えらいてんちょうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(2022/1/8)
2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。
日本の知性が集結している。多くの方が参加している。
読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、
もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。
この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。
私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。
一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮 -
Posted by ブクログ
ネタバレ理屈の通った読みやすい一冊。
結婚についてのみ考えたい人は中盤ぐらいまで読めば理解できる。
思わぬところで繋がったが、「正欲」も「コンビニ人間」も登場人物が名目上結婚したのは、社会的に生きやすくするためでもあるが、最もコスパ良く(ほぼ0円)周りからの信頼を上げる方法であったからだったのか。
印象的な言葉
・結婚は信用をあげる
・結婚することになる相手は同レベルの人になる
・貯金が少なくても結婚すると貯まりやすくなる
・頼み事は、してあげたからではなく依頼ベースにする。それでも上手くいかなければ話し合う
・子育ては手を抜く
・子供にはこっちで目標を立てずに、まずやりたいことを探してもらう -
Posted by ブクログ
ネタバレ今作もとても良かった。前作はえらてんさんとえもてんさんの事例からエキスを吸い取るか、という感じだったが、今作は前回にもまして事例がもりもり!エッセンス満載でとてもわかりやすく、かつ読みやすかった!
p.34 要は「人情に甘えられるだけ甘え、むき出しの競争を避けることで曖昧にやっていける」のが、自店舗を営むしょぼい企業の強みだと言うことです。古臭いやり方だと侮ってはいけません。自然な心情に働きかけて人を動かすテクニックは「なっち」と呼ばれ、行動経済学の最先端分野になっています。あなたも自店舗を構えて科学的にも実証された「古き良き義理人情」を味方にしましょう。
p.35 世の中の商売には2種類 -
Posted by ブクログ
ネタバレ世の中は「好きを仕事にする」と「好きを仕事にせず、適度に働いて余暇で好きを愉しむ」の2種類が主だが、そうでなくてもいいのでは?という別種の答えを提示してくれる本。バリバリ働いて、動いて、止まることを知らなかったわたし。ホゾボソと心を満足させながら生きる暮らし、いいよな、って最近思う。続編を明日から読むが、楽しみ。
p.39 この「いつもやっている行為をお金に換える」という発想は「しょぼい起業」の基本的な考え方のひとつです。これを「生活の資本化」(コストの資本化)と呼びます。
p.95 「やりがい」という言葉を辞書で引くと、まさに「やるだけの価値(を感じて生まれる心のはりあい)と書いてありま -
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内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけているのかが,気になる。
新型コロナによって暴き出された現代社会の矛盾は,コロナ禍が過ぎ去ったとしても,なんらかの修正を迫られるはずだ。会社に行かなくても仕事ができる…と分かったからには,満員電車に乗って会社へ行くこと自体が,すでに「必要なこと」ではなくなってしまった。密を避けることは,過疎地域では当た -
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著者はユーチューバーでもある矢内東紀氏
です。
「これはおかしい」と思った物事に対して
は批判をすることは、非難や誹謗中傷では
ないと主張します。
しかし「それは違うのではないか。自分は
こう思う」と言うと時として炎上します。
特に犯罪者や不倫芸能人に対しては、叩き
に叩きまくって異論を挟もうなら手をつけ
られない状態になってしまいます。
いわゆる大衆の勢力に巻き込まれてしまう
のです。
実はこれを利用してやる、と目論む人も存
在します。カルト宗教などはその典型です。
「私は常に冷静だから大丈夫」という人も
振り返ってもらいたいです。
批判の思いを持つことは悪ではない。批判
とは -
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「しょぼい起業で生きていく」の著者えらい
てんちょう、こと矢内東紀氏が「街場の○◯
論」で知られる内田樹氏との対談本です。
「才能がある人間が日本からいなくなった。
日本の将来は真っ暗だ」と嘆く人はいますが
村上春樹氏は「時代によって知性の総量は変
わらない」と言っていることなどを語り合い
ます。
つまり才能ある人が以前とは違う場所でその
才能を発揮していて、それに多くの人が気づ
いていない状況にあるのが現代だと言います。
えらいてんちょう氏などは、その見つけづら
い才能ある人の典型なのでしょう。
従来の考え方、生き方ではこういう人と巡り
会う機会はそうは無いと思います。
しかしこの -
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資本主義がつらい人の受け皿
ラットレースと揶揄されるように資本主義社会は過酷です。
そんな中で生きづらさを感じている人にこういう生き方もあるんだとこの本は気づかせてくれます。
対価はお金だけではないというのが一番良かったです。 -
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読みやすい
初めての起業本・自己啓発本でしたが、すごく読みやすかったです。
何も難しく考えなくても、こうやったってできるよ?みたいな考え方のメゾットが示されている本でした。
「○○を使って、こういうのが作りたい!」という人より、「なんでもいいから起業して、のほほんとしたい」という人の方が合っている気がします!