鏑木蓮のレビュー一覧

  • 時限

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    ある死体遺棄事件をきっかけに、事件は思わぬ方へと転がりはじめる。

    死体を遺棄したのは私だ、と自白したのと引き換えに、遺棄犯は失踪した妹を殺した犯人を捕まえろと要求。しかも公訴時効まで10日しかない。

    結末の意外性には驚いたが、やや冗長な印象。ラスト50ページくらいの疾走感が素晴らしいだけに、最初のもたつく漢字がもったいない。

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    2013年03月21日
  • 甘い罠―小説 糖質制限食

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    糖質制限を実施している人がいて、効果テキメンで15キロダイエットしたとのことで自分も糖質をなるべく取らないようにしております。

    自分もベルトの穴がドンドン移動していきこの間ベルトを新調しました、湾サイズ下の物を。

    んで、この本ですが…う~~~~んイマイチ伝わらない感じがします。

    詳しくは糖質制限の専門書みたいな物を読めばいいのですが、小説としてもダル~な感じでした。

    まぁ糖質制限の取っ掛かりとして一噛みしていてもいいのではないでしょうか?

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    2013年03月11日
  • 甘い罠―小説 糖質制限食

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    料理研究家の有明は、和食レストランのメニュー監修を依頼され・・・
    小説の展開自体は取り立てて、どうだという事も無く。
    糖質制限食については、わかりやすく説明してあるけど。

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    2013年03月10日
  • 思い出探偵

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    依頼人の思い出を対象とした探偵小説で切り口としてはなかなか面白かったが、全体的に事がうまく運びすぎていて、現実味はなかった。
    舞台は私の故郷でもある京都。
    4章で構成されているが、私の好みは3章の「嘘をつく男」。佳菜子に迫る危機が丁寧に描かれていて、小説を読みながらハラハラした。
    一方で物語を締めくくる第4章「少女椿の夢」は、途中で尻切れトンボのように終わっており、もやもやが残ったまま話が終わってしまう印象であった。最後の展開をあえて描写しなかったように思うが、その後の展開を創造するヒント、種みたいなものも描かれておらず、深みがないまま終わってしまう点は残念であった。
    解説によると「思い出をな

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    2013年03月01日
  • 思い出探偵

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    自殺として片付けられた息子の死に疑問を抱き、上層部に楯突いたことが
    きっかけで刑事をやめてしまった男が主人公。
    彼はその後、人々の思い出を探る「思い出探偵」を開業。
    認知度も上がり、少しずつ仕事も増えていた。

    思い出を探る、という観点が珍しくて楽しみにしていました。
    まぁ、可もなく不可もなく、という感じかな。
    あえてそうしているのかもしれないけど、どうも盛り上がりに欠ける。
    一番イイ所が語られていなかったり、そこを落とし所にするのかって
    箇所があったりしてね。

    そんなにうまくいくもんじゃないよ、ってことを語りたいんなら、
    もっとはっきりと顧客の期待に添えなかった依頼を語ってもいいのでは?

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    2013年01月29日
  • 時限

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    京都の片岡真子と東京からきた高藤警部のからみがよかった。ストーリー展開に目新しいものはないが、読み易く、面白かった。

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    2012年11月07日
  • 時限

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    8月-10。3.5点。
    京都の花街出身の女性刑事。経営者の家で発見された、
    自殺女性の死体を捜査。捜査していくうち、自殺か他殺か、疑義が。
    複雑に絡み合う、女性の過去と、第一発見者の過去。
    まあまあだが、もう少しキャリアの上司が、癖があっても良かったかな。
    シリーズ化するには、キャラが立っていないかな。

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    2012年08月30日
  • 時限

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    有名な女性刑事と言えば、乃南アサの音道貴子と誉田哲也の姫川玲子。この二人に比べると、本作の片岡真子は個性が弱い気がする。
    ただ、坂本竜馬とお龍のエピソードや二つの殺人事件を絡めるプロットのセンスは、作者の今後を期待させる。

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    2012年08月26日
  • 時限

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    女刑事が頑張って犯人を追い詰めていく刑事物。面白くなくないが、主人公が京女ということ以外にとくに気を引くヵ所が乏しい。京女、坂本龍馬が好きなら。

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    2012年08月17日
  • 時限

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    迫る時効に向かって犯人を見つけ起訴するという、ある程度結末が想像できる展開ではあったが、テンポよく展開して楽しめた。新米女刑事と上司らとの絡みも良かった。

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    2012年07月11日
  • 屈折光

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    5月-5。3.0点。
    女獣医の主人公。製薬関係の恋人が、死亡。事故か他殺か。
    同時期、脳外科第一人者の主人公の父親に、アクシデント。
    恋人の死と、父親のアクシデントが絡み、謎が。
    読みやすい。約500頁一気読み。
    少し専門用語が難しいか。まあまあ。

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    2012年05月24日
  • 屈折光

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    読み終わった後物足りなさがあった。森田の死、父親の病気と話の根幹をなるべき部分が細かったように感じた。

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    2011年12月31日
  • 屈折光

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    ミステリー然とした出だしから、一気に命の尊厳を読者に問いかけ、
    終盤一気に謎を解く。そして驚きの事実まで。

    ただ読んで話がどこに向かうの? みたいな戸惑いはあった。

    視点の割合を、もっと半々にすればもっと深みが出るのに…、
    と言う個人的な感想あり。

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    2011年10月13日
  • 東京ダモイ

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    7月-10。
    シベリア捕虜収容所での殺人事件と、収容所看護師と被害者の孫が、
    現代で殺された。捕虜の一人が句集の中に、真相を込める。
    謎解きがちょっと難しい。主人公らしき、雑誌社の若手社員を
    もっと描き込んだ方が面白かったかも。
    終盤は少し駆け込み過ぎかな。

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    2011年07月18日
  • 東京ダモイ

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    この本の中でも嘆かれていたように、「ダモイ」をこの本で初めてしった。戦争を語るときにシベリア抑留の話はあまり出てこない気がするのだけれど、なぜなんだろう。日本とロシアの間で本当にどんなやり取りの末にこんな奴隷ように扱われる生活が続けられたのか、とても興味がわいた。
    サスペンス、推理という面ではわりとあっけない。
    シベリア抑留生活の過酷さは高津の原稿を通じて強く伝わってきたが、高津や川崎の行動の底にあるものがイマイチ理解できなかった。
    シベリアの極限生活を考慮してもいまひとつリアリティにかけるように感じた。

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    2009年11月25日