大木毅のレビュー一覧
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太平洋戦争を俯瞰する目的で読むのであればあまり役に立たないであろうが、個々の将兵達の活躍に目を向けている点では、戦史好きにうってつけの1冊である。「決断の」とタイトルにつけるほどに日米双方の戦闘における重要局面を拾い上げられているわけではないので、正直タイトル負けしているなとは感じたが、各章の配置、情報の提供、論の展開において興味深いところが見られたので、なかなか侮れない一冊だなと感じた。
本書は日米双方の将校をランダムに取り上げているようで、実は意図して規則的に各人物を配置している。まずガダルカナル島に関連した人物として、三川軍一・神重徳とサボ島沖開戦の中心となった二人を取り上げた後、この -
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本書は、あの戦争を「戦略・作戦」面から再検証!という内容になっております
再検証はいいんだけど…再検証してどうするの?って視点がどうも見えなかった気もするんよな〜
次やったら勝ったるで!おりゃあ!ってことじゃないよね
うん、ぜんぜん違うよね
それならいいけど
まぁ、そもそもがね必敗の戦争だったわけだけど、当時の日米の国力は1:10だってんだからね
いくら日本が神の国言うたってね
あっちはあっちでまた神様もいる訳だし
なのに、最初から最後まで統一された「戦略」はなかったという検証結果
「作戦」に於いても、開戦当初の華々しい戦績に目が眩んだのか、二兎、三兎を追うという誤りを繰り返していた -
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序章
鈴木敏夫 スタジオジプリプロデューサー
鈴木敏夫は「風の谷のナウシカ」の制作背景やそのテーマについて語っている。彼は、作品が発表された当時の社会的・環境的状況がどのように影響を与えたのかを考察し、ナウシカというキャラクターが持つ強い意志や優しさが、現代においても重要なメッセージを持っていることを強調している。
風の谷のナウシカの題材は『新諸国物語』(NHK ドラマ1952年)。
ナウシカが旅をして、見聞きしたものによって、読者が世界の秘密を知っていく。宮崎駿は「勧善懲悪」が好きで、それが「自然を守る人がいいひとで、自然を破壊するのは悪人」と言う物語にした。
赤坂憲雄の『ナウシカ -
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太平洋戦争に関わった、日英米の将官から、やや知名度は低いながらも、転機となる局面で実際に重要な役割を果たした(と考えられる)人物を選び、生い立ち、性格分析、戦時の行動を評論する。
各国が考えていた将器とはどういうものかを、それぞれに浮かび上がらせる狙いがあるものと思われる。
終章で著者は、昭和の日本陸海軍は、修業時代に拳拳服膺したドグマに支配された秀才型が中枢を占めたがために、骨太な戦略家を持ち得ず、過去の延長から逸脱してでも機先を制することが重要となる戦争のような営みでは、個人の性格のダイバーシティを許容する度量が大きい欧米に劣後することになった、としている。
とはいえ、「戦略」が有効に機能 -
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ネタバレこれまでの著者の著作物をエッセイ風にまとめたもの、という印象です。
まえがきにも書かれていますが、これまでの著者の綴ったものを集めて改めて俯瞰してみると「筆者の感心は一つところをぐるぐると回っているのだな、と思い知らされたものだ。すなわち、本書のタイトルとした『歴史・戦史・現代史』である。」とのことなので、様々な書き物を集めたものですが、テーマを据えています。
ただし著者は上記のようにテーマを述べていますが、読んでみるとより具体的なメッセージが込められています。それは例えば、
●日本において戦術というより戦場に近い分野の研究は市井の間ではほとんど行われておらず、もっぱら自衛官や元自衛官の専 -
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独ソ戦の発端 イギリスとの戦いの行き詰まりを感じ、ソ連を先に下せばイギリスも諦めるだろうとの考えがドイツ側にあった。ヒトラーの思想にはきたる「千年帝国」のためにソ連の国土を植民地にするというのもあった。
戦争と地形 フランスは道路が舗装されており、侵攻が容易であったが、ソ連の土地は荒れており、鉄道の軌間も異なっていたこともあり計画通りに戦争を進められなかった
不完全な計画 ソ連の戦力をあまりにも軽く見た計画(首都の陥落とソ連側の重要な燃料拠点の同時攻略等)を立て、兵站が不足する自体に陥った。その影響でドイツ軍による村落の収奪が始まり、多くのパルチザンを生むことになった。(同志少女の最初のシ -
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ネタバレ2020年の新書大賞で1位で面白そうだったので買っていたのだが、このウクライナの戦争の時期に読むと地理的な状況やナチスドイツやソ連に占領されてばっかりいた地域の歴史が分かる。
ただ内容はざっと読んだだけではあんまり頭に入ってこない。ドイツもロシアも戦力がそれほどでなかったために泥沼にはまったようだ。また、絶滅戦争など人種や命に対する軽視も災いしている。
とにかく、今現在の差別はよくない、命を大切にしようという価値基準からは想像が及ばない思想が当時は普通だったようだ。しかし、それは平和な地域に暮らしている我々の考えで、現在のロシアの蛮行を見ると今も変わらないのかもしれない。いざとなった