大木毅のレビュー一覧
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大木ちゃ〜ん、だめよ〜だめだめこんなことしちゃ〜
ほんともう困るわ〜
良くないわ〜
なしろもう序章がすこぶるカッコいい!
なにこの文才
こんなん読んでもうたらロンメルの人生に興味津々なるに決まってるやないか!
第二次世界大戦下のドイツ陸軍元帥エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメルの人生を大木毅さんか相変わらずのかっちょええ筆致で追います
相変わらず、戦闘、戦術の書き方が詳し過ぎて、ちゃんと理解しようとするとさすがのわいも時間かかる
(ユッキー、わいも時間かかるで!)
でもこの詳し過ぎるところが大木毅さんの売りでもあり面白いところなので、じっくり読む
そしてロンメルと言えば「砂漠の狐」 -
Posted by ブクログ
ネタバレユンカーの軍人一族でヒンデンブルクの甥。エリート軍人まっしぐらで戦間期も実質的参謀本部の作戦第一課長。
WWⅡでは、電撃戦の立案者にしてヒトラーを動かす。
更に、バルバロッサ作戦では自動車化軍団長、セヴァストポリ陥落、スターリングラード解囲、撤退・反攻、クルスク攻勢と縦横無尽の活躍をし、電撃戦、浸透戦術、撤退攻勢と戦術レベルでは天才的作戦家。
しかし、著者は戦略レベルでは疑問符が付くとする。もっとも国家戦略レベルでは軍人の意見は限界があっただろうし、その下の前略レベルでもドイツの国力の限界とヒトラーの介入があったので、いずれにしろ十全な発揮ができようもなかったであろう。
ヒトラーが頻々と前線 -
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大君の御盾とただに思ふ身は
名をも命も惜しまざらなん
はい、太平洋戦争時の連合艦隊司令長官山本五十六大将です
彼は戦後の日本において、開戦前に対米戦争必敗を説いたことや、その先見性や、真珠湾攻撃の大勝から「軍神」「名将」ともてはやされていましたが、一方でそのアンチテーゼとして「凡将」もっと言えば「愚将」とされる論調もあった軍人です
本書は用兵思想から見た正当なる評価を試みた良書であります
大木毅さんが下した山本五十六の評価については本書を読んで頂くとして、ここではみなさんが最も気になっているであろうひまわりめろん評について述べたい
どっちでもいいじゃん!(ババーン!)
いや -
Posted by ブクログ
田中芳樹も悪いと思う
というわけで、WWⅡのドイツ国防軍において天才と評されたエーリッヒ・フォン・マンシュタイン元帥の人生を追いながら二十世紀の戦争を検証する『天才作戦家マンシュタイン』を、やっとのこと読み終えましたよ
長いわ!
しっかしあれだ
同じく大木毅さん著の『独ソ戦』のレビューでも書いたし、ほんとレベルの低い話で申し訳ないんだけど、まずかっこいいが先にくる
もうWWⅡの時点で、もうかっこいいもの
でさ
エーリッヒ・フォン・マンシュタイン元帥
ハインツ・ヴィルヘルム・グデーリアン上級大将
エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル元帥
ヒマハルト・フォン・メーロングラム元帥
名 -
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独ソ戦である
要するにヒトラーVSスターリンということである
まずは2人の共通項をあげてみたい
どちらもひげのおっさんである
ヒトラーの有名なちょび髭に対しスターリンはいわゆるカイゼル髭である
カイゼルとはドイツ語で皇帝を意味し、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世の口髭が始まりとされていいわ!髭の話はいいわ!
ふざけちゃいけないやつだわ!
はい、話戻します
2人の共通するのは極悪独裁者ってことです
そんな2人の全面対決ですから、それはもう悲惨です残酷です
そして本書ではそんなところにも目を向けつつ、戦史、軍事史面から独ソ戦を紐解いている
注目したいのは戦略戦術についても多くページが割かれている -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦をドイツと旧ソ連の戦いに絞って軍事史だけでなく政治外交史や戦時経済のことも含め様々な視点で説明された「独ソ戦通史」
かなり歴史に疎い私でも読み切れたので、歴史初心者にもおすすめしたい一冊。
岩波新書の中ではかなり読みやすく、新書の中ではデータを元に俯瞰的に描かれており、良書ではないかと(歴史に詳しくないから違うかもだけど)
独ソ戦、私の中ではヒトラーやべぇ、スターリンコワッ、ぐらいやったんやけど、この本を読むと、慢心はいかんし、失敗から学ぶことは多いし、数の暴力は→
怖い、という感想。あと、戦争はやはり嫌だな。人がチェスのコマみたいに使われているの、ほんとキツい。
ものすご -
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岩波新書 新赤版1785
独ソ戦 絶滅戦争の惨禍
著:大木 毅
1941年6月22日のナチス・ドイツのミンスク、レニングラード、ウクライナへの、ソビエト連邦同時侵攻から、1945年5月11日プラハの闘いまでを、独ソ戦と呼ぶ
その戦場は、フィンランドから、コーカサスまでの数千キロに及ぶ長大な戦線と、独ソ両国民に甚大な被害をもたらした。
独ソ戦における、ソ連の被害は、死者行方不明者 1129万、一方、ドイツは、最大、832万である。
戦闘のみなら、ジェノサイド、収奪、捕虜虐殺が繰り返し行われ、人類史上最大の惨劇と言っても過言ではない
ナチスドイツ 世界観戦争 劣等人種スラヴ人を奴隷化す -
Posted by ブクログ
「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨
著:大木 毅
角川新書 K-254
エルアラメンの英雄、砂漠の狐、ロンメルを扱ったドキュメンタリーです。
ナチスドイツは、第二次世界大戦の初頭、ポーランド侵攻に始まる東部戦線、ベルギー・フランスへの西部戦線、北アフリカ戦線、そして、ウクライナを含む、ロシア戦線と戦線を拡大していく
ロンメルは第1次世界大戦では、WGBに属して、戦場で卓抜な功績をあげた。
戦術的センスは、抜群にすぐれていたのだ。
ロンメルは、第1次世界大戦終戦時は、歩兵部隊の大尉だった。
縮小されていく軍隊に残るためには、WGBの戦功は役にたったが、軍の幹部教育を受けること -
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本作中で書かれていますが、ロシアのウクライナ侵攻が独ソ戦を彷彿としていると感じていた読者の中の1人である私。
そして必然的に本作を拝読する流れになるのですが、読みながらずっと「へーぇ!ほうほう!」と頷いてしまう程興味深い内容ばかり。(公園に居ましたが周りに人が居なくて良かった)
ウクライナ侵攻について独ソ戦に準えて書かれているだけかと思いきや、大木さんの著書『独ソ戦』で書き切れなかった補足等や、大木さんが取捨選択して下さった文献も丁寧に紹介されており良い意味で裏切られました。
色んなメディア等に寄稿された記事やインタビューも一纏めにされているので有り難いです。
では印象深かった内容を。
何