無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2014年05月24日
シベリア抑留、俳句、自費出版、老人自活施設と
団塊の世代以上の読書好き年配者を
想定読者に据えたかのような骨太の社会派ミステリー。
たぶんそんな意図はないんだろうけど。
戦後の動乱期、ふとしたことから大罪を犯したが
罪が露見せずに数十年が経ち、今では地位もある
名誉もある自分がやるべき仕事もある身...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月19日
ブク友のNORAxxさんのレビューをみて、興味を持ち読んでみた。
非常に重厚な物語。ミステリーなんだけれども、描かれる人間ドラマの印象が強い。
私の無き祖父がシベリア抑留者だったので、より地続きで内容が心に迫ってくる。親も、私も直接抑留の話を祖父から聞くことができなかった。しかし、唯一、テレビドラマ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月18日
ガツンとくる物が読みたくなり手に取った一冊。
過去にソ連の捕虜となりシベリアに抑留された経験を持つ高津は、それを風化させまいと一冊の句集を自費出版しようとする。
試みが実現するその前に、あるロシア人の女性が近くの埠頭で遺体となって発見された。その後高津は行方不明となってしまう。
残された出版担当者...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月04日
(「BOOK」データベースより)
舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。二つの事件に関わりはあるのか。当時のことを綴った高津の句集が事件をつなぐ手がかりとなる。60年前極寒の地で何が起こったのか?風化しても消せない歴史の記憶が、日本人の魂を揺さぶる。第52回...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。