無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
石工会社の社長が、採石場で岩の下敷きになり亡くなった。調査を頼まれたケンジは、現場に残されていた黒い粉に気づく。(「哀しき火山弾」) 堅固な二重扉に錠が掛かったままの土蔵から、家宝の掛け軸が盗まれた。犯人はどこから入りどこへ消えたのか!? ケンジが披露した驚くべき推理とは?(「山ねこ裁判」) 名探偵・宮澤賢治の活躍を描く話題のシリーズ第2弾が登場!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
宮沢賢治を探偵に据えた「イーハトーブ探偵」シリーズ第二弾。
前作よりも落ち着いて、より、賢治の世界を感じさせる。
人間の弱さが犯す悲しい罪を、賢治も悲しみながら、しかし厳しく暴いていく。
それぞれの作品が、賢治の作品を彷彿とさせ、あるいは実際に対比として語られたりする。
『哀しき火山弾』
石工会社の社長が、割れた凝灰岩の下敷きになって死んだ。
偶然の事故なのか?
『雪渡りのあした』
宝珠の中にあったはずの仏像が姿を消す。
『山ねこ裁判』
厳重に施錠されているはずの蔵から、高価な品が盗み取られた。
『きもだめしの夜に』
真に人を想うならば。
『赤い焔がどうどう』
真に人を想うならば2。
賢治の作品「貝の火」は、銀河鉄道の夜と並んで好きな作品だが、いまだに理解には及ばない。
これから先もずっと、考え続ける。
Posted by ブクログ
作者がどれだけ宮澤賢治を大切にしているかが伝わってきました。だから、ケンジとカトジが今回も生き生きと活躍しています。ケンジにとっては、たいそう悲しい時期にあたる今作品ですが、どう言うのでしょう、ケンジがケンジになっていく、その悲哀の道筋がここには読み取れるような、そんな一冊でした。
ミステリーとしては前作よりもちょっとボンヤリしたかもしれません。ワトソンカトジの活躍というか、存在がとても鮮やかでした。宮澤家の方々も納得の登場です。謎解きよりも人物描写で楽しめた本作品、だったかもしれません。
カトジがそばにいてこそのお話だとすると、次作はどこから始まるのか、次作が楽しみです。
ますむらひろしさんの解説も素敵でした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。