鏑木蓮のレビュー一覧

  • 思い出探偵

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    変わったテーマで、また舞台が京都と云うことでなかなか面白かった。作者は洛南高校から仏大だそうである。結構京都の南部が出てくるので、そっちの出身?

    ただ、佳菜子の話は進展し過ぎって印象を受けた。もう少し掘り下げてからでも良かったのでは?

    でも、面白いと思います。

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    2014年03月09日
  • エンドロール

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    孤独死というテーマでおもしろいというと語弊があるけど、心が動く作品だった。著者の単語の選び方も好き。最後の証言が続くあたりが特に良い。
    ただ、孤独死に戦争という結構大きなテーマが絡んでたことで、若干どっちが本題かわかりにくくなってるような気がした。こういうやわらかな縁のつながりはこんな特殊な体験を持った老人を登場させないと描けないものかなぁと思った。
    あと、伏線の張り方が、張られた段階でそれとわかる書き方でちょっと残念だった。甲山の資格勉強の話など、なくても良かったんじゃないかと思った。

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    2014年02月20日
  • 東京ダモイ

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    面白かったです。
    特に自分が知らないシベリア抑留についての部分が
    とても興味深く、そのあたりにもひかれて、
    どんどん読み進めました。
    いかにも乱歩賞らしい作品と感じました。

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    2014年01月10日
  • 思い出探偵

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    思い出にまつわる人や物・事柄を探し出す探偵さんのお話。
    予想外にハラハラする話もあり、面白かった。じわじわくる。どれもうまく行き過ぎかなとは思ったけど、うまくいかなかったら、それはそれで悲しいのでOK。
    終わり方に物足りなさを感じたけど、次作も期待!早く文庫化されてほしい。

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    2013年09月18日
  • 時限

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    東京ダモイが面白かったので、
    かなり期待して読み始めた。
    序盤はよくありがちな推理小説的内容に少し落胆したものの
    2つの事件が少しずつ繋がりを見せ始めると
    一気に展開に引き込まれて読んでしまった。

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    2012年08月19日
  • 時限

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    ネタバレ

    冒頭から、東男と京女のやりとりが興味を惹く。片岡真子という女性刑事のキャラクターが面白い。
    ストーリーは二転三転するので、途中で何がメインの話なのかちょっと混乱してしまう。
    山本という男性の行動がやや納得しづらいか。
    「生きている意味を問う前に、生きていることがすでに意味を持っている」というセリフにぐっとくるけど、物語の中ではちょっと違う意味合いで使われているようにも思う。
    「生命の謎」というよりも、男性心理の闇、と言ったほうがいいような気もする。

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    2012年04月10日
  • 東京ダモイ

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    「ダモイ」とは、ロシア語で「帰国」の意味。

    第2次世界大戦でロシアのシベリア、捕虜収容所からの帰還兵が60年の歳月を経て自費出版しようとした句集の原稿を残したまま失踪。

    前日に舞鶴港の埠頭で水死体で見つかったロシア人女性と帰還兵には接点があったことが判って、60年前に捕虜収容所で起きた殺人事件が浮かび上がってくる。捜査はこの謎を解くことで、犯人像が浮かび上がってくる・・・というやや複雑な構図。

    今は亡き自分の父親もシベリア帰りで、これまで戦争の話はほとんど聞いたことはなかったんですが、本書にあった抑留者の強制労働の世界を経験してきたかもしれないことを思うと、なんと言ったらよいのか・・・

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    2010年07月02日
  • 東京ダモイ

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    暗いし…重いですね。

    強制的に抑留されたシベリア。
    極寒の極限状態の彼の地。

    戦争で無理やり連れて行かれ、
    敗戦後、日本への帰国も叶わず、
    過酷で劣悪な状況で何年も強制労働。
    起こるべくして起きた事件。(と私は思う)

    謎解きの辺が若干判りづらかったんですが、
    シベリアの雪と氷と空気の冷たさが
    リアルに肌に、胸に突き刺さるようでした。


    ☆☆☆☆ ホシ4つ

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    2010年02月12日
  • 京都西陣シェアハウス 憎まれ天使・有村志穂

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    1話目は志保の無神経すぎる言動にイライラして途中でやめようかと思ったけれど、何とか(この子は人間じゃなくてロボットだと思い込んで)最後まで読み終えました。どの話も最後はハッピーエンドなのは良かった。ただ…志保は超能力でも持ってるのかなというほど他人のことをズバズバ言い当てすぎるところが都合が良すぎる感じがしました。

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    2026年09月28日
  • 残心

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    京都で地元の情報誌の記者をしている冬美は、憧れのルポライター杉作が京都で老老介護の取材をしていることを知る。
    しかし、その取材の最中、夫は寝たきりの妻を絞殺し、自分も首を吊り、無理心中したという。
    冬美は、その老老介護の夫婦を担当医である三雲が杉作に紹介したと知り、杉作を紹介してもらう。
    老老介護の末の無理心中に、何か当人たちのメッセージがあるのではと、取材を進める杉作の手伝いが出来るようになった冬美。
    最初は杉作の役に立てるならとやる気になっていたが…その裏にある不可解な点に気付く。
    老老介護という問題だけではなく、真実を伝えるということの大切さを問う。

