鏑木蓮のレビュー一覧

  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    登場する宮沢賢治の人物像は、イメージ通りだった。犯行の手口も無茶な事はなく、納得感があった。でも、没入感があまりなかった。
    なんでだろうか?主要キャストが2人だけなので話の広がりがなかったのかな?
    お父さんとの確執、妹とのエピソードなどもっと書ければ盛り上がったんでは。短編だからスペース的に難しいとは思うが。

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    2016年11月01日
  • 白砂

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    「白砂」 鏑木蓮 ★★★☆☆

    面白いです。
    ありがちな二軸で話がすすみ後半に行くにしたがって一気に話が見えてきます。
    動物なんて最後は骨になるだけ。それでも僕らは骨まで愛しちゃうのです。
    僕も死んだら自然葬としてどっかに撒いてほしいと思います。
    一方で、人間がとらわれるのは骨ではなく心なのだ。心によって何にとらわれるのかが決まってくる。それは人それぞれ。個性なのだ。
    #引用
    ・人の生き方には二つしかない。やらなかったから、できなかったって証明するか、やればできることを証明するかさ。
    ・一度の負けで絶望するやつは、一度勝っただけで、すべてに成功したとうぬぼれる人間と同種だ。

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    2023年10月27日
  • 見えない鎖

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    本当に強い人というのは、勝ち続けている人をいうんじゃない。
    負けても負けても、負け続けたとしても自分を見失わない人が、人生に勝利している。

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    2016年06月22日
  • 時限

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    ネタバレ

    う~ん。
    確かに展開は面白い。
    京都の風情や
    坂本竜馬についてなど
    サイドメニューにも興味を引かれた。

    時限・・・時効の事ね。
    今は殺人などで時効は撤廃されたので(確か)
    物語が成立しないが、
    犯人って「時効成立」の瞬間以降
    こんなにペラペラ話すのかねぇ~
    しかし、お陰で最後がスッキリ。

    キャリアの高野
    (出演は少なかったが)
    が冷静沈着で
    決断力があってかっこよかったので
    ★は1個おまけ。

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    2016年08月17日
  • 思い出探偵

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    依頼人の思い出に寄り添うようにして、人や物を捜し出していく「思い出探偵」…ちょっと上手く行き過ぎ?と思いつつも面白く読めた。ラストはなんかバッサリ?続編もあるのか〜

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    2016年03月11日
  • 救命拒否

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    ホテルの講演会場に仕掛けられた爆弾が、壇上の救命医・若林の命を奪った。怨恨の線で捜査に乗り出した大阪府警捜査一課の岸謙太は、死の間際に若林が自らの救命を拒否する指示を出していたことを知る。難事件が浮き上がらせる、緊急医療現場の苦悶。犯人の動機は。医療トリアージ=命の選別を問う骨太警察ドラマ

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    2016年01月12日
  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    宮沢賢治探偵登場の巻。
    最初のお話が、日常の謎系だったので、そういう謎ばかり
    だと思ったら、首なし死体まで登場でのけぞった。
    ワトソン役のカトジさんとの関係がほのぼのしていて
    微笑ましい。
    賢治の作品からインスパイアされてるようなので、
    詳しい方が楽しめるのかなと思うけど、知らなくても
    のんきに読むには支障なし。

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    2016年01月11日
  • エンドロール

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    ネタバレ

    映画関係の仕事に就きたい青年が孤独死した老人のとった
    映画をみて老人の人生を探っていくお話。
    おもしろかったけれどちょっとご都合主義な感じがあるかな。

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    2015年11月20日
  • 転生

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    この作品を読み終えて気づいた。

    鏑木ミステリーの中でも警察ものは
    救いのない結末が多い。

    しかし、描き方は他の作品と
    異なってはいなかった。

    人の心の奥底までのぞき込む描写力。
    その力が、犯罪という狂気の沙汰に
    向けられた時…そこには救いようのない
    人の心の愚かさが照らし出されて
    しまうのだろう。

    鏑木蓮のミステリーは
    二つに分類されるのかもしれない。

    人の心の光と闇。ありきたりかもしれないが。

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    2015年11月08日
  • 真友

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    ネタバレ

    鏑木作品のうち警察ものは
    少し後味が悪いことが 私の場合は多い。

    ここに出てくる二つの家族。
    結局のところ誰一人幸せにはなれなくて
    いろいろな重荷を胸に抱えたまま
    現実と折り合いをつけて 
    無理に笑顔で過ごしてゆくのだろう。

