【感想・ネタバレ】東京ダモイ のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2014年10月28日

太平洋戦争、ましてやシベリア抑留体験を書くというのは、戦争を知らない世代にとってはかなり勇気のいることではないでしょうか。しかし著者が高津二等兵の手記というか、句集で描いた世界は圧倒されるものでした。よくここまで書けるものです。
事件はこのシベリアでの殺人が後に尾を引く形で起こります。やや無理がある...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年05月24日

シベリア抑留、俳句、自費出版、老人自活施設と
団塊の世代以上の読書好き年配者を
想定読者に据えたかのような骨太の社会派ミステリー。
たぶんそんな意図はないんだろうけど。

戦後の動乱期、ふとしたことから大罪を犯したが
罪が露見せずに数十年が経ち、今では地位もある
名誉もある自分がやるべき仕事もある身...続きを読む

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Posted by ブクログ 2010年02月06日

ここ最近のベスト1☆

ストーリーの展開だけじゃなく
作中の俳句が素敵でした。
最後の一文には何とも言えない気持ちにさせられる。

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Posted by ブクログ 2019年09月25日

作者の作風が好きで、ダモイの意味は全く知らずに読み始めた。知識としては知っている抑留について改めて考えた
全体を通して辛く厳しいラーゲリ生活が書かれているけれど、槙野が句に引かれる気持ちがよくわかる
#鏑木蓮

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Posted by ブクログ 2016年11月04日

(「BOOK」データベースより)
舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。二つの事件に関わりはあるのか。当時のことを綴った高津の句集が事件をつなぐ手がかりとなる。60年前極寒の地で何が起こったのか?風化しても消せない歴史の記憶が、日本人の魂を揺さぶる。第52回...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年06月22日

この作者の本は初めて読んだけどなかなかの佳作。シベリア抑留については特に目新しい話ではなかったけど、上手いことミステリーに絡めたなと。

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Posted by ブクログ 2014年01月10日

面白かったです。
特に自分が知らないシベリア抑留についての部分が
とても興味深く、そのあたりにもひかれて、
どんどん読み進めました。
いかにも乱歩賞らしい作品と感じました。

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Posted by ブクログ 2013年05月10日

『時限』を読み、鏑木蓮さんという作家の存在を知り、この作品を手にしてみた。

プロローグは1947年のシベリアで始まる。ひたすら日本への帰郷、ダモイを夢見る収容所の日本兵達。その収容所で起きた殺人事件と60年後に舞鶴で起きたロシア女性の殺人事件がリンクする時…

悲惨なシベリアの収容所生活の場面を読...続きを読む

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Posted by ブクログ 2010年07月02日

「ダモイ」とは、ロシア語で「帰国」の意味。

第2次世界大戦でロシアのシベリア、捕虜収容所からの帰還兵が60年の歳月を経て自費出版しようとした句集の原稿を残したまま失踪。

前日に舞鶴港の埠頭で水死体で見つかったロシア人女性と帰還兵には接点があったことが判って、60年前に捕虜収容所で起きた殺人事件が...続きを読む

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Posted by ブクログ 2010年02月12日

暗いし…重いですね。

強制的に抑留されたシベリア。
極寒の極限状態の彼の地。

戦争で無理やり連れて行かれ、
敗戦後、日本への帰国も叶わず、
過酷で劣悪な状況で何年も強制労働。
起こるべくして起きた事件。(と私は思う)

謎解きの辺が若干判りづらかったんですが、
シベリアの雪と氷と空気の冷たさが
...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月03日

東京ダモイ/鏑木蓮:第52回大賞受賞。2006年。
シベリア抑留だというから読んでみた。シベリア抑留の時の中尉殺人事件が現代の殺人事件を呼ぶのだ。ヒントは、元シベリア抑留者の高津が自費出版しようとした句集。
シベリア抑留のことはとても調べてる。何故かシベリアのことは語らない経験者が多いので、こういう...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年10月30日

鏑木氏のデビュー作。

シベリア抑留
俳句の謎解き
老人の社会貢献
かそけき恋
自費出版の社会的価値

モチーフが多すぎて
焦点が定まらない印象を受けた。

ただ一人、高津の正しさだけが
最後まで純粋で美しい。

推理の過程は複線で進み
多くの人がからんでいて複雑すぎる。

俳句の解読なんて…もっと...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年11月24日

舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。二つの事件に関わりはあるのか。当時のことを綴った高津の句集が事件をつなぐ手がかりとなる。60年前極寒の地で何が起こったのか?風化しても消せない歴史の記憶が、日本人の魂を揺さぶる。第52回江戸川乱歩賞受賞作 というのがあら...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年07月18日

7月-10。
シベリア捕虜収容所での殺人事件と、収容所看護師と被害者の孫が、
現代で殺された。捕虜の一人が句集の中に、真相を込める。
謎解きがちょっと難しい。主人公らしき、雑誌社の若手社員を
もっと描き込んだ方が面白かったかも。
終盤は少し駆け込み過ぎかな。

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Posted by ブクログ 2009年11月25日

この本の中でも嘆かれていたように、「ダモイ」をこの本で初めてしった。戦争を語るときにシベリア抑留の話はあまり出てこない気がするのだけれど、なぜなんだろう。日本とロシアの間で本当にどんなやり取りの末にこんな奴隷ように扱われる生活が続けられたのか、とても興味がわいた。
サスペンス、推理という面ではわりと...続きを読む

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