    2026.8.23

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    2026年08月23日
  • 疑薬

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    十年前に失明した母と暮らす生稲怜花は、ある日矢島という記者に声をかけられる。
    老人ホームで起きたインフルエンザの集団感染。その死亡者に処方されていたのは、母の治療に使われたのと同じ新薬「シキミリンβ」だというのだ。

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    2026年08月11日
  • 白砂

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    なんとも切ない話だ。それでいてしっかりミステリー。登場人物の多さに戸惑いはあるものの、真相が明らかになってくるとそれらは全く気にならない。散骨って本当にその人がいなくなる感じで寂しいなぁ。

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    2026年07月09日
  • 真友

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    伸人は絵を描くのが上手い
    麻衣より俺を先に描いてくれっ!
    大友のおっちゃんの優しさに涙を流す
    こんな知り合いがいたら幸せだろう
    また、隆史に投げられた刑事訴訟法の参考書のように自由に飛び回りたい

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    2026年04月22日
  • 見えない鎖

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    有子の父を思う気持ちに乾杯
    やよいは有子のベストフレンド
    俺もこんな友達が欲しかった…
    明菜は騙されがち
    もっと男をみる目を養いなさいっ!
    中原は元刑事だが捜査の腕は現役の平川を凌駕する
    彼がいまも刑事なら未解決事件はなくなるだろう

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    2026年04月10日
  • 残心

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    ルポライターというのがどんな仕事なのかわかっていなかったが、この本によって何となくわかるようになった。
    老老介護の事で、今はこんな問題もあるんだと、自分の中で色々と考えるきっかけとなったし、やっぱり国の制度そのものや政治に目を向けていこうと思えた。

    内容的には、何となくわかってしまっていた部分が多かったが、人によって「正義」の概念が変わってしまい、それに対する「犠牲」を仕方ないとする人は少なからずいるのではないかと思った。

    何となく表紙から、幼い子が絡む話かと思っていたが全然違かったので面食らった。

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    2026年04月01日
  • 思い出探偵

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    人生は「思い出」の積み重ねでしかありえない。良きにつけ悪しきにつけ、そのひとが生きてきた証なのだ――。
    京都御所を臨む地で「思い出探偵社」を始めた元刑事の実相浩二郎は、探偵社のメンバーである元看護師の一ノ瀬由美、時代劇俳優をめざす本郷雄高、十年前に両親を惨殺されて心に傷を負った橘佳菜子と共に思い出と格闘し、依頼人の人生の謎を解き明かす。乱歩賞作家が紡ぎ出す、せつなさと懐かしさが溢れるミステリー
    ***
    祖母の本棚より

    全体的にはじんわり温かい印象だけど、
    「嘘をつく男」では、車椅子を装った怪しい男が佳菜子に接近…!
    急なサスペンス展開に、アセアセしちゃった。

    実相さんが愛情深くて素敵。
    渋くて不器用でまっすぐで、きっと人の好意には鈍い…
    自分が奥さんならちょっとヤキモキしちゃうかもな。

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    2026年03月22日
  • ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル

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    「苦労した人には幸せになる資格があるんだ」 浩二郎の台詞に涙する
    ドキュメンタリー「せっしゃ、今日も斬られて生きる」を見てみたい
    また、弱さを認める強さという文子の発言に大いなる生きる糧をえた気がする
    生きるとは、ゆっくり誕生することだ 実相のメールに衝撃を受けた
    思い出探偵社初の慰安旅行に参加したい

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    2026年03月20日
  • 疑薬

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    怜花のつたない関西弁に閉口
    ただ、周りの人間の優しさに圧倒される
    「べべん、べん」怜子が奏でる三味線の音が大阪の街にこだまする

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    2026年03月06日
  • 思い出探偵

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    思い出を追う探偵。どうしてそのような仕事を始めたのかなど、結構切ない出来事が多い。良いことも悪いことも人は思い出によって人生が出来ている。たしかになぁ…。
    過去があるから今があるんですもんね。

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    2026年03月05日
  • 疑薬

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    老人ホームで起きたインフルエンザの集団感染で、死亡者が出た。
    その際、処方されたのが副作用の少ないとされている「シキミリンβ」だった。
    10年前、怜花の母が失明した際に処方された薬だったことから、失明の原因がそれだったのではないかと、怜花に近付いてきたのが記者の矢島だった。
    「シキミリンβ」を巡り、様々な憶測が渦巻く。
    人はどうしても薬に頼ってしまうことがあるが、それが本当に効くのか、副作用は大丈夫なのか…確かに飲んでみないとわからないことの方が多いかもしれない。
    また問題になるのは、治験。
    これなくしては、新薬は生まれないし、重傷になればなるほど、新薬を試してみたい人も多い。
    普段気にせず当たり前に飲んでいる薬やそれが世の中に出るまで、将来に向けて等、思うところがたくさんあった。

    2026.1.14

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    2026年01月14日