魚豊のレビュー一覧
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まだ4巻なのに想像できない展開がずっと続いてすごい
楕円のあたりなんか天才すぎるだろと感じた。
今までの巻で1番静かに物語が進んでいたと思ったら、中盤から思いもよらない出会いがあり、終盤は急激な展開があってすごかった。今まで登場してきた人やモノがいろいろな形で合流していることがわかる。
この巻で...続きを読むPosted by ブクログ -
15世紀前半、町の城壁は異教民からの略奪や侵略を恐れてのもの、C教がパレスチナも奪われた時代に、内部の異端者を見つけて拷問していた時代背景と、美しい真理を発見した人々の喜びがリアルに描かれていて最高に面白いストーリーになっています。「チ」とは地、血、知?今後の展開を楽しみにしています。
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1巻のラファウからバトンを託された形となる、第2巻。
相変わらず暗い時代を感じさせるのは、この巻の主人公であるグラスとオクジーが代闘士という職業をしているから。
この「穢れた地球、私たち」から「美しいもの、宇宙」そして「実は地球と私たち自身の生も美しい」という転換を示す漫画なのだと思う。
特に...続きを読むPosted by ブクログ -
話が1巻冒頭に戻ったところから始まるのだが、どこへ行き着くのかわからなくなってきた。しかし、読んで思うのは、自分の目を信じること、今までの発見を疑問視しながらもさらに深めていくことは、学問として大切なことだ。知を重んじるというのはこういうことを言うのだろう。そして、今、反知性主義が蔓延っていると言わ...続きを読むPosted by ブクログ
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マンガワンでの担当編集さんの
「先読みどころの騒ぎじゃない」
「惑星直列と同じくらいの奇跡が訪れている」
の宣伝文句に心打たれて購入。
しかしこの表紙はアレか。
私への推しカタログか何かか。
1頁目の人を除いて全員推せるんだが。
クラボフスキさんはパデーニさんにまぁまぁひどいこと言われてたの...続きを読むPosted by ブクログ -
おぉぉ、むちゃくちゃすごい。
この巻は、キーマンが新たに登場し物語が進んでいく。以前のような宗教的な縛りの描画は少なく、社会的ヒエラルキーが絡んだ世代交代が物語の主題になっていた。
話の内容は、確信に迫ってる(と思われる)こともあり、実際の史実(着色はありつつも)や天体の理論に触れていて難しさは増...続きを読むPosted by ブクログ -
バデーニさんがこっそりオクジーさんの本に感銘を受けて後に残す展開胸熱。
ノヴァクさんc教を恨むのか異端を恨むのか廃人になるのか、地動説はどう伝わるのか次巻早く読みたいです。匿名 -
第二章(なのか?)が終了。
熱い展開が続く。
人は死すとも、その思いは続くというとこであろうか?
次のエピソードは25年後とのこと。Posted by ブクログ -
ストーリーとしては愛着の湧いてきた登場人物があっさり拷問されて死んでいくのはつらい。しかし、時間を超えて色々な身分の人間が真理の追求のリレーのバトンを繋ぎ、無念ながらも晴れやかな気持ちで散っていくのが美しい。一巻の少年から始まって歴史が紡がれてれいく様、信念に生きた人物達の悩みや達観など、絵と言葉の...続きを読む
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第二章完結、次巻から第三章突入です。やっぱり拷問シーンは苦手ですが、あぁ…もう今巻もすごいです。天界の入り口はきっと得も言われぬほど美しい景色なんでしょうね。Posted by ブクログ
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常識を超えた発想から生まれた新しい理論に気がつくことで、ひとりの男の人生を変えるようなゲームチェンジが起こる。そうゆう世界観にワクワクさせられました。そして人は何を信じるかによって、世界の観え方と人生の流れが変わるんだなと感じることができました。
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地動説をこんなに面白く描ける漫画ある?!と思いました。
天動説が唱えられた時代に、真実を追い求めるために禁忌とされることに踏み込む主人公たち。緊張感がありつつも、つい応援してしまいます。
見たことないタイプのストーリー・構成でとても新鮮です。 -
拷問シーンが以前よりも生々しくなった。
でも新展開の予感…。
ずっと読んでいたけど、次号辺りで1波乱起きそう。
ますます楽しみになってしまった。
こういう絵のマンガは、あまり読まないんだけど。
次号はいつかな? -
神の作った世界はシンプルで美しい。地動説を唱えた人達って神を信じていないんじゃなくて、神を信じ神を感じるために地動説を唱えている。そのために命をかけていたんだなんて、なんだか感動してしまいます。
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これまで信じられていたものに対して別の価値観や視点に置き換わろうとする様は、現代の株主資本主義を別の何かに置き換えようとする流れと似ていると思った。そういう意味ではこのタイミングでこの作品を知る事が出来たことはとてもエキサイティングなことだと感じた。