鏑木蓮のレビュー一覧

  • 見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2

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    ネタバレ

    主人公の人柄が良いのでシリーズ2作目
    ダメダメ設定と思いきや、心療内科医として
    滅茶苦茶優秀だと思うし、親友の無理なプロ
    デュースでTV出演したら誠実さが伝わり、
    京町屋に設けた分院は大繁盛・・・推理も患
    者ファーストを貫きつつも偶々知り合った記
    者や警察官と駆け引きしつつ成果を勝ち取る
    有能ぶり!ラストの新展開も無理なく患者心
    理にも適合し謎が創られた経緯もなぞれる2
    時間スペシャルにちょうど良い(´・ω・`)

    0
    2023年08月24日
  • 甘い罠―小説 糖質制限食

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    2023.07.31
    久しぶりの鏑木蓮の本。やっぱり良いねえ。
    「何事も排除では問題の解決にならない。いかに打開していくかだ」
    重い言葉ですねえ。自分も考えてみたい!

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    2023年07月31日
  • 思い出探偵

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    鏑木蓮の連作ミステリ作品『思い出探偵』を読みました。
    ここのところ国内の作家のミステリ作品が続いています。

    -----story-------------
    もう一度会いたい人が、あなたにはいますか?

    小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴…… そんな小さな手がかりから、依頼主の思い出に寄り添うようにして、捜しものを見つけ出していく“思い出探偵”。
    京都御所を臨む地で「思い出探偵社」を開いた実相浩二郎は、息子を亡くし、妻がアルコールに溺れていくのを見かねて刑事を辞めたという過去を持つ。
    思い出探偵社には、その誠実で温かい人柄にひかれるようにして、元看護師の一ノ瀬由美、役者志望のアルバイト本郷雄高、10年前に両親を惨殺されて心に傷を負った27歳の橘佳奈子が集まった。

     「思い出」は心を豊かにすれば、苦しめもする――乱歩賞作家が紡ぎ出す、せつなさと懐かしさが溢れるミステリー。
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    2009年(平成21年)に刊行された京都思い出探偵ファイルシリーズの第1作です。

     ■第一章 温かな文字を書く男
     ■第二章 鶴を折る女
     ■第三章 嘘をつく男
     ■第四章 少女椿のゆめ
     ■解説 小梛治宣

    人生は「思い出」の積み重ねでしかありえない… 良きにつけ悪しきにつけ、そのひとが生きてきた証なのだ――。

    小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴… そんな小さな手がかりから、思い出探偵社の仕事は始まる、、、

    「一言お礼が言いたい」 思い出探偵社に持ち込まれた事案を調査する実相浩二郎たちの行く手には…… 。

    面白かったです、、、

    粗末なペンダントをわざわざ届けてくれた男性を探す『第一章 温かな文字を書く男』、

    ジャズ喫茶でのわずかな時間の出会いが人生を変えた『第二章 折り鶴の女』、

    車椅子の青年が思い出探偵社を混乱に陥れる『第三章 嘘をつく男』、

    戦後の混乱期に命を救ってくれた男性を探す『第四章 少女椿のゆめ』、

    の4篇が収録されています… 軽めの物語かと思っていたのですが、意外と深みがあったし、「思い出探偵社」で働く人たちの人生も巧く描いてあったと思います。

    『第三章 嘘をつく男』は、ちょっと異質な印象ですが、サスペンス的な展開で愉しめましたね、、、

    『第四章 少女椿のゆめ』の結末はちょっと物足りない印象かな… 好みの問題でしょうが、私は再会するところまで描き切って欲しかったな。

    京都思い出探偵ファイルシリーズの続篇、ぜひぜひ読みたいですね。

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    2023年03月20日
  • 見えない鎖

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    父と二人暮らしで、短大で栄養学を学ぶ生田有子。ある日、父親が「知らない男に刺され」て殺された。
    父の勤め先だった警備会社の元刑事中原の助けを借りながら、有子は父親がなぜ殺されなければならなかったかを調べていく。
    父と有子を捨てて、他の男と失踪した母親との再会、父親の警備中に工事現場で起きた事故の被害者との出会い…

    ミステリーとしての謎解きや犯人探しの要因は期待しない方が良いです。
    人の優しさ、強さとは何かを考えさせられる作品。

    0
    2023年03月11日
  • 見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2

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    最近このシリーズを知って
    次が楽しみだと思っていましたが
    作者さんがご逝去されたとのことで
    とても残念です。

