にとって、地動説が。そういう他者が引き

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 3

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    ネタバレ

    この世の中で上手く動くより、この世の中自体を動かしたいんですが、それは無謀すぎるでしょうか?

    この世は、最低と言うには魅力的すぎる。

    文字は、まるで奇跡ですよ。

    ヨレンタ君

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 8

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    なんで8巻だけ、こんな真っ黒の表示なのかと思っていたら、黒ではなく夜空だった。今までの表紙の人物達はみんな星を見上げていた。

    登場人物もセリフも多く、読み解くのが難しい漫画。登場人物の視点しか無い。ただし、事実は過去の巻に示されている。解説とセットで読みたい。

    二項対立の間のどこに立つかが教養であるなら、やはりアルブレヒトなり懺悔室の神父なりが教養人だと思う。

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 7

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    神に縋らないと人は生きていけない。

    神は実在しないというのと、自然に神を感じるのは両立する。

    しかし、だとするともっと八百万というか、一神教的なアニミズムには若干の違和感がある。

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 6

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    かなり観念的な話が多く、神や信念などの見えない話題を扱っているため結構読むのに力が要ります。

    現状を変えるためにはリスクを取らなければならないという理念のようなものは感じました。

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    2024年09月30日
  • チ。―地球の運動について― 5

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    吹き出しが素材ではなくぜんぶ描かれたものだということに気づきました。

    オクジーお前が材料なのか。

    ノヴァクさんは、ヨレンタさんが異端に関わって染まってしまったという発想になってるよね。

    道徳を説くはずの聖職者が、権力闘争のために罪をでっち上げ、不実をなし不道徳を働く描写は定番だけど面白い。それを敬虔な信者というか教会組織の新人が覆そうとするのも。

    オクジーは託して、満足して死んでいけた。

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    2024年09月08日
  • ひゃくえむ。新装版 下

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    100メートル走という、10秒くらいで終わってしまう競走をテーマに、人生について考えさせられるエッセンスを凝縮している。

    何のために走るのか?言い換えれば何のために頑張るのか?

    たとえ気を紛らわすためにやっていても、一心不乱にやっていれば、格好悪くても成長する。

    何か一つ秀でたものがあれば、周囲の見る目は変わる。

    明確な目標を持った人は成長が早い。しかし迷いが生じると泥沼にハマる危うさを持つ。

    ネガティブなことを考えるとパフォーマンスが落ちる。ポジティブなことを考えると、どこからか力が湧き出てくる。

    凡人は自分の地位が危うくなると、対抗する相手を嵌めようとする。スルーすればいい。だ

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    2024年09月01日
  • チ。―地球の運動について― 4

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    一つ一つの話を越えて対比を作ることが意識されている。人の変化や思想的なところで特に。進歩のために「知」が必要で、保守のために「血」が必要だというような。それも、それぞれの登場人物が、それぞれ本気でそう思っている。
    しかしオクジーは、どこでこんなに相対的なものの見方ができるようになったのだろうか。
    伏線が色々張られてるみたいで、続きが楽しみ。

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    2024年08月26日
  • チ。―地球の運動について― 3

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    ヨレンタさん、めっちゃ「男なりせば」って感じ。才能があり努力もしているのに報われず、それを受け入れてしまっているのが辛いし共感を呼ぶ。

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    2024年08月26日
  • チ。―地球の運動について― 8

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    いろんな要素が混ざっていて、いろんなことを考えさせられた。

    何が正しくて何が間違っているかなんて、生まれた時代や場所で、誰が権力を持っているのかで変わってしまう。権力の世代が変わるだけで変わる。時代や環境が変れば変わる。妄信していて裏切られることもある。ノヴァクのように。その時代に生まれたのは運命。同じ時代にもいろいろな考え方の人はいる。

    その中で権力に屈さず、知的探究心で真理を追求しする人たちがいる。自分がダメでも次に伝えようとする人たちがいる。その姿や内容に感動して手伝う人たちがいる。ラファウ、フベルト、グラス、オクジー、バデーニ、ヨレンタ、ピャスト伯。それに巻き込まれるノヴァク、異端

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    2024年08月24日
  • チ。―地球の運動について― 2

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    これは予想ですが、オクジーが天国を信じきれない理由は、自分の目の前で死にゆく人がみんな苦しい表情をしているからです。もし天国が存在していて、みんなが死後そこに行けるのなら、死にゆく人は全員幸せそうな顔をするはずだからです。

    学問の自由のない世界とは、具体的にはこうなのか。地動説の再発見はルネサンスの一要素だと思いますが、教会の動揺と宗教改革で完成するのかと感心しました。

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    2024年08月14日
  • チ。―地球の運動について― 8

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    いろんな人の気持ちが紡がれていく様子がヒヤヒヤしながらも楽しく読めた。
    当たり前と思ってた地動説の裏側にこんなストーリーがあったのかも。と思うと面白い。

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    2024年07月14日
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 2

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    読んでいて、辛いというか悲しいというな恥ずかしいというかそんな色んな感情がごちゃ混ぜになった2巻でした。

    同じ日本人でも、同じ都市や街に住んでいても、教育格差や周りの環境や人間、産まれおちた状況によって、こんなにも人間には差ができてしまうのか…と渡辺と飯山さんを見て感じてしまった。

    結局、この後どうなるのか…連載自体は既に完結しているということなので、あと数巻で終わるはずだが今後の展開が全く想像つかなくて非常に楽しみです。

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    2024年03月21日
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 1

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    TBS Podcastのぶくぶくラジオ(2024年2月23日)にて紹介され、読みました。

    魚豊さんの作品は『チ。』『ひゃくえむ。』など好きな作品ばかりで、今回のも期待どおり面白かったです✨

    チ。は、真理を命懸けで追い求める物語でしたが、今回のは真理とは真逆の陰謀論にハマってしまう、振り回されてしまう話で、2巻も楽しみです。

    主人公の渡辺は、コミュ力や、教養、周りに相談できるような人、友達など満足に得られないまま大人になってしまった。
    これは、渡辺が努力してこなかったせいだというという自己責任論で片付けることもできるが、それは正しいことなのか。
    飯山さんとの対比も見ていて辛く考えさせられる

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    2024年03月01日
  • チ。―地球の運動について― 1

    あつい

    人生で最良の漫画と言える。確実に。
    もしかしたら本当にあったのかもしれない。
    もしかしたら本当はこんな弾圧は存在しなかったかもしれない。文字で知れることはやはりたかが知れているけれど、それは高貴であると信じている人がここにはいた。

    とにかくあつい。
    人間の自由への欲があつい。


    こんなあつい人間を見せられてしまったら、
    やはり私も何者かになれると信じてしまう。


    #アツい #深い #憧れる

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    2023年12月20日
  • チ。―地球の運動について― 2

    無料版購入済み

    チ。とは?

    「―地球の運動について―」という副題から「チ。」とは地動説の「地」のことだと思いこんでいた。しかしここまで読み進めていって、真実を知りたいという「知」であり、真実を表す「智」であり、代償としての「血」であるということに気づき、慄然とさせられた。

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    2023年12月15日
  • チ。―地球の運動について― 8

    ネタバレ 購入済み

    完結

    最後はスッキリ終わることはできなかったが、切なく深い終わりになったなと思います。地動説について考えさせる漫画でした。

    #タメになる #深い

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    2023年11月21日