    謎解きの過程でも不幸な人たちが何人も出てきて。
    うーん。これはつらいなあ。

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    2015年11月05日
  • 東京ダモイ

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    鏑木氏のデビュー作。

    シベリア抑留
    俳句の謎解き
    老人の社会貢献
    かそけき恋
    自費出版の社会的価値

    モチーフが多すぎて
    焦点が定まらない印象を受けた。

    ただ一人、高津の正しさだけが
    最後まで純粋で美しい。

    推理の過程は複線で進み
    多くの人がからんでいて複雑すぎる。

    俳句の解読なんて…もっと
    興味惹かれるはずなのに。

    つまりは盛り沢山すぎて
    全体の構成要素から
    勝手にいくらか間引いて
    読みやすくして読み進める
    しかなかったからだろう。

    まだまだ、今の鏑木氏が持つ
    筆力は感じられない。

    少しずつ、最近の作品まで
    読んでいこうと思う。

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    2015年10月30日
  • 救命拒否

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    読後感は爽やかとは言えない。
    疑い疑われ、裏切りもある。

    なのに、救いのなさは感じない。
    紛れもなく、背後には善良な人々の
    揺るぎない信念と正義が支えとして、ある。

    ミステリーとしてよりも、人間への賛歌として
    鏑木作品を読み継ぐ者として、この作品もまた
    素晴らしい。

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    2015年10月25日
  • イーハトーブ探偵 山ねこ裁判~賢治の推理手帳II~

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    前作と同様、探偵役に宮沢賢治、ワトソン役に親友・藤原嘉藤治を据えて様々な事件を解決していく連作短編集。
    宮沢賢治の著作と上手く絡めて話を作っている点は相変わらず関心しますが、読んでいる内に概ね予想がついてしまうものばかりで、ミステリーとしてはやや物足りないです。
    物理トリックは前回ほど大掛かりではありませんが、【山ねこ裁判】と【赤い焔がどうどう】はなかなか良く出来たトリックだと思います。

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    2015年10月05日
  • エンドロール

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    なんか地味な作品なのに引き込まれてしまう。 
    孤独死とは単に死んだ時の状態が一人だったということで、大切な思い出の人たちがいたり、思い出してくれる人たちがいるのなら孤独では無かったのだろう。

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    2015年09月15日
  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    宮澤賢治が探偵役、友人の藤原嘉藤治がワトソン役になって難事件を解決する連作短編集。どの話にも宮沢賢治の詩、岩手の名所や文化財、賢治ファンがニヤリさせられる小ネタが用いられており、なかなか面白いパスティーシュに仕上がっていると思います。
    豪快な物理トリックは実際に成立するかは微妙なところですが、この手のトリックを使った作品は最近ではあまり見られないので価値があります。【マコトノ草ノ種マケリ】がお気に入りです。

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    2015年09月01日
  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    近代日本文学作家が探偵として活躍するシリーズはちょくちょく見かけるけど、とうとうあの宮澤賢治が探偵役の物語が! ということで勇んで手に取った。日常の謎を中心にするのかと思いきやなかなかに重たい展開だったので初めはちょっと面食らったけれども、当時の世相や地方の風物を的確に織り込んであると思う。当時最先端の科学に造詣が深く、インバネス姿で片手には方位磁石やルーペを忍ばせた皮のトランク。そうだ、確かにどこかあの名探偵に似ている。

    そして何より文庫版解説の著者にびっくりだよ!

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    2015年08月30日
  • イーハトーブ探偵 山ねこ裁判~賢治の推理手帳II~

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    作者がどれだけ宮澤賢治を大切にしているかが伝わってきました。だから、ケンジとカトジが今回も生き生きと活躍しています。ケンジにとっては、たいそう悲しい時期にあたる今作品ですが、どう言うのでしょう、ケンジがケンジになっていく、その悲哀の道筋がここには読み取れるような、そんな一冊でした。
    ミステリーとしては前作よりもちょっとボンヤリしたかもしれません。ワトソンカトジの活躍というか、存在がとても鮮やかでした。宮澤家の方々も納得の登場です。謎解きよりも人物描写で楽しめた本作品、だったかもしれません。
    カトジがそばにいてこそのお話だとすると、次作はどこから始まるのか、次作が楽しみです。
    ますむらひろしさん

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    2015年08月27日
  • 救命拒否

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    2015.6.17-36
    救急救命の現場や命の選別の重み、救命士の苦悩はよく描かれていたが、犯人像に何処か腑に落ちない感が残る。

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    2015年06月17日
  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    2月-4。3.0点。
    宮沢賢治が主人公。事件を解決する探偵短編集。
    各話、それなりに面白い。弱者を助ける感じ。
    まあまあ。

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    2015年02月08日
  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    ミステリの本筋は強くないが、時代背景、方言、人物描写が丁寧。漫画化、映像化はしやすそう。モリアーティは現れるのか。7.0

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    2015年02月07日