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    2023年03月07日
  • 見えない轍

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    サスペンス。一応殺人事件なのだが、全体的に、ゆる〜く優しい雰囲気が漂っている。作者の風貌を見て「まんまじゃん!」と思ってしまった。
    少し悲しくて良い話。

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    2023年03月05日
  • 白砂

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    ネタバレ

    登場人物の考えていることが丁寧に描写されていて没入感がとても心地よかった。
    最後の解決の部分はページを捲る手が止まらなかった。
    話もわかりやすくとても読みやすかった。
    小夜と好恵の関係がとても複雑で、本の言葉を借りるならボタンの掛け違えでとても切ない結末になってしまったなと思った。

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    2023年01月05日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    営業不振の病院内店舗コンビニに配属されたデータ主義者小山田昌司。データの通用しない院内店舗の事情に苦戦しながら謎を追い、新商品を開発していく。お涙ちょうだい的な展開にならず明るい気持ちで読み終える事ができました。

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    2022年08月25日
  • 見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2

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    プロローグ/
    現在/過去/未来/
    エピローグ

    友美さんの病んだ心を少しずつ少しずつノックして開こうとする本宮先生。見えないし触れない心、間違った言葉を使えば今以上に閉じてしまう。その緊張感が読むことに集中させてくれる。
    開いてくれた心を感じるのは嬉しいですね

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    2022年07月11日
  • 見えない轍

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    プロローグ・小倉由那の日記
    動揺/否認/罪責感/直視
    エピローグ

    自殺とされて終わりそうな由那さんの死。母親に連れられて心療内科医の本宮のもとにやってきた女子高校生が疑問を語る。共感した本宮は調査を始める。
    いくら患者さんが少ないからといってここまで関わるドクターがいるかと思いつつもいて欲しいとも思う。
    少しずつ少しずつ明らかになっていく事実にほっとしつつも亡くなってしまったことが残念でたまらない。

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    2022年03月13日
  • 喪失

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    大橋砂生刑事は流産で途切れそうな捜査への参入を直訴し、真鍋文香の死去に絡む事件を担当する.文香は夫 征夫との離婚を考えており和光忠之弁護士と相談していた.征夫は愛人の坂下奈々宅から帰宅し、その直後に事件が発生したが、和光もその場に来ていた.娘 留美の行動にも不審な点があり砂生は迷う.征夫の供述が不審な点もあり逮捕して取り調べるが、嫌疑なしで不起訴となるものの、文香の遺体に不審な点を見つけ、再捜査を開始した砂生.彼女の執念が実った感じの結末だが、多くの人からの情報を的確に結びつけていく過程が楽しめた.

    0
    2022年02月15日
  • 残心

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    ルポライターの取材先は老老介護の状態のお宅。健康保険に介護保険、日本の制度は万全か?と言うこのライターの正義感は正しいのかどうか
    完璧な制度などありはしないとは思うけれど、より良いものであって欲しいと思う。
    ライターさんも適度にね

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    2022年02月10日
  • 転生

    購入済み

    意表をつく展開

    内容は、なかなか面白い展開で楽しめた。ただ少し時系列的に不明瞭な部分があり、結末がちょっと残念な感じになった。

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    2021年12月30日
  • 東京ダモイ

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    ブク友のNORAxxさんのレビューをみて、興味を持ち読んでみた。
    非常に重厚な物語。ミステリーなんだけれども、描かれる人間ドラマの印象が強い。
    私の無き祖父がシベリア抑留者だったので、より地続きで内容が心に迫ってくる。親も、私も直接抑留の話を祖父から聞くことができなかった。しかし、唯一、テレビドラマでシベリア抑留の話を再現していたのを一緒に見た時に、「こんなに綺麗な環境じゃなかった」とぼそっと、一言つぶやいたことを思い出す。
    本書を読んで、改めてシベリア抑留のことを学んでみたいと思った。
    ミステリーという形で、名もなき人物の視点から戦争の惨禍と人間の尊厳を描き切った力作。文学作品とも呼べるかと思う。

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    2021年12月19日
  • 東京ダモイ

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    ガツンとくる物が読みたくなり手に取った一冊。

    過去にソ連の捕虜となりシベリアに抑留された経験を持つ高津は、それを風化させまいと一冊の句集を自費出版しようとする。
    試みが実現するその前に、あるロシア人の女性が近くの埠頭で遺体となって発見された。その後高津は行方不明となってしまう。
    残された出版担当者槙野は守銭奴の鬼上司に尻を叩かれ大口顧客である高津の行方を追う。可哀想な彼にエールを送りたくなるのは自然の理かろうて...ズズッ…(   ՞灬ة旦)
    この単純な殺人事件は後に謎が深く複雑に絡み、多くの人間と時空を繋ぐ因縁の物語へと発展して行く。

