えらいてんちょうのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった。結婚したい人はすぐに読んだらいい。
パートナーが欲しいタイミングだったので、むさぼるように読んだ。誰か紹介してくれ。
結婚についてのハードルを下げる本。しょぼい起業で…も、起業という考えのハードルを下げて「うまくまわっていく」重要性を説いた本だったが、こちらも「うまくいく」結婚について、感情的なことではなく、政治的・経営的な視点で説いている。
だいたい、この本を手に取っている時点で、心の中では「結婚したいな…」とこそっとでも思っているはずだから、そのあわよくば結婚したい欲を肯定してもらえるだけで気分はあがる。
そこまで結婚までのハードルを下げるのは危険では、と思う人もいる -
-
Posted by ブクログ
2020年、COVID-19が席巻した世界では次々と社会の歪みが露呈した。そのコロナ期とポストコロナ期に、次世代の若者たちがどう生きるべきかを内田樹をはじめとした様々な年代の言論人たちが語る。
内田さんが声をかけて集まった様々な分野の今をときめく著名人たちがコロナとコロナ後の世界をテーマに執筆しました。内田さんのセレクトだけあってみんなけっこう尖っていて(偏っていて)どれも読み応えのある内容でした。中学生向きということで平易な文章で一編が短いのも読みやすくていいと思います。そしてみんな分野が違うので、コロナ期というものを違う角度から見ているのも面白い。また、分野が違っても結局、多くの著者が今 -
Posted by ブクログ
ホリエモンの多動力に対して静止力。
決してホリエモンのことを否定するのではなく、多動力の人もいれば、静止力の人もいるということ。
どちらも参考になるので、どちらも読んでみて、合う方にすればよいかと思います。
静止力とは、地元(出身ではなく、自分が生涯そこに住むと決めた場所)で活動するということ。
私自身は、多動力を読んでワクワクとはしたけれど、結局色々と出来ないままで、こちらの静止力を読んでそれはそれでありなんだろうなとも思った。
私にとって、地元が出身地であり、生涯この場所で生きていきたいと思っているので、著者の考えはなかなかに面白かった。
こんな風なことを書かれた本をあまり読ん -
-
Posted by ブクログ
斎藤幸平さんの名前があったので読んでみた。
一番心に残ったのは平川克美さんの文章だろうか。会社勤めするようになって当たり前のように見聞きしてきた経済合理性。原価を絞り、無駄を排除して、より低価格の製品を提供する。お客様の要望に応え、お客様が期待する以上の価値を生み出すこと。製造業をはじめ、経済はそのようにして成長するものだと思っていた。
しかし、現在は総供給が総需要を上回っている状態。必要ないものを売るための広告やマーケティングなど、ブルシットジョブ(この本で言及してる人の多いこと!)が蔓延し、限られた利潤を確保するために「集中と選択」という言葉に現れるように、偏った資源配分をし、競争優位性の