内澤旬子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
表紙のガンダムだけじゃない!
アナハナイムの幹部が時代を先読みしているのを実感できます!サンダーボルトはパラレルワールドって感想をよく聞きますがそんな偏見を持ってちゃ勿体ない!いいですよね政治的駆け引き( *'艸`)
裏切者がいるテンプレまでしっかり用意されています。
カラーイラストの連邦ゲルググだけでもおなかいっぱいですがジムカスもかっこいいです。
最新型ということでランドセルが洗練されていたりとバックグラウンドがしっかりしているのもあいかわらず良きです。黒塗り顔のジムカスが悪役風過ぎて笑う。
欲を言えばタイコンデロガはもっとスパルタン似のほが良かったかな。わざわざアルビオンとかに似せずに太田垣ペガ -
ネタバレ 購入済み
なかなか「決戦」に入らず
サンボルに限ってのレビューです。
難民をコロニーに輸送する船とそのクルーたちの奮闘、受け入れるコロニー側の努力、そして、というドラマ。素直に感動したいところだが、この陣営は宗教団体なのだ。「こんなに熱く一生懸命頑張る人たちを読者諸氏はまだ疑ってかかるのか」と作者から踏み絵を示されたかのような気持ちだ。そして、この巻はカットしても前後がそう破綻なく繋がりうるところである。なかなか「決戦」に入らず、その手前で「ああ、これも」というプラスアルファの展開。読みごたえはあったし、作者の手腕には依然敬意を表さざるを得ないところだが、メインの展開を力強くお願いしたい。 -
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ネタバレ 購入済み
サンボル載ってるから買う価値有
3500人余りの民間人を救うため丸腰で連邦の監視の目をくぐり、サイド6を目指すカウフマンたち。しかし、ペルガミノ商会の汚い策略により、武装解除された状態で連邦軍のジム・カスタム12機とペガサス級の相手をすることになってしまいます。
この絶望的な状況で頼れるのは、ビリー・ヒッカム少尉のザニー(連邦軍の最初期型MS)1機のみ。多少のカスタム強化を施してありますが、とてもジム・カスタム世代と戦えるような機体ではありません。
しかし、この絶体絶命のなかでビリーがついに悲願のニュータイプへと覚醒。罠や待ち伏せなど巧みな戦術、そしてニュータイプの驚異的な感知能力により、数も機体性能も格上の連邦 -
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ーー屠畜という仕事のおもしろさをイラスト入りで視覚に訴えるように伝えることで、多くの人が持つ忌避感を少しでも軽減したかった。(p.461 あとがきより)
2007年初版、2011年に文庫化されて以来、すでに14版。筆者の目的は十分に達せられているように思える。何せ、面白い。そして、職人さんへのリスペクトが溢れている。
雑誌『部落解放』の連載だということを知らずに読んだので、のっけから「白丁差別」の話が来ることに「?」となったけれど、読んでいるうちに「なるほど」と腑に落ちた。けれど、冒頭に引用したように、本書の焦点は「屠畜の面白さ」。さまざまな国や文化によって違うこと、共通すること、そしてなに -
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Cocco「My dear pig」を思い出す内容。
「思いついたらなんでもやってみよう!」という筆者のパワーとエネルギーが素敵。
そういえばうちでも昔、鶏飼って食べてたな。ヤギもいた。私の乳用だったらしいけど、しょっちゅう私をどつくから売り払ったとは母の話。でも、食用動物に名前はつけてなかったぞ。
あと、たまたま遊びに行ってた同級生のうちで飼ってた牛が逃げ出して、ブロック塀の上に避難したこともあったっけ。そういう家畜まみれの幼少期を送った人間から見ると、最近の豚ってずいぶん過保護に飼われてるんだなーという感想。しかも、確か豚って犬並みかそれ以上に賢いんじゃなかったっけ?さらには遺伝子的に人間 -
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内容(「BOOK」データベースより)
「食べるために動物を殺すことをかわいそうと思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの?他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。世界の屠畜現場を徹底取材!いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。イラストルポルタージュの傑作、遂に文庫化。
肉が好きです。特に焼肉が大好き。出来る事なら毎日食べたい。カルビにホルモンにタン。どれもこれも家畜とお肉にしてくれるひとが居て初めて成立する事です。でもそこはかとなく流 -
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「飼い食い」の内澤氏の著作。飼い食いより少し前の出版だが、内容は2000年代前半で、随分前を扱っている。内澤氏の屠畜(屠殺より屠畜を使いたいと)への情熱ほとばしる筆致に圧倒される。私も肉好きであるが、日々食肉業者の方々への感謝を忘れないようにしないと、とは思う。屠畜への感情はなかなか著者のようには熱を持って語れないが、興味深いのは確か。各国によって文化の違いが屠畜の仕方にも反映されている。それは古くからの生活習慣であったり、宗教の差であったり。
屠畜場の描写では、日本とアメリカが特に印象深いかな。我々の口に入る肉を処理する日本最大の芝浦屠場で働く人々の様子、そして屠畜大国アメリカにおける関係人