東京ダモイ

東京ダモイ

858円 (税込)

4pt

感動の江戸川乱歩賞受賞作が待望の文庫化! 極限の凍土、シベリア捕虜収容所で起きた中尉斬首事件。60年の沈黙を自らに強いた男が突如、姿を消した。歴史の闇に光を当てた、魂を揺さぶる渾身の一作。(講談社文庫)

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東京ダモイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年05月24日

    シベリア抑留、俳句、自費出版、老人自活施設と
    団塊の世代以上の読書好き年配者を
    想定読者に据えたかのような骨太の社会派ミステリー。
    たぶんそんな意図はないんだろうけど。

    戦後の動乱期、ふとしたことから大罪を犯したが
    罪が露見せずに数十年が経ち、今では地位もある
    名誉もある自分がやるべき仕事もある身...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月06日

    ここ最近のベスト1☆

    ストーリーの展開だけじゃなく
    作中の俳句が素敵でした。
    最後の一文には何とも言えない気持ちにさせられる。

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    Posted by ブクログ 2021年12月19日

    ブク友のNORAxxさんのレビューをみて、興味を持ち読んでみた。
    非常に重厚な物語。ミステリーなんだけれども、描かれる人間ドラマの印象が強い。
    私の無き祖父がシベリア抑留者だったので、より地続きで内容が心に迫ってくる。親も、私も直接抑留の話を祖父から聞くことができなかった。しかし、唯一、テレビドラマ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月18日

    ガツンとくる物が読みたくなり手に取った一冊。

    過去にソ連の捕虜となりシベリアに抑留された経験を持つ高津は、それを風化させまいと一冊の句集を自費出版しようとする。
    試みが実現するその前に、あるロシア人の女性が近くの埠頭で遺体となって発見された。その後高津は行方不明となってしまう。
    残された出版担当者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月30日

    剣を抜かずに勝つ

    極限のシベリア勾留を体験して
    ダモイを果たし
    何も持たずに生き抜いた一兵士の生き様
    涙なしには語れない

    戦争を知らず、恵まれた現代を
    当たり前のように生きていられる事に感謝する

    私利私欲に支配されない生き様
    尊敬するべきはずの老人たち
    すぐ近くにもいるのかもしれない

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    Posted by ブクログ 2019年10月27日

    ミステリーでありながら、文学性を感じさせられた。
    シベリア抑留について詳しく知らない自分にも、シベリアの過酷な環境が伝わってくる描写だった。かなり詳しく調べられたのではないだろうか。
    キーパーソンとなる人物たちのキャラクターが魅力的で、物語に引き込まれる。

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    Posted by ブクログ 2019年09月25日

    作者の作風が好きで、ダモイの意味は全く知らずに読み始めた。知識としては知っている抑留について改めて考えた
    全体を通して辛く厳しいラーゲリ生活が書かれているけれど、槙野が句に引かれる気持ちがよくわかる
    #鏑木蓮

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    Posted by ブクログ 2016年11月04日

    (「BOOK」データベースより)
    舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。二つの事件に関わりはあるのか。当時のことを綴った高津の句集が事件をつなぐ手がかりとなる。60年前極寒の地で何が起こったのか?風化しても消せない歴史の記憶が、日本人の魂を揺さぶる。第52回...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月22日

    この作者の本は初めて読んだけどなかなかの佳作。シベリア抑留については特に目新しい話ではなかったけど、上手いことミステリーに絡めたなと。

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    Posted by ブクログ 2014年01月10日

    面白かったです。
    特に自分が知らないシベリア抑留についての部分が
    とても興味深く、そのあたりにもひかれて、
    どんどん読み進めました。
    いかにも乱歩賞らしい作品と感じました。

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