魚豊のレビュー一覧

  • チ。―地球の運動について― 6
    表紙の2人なかなか良い。当たり前のように死や殺しが存在するが、今回は拷問シーンがなく、比較的読みやすい回だった。
    無神論者の登場は、今日の日本人や現代人を彷彿させ、感情を投射しやすい。真理を突き止めるだけでなく、新たな時代の激動を創成しようという強い志が知的好奇心を満たしてくれる。
    「考える、その過...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 6
    おお、そっちに話が飛んだか、と最後に思わせてくれる展開。斜め右上に行った感じ。
    今後も楽しみ。
    時代が変わっていき、カトリックだけではなくなって、人々の考え方も変わっていくだろう。どのような状況なのか、臨場感をもって読んでみたい。
  • チ。―地球の運動について― 6

    地動説じゃない

    今回は地動説からちょっとズレて、三種の神器の誕生秘話みたいな感じ。
    天体の話は一切出てこない。

    しかし相変わらずデッサンが狂ってたりする…。
    馬車のサイズに対して、室内空間のサイズが広すぎ!
    そんな広い部屋を馬に引かせるの?

    ま、それはいいとして、ヨレンタ最後に出てきた~!
    ヨレンタなら自分で地...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 6
    巻数進むたびに主人公が違う今までの構成を逆手に取られました。
    「証明する」ストーリーから
    「伝達する」ストーリー、
    「伝播させる」ストーリーになっていくのが熱いです。
  • チ。―地球の運動について― 1

    感動

    地動説を証明するために、知性という松明の火が受け継がれていくストーリーは最高でした!
  • チ。―地球の運動について― 6
    地動説を巡る物語、第3章の開始。

    今巻はまず、冒頭から登場する、異端解放戦線の「自然主義者」・シュミットのキャラクターが刺さる。
    理屈っぽいながら感覚派。知的で論理的だけれど、「何かを理解しようとする人の知性とやらを信用してない」男。本作が(タイトルでも台詞でも示してきたように)「人の知性」を重視...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 2

    おもしろいです!

    一巻の完成度が高かったので、二巻はどうなんだろうと思いながら読みました。
    やはりというか二巻とクオリティが高く、今後も購入していく予定です!
  • チ。―地球の運動について― 3

    おもしろいです!

    三巻も最高にかっこよくて面白かっです!
    特に「2000年だ」というセリフがかっこよくて、痺れました!
  • チ。―地球の運動について― 6
    新章突入。今回はラディカルな反C教組織が登場、活版印刷による情報革命が題材となるようだ。メインとなる二人がC教的異端者であるという点では共通しているが一方は自然崇拝者、もう一方は無神論者でこの両者の対立も面白い。そして、ヨレンタさんが満を持してという感じで再登場。
  • チ。―地球の運動について― 1

    結構面白かった

    本屋さんに行った時表紙だけ見て買うか迷ったのがこれでした。
    その日、我慢してまた違う本屋で見かけたら買おうと思いました。
    このアプリで見かけて読みたいって思ったので読んでみたところ、私の好きなタイプの本でした
  • チ。―地球の運動について― 6

    重いのに漫画として面白い

    地動説がいかに既存の価値観を揺るがし、それに人々がどのように反応するかというベースは変わらないが、時代が流れ新しい登場人物達が価値観や信念をぶつけ合う様はいつものことだが重いのだが漫画としてちゃんと面白い。最後に見知ったキャラクターが出てきて次の巻が楽しみ。
  • チ。―地球の運動について― 5
    血塗られた歴史の中、今にも途絶えてしまいそうになる知識の命脈を、ほんのわずかな心ある者たちが紡いでいく物語。タイトルのチは、特定の主人公を表すのでなく、引き継がれる意志そのものを表しているのですね。なかなかに深い。
  • チ。―地球の運動について― 5
    第2章完結までを描く第5巻。
    バデーニが最期に仕掛けた予防策が、明らかになるラストシーンは心が躍る。

    第1章から第2章までは10年の歳月が流れていたけれど、第3章はさらに25年後からスタートする様子。審問官のノヴァクがどのように変わったか、また変わらなかったかが気になるところ。
  • チ。―地球の運動について― 1

    受け継がれていくチ。

    地動説を信じる人たちが「チ」を次の人へ渡してい話。

    マンガ大賞に選ばれていたのを気になって購入。
    とても面白かったので、全巻揃える予定。

    作中だと地動説を唱えてる人たちはC教に迫害されてしまうが、実際はそんなにされてなかったらしい。
  • チ。―地球の運動について― 5

    繋がる思い

    繋がる思い、信念の話だと思いました。
  • チ。―地球の運動について― 3

    面白い

    ストーリーのスピード感に引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。
    えっ、もう終わっちゃったの!?と思いました。
    それぐらい面白いです。
  • チ。 ―地球の運動について―【単話】 43

    何を信じるか、というお話

    異端の中でもまた神への信仰や解釈のあり方が細かく分かれていくのが面白い。日本では一神教の感覚が理解しづらいから、古い話でありながらとても新鮮に見える。
    現代の日本に生きる僕たちからしたら、得体の知れないものに命をかけ、人生を賭しているのは滑稽にすら感じてしまうかもしれない。でも、神がいる科学的証明が...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 5

    自由

    自由を求める心を誰も止めることはできない。

    ノヴァクによってオクジーとバデーニが処刑される。
    まさかオクジーがこんなにも自分の意思を持つようになり、バデーニがオクジーに一種の愛情を寄せることになるとは思わなかった。
    比較的長く続いた二人の物語も終わり次の世代に受け継がれることになるだろう。
    逃亡し...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 5
    マンガ戦国時代と呼べるくらい今は多くの漫画が生まれているなかで、圧倒的存在感を放っている作品であると断言できる。
    着想が面白い作品は数多くあるが、すべての巻での話の展開、登場人物の移り変わり、想像できない話の内容など良かった点を挙げていけばキリがないくらい面白い。

    今まで知らなかった人気な漫画の1...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 1

    難しい内容だが読みやすい

    歴史の授業じゃ、地動説が異端扱いされている中、ガリレオ・ガリレイが地動説について言及し、裁判にかけられた的な話で触れられるが、異端に対してどんな対応していたか、漫画や文字にして改めて現すと大分エグいことしていたんだな。

    ガリレオの裁判が誤りだったと認められたのすら20世紀末(ガリレオ死後350年)...続きを読む