鏑木蓮のレビュー一覧

  • 白砂

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    二十歳の女性が自室で殺され、女性の持ち物からペンダントに入った遺骨が見つかる。
    この骨のは誰なのか?
    それと同時進行で夫を事故で亡くした女性は夫の遺骨を海に散骨しようとする。
    この2人の女性のつながりは?

    結末は想像してなかった展開だった!

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    2024年11月26日
  • 見習医ワトソンの追究

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    「見習医」 みならいい? ルビは 「けんしゅうい」
    いや一文字ずつなら読みます?けどね

    医者にしか気付けないこと、刑事だからこそわかること
    楽しかった (^^♪

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    2024年08月17日
  • 白砂

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    鏑木蓮の長篇ミステリ作品『白砂(はくしゃ)』を読みました。
    鏑木蓮の作品は昨年の5月に読んだ『思い出探偵』以来ですね。

    -----story-------------
    予備校生、高村小夜が一人暮らしのアパートで殺害された。
    出入りが目撃された中年男性が捜査線上に浮かぶ。
    心の動きに捜査の主眼を置く下谷署の目黒は、小夜を知るにつれ、援助交際の線を捨てて事件に迫った。
    小夜が歌に詠んだ故郷、京都府の山村で目黒が掴んだ事実とは。
    哀しい真相が隠された、切なさ溢れるミステリー。
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    2010年(平成22年)に刊行された作品です。

    苦労して働きながら予備校に通う、20歳の高村小夜が自宅アパートで殺害された……中年男性の目撃情報と大金が入金されていることから、援助交際との関わりが捜査線上に浮かぶ、、、

    「こんなにつましい暮らしぶりで真面目な彼女がなぜ?」違和感を抱いた下谷署の刑事・目黒一馬は別の角度から捜査を開始する……小夜の両親はすでに亡く、なぜか祖母は頑なに遺骨を受け取らない。

    鍵は小夜の故郷にあると見た目黒の執念が、運命に翻弄された女たちの人生を浮き彫りにしていく……最後にたどり着いた、死の裏にある驚愕の真実とは、、、

    切なさあふれるミステリー。

    働きながら大学入学を目指す20歳の高村小夜が殺害された事件を中心にしつつ、そこに建設会社社長・吉崎の交通事故死に纏わるエピソードが絡められ、ふたつのエピソードが交叉するあたりで表層的な犯罪の動機と犯人は特定できるのですが……逮捕された人物は黙秘、、、

    その後、目黒刑事は、犯人の人格形成に影響を与えた特殊な環境下にあった宮崎の山村での生活や出来事を浮き彫りにして、犯人の心理に踏み込み犯行動機に迫る……執念の捜査が印象的でしたね。

    社会派ミステリっぽい雰囲気を纏った作品でしたねー 目黒刑事の人柄も良く、感情移入しやすかったですね……それにしても、高村小夜の運命は哀しすぎますね、、、

    好みの作風でした……目黒刑事と山名刑事のコンビもイイ感じなので、シリーズ化してたら次も読んでみたいな と思いました。

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    2024年07月30日
  • 見習医ワトソンの追究

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    鏑木蓮『見習医ワトソンの追究』講談社文庫。

    ここ数日、珍しく仕事とプライベートが忙しく、なかなか読書が捗らなかった。

    2023年に逝去された鏑木蓮の医療&警察ミステリー小説である。捻りに捻り過ぎたせいか、終盤のくどさが目立った。

    プロローグに描かれる事件の迫真描写。和歌山に住む母親の五十嵐菜摘が大阪で一人暮らしをする娘の五十嵐夏帆と電話で会話していると電話の向こうでただならぬ事態が発生する。

    何者かに腹部を刺された美容研究家の五十嵐夏帆が大阪の三品病院に緊急搬送された。犯人は夏帆と別れた夫の八杉弘文と思われたが、事件を担当する大阪府警の刑事・成山有佳子の夏帆への聴取で否定される。懸命な治療の甲斐もあり、損傷した脾臓を温存したまま夏帆は一命をとりとめたかに思えたが、術後あり得ない速さで容態が急変、命を落としてしまう。

    死因は刺傷によるショック死だったのか、或いは医療ミスだったのか。院長から死因の究明を命じられた内科医の家入陽太郎は、成山有佳子の協力を得て調査を開始する。

    本体価格900円
    ★★★★

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    2024年07月28日
  • 見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2

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    シリーズもの。

    ここまで患者に寄り添う心療内科医はいないと思いますが、もしいたら心強いだろうなと思いました。

    いくつもの人生が交差し凍結していたものをカウンセリング等と解き、それぞれのこれからの幸せを支えようとする姿に感銘しました。

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    2024年07月24日
  • 白砂

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    白砂とは散骨のために砕いた遺骨のことかと理解していたら、終盤で予想外の展開。そして真犯人がなかなか自白しなかった理由にも納得。しかし、小夜があまりにも可哀想すぎるよ。

