鏑木蓮のレビュー一覧
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「ダモイ」とは、ロシア語で「帰国」の意味。
第2次世界大戦でロシアのシベリア、捕虜収容所からの帰還兵が60年の歳月を経て自費出版しようとした句集の原稿を残したまま失踪。
前日に舞鶴港の埠頭で水死体で見つかったロシア人女性と帰還兵には接点があったことが判って、60年前に捕虜収容所で起きた殺人事件が浮かび上がってくる。捜査はこの謎を解くことで、犯人像が浮かび上がってくる・・・というやや複雑な構図。
今は亡き自分の父親もシベリア帰りで、これまで戦争の話はほとんど聞いたことはなかったんですが、本書にあった抑留者の強制労働の世界を経験してきたかもしれないことを思うと、なんと言ったらよいのか・・・ -
Posted by ブクログ
人生は「思い出」の積み重ねでしかありえない。良きにつけ悪しきにつけ、そのひとが生きてきた証なのだ――。
京都御所を臨む地で「思い出探偵社」を始めた元刑事の実相浩二郎は、探偵社のメンバーである元看護師の一ノ瀬由美、時代劇俳優をめざす本郷雄高、十年前に両親を惨殺されて心に傷を負った橘佳菜子と共に思い出と格闘し、依頼人の人生の謎を解き明かす。乱歩賞作家が紡ぎ出す、せつなさと懐かしさが溢れるミステリー
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祖母の本棚より
全体的にはじんわり温かい印象だけど、
「嘘をつく男」では、車椅子を装った怪しい男が佳菜子に接近…!
急なサスペンス展開に、アセアセしちゃった。
実相さんが愛情深くて素敵。
渋 -
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老人ホームで起きたインフルエンザの集団感染で、死亡者が出た。
その際、処方されたのが副作用の少ないとされている「シキミリンβ」だった。
10年前、怜花の母が失明した際に処方された薬だったことから、失明の原因がそれだったのではないかと、怜花に近付いてきたのが記者の矢島だった。
「シキミリンβ」を巡り、様々な憶測が渦巻く。
人はどうしても薬に頼ってしまうことがあるが、それが本当に効くのか、副作用は大丈夫なのか…確かに飲んでみないとわからないことの方が多いかもしれない。
また問題になるのは、治験。
これなくしては、新薬は生まれないし、重傷になればなるほど、新薬を試してみたい人も多い。
普段気にせず当 -
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鏑木蓮の連作ミステリ作品『ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル』を読みました。
『見えない轍 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ』、『喪失』に続き、鏑木蓮の作品です。
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遊園地に残されたカメラ、撮影現場から失踪した斬られ役、喫茶コーナーで倒れた記憶喪失の男――わずかな手がかりから人生の謎を解き明かし、ねじれた過去を修復するのが、思い出探偵社の仕事。
京都府警の刑事だった実相浩二郎、元看護士の一ノ瀬由美、かつて両親を惨殺されたため心に傷を抱える橘佳菜子に、新メンバーを加えた探偵社の面々が繰り広げるハートフル・ミステリ。
シリーズ第二弾。
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Posted by ブクログ
思い出探偵の続編
前作同様、短編連作ストーリとなっています。
前作から2年後が描かれています。
前作のエピソードも出てくるので、順番に読みましょう。
本作は、前作に比べて、ちょっと複雑。
イラつく人物も出てきて(笑)、さらに深み?が増してます。
■雨の日の来園者
雨の遊園地で置き忘れた使い捨てカメラに写っていた男の子を探すというもの。
写真の背景から、男の子を探していきます。
明らかになる家族の姿
■大芝居を打つ男
前作で俳優業に専念するために、探偵をやめた雄高。
時代劇の撮影中に失踪した先輩の男の行方を、追います。その真相と、過去にあったものとは..
■歌声の向こう側に
喫茶店を営む男