鏑木蓮のレビュー一覧

  • 喪失

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    もやっとしながら進み、そのまま終わってしまった。帯の「愛情とは信じるものではなく疑わないことた。」って、どれを指してのことだろう。夫婦の絆もなかったし感涙するシーンもなかったのに。

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    2019年03月30日
  • 救命拒否

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    トリアージ・タッグを題材にした所、命の優先順位に苦悩する救命に目を付けた所は凄く良かったんだけど、物語り全体が軽い感じになってる様に感じてしまいました。とても残念(^^;;ただ、トリアージをした後もズット、これが的確だったのか?苦悩する姿は色々と考えさせられた。命の選別をする側、された遺族の気持ちなどを知る事が出来たが、若林の死に重きを置かなかったからかな?視点を変えたら凄く良い作品だった気がしました。それと好みだろうけど倉吉のギャグが(古っw)滑った感あって寒かった。

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    2019年01月20日
  • 東京ダモイ

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    ネタバレ

    東京ダモイ/鏑木蓮:第52回大賞受賞。2006年。
    シベリア抑留だというから読んでみた。シベリア抑留の時の中尉殺人事件が現代の殺人事件を呼ぶのだ。ヒントは、元シベリア抑留者の高津が自費出版しようとした句集。
    シベリア抑留のことはとても調べてる。何故かシベリアのことは語らない経験者が多いので、こういう本は必要だと思う。で、その部分はやはり心を打たれる。
    だのに★が4つなのは、自費出版会社の男女とか、刑事とかいまいちなんだよなぁ。推理は俳句に詳しくないもんで、そんなもんかなぁと思ったり。
    ちなみに「ダモイ」とは、ロシア語で「帰郷」のこと。抑留者は「トーキョーダモイ」と言われてたのに、シベリアに連れ

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    2019年02月03日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    ネタバレ

    病院のコンビニに求められるサービスは、他と違うのか。

    キャメルマートのスーパーバイザー小山田昌司はその手腕を買われて京洛病院に入っている系列のコンビニの店長となる。前店長の経営方針を疑い、POSによる徹底管理を信条とする昌司が京洛病院の日々で気付いたことは。

    お仕事モノだが、ポイントは病院の中のコンビニであること。そこの常連客は病院関係者、売れるものは何だろう、と考えるところから始まった。突然の入院で必要なものが売れるのじゃないか、怪我で入院して暇な人がいるから雑誌とかはどうだろう、それくらいしか考えられなかった。しかし、話は色々な方向に転がり、コンビニや病院の常識からいったん離れてみるよ

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    2018年10月25日
  • 沈黙の詩 京都思い出探偵ファイル

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    10月-3。3.5点。
    思い出探偵シリーズ。居酒屋チェーンの創業者、高齢者向けマンションに住むが、内縁の妻が転倒して認知症の症状に。
    調べると認知症と言うよりは、自分の意思で他者との接触を避けているような。

    内縁の妻の過酷な人生が明らかに。結構面白かった。

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    2018年10月12日
  • 転生

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    妊娠が発覚し困惑する、敢えて女性らしい服装の三十三歳の警部と、長身でスーツ姿の畏まった新人刑事の女性コンビが殺人事件を追い、夜の店で働く京都弁のナミエが養子であると気付いた恋人に代わり彼の実母を辿る。藍の染織の深みが綺麗。育てられない出産と母性が印象深い。全編通し落ち着いた語り口。婦女暴行が難しい。

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    2018年10月10日
  • 喪失

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    6月-3。3.0点。
    京都出身のキャリア女子刑事。
    離婚係争中の妻が、心の病を抱え、自宅で転落死。
    不動産会社社長の夫が、第一容疑者。
    夫犯人説に違和感を感じる主人公。

    うーん、何故か読むのに時間がかかった。
    展開がゆっくりだからかな。
    ご都合主義的な真相、真犯人。次作に期待かな。

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    2018年06月09日
  • 黒い鶴

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    作家デビュー10周年記念出版、幻のデビュー作から最近のものまでを厳選した10作品。

    怨憎会苦:黒い鶴/ライカの証言
    愛別離苦:大切なひと/雲へ歩む/魚の時間
    求不得苦:京都ねこカフェ推理日記/あめっこ
    五蘊盛苦:誓い/水の泡~死を受け入れるまで~/花はこころ

    幻のデビュー作#黒い鶴をはじめ、愛別離苦の三作、
    お能の舞台の裏側と、世阿弥の「風姿花伝」の新しい解釈など、全部面白かった。
    帯の「純文学ミステリー」に納得です。

    一番好きだったのは、#京都ねこカフェ推理日記
    慢性的にネコちゃん足りない病の私ですが、猫カフェには行きたくないのです。
    でも、このカフェに限っては行ってみたいなぁ

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    2018年04月22日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    初めての作家さん。書店でなんとなく目について気分転換に購入。あらすじで、持ち前の効率主義、利益しか頭にない、と書かれた主人公がどんな風に翻弄されるのかと思ったけれど。。(そういうのを期待していたので)、違和感なく人助けしているように見える主人公に、よくある心温まる系だなと、若干飽きている自分が。
    それでも、最後のお弁当の件でまさかの号泣、、、。そんな自分にビックリ。

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    2018年02月16日
  • 喪失

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    知らずに読み始めたけど、どうやら「見えない鎖」の続編
    らしい。文庫化した時にタイトルが変更になっており、モヤモヤしたまま、最後まで読んでしまった。
    前作の内容は全く覚えてなく、いきなり主人公の大橋砂生の流産シーンから始まり、意味不明だったけど、話が進むに連れ、事件の真相、冒頭の流産シーンがタイトルに繋がっていくことが分かり、納得。
    不動産会社の社長の妻が自宅の階段から転落死し、その真相に迫ると言う派手さのない事件の中にいろんなメッセージが詰まっていて、奥深さを感じていただけに、ラストの落とし所が残念。
    最後の最後に「見えない鎖」の内容を思い出した…
    文庫買ってしまったよ〜

