内澤旬子のレビュー一覧

  • ストーカーとの七〇〇日戦争
    実体験としてはないけれど読んでいくうちに本当に恐ろしくなる。
    本の中でもあったけれど、こんなに怖い思いをさせられているのに永遠に逃げ続けるのは被害者だけなんて腹立たしい。
    本当に加害者には治療が必要だと思うし、できないなら被害者にGPS情報伝えるべきだと思う。法整備が進むことを切に願う。
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし
    読もう読もうとずっと先延ばしになってた本。
    千葉に土地を借り、家を修繕しながら、豚3匹を飼って、
    肉にして食べるまでの1年間の緻密なレポ。
    今まで読んできた内澤さんの本の中にもこの時の話はたびたび出てきたが、
    『身体の言いなり』『捨てる女』と並行して、豚を飼う生活があったのかと思うと驚く。
    これまで...続きを読む
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR



    ・私が食べているお肉が生きている動物からどのように作られているのか


    ・屠畜場の重要な役割
     動物には病気や不衛生な個体がおり安全に屠り食肉にするには技術や設備が整う屠殺場が重要な役割を担っている。日本で獣畜(牛豚馬羊山羊)を勝手に解体してはいけないのも食中毒や病気の蔓延を防ぐためである。た...続きを読む
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし

    面白かった

    養豚のドキュメンタリーだと思って読んだら
    ドタバタ奮闘記だった。
    そういう意味では期待外れだったかなと思うけど
    物語的な面白さで一気に読んでしまった。
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    筆者がモンゴルにて、羊を目の前で解体され振る舞われたことをきっかけに「屠畜」に興味を持ち、海外と国内の屠畜の現場を回ったルポです。文庫で450P以上と長いですが、各国の屠畜を通じて文化人類学、歴史、動物の情動、宗教観、日本特有の差別の構造にも触れ、興味が途切れることなく読めました。

    オリジナルの単...続きを読む
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし
    序・中盤の密度に比べて、終盤が駆け足気味だったのが残念。個人的には最終盤こそを、もっと濃密に堪能したかった。自分だったら愛情かけて育てちゃった豚喰えるかなー。だって家族でしょもはや。って思考が平和ボケした現代人過ぎてアレか。最初から喰う前提で生き物を育てるって、凄いね人間。決して天国には行けんわ。美...続きを読む
  • 内澤旬子の島へんろの記
    ひたすら小豆島の霊場を巡る本なので、土地勘がないと、やや冗漫で退屈かも。
    それにしても、小豆島、奥深いな。
    オリーブオイルなんて新参者だということがよくわかった。
    霊場、本格的です。
  • 内澤旬子の島へんろの記
     小豆島の島へんろを体験したエッセイというか旅の記録。

     なかなか先に進まず、著者の心のうつろうさまが、ねっとりとじっくりと描かれている。それを読んでいると、一緒に迷っているようなさまよっているような、そんな気持ちになる。
     しかし、これをどうやって書いているんだろう。雑誌連載? 気持ちをレコーダ...続きを読む
  • ビッグコミックスペリオール 2021年3号(2021年1月8日発売)
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    屠畜っていうと、牛や豚などを「殺して肉にする」エグいと思われるテーマです。獣医師にとっても、と畜検査員になりたい!と免許取得後の第一選択にしていることはまずないんじゃないかと個人的には思うわけですが、本意・不本意の別なく、と畜検査員になられた方にはぜひ一度お手にとって眺めていただけると良いのではない...続きを読む
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    なかなかしつこく屠殺について調べていて、興味深く読んだ。
    しかし、この本も相当前の本だから、今は事情も変化しているんだろうな。
    ちなみに、私は、著者と同じく、屠畜と動物愛護は別物だと思うし、肉食べてる以上、屠畜には敬意を払うべきといつも思ってる!
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    屠畜の世界っておもしろい、且つ、とても重要な産業です。もっと知ってもらうが必要ですね。
    命をいただくことは生きること、生きることは命をいただくこと。当たり前のことであり、残酷なことでは無い。もっと尊い仕事として扱われてもいいように感じました。
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    数人からオススメされた屠畜の本。いきものがお肉になるまでを描いた(本当に詳細なスケッチもある)一冊。各国の美味しく食べるための技や、衛生管理や効率化するための職人的技術はすごい。動物愛護のことや職業差別の意識についても各国でインタビューされてて、自分はどう思うだろう、どこの国のどの宗教のどの人の考え...続きを読む
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    多くの人が日常的に肉を食べているにも関わらず、それがおいしいお肉になるまでの過程をビュジュアル的に思い浮かべることはできない。豚や牛、鶏、馬、鯨、鹿や羊、などなど。お肉になる動物は数知れず。魚をおろす人はまあまあいるが、俺、自分で鶏を絞めるよ、なんて人には出会ったことがないし、いたらなんでそんな話す...続きを読む
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    屠畜するところ、お肉が作られるところを見たい!というやわらかめ視点と、屠畜に従事する人々が受ける差別への問題意識というかため視点のバランスがいい。
    イラストがとても素敵。
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    差別について切り込もうとするが、それはほとんど上滑りで、むしろ読みにくい。作者も気にしちゃいるものの、それよりも屠畜職人の高度な手際や技術に感銘を受けて、作者がはしゃぎまくるシーンが俄然盛り上がる。肉好きの身としては、単純に食肉を支える人々に感謝と尊敬の念がわく。
    作者のこだわりで、屠殺ではなく屠畜...続きを読む
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    <単行本のレビュー転載>他の方もご指摘しているとおり、差別に関しては、「どぉしてだろぉー」と問い続けるモノの、どん欲に掘り下げようとはしていないように思います。
    自分たちが口にするモノを屠ったり・おろしている人達が差別されるのってヘンだよねと言う感覚はごくごく真っ当だと思うし、共感しますが、じゃぁ「...続きを読む
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    「思想強っ」

    著者の考えなのか、解放同盟系の出版社・編集の意向
    なのか、はたまたその両方なのか分からないが、「屠畜関係者に対する差別は依然としてある」前提で話が進み、著者の問題意識にのれない。

    ただ、命を頂く行為を社会から見えないようにすることはいかがなものかと思う。その点は同意。
    屠畜を各国、...続きを読む
  • ストーカーとの七〇〇日戦争
    これって、ノンフィクションなんですよね?
    ストーカーされて、それをこういう風に書いて、相手が更に逆上する可能性とか、どうなんでしょうか? 被害者がわざわざ煽るようなことして、ストーキング止むのかな? 何か違和感というか、モヤモヤしたものを感じました。
  • ストーカーとの七〇〇日戦争 無料試し読み版【文春e-Books】
    本をこうして出せたからには、なんとか無事に収束させたのだろうとは予想できるが、試読ぶんだけでもかなりの緊迫度である。