内澤旬子のレビュー一覧

  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR

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    素晴らしい読書体験だった。
    読み終わったあとに食べたカレーの豚肉が本当に本当に美味しくてたまらなかった。
    この事を忘れないと思う。
    部落への関心も湧いた。
    (羅臼の件をきっかけに「羆嵐(吉田昭)」を読み、羆の肉を村民で食べるシーンに感動し、動物を食べるとはどういうことかを知りたくなり出会った著書。併せて「飼い食い」も買ったので早く読みたい!)

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    2025年08月27日
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし

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    豚を自分で育てて自分で食べる。思いついてもできない。衝撃的な奇書中の奇書。こういうノンフィクションが読みたかったんだ

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    2025年05月29日
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR

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    直視できるだろうか…直視できても、臭いに耐えられるだろうか。
    動物を捌く人々とその現場。旧約聖書の「羊を屠る」といった記述など、自分たちが生きていくには自分たちで動物に手を下さなきゃいけないって、頭では分かっていた。いや、分かっているつもりだった。

    顔面蒼白な私とは対称的に、取材とスケッチに積極的な内澤氏が、ミステリーハンターに見えてくる…。(題して、「世界とちく発見!」!?)
    内澤氏は不思議がっていたが、我々日本人がショックを受けるのは、ある程度仕方がないと私は思う。だって、幼い頃から屠畜の現場に接する機会がない…というか、限りなく狭められているから。

    「屠畜屠畜…」と書いたが、これは

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    2025年04月13日
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし

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    豚を飼って、最後に食べる
    いのちの大切さを学ぶだとか、そんなことではなくて…
    とにかく読んでみて!
    と人に勧めたくなる。

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    2025年04月12日
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR

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     まだ一月だが、二〇二五年に読んだスゴイ本番付に私はきっとこの本を入れるだろう……!と興奮冷めやらぬ思いである。日本語が読めて、お肉をふつうに食べて暮らしている人は、もう、絶対一度は読むべきです!、とスーパーの前で本書を百冊くらい配りたいくらいの気持ちだが、そんな鼻息荒い人の話は聞きたくないなというもう一人の冷静な自分もいるので、まずは本の感想を落ち着いて書いてみるんである。

    ▼もとは解放出版社『部落解放』の連載である。単行本としての刊行は二〇〇七年。日本における、屠畜業や皮革業と差別との関係についての疑問が、本書のベースにある。私にとっては、上原善広『日本の路地を旅する』を読んだ時に抱いた

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    2025年01月27日
  • ストーカーとの七〇〇日戦争

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    タイトルの通りこれはストーカーとの戦争である
    読んでいて恐怖に震えた
    本当に何度も夢に出たし、読んでる途中に心拍数が増えてきた
    それくらいの恐怖を実際体験された内澤さんは本当に辛く苦しかったと思う
    気力体力経済力、全て尽きてしまいそうな事件である

    内澤さんの本『カヨと私』を先に読んでいて、ヤギたちとの島での楽しく尊い生活だったのだが、あの生活中にこんな怖い思いをされていたとは
    人は誰かの一部分しか知ることはできず、幸せそうであっても陰ではこんなにも苦しんでいる人もいるんだなあと感じた

    しかしストーカーをする卑劣な者って、どんなに反省の言葉を言っても信じてはならないし根性が悪すぎる
    ただ、世

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    2024年10月01日
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR

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    著者の本は2冊目だ。初読みは『身体のいいなり』で、サバサバした筆致に好感を持った。本書は題名どおり世界の屠畜の現場を踏んでの紀行文。そして、屠畜にまつわる差別を探求する目的もある。私たちは牛、豚、鶏、羊などの獣肉を食べて生きている。しかし、自分で解体処理して……というのは稀だろう。死と同じく、屠畜から目を逸らしていられる「世界」に住んでいるからこそ、経済動物と言われる生き物の命を無駄にしてはいけない。米国の、システム化された屠畜が生む差別にも考えさせられた。

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    2024年05月23日
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし