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    2018年01月01日
  • 喪失

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    ネタバレ

    鏑木連氏の刑事ものは久々な気がします。率直な感想としては……悪くはなかったのですが、過去の刑事ものに比べるとやや物足りなさを感じてしまいました。

    主人公は流産を経験した女刑事という設定ですが、この設定が本作の展開に効果的に作用しているという印象が薄かったのがその要因でしょうか。母親を失った瑠美と、お互い喪失したものを補い合う関係を強めるための要素だったのかもですが、流産という設定がなくても成り立ったのではないかと思ってしまったので……

    過去作と比較するなら、被害者やその他登場人物にさほど感情移入できなかったことが、物足りなさの要因に挙げられるかもしれません。「白砂」「時限」などは被害者に強

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    2017年12月02日
  • 喪失

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    鏑木蓮『喪失』角川文庫。

    文庫書き下ろし作品。鏑木蓮の作品では重い系の警察ミステリー。もう少し予想外の大きな展開を期待したのだが、小さくまとまり過ぎた感のある作品だった。

    有力不動産会社社長の妻がビルの非常階段で遺体となって発見される。妻の遺体の手には夫のブレスレットが…未婚で妊娠、流産を経験し、復帰したばかりの美貌の準キャリア刑事・大橋砂生が事件に挑む。

    大橋砂生の激動の人生は本編とは関わらず、勿体無いというか、無駄なように感じた。か弱い女性刑事の成長を描きたかったのか、アマゾネスのような強い女性刑事の活躍を描きたかったのか…

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    2017年11月28日
  • 黒い鶴

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    ネタバレ

    「ライカの証言」「水の泡」がとても面白かった。「あめっこ」では結局鏝(というか凶器)について言及されずに終わり、「花はこころ」では千堂が手をいつ、どうやって染めたかなど言及されずに終わるなど、不完全燃焼な部分もあった(速読したので読み飛ばしがある可能性?)。

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    2017年10月23日
  • 京都西陣シェアハウス 憎まれ天使・有村志穂

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    ネタバレ

    主人公・有村志穂が、よく言えば(?)率直に、悪く言えばズケズケと他人の悩み事に切り込んでいく様子。あとがきで「(この振る舞いに)拒絶反応を起こしてしまう人も少なくないと思われる」とありますが、私は拒絶反応を起こしてしまいました。

    いくつかのエピソードがあり、それぞれが良い結末を迎えるのですが、どうしても途中経過における志穂の無神経さにイライラしてしまって、スッキリしない気分になってしまうのです。

    結局最後までその印象は変わらず。同作者の他の刑事ものが好きだっただけに期待が高かった分、ちょっと落胆しちゃった感じです。

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    2017年10月13日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    ネタバレ

    「白砂」「時限」といった刑事物が好きだった半面、「京都西陣シェアハウス」のようなハートウォーミングな人情ものは(個人的には)ちょっと微妙な印象。

    けれど「京都西陣〜」と比べれば主人公に嫌な印象がない分、本作は読みやすい方でした。登場人物にも悪い人がいなくて安心して読むことができます。

    ただ、理想通りに話が流れすぎることにも起因するのですが、全体に漂う青臭さがちょっと苦手ではあります。あとは重箱隅ですが、バルカンカードの「生命流転」コンプ報酬は、景品表示法のカード合わせに当てはまるのでは……

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    2017年10月07日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    ハッピイエンドのあったかいお話
    文章がもう少し練られてたらうれしいな
    コンビニの裏側をちょっとのぞいた気分
    まあ現実にはないだろうけれど
    今大きな病院には大体コンビニがありますよね
    お世話になりました
    ≪ 立ち寄って パジャマと白衣 それぞれが ≫

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    2017年06月23日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    コンビニのスーパーバイザーである主人公が病院内店舗に引継店長として赴任して、ちょっとした不思議な出来事や客として訪れる病院関係者、入院患者たちの要望を執念で読み取ったり叶えていきます。
    猫が不幸になるエピソードがあるので(過去の出来事としてですが)、動物が死ぬだけで地雷、という方は気をつけてください。
    それ以外は、王道でわかりやすくて面白かったです。

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    2017年06月13日
  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    宮沢賢治のことについては、大して知らない。雨ニモマケズ…からすると、すごく我慢強い人なのかなと思う。そんな宮沢賢治を主人公とした探偵小説。本当にこの本のような性格だったかは置いておいて、素朴でとても優しい。ただ謎を解決して終わるのではなく、犯人たちの生活、その後のことまで考えて推理しているので、やはり優しい。「聖人君子で根暗」が良い方向に描かれている。

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    2017年01月30日
  • 見えない鎖

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    日々、当たり前だと思ってることが本当は当たり前じゃないことの積み重ねなんだな。私たちが知る事件は本当に側面だけで、大なり小なり、罰せられない罪人はたくさんいて、私も意識せずその一人になってることがあるのかもと思うと、怖くなりました。ドラマ化しやすい作品じゃないかと思いました。

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    2018年09月08日
  • 見えない鎖

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    うーん。普通かな。
    タイトルにある通り、人は繋がっていて、誰もが誰かにとって大切な誰かということが主題になっていると思うんだけれど、それほど深く、感動するようには伝わってこなかったかな。

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    2016年12月04日