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    2024年07月03日
  • 白砂

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    深い物語です。
    エピローグに、作品スタート時に殺害された子のコレから新たな決意を描写するなんて、もはや卑怯なぐらい感極まります、是非是非読んでください。

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    2024年05月20日
  • 白砂

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    ネタバレ

    最後の結末は途中で想像ついたけど、まさかと思ってたら本当に思った通りで驚きました。もうただただ小夜が不憫でならなくて、でも登場人物の背景にある心情に寄り添う感じが好きでした、もう一度読み返してみたらもっと寄り添えて読めて面白いかも!最後の方の小夜とのお別れの場面は感動。殺される前までの小夜視点の心情?とかの記述がある方が良かった!もっとなけますね

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    2024年02月05日
  • 見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2

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    ネタバレ

    主人公の人柄が良いのでシリーズ2作目
    ダメダメ設定と思いきや、心療内科医として
    滅茶苦茶優秀だと思うし、親友の無理なプロ
    デュースでTV出演したら誠実さが伝わり、
    京町屋に設けた分院は大繁盛・・・推理も患
    者ファーストを貫きつつも偶々知り合った記
    者や警察官と駆け引きしつつ成果を勝ち取る
    有能ぶり!ラストの新展開も無理なく患者心
    理にも適合し謎が創られた経緯もなぞれる2
    時間スペシャルにちょうど良い(´・ω・`)

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    2023年08月24日
  • 甘い罠―小説 糖質制限食

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    2023.07.31
    久しぶりの鏑木蓮の本。やっぱり良いねえ。
    「何事も排除では問題の解決にならない。いかに打開していくかだ」
    重い言葉ですねえ。自分も考えてみたい!

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    2023年07月31日
  • 水葬

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    鏑木蓮『水葬』徳間文庫。

    今年の1月に急逝した鏑木蓮によるサスペンス小説。

    宮澤賢治の信奉者で岩手県好きの鏑木蓮らしく、本作にも宮澤賢治と盛岡が登場する。盛岡出身の自分は鏑木蓮の作品を読む度にニンマリしている。

    さて、本作である。『水葬』というタイトルからして救いの無い結末が容易に連想出来る。婚約者の女性が失踪した男性の行方を自ら探すというストーリーなのだが、散りばめられた伏線をかき集めれば、その謎も見えて来る。そういう点では少し物足りなさを感じる作品だった。


    初井希美は婚約者の千住光一と自分の母親と父親代わりの伯父と面会するために待ち合せをしていたが、光一は時間を過ぎても現れることはなかった。

    光一はフリーのカメラマンで雑誌に連載する限界集落をテーマにしたフォトエッセイの取材のため、4日間の日程で島根に出張していたが、そのまま行方不明となる。出張先からパソコンに転送された写真を手掛かりに島根に向かった希美に光一の妹の美彩から、美彩の大学の先輩で光一の元交際相手の下槻優子も同じ頃に失踪していることを知らされる。

    光一と優子の行方を探す希美と美彩に、優子の車が岩手県八幡平市で発見されたという情報が入る。急遽、岩手県に向う希美と美彩だったが……

    本体価格890円
    ★★★★

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    2023年07月19日
  • 思い出探偵

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    鏑木蓮の連作ミステリ作品『思い出探偵』を読みました。
    ここのところ国内の作家のミステリ作品が続いています。

    -----story-------------
    もう一度会いたい人が、あなたにはいますか?

    小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴…… そんな小さな手がかりから、依頼主の思い出に寄り添うようにして、捜しものを見つけ出していく“思い出探偵”。
    京都御所を臨む地で「思い出探偵社」を開いた実相浩二郎は、息子を亡くし、妻がアルコールに溺れていくのを見かねて刑事を辞めたという過去を持つ。
    思い出探偵社には、その誠実で温かい人柄にひかれるようにして、元看護師の一ノ瀬由美、役者志望のアルバイト本郷雄高、10年前に両親を惨殺されて心に傷を負った27歳の橘佳奈子が集まった。

     「思い出」は心を豊かにすれば、苦しめもする――乱歩賞作家が紡ぎ出す、せつなさと懐かしさが溢れるミステリー。
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    2009年(平成21年)に刊行された京都思い出探偵ファイルシリーズの第1作です。

     ■第一章 温かな文字を書く男
     ■第二章 鶴を折る女
     ■第三章 嘘をつく男
     ■第四章 少女椿のゆめ
     ■解説 小梛治宣

    人生は「思い出」の積み重ねでしかありえない… 良きにつけ悪しきにつけ、そのひとが生きてきた証なのだ――。

    小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴… そんな小さな手がかりから、思い出探偵社の仕事は始まる、、、

