鏑木蓮のレビュー一覧

  • 時限

    Posted by ブクログ

    東京ダモイが面白かったので、
    かなり期待して読み始めた。
    序盤はよくありがちな推理小説的内容に少し落胆したものの
    2つの事件が少しずつ繋がりを見せ始めると
    一気に展開に引き込まれて読んでしまった。

    0
    2012年08月19日
  • 時限

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭から、東男と京女のやりとりが興味を惹く。片岡真子という女性刑事のキャラクターが面白い。
    ストーリーは二転三転するので、途中で何がメインの話なのかちょっと混乱してしまう。
    山本という男性の行動がやや納得しづらいか。
    「生きている意味を問う前に、生きていることがすでに意味を持っている」というセリフにぐっとくるけど、物語の中ではちょっと違う意味合いで使われているようにも思う。
    「生命の謎」というよりも、男性心理の闇、と言ったほうがいいような気もする。

    1
    2012年04月10日
  • 東京ダモイ

    Posted by ブクログ

    「ダモイ」とは、ロシア語で「帰国」の意味。

    第2次世界大戦でロシアのシベリア、捕虜収容所からの帰還兵が60年の歳月を経て自費出版しようとした句集の原稿を残したまま失踪。

    前日に舞鶴港の埠頭で水死体で見つかったロシア人女性と帰還兵には接点があったことが判って、60年前に捕虜収容所で起きた殺人事件が浮かび上がってくる。捜査はこの謎を解くことで、犯人像が浮かび上がってくる・・・というやや複雑な構図。

    今は亡き自分の父親もシベリア帰りで、これまで戦争の話はほとんど聞いたことはなかったんですが、本書にあった抑留者の強制労働の世界を経験してきたかもしれないことを思うと、なんと言ったらよいのか・・・

    0
    2010年07月02日
  • 東京ダモイ

    Posted by ブクログ

    暗いし…重いですね。

    強制的に抑留されたシベリア。
    極寒の極限状態の彼の地。

    戦争で無理やり連れて行かれ、
    敗戦後、日本への帰国も叶わず、
    過酷で劣悪な状況で何年も強制労働。
    起こるべくして起きた事件。(と私は思う)

    謎解きの辺が若干判りづらかったんですが、
    シベリアの雪と氷と空気の冷たさが
    リアルに肌に、胸に突き刺さるようでした。


    ☆☆☆☆ ホシ4つ

    0
    2010年02月12日
  • 真友

    Posted by ブクログ

    伸人は絵を描くのが上手い
    麻衣より俺を先に描いてくれっ!
    大友のおっちゃんの優しさに涙を流す
    こんな知り合いがいたら幸せだろう
    また、隆史に投げられた刑事訴訟法の参考書のように自由に飛び回りたい

    0
    2026年04月22日
  • 見えない鎖

    Posted by ブクログ

    有子の父を思う気持ちに乾杯
    やよいは有子のベストフレンド
    俺もこんな友達が欲しかった…
    明菜は騙されがち
    もっと男をみる目を養いなさいっ!
    中原は元刑事だが捜査の腕は現役の平川を凌駕する
    彼がいまも刑事なら未解決事件はなくなるだろう

    0
    2026年04月10日
  • 残心

    Posted by ブクログ

    ルポライターというのがどんな仕事なのかわかっていなかったが、この本によって何となくわかるようになった。
    老老介護の事で、今はこんな問題もあるんだと、自分の中で色々と考えるきっかけとなったし、やっぱり国の制度そのものや政治に目を向けていこうと思えた。

    内容的には、何となくわかってしまっていた部分が多かったが、人によって「正義」の概念が変わってしまい、それに対する「犠牲」を仕方ないとする人は少なからずいるのではないかと思った。

    何となく表紙から、幼い子が絡む話かと思っていたが全然違かったので面食らった。

    0
    2026年04月01日
  • 思い出探偵

    Posted by ブクログ

    人生は「思い出」の積み重ねでしかありえない。良きにつけ悪しきにつけ、そのひとが生きてきた証なのだ――。
    京都御所を臨む地で「思い出探偵社」を始めた元刑事の実相浩二郎は、探偵社のメンバーである元看護師の一ノ瀬由美、時代劇俳優をめざす本郷雄高、十年前に両親を惨殺されて心に傷を負った橘佳菜子と共に思い出と格闘し、依頼人の人生の謎を解き明かす。乱歩賞作家が紡ぎ出す、せつなさと懐かしさが溢れるミステリー
    ***
    祖母の本棚より

    全体的にはじんわり温かい印象だけど、
    「嘘をつく男」では、車椅子を装った怪しい男が佳菜子に接近…!
    急なサスペンス展開に、アセアセしちゃった。

    実相さんが愛情深くて素敵。

    0
    2026年03月22日
  • ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル

    Posted by ブクログ

    「苦労した人には幸せになる資格があるんだ」 浩二郎の台詞に涙する
    ドキュメンタリー「せっしゃ、今日も斬られて生きる」を見てみたい
    また、弱さを認める強さという文子の発言に大いなる生きる糧をえた気がする
    生きるとは、ゆっくり誕生することだ 実相のメールに衝撃を受けた
    思い出探偵社初の慰安旅行に参加したい

