鏑木蓮のレビュー一覧
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切なすぎて、涙がとまらない…!
と帯にありましたが、そこまでではありませんでした。
ヒロインは神戸に住む女子短大生の生田有子。ある日、警備員をしている父親が帰宅途中に刺殺されます。
人に恨まれることなんてない父親がなぜ殺害されてしまったのか?
父親の勤め先の警備会社社長で元刑事の中原と共に事件の真相を明らかにしていきます。
そんな中、犯人と思われる人物が自殺!
なぜ、犯人は自殺したのか?
ってこの中原が切れ者!
元刑事ということで、この二人で、どんどん事件の真相に迫っていきます。
そんなことある(笑)?
父親の業務日誌に残された工事現場の事故。
その事故で寝たきりになってしまった女性。
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テーマはトリアージ=命の選別
そのタッグは正しかったのか?
緊急医療の現場での苦悩と現実。
重いテーマだと思うのですが、関西弁の会話にいまいち感で、入り込めず(笑)
ホテルの講演会場で、発生した爆破事件。
ターゲットは救命医の若林。死の間際に救急救命士の中杢に残した言葉は、ブラックタッグを付けること。
若林はなぜ、救命を拒否したのか?
そして、誰が、なんの目的で若林を狙ったのか?
大阪弁の二人の刑事がその真相を探っていきます。
犯人を探し出すことも大きなポイントですが、やはり、トリアージの葛藤、命の選択の葛藤が刺さります。
「救われる命のために、捨てる命があってもいいと?」
「人生に無 -
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「利益のでない京都の院内店舗の再生を任された小山田は、不可解な行動をとったり、謎めいた商品を要求するお客に翻弄されるが……」
という紹介文を読んで、通っていた大学病院内のコンビニを思い出した。
医療衛生用品とか、病人用のニットキャップとか患者さんや介助する人のための品物が置いてあって、町のコンビニとは違う雰囲気だった。
コーヒーやサンドイッチを買いに来る病院スタッフらしき人達もよく見かけた。
当時も、病院に用がない人はわざわざ入って来ないんだろうな、あるのも知らないかもと思ったから、若松店長や、小山田さんが苦労するのも無理はないんだろう。
誰もが誰かのためにと思えたら世の中は悪くなさそう -
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父と娘の医療ミステリーというか介護記録というかヒューマンドラマ。
BSEが絡む物語。
内海綾子は盛岡の獣医。同棲していた恋人の森田が変死体で発見されます。
森田は事故なのか事件なのか?
一方、綾子の父親の遼一は脳神経外科医。様々な困難な手術をこなしてきた神の手を持つ男(笑)。
しかし、手術のあと、倒れこんでしまい、その症状は認知症に近いもの。それも急速に症状が進行していきます。3年前に暴漢に襲われ頭部に大けがの後遺症なのか?
そんな父と娘は過去に勘当状態!
しかし、父の状態をしって、綾子は父親の元に戻ります。
父親の病気はいったい何なのか?
そんな中、BSEと疑われる牛の骨が発見されて. -
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片岡真子シリーズ第2弾。
実家の母は花街で日本舞踊の師匠しているいるという代わり種。
今回の事件は精神科医の自宅が全焼し、焼死体が発見されたことから始まる。
自殺なのか事件なのか…
不可解な点が多いが、なかなか真相が見えてこない。
そんな中、医師の遺品から医師の直弟子の事故死を知った真子は、何かが引っ掛かる。
そこから、様々なことが動き始めるが…
人情派の真子はしばしば刑事という立場から逸脱してしまうが、そこがこの小説の面白いところだと思う。
ただ、作者が昨年亡くなられたので、真子のその後は知ることが出来なくなってしまった。
残念。
2024.3.31 -
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第52回江戸川乱歩賞受賞作。
なので、バリバリのミステリーと思っていたら、シベリア抑留から始まる重いストーリでした。
ダモイは帰郷のこと。なので、東京ダモイはシベリア抑留者達が日本へ帰郷することでした。
本書で描かれる極寒の地での抑留生活が辛い。
昨年、「ラーゲリより愛を込めて」の映画を見ましたが、本書で描かれる内容はそれをはるかに超える凄惨さでした。
ストーリとしては、
シベリア抑留経験者の高津はその経験を一冊の句集として自費出版しようとしていました。
そんな中、舞鶴港で発見されたロシア人女性の遺体。
同時に、高津も行方不明に。
自費出版会社の担当者槙野はその行方を追うことに。
さらに警 -
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ネタバレミステリー要素等はなく、人との繋がりや気持ちとの向き合い方に重心をおいた作品でした。
私も親を亡くしている身です。主人公である有子の悲しみが自身の経験と重なってしまいました。死後間も無い数日(いや数年)は、いつものルーティンや物、思い出は本人以上の存在感を出してしまいます。そんな有子も一人にならずに父の事を懸命に解明しようとしてくれる人たちがいて本当に良かった。まだ若い有子が健気で逞しくて、どうか幸せになって欲しいと思いました。
珠乃さんとの会話の一つにあった、不仕合せの意味に考えさせられました。有子はこの時は同情をされているのか?と解釈していました。
愛情という感情と向き合う覚悟をした有子 -
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殺人事件の被害者と加害者の家族の物語。
親友を真友と表していことがすべてです。
警察官が拳銃を奪われ射殺。
犯人は同じの府警の刑事と断定されますが、逃走し、行方不明に。
被害者の警察官の息子の隆史と加害者の刑事の息子の伸人は中学生で親友同士。
この事件で、二人は決裂。それぞれの人生を全く別々に歩むことになります。
隆史は父親の事件の真相、犯人を捕まえるために刑事に。
伸人は裏社会に半分ぐらい足を突っ込んでいる状態。
隆史の父親を殺害したのは、伸人の父親なのか?
被害者家族、加害者家族、ハチャメチャとなってどちらも辛い状態です。
そして、刑事になった隆史に、父親を殺害した拳銃で起きた発砲事 -
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面白かった。
京都を舞台として、女性刑事が時効(時限)までに事件解決に挑む物語。
老舗呉服屋の別邸で発見された女性の首吊り死体。
女性新米刑事の真子とキャリアの高藤がその捜査を担当します。
首にはひもの痕と別に手で絞めた痕が?
どういうこと?
自殺に見せかけた他殺?
人の家で?
という、面白いプロットです。
容疑者は呉服屋の主人で死体発見者の向井。真子は追い詰めることができるのか?
そして、この事件の裏側には15年前の女性の失踪事件が絡んでいて..
といった展開です。
本筋はこの15年前の事件の真相。
その事件の時効前に犯人を逮捕できるのか。
その犯人との攻防です。
この後半の展開は楽