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    面白い、ただその一言に尽きる。

    作者が3頭の豚に名をつけて飼育し、肉として食べるまでを記した本。養豚に携わっていたため「あるあるだなぁ」「わかる…!」と思う点が非常に多かった。またその場その場の光景が目に浮かび、書き手の飾らない感情がひしひしと伝わってくる表現方法が見事で、引き込まれるように夢中になって読んでしまった。

    これ程の濃くて面白い経験談が詰まった本が800円で買えてしまう、読めてしまうとは…本というものの安さに改めて驚く1冊だった。

    恐らく肌に合わない人もいるだろうと思われるが、養豚、豚に興味がある人はもちろん、肉が好きな人にも、動物が好きな人にも読んで欲しい。

    最後にもう一

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    2024年04月20日
  • ストーカーとの七〇〇日戦争

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    ネタバレ

    ストーカー被害を未然に防げることが一番良いのだけど、もしもストーカー被害にあってしまったら、どういう所に相談できるのか、何をすべきなのか。
    今では著者の体験された頃よりも、改善されている所はあるが、ストーカー対策先進国にくらべて、日本はまだまだである事もわかった。

    読み始め、被害にあっている事を書かれているのに、不謹慎にも面白いと思ってしまった。
    読み進めると、著者は「面白いと思ってもらえてありがたい」というような事を書かれていたので、本書に対してもそう思っておられる気がして、少し安心した。

    文中に「口の中に砂利を詰められ…」との比喩表現があったが、本書の執筆はその口の中の砂利を一つ一つ取

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    2023年10月26日
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし

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    よく子どもに生き物の大切さを教えるのが難しいとか言ってたりするわけだけど、いやそりゃ難しいわ。というか何も分かってねーな、ってことが分かった。無知の知ってやつか。
    というわけで、まずやってみようという著者のバイタリティには恐れ入る。色々と大変だーとか言いながらも他の人に助けてもらったり、でも結局は自分でも苦労をするというこの姿勢は見習いたい。
    そして名前もつけて可愛がったブタを殺して食う。イルカがかわいそうだと言って押しかけて嫌がらせをするだけの緑豆あたりに比べてもしっくり来ることこの上なし。
    って別に政治臭があるわけでもなく、説教臭くもなく、ただやってみた。ノンフィクションってこういうことか

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    2023年09月20日
  • ビッグコミックスペリオール 2023年19号(2023年9月8日発売)

    ネタバレ 購入済み

    「血の轍」がついに最終回

    押見修造氏作の「血の轍」は全編どうなるかハラハラドキドキでした。

    母・静子が亡くなり、静一のゆくすえが心配でしたが、
    最終的な、静一の姿をみてホッとしました。

    #泣ける #切ない

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    2023年09月09日
  • ビッグコミックスペリオール 2023年12号(2023年5月26日発売)

    購入済み

    劇光仮面

    やっぱ劇光仮面は面白いですね。予想もつかない展開でワクワクします。単行本が待たずについつい毎週スピリッツを買ってしまいます。

    #アツい

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    2023年05月27日
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR

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    おもしろい。知らなかったことが盛りだくさん。だけど、自分の目で確認するだけの度胸も胆もないものだから、イラストで充分です。捌かれた後のお肉と料理の紹介が豊かすぎて、新鮮なホルモンを食べに行きたくなります。

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    2023年02月07日
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR

    A

    購入済み

    面白かった

    生き物を殺して食べるということについて
    普段考えることはないので
    とても参考になった。
    日本での常識と他の国の考えの違いも、
    とても面白かった。
    何が正しいということではないけれど。

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    2022年12月18日
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし

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    本書は動物愛護・保護的感情論から’肉を食うのを止めよ’とか、道徳的視点から’命の有り難みを噛み締めよ’等といった主張をするものとは全く一線を画する、私の内に強烈な印象を刻み込んだドキュメンタリー。