    句集で語られる彼の人生は壮絶だ。
    彼ら兵士達はソ連兵の管理課に置かれたとしても「ダモイ(帰郷)」出来る事を信じて疑わなかった。だが、彼等の乗る貨車はシベリアに向かっていた。国は彼等をソ連の労働資源の提供ではなく、奴隷にでも使ってくれと見放した様なものだ。ダモイなど、有り得なかったのだ。過酷な労働と残酷な命のやり取りに額の皺は刻まれるばかりだった。
    年月を経て、ある日の中尉殺害事件をきっかけにダモイが叶う事となる。娯楽の俳句を通じて出会った4人の仲間達との友情を心に留め、高津は日本に帰還した。
    ーーーーーーーーーーーーーー

    60年前を綴る名も無き一兵士の句集
    その中で語られた未解決の中尉殺害事件。
    そして現代で起きたロシア人女性殺人事件と繋がりを見せるシベリア抑留兵士達の影。
    この因果が全て繋がった時、高津の目的と志しが明らかとなり、そしてその瞬間私の心は震え上がり腕には鳥肌が浮かんでいた。
    武士だ、もののふだ、SAMURAIだ。
    今なら迷わず土産屋に置いてある「侍」の文字がプリントされたTシャツを購入するだろう。
    「剣を抜かずに勝つ」
    無駄な血を流さず、相手の刀を汚さないことが尊ばれる。彼は最後まで刀を抜かなかったのだ。

    420ページにもなる作品に加えて、句集の中で数々の俳句が出てくる。心得の粒子もない私は調べ調べの読書となった。
    にも関わらず、付け焼刃の知識と付属する解説により意味を知れば知るほど高津の句集の深みが身に染み渡る様で驚く程夢中になった。あっという間に読み終えてしまった。
    しかもただの句集ではない、ミステリなのだ。犯人の情報が隠されているのだ。唆るであろう(含)
    私のツルツルの脳では俳句から犯人を特定する事は  勿論  できなかったが、余裕があれば是非隠された真実と繋がりを探し出してみてほしい。
    ーーーーーーーーーーーー

    この作品を手に取り感じた、現実でも起こったであろう壮絶なる兵士の物語がこの世に確実に存在している事。そしてそれを決して風化させるべきではない事を、しっかりと胸に留めておきたいと思いました。
    面白かった。

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    2021年11月18日
  • 東京ダモイ

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    剣を抜かずに勝つ

    極限のシベリア勾留を体験して
    ダモイを果たし
    何も持たずに生き抜いた一兵士の生き様
    涙なしには語れない

    戦争を知らず、恵まれた現代を
    当たり前のように生きていられる事に感謝する

    私利私欲に支配されない生き様
    尊敬するべきはずの老人たち
    すぐ近くにもいるのかもしれない

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    2021年06月30日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    不思議な気持ちにさせてくれる本
    ヒーロー戦隊のおじいさんの話、認知症のおばあさんの話がとても印象的だった
    商売って面白いな、と思わせてくれた本

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    2021年04月21日
  • 思い出探偵

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    心の中でずっと寄り添いたいような思い出、生きていく糧となるほどの思い出、時には悪い夢であって欲しいと思うようなことも。
    思い出探偵社を訪れる人々にも、思い出探偵社のメンバーにも様々な思いや事情があって、ぐいぐいと引き込まれて読みました。
    連作短編集のようでありながら、二つの依頼が並行して調査されていたりと時間が繋がっていたのも良かったです。

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    2021年02月13日
  • 疑薬

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    薬をめぐるミステリー。新薬を使ったが故に失明してしまった母を持つ女性と、その事件を追っている記者、新薬を開発した製薬会社の社長代行、新薬を使用した病院などがからまっていろいろなことが明らかになる。
    医療や薬のミステリーというのが変わっていて面白かった。

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    2021年01月01日
  • イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり~賢治の推理手帳I~

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    ネタバレ

    農学校教師時代の(名探偵な)宮沢賢治。友人・藤原嘉藤治(カトジ)視点で、彼が持ち込む奇々怪々な事件を解決する短篇集。トリックがユニークで、豊かな想像力と理系思考が同居しているケンジだから解けるのかも…と思える。なにより、カトジが非常にまともな感性の持ち主ながら、ケンジのよき理解者なのが嬉しい。

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    2020年12月19日