    「一言お礼が言いたい」 思い出探偵社に持ち込まれた事案を調査する実相浩二郎たちの行く手には…… 。

    面白かったです、、、

    粗末なペンダントをわざわざ届けてくれた男性を探す『第一章 温かな文字を書く男』、

    ジャズ喫茶でのわずかな時間の出会いが人生を変えた『第二章 折り鶴の女』、

    車椅子の青年が思い出探偵社を混乱に陥れる『第三章 嘘をつく男』、

    戦後の混乱期に命を救ってくれた男性を探す『第四章 少女椿のゆめ』、

    の4篇が収録されています… 軽めの物語かと思っていたのですが、意外と深みがあったし、「思い出探偵社」で働く人たちの人生も巧く描いてあったと思います。

    『第三章 嘘をつく男』は、ちょっと異質な印象ですが、サスペンス的な展開で愉しめましたね、、、

    『第四章 少女椿のゆめ』の結末はちょっと物足りない印象かな… 好みの問題でしょうが、私は再会するところまで描き切って欲しかったな。

    京都思い出探偵ファイルシリーズの続篇、ぜひぜひ読みたいですね。

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    2023年03月20日
  • 見えない鎖

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    父と二人暮らしで、短大で栄養学を学ぶ生田有子。ある日、父親が「知らない男に刺され」て殺された。
    父の勤め先だった警備会社の元刑事中原の助けを借りながら、有子は父親がなぜ殺されなければならなかったかを調べていく。
    父と有子を捨てて、他の男と失踪した母親との再会、父親の警備中に工事現場で起きた事故の被害者との出会い…

    ミステリーとしての謎解きや犯人探しの要因は期待しない方が良いです。
    人の優しさ、強さとは何かを考えさせられる作品。

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    2023年03月11日
  • 見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2

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    最近このシリーズを知って
    次が楽しみだと思っていましたが
    作者さんがご逝去されたとのことで
    とても残念です。

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    2023年03月07日
  • 見えない轍

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    サスペンス。一応殺人事件なのだが、全体的に、ゆる〜く優しい雰囲気が漂っている。作者の風貌を見て「まんまじゃん!」と思ってしまった。
    少し悲しくて良い話。

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    2023年03月05日
  • 白砂

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    ネタバレ

    登場人物の考えていることが丁寧に描写されていて没入感がとても心地よかった。
    最後の解決の部分はページを捲る手が止まらなかった。
    話もわかりやすくとても読みやすかった。
    小夜と好恵の関係がとても複雑で、本の言葉を借りるならボタンの掛け違えでとても切ない結末になってしまったなと思った。

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    2023年01月05日
  • P・O・S──キャメルマート京洛病院店の四季

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    営業不振の病院内店舗コンビニに配属されたデータ主義者小山田昌司。データの通用しない院内店舗の事情に苦戦しながら謎を追い、新商品を開発していく。お涙ちょうだい的な展開にならず明るい気持ちで読み終える事ができました。

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    2022年08月25日
  • 見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2

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    プロローグ/
    現在/過去/未来/
    エピローグ

    友美さんの病んだ心を少しずつ少しずつノックして開こうとする本宮先生。見えないし触れない心、間違った言葉を使えば今以上に閉じてしまう。その緊張感が読むことに集中させてくれる。
    開いてくれた心を感じるのは嬉しいですね

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    2022年07月11日
  • 見えない轍

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    プロローグ・小倉由那の日記
    動揺/否認/罪責感/直視
    エピローグ

    自殺とされて終わりそうな由那さんの死。母親に連れられて心療内科医の本宮のもとにやってきた女子高校生が疑問を語る。共感した本宮は調査を始める。
    いくら患者さんが少ないからといってここまで関わるドクターがいるかと思いつつもいて欲しいとも思う。
    少しずつ少しずつ明らかになっていく事実にほっとしつつも亡くなってしまったことが残念でたまらない。

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    2022年03月13日
  • 喪失

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    大橋砂生刑事は流産で途切れそうな捜査への参入を直訴し、真鍋文香の死去に絡む事件を担当する.文香は夫 征夫との離婚を考えており和光忠之弁護士と相談していた.征夫は愛人の坂下奈々宅から帰宅し、その直後に事件が発生したが、和光もその場に来ていた.娘 留美の行動にも不審な点があり砂生は迷う.征夫の供述が不審な点もあり逮捕して取り調べるが、嫌疑なしで不起訴となるものの、文香の遺体に不審な点を見つけ、再捜査を開始した砂生.彼女の執念が実った感じの結末だが、多くの人からの情報を的確に結びつけていく過程が楽しめた.

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    2022年02月15日