    自ら飼って育てた豚を捌いて食べるなんてかわいそう!信じられない!という気持ちを抱くのは何ら不思議ではないし、そもそも著者の内澤旬子先生だって悪鬼羅刹ではないので屠畜の日が近づくにつれての複雑な心情を明かしているし、当日も「辛かった」(p251)「せつなかった」(p257)という瞬間があった事を綴っている上に「豚がかわいくてしかたがなかった。」(p158)と振り返っている。
    ここで大事な事は、そもそ

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    2022年11月20日
  • ストーカーとの七〇〇日戦争

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    ネタバレ

    まずは著者に
    襲いかかる恐怖と闘い、苦しみ続けたことを思うとうまく言葉に出来ないですが、こうして本を発売まで出来る状態になった事はとりあえずは良かったです。
    そして司法の上では解決したと言えるかもしれませんが、本を見る限り今後のA氏の治療完遂が内澤さんが本当に安心して暮らせる事への道だと思うので、それがされるのを祈ります。

    そう、治療・・・・ストーカー加害者に“治療”が必要というのは申し訳ないけれど俺も思い付かなかった事である。
    確かに言われてみたら被害者相手への依存等から引き起こされることなので、それを去勢するために治療するというのは利にかなっている話なのだろう。

    著内の警察も弁護士も出

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    2022年11月02日
  • ビッグコミックスペリオール 2022年8号(2022年3月24日発売)

    You

    ネタバレ 購入済み

    今号はラインナップが神

    サンボル、らーめん、血が掲載されていて本当に感謝です。
    内容はもちろんグッドです。
    自然派ママさん達の話がありました。私自身、このような方達と出会ったことがあり、とてもリアルに描かれていると感じました。どうしてそこに行き着いたかが大事で、自然派コミュティがママさんたちにとっての拠り所になっているんですよね。
    医療者はどうしても怒りや呆れの気持ちを抱いてしまうけど、医療が敵になってはいけないとあらためて感じました。
    しかし、自然派ママさんのボスが薬剤師っていうのもまたリアル、、なんでそっち行くんや!って人が一定数出てくるんですよね、、
    毎巻、多少のドラマ感はあるにしろ大事なところは非常

    #アツい #ほのぼの #笑える

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    2022年03月24日
  • ビッグコミックスペリオール 2022年6号(2022年2月25日発売)

    You

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    編集の一生がなかなかよき

    最新兵器を作り続け人類を戦争へと導くAE社はレヴァン・フウやダリルたちにとって悪の象徴であり滅ぼすべき敵ですが、そんな彼らと同じような気持ちをイオたちもAE社に対して持っていました。
    実際、本巻ではガンダムMk-Ⅱを始め、アッシマーや百式、リックディアスといった『Zガンダム』世代のMSたちがすでに開発(ガワだけかもしれませんが)されている様子が描かれてます。

    #ほのぼの

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    2022年03月11日
  • ビッグコミックスペリオール 2022年7号(2022年3月11日発売)

    You

    ネタバレ 購入済み

    娘の友達の作者の作品がない..

    今週はタイトルに記載した作品が休載なので残念です。
     冒頭の戦闘以外は慰霊祭などの人間模様を描く溜めの巻でしたけれども、こういった日常や世界の
    背景をきちんと描いてくれるのはやはり物語に重厚な奥行きができてすばらしい。死の商人の親玉も
    ハイテクに囲まれ優雅に暮らしているように見えても、それは楽でも楽しくもなく。深刻な事態に
    際し改めて戦いの意義をかみしめたイオも、仲間たちとの絆で性格的に丸くなってきたようでやはり
    戦闘ジャンキーの顔を見せるのが頼もしくも悲しいような。

    #ほのぼの

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    2022年03月11日
  • ビッグコミックスペリオール 2022年5号(2022年2月10日発売)

    You

    ネタバレ 購入済み

    サンボルが休載なのが残念!

    今週のスペリオールはガンダムサンダーボルトがないのですが、「娘の友達」の作者の新作がとても気になりました。
    サンボルが休載されていてもその作品が掲載されていれば毎週買ってしまいそうです。ぜひ今週号もおすすめです。

    #アツい

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    2022年02月10日