    0
    2026年03月20日
  • 疑薬

    Posted by ブクログ

    怜花のつたない関西弁に閉口
    ただ、周りの人間の優しさに圧倒される
    「べべん、べん」怜子が奏でる三味線の音が大阪の街にこだまする

    0
    2026年03月06日
  • 思い出探偵

    Posted by ブクログ

    思い出を追う探偵。どうしてそのような仕事を始めたのかなど、結構切ない出来事が多い。良いことも悪いことも人は思い出によって人生が出来ている。たしかになぁ…。
    過去があるから今があるんですもんね。

    0
    2026年03月05日
  • 疑薬

    Posted by ブクログ

    老人ホームで起きたインフルエンザの集団感染で、死亡者が出た。
    その際、処方されたのが副作用の少ないとされている「シキミリンβ」だった。
    10年前、怜花の母が失明した際に処方された薬だったことから、失明の原因がそれだったのではないかと、怜花に近付いてきたのが記者の矢島だった。
    「シキミリンβ」を巡り、様々な憶測が渦巻く。
    人はどうしても薬に頼ってしまうことがあるが、それが本当に効くのか、副作用は大丈夫なのか…確かに飲んでみないとわからないことの方が多いかもしれない。
    また問題になるのは、治験。
    これなくしては、新薬は生まれないし、重傷になればなるほど、新薬を試してみたい人も多い。
    普段気にせず当

    0
    2026年01月14日
  • 喪失

    Posted by ブクログ

    会社兼自宅のビルの非常階段で、不動産会社社長の真鍋の妻、文香が転落死した。
    現場には妻が転落した音を聞いて、階段に出てきた夫の真鍋と妻の弁護士の和光の二人。
    真鍋夫妻は離婚調停中で、和光はその弁護を文香から受けていた。
    当初、疑われたのは夫だったが、一緒に現場にいた和光が証言を変え、文香の死は自殺だったとされた。
    納得しなかったのは京都府警の女性刑事、大橋だった。
    鋭い機転で状況を精査し、真実を突き詰める。
    私生活では色々あるが、カッコいい女性といった雰囲気があり、凛としていて、読んでいて清々しい。

    2025.9.21

    0
    2025年09月21日
  • 思い出探偵

    Posted by ブクログ

    途中で勝手に配役をして読んだ。

    浩二朗→西島秀俊
    三千代→篠原ゆき子
    由美→滝内公美
    雄高→杉野遥亮
    佳菜子→清原果耶

    どうだろう?

    0
    2025年09月02日
  • 白砂

    Posted by ブクログ

    推理小説だと思わずに買って半年くらい放置してやっと読み終えた。
    泣けるポイントは一切なく、共感ポイントもなく、推理小説としては面白いんだと思う。
    また読みたい!って本ではない。

    0
    2025年07月28日
  • 残心

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    老々介護の夫婦の無理心中事件が起こる。
    記者とルポライター、医師により真相が明らかになる。
    介護や終末医療、皆保険制度と重いテーマが詰め込まれた一冊でした。

    0
    2025年07月12日
  • イーハトーブ探偵 山ねこ裁判~賢治の推理手帳II~

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治の元の話に寄せるように、化学的な話ももりだくさんで本格推理ものだった。

    滲み出る宮沢賢治への愛が伝わる。

    0
    2025年04月16日
  • ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル

    Posted by ブクログ

    鏑木蓮の連作ミステリ作品『ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル』を読みました。
    『見えない轍 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ』、『喪失』に続き、鏑木蓮の作品です。

    -----story-------------
    遊園地に残されたカメラ、撮影現場から失踪した斬られ役、喫茶コーナーで倒れた記憶喪失の男――わずかな手がかりから人生の謎を解き明かし、ねじれた過去を修復するのが、思い出探偵社の仕事。
    京都府警の刑事だった実相浩二郎、元看護士の一ノ瀬由美、かつて両親を惨殺されたため心に傷を抱える橘佳菜子に、新メンバーを加えた探偵社の面々が繰り広げるハートフル・ミステリ。
    シリーズ第二弾。
    -----

    0
    2025年04月15日
  • 残心

    Posted by ブクログ

    老老介護の末に評判の良い夫婦が無理心中。
    しかし、そこには不可思議な光景と心理が残っていて、雑誌記者・ルポライター・医師によって真相が明らかになっていくミステリー。
    老老介護、在宅医療、国民皆保険制度など現代の高齢社会の闇に触れた気がした。

    0
    2025年02月28日
  • ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル

    Posted by ブクログ

    思い出探偵の続編
    前作同様、短編連作ストーリとなっています。
    前作から2年後が描かれています。
    前作のエピソードも出てくるので、順番に読みましょう。
    本作は、前作に比べて、ちょっと複雑。
    イラつく人物も出てきて(笑)、さらに深み?が増してます。

    ■雨の日の来園者
    雨の遊園地で置き忘れた使い捨てカメラに写っていた男の子を探すというもの。
    写真の背景から、男の子を探していきます。
    明らかになる家族の姿

    ■大芝居を打つ男
    前作で俳優業に専念するために、探偵をやめた雄高。
    時代劇の撮影中に失踪した先輩の男の行方を、追います。その真相と、過去にあったものとは..

    ■歌声の向こう側に
    喫茶店を営む男

    0
    2025年02月08日