太田愛のレビュー一覧

  • 未明の砦

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    非正規の4人が共謀罪を適用され、その企業と公安を相手に奮闘する社会派サスペンス。

    展開が読めるんだけど胸熱ですね。きっとこんな展開になるんだろうなと思いつつ読み進め、やっぱりそうだと思っても高揚感が止まらない。そんな作品でした。

    太田愛さんの作品は「犯罪者」や「天上の葺」などこれで4作目ですが、どれも面白い。「相棒」好きとして展開が好みなのもありますが。

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    2026年05月26日
  • 犯罪者 下

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    下巻!
    ドキドキハラハラがずっと続く。修二はどうなってんの?相馬は?鑓水は?滝川は何やってんの?ってとにかくドキドキしながら、読めない間もどこかで時間を作って読んじゃいたいくらい気が抜けない感じ。結末がわかってからは登場人物のその後もたっぷりと描かれていて、その間に自分の気持ちもちょっと前の興奮から徐々に冷めていくような、そんな作品。テレビドラマを見ているようなとっても丁寧に書かれた作品です。

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    2026年05月24日
  • 未明の砦

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    一番好きな作家さん。大企業や公安が絡むテーマが大好物なのでワクワクしながら読んだ。
    「犯罪者」から始まる三部作に比べて知識や情報を詰め込んだ小説という感じで、ストーリーは少し薄めに感じた。が、やっぱり知識を吸収できる小説が好きだし一番ワクワクさせてくれる作家さんだなと再確認できた。

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    2026年05月23日
  • 犯罪者 上

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    下巻でまとめて感想を書こうかとも思ったが、現状の本作に対する感想を留めておきたいと思ったため上巻のみでの感想となる。もちろん下巻も読み最終的な感想も書こうと思う。
    信頼している読書系YouTuberが絶賛していたので購入。
    ただ現状そこまでハマっている感じではない。
    もちろん面白いし、スケールの大きい事件に挑んでいく主人公たちを応援しながら読んでいるが、いかんせんどう留まっていくのか予想ができない。
    それゆえ下巻での怒涛の伏線回収に期待してしまう。現状バラバラな事件がやっと細い糸で繋がり始めたがまだ何も分からない。この何も分からないのが個人的には少しネック。
    先が見えなさすぎて今自分の読んでい

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    2026年05月12日
  • 未明の砦

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    好きな作家さん。工場で働く非正規社員がのお話。工場でバイトをしたことがあるが、あのラインで間違えないように同じ作業をやるのはなかなか大変な仕事だと思う。
    いろいろなことを「どうせ何をやってもだめなんだ」と思わずに、自分たちの手で改革していくことって大事だな、と気づかされる本。自分もちいさなことでもいいので前向きに取り組んでいこうと思った。

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    2026年05月10日
  • 天上の葦 上

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    犯罪者、幻夏に続いて読んでる。相変わらず先が読めなくて面白い。歴史詳しくないけどタンゲン周りの話の真に迫る感じに引き込まれた。下巻も楽しみ。

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    2026年05月10日
  • 未明の砦

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    購入してから労働組合が一つのテーマになっていると知り、組合活動に長らく身を置いているものとして興味深く読ませてもらった。
    終盤、主人公らの主張に皆が耳を傾け、連帯が広がるシーンなど、正直、現実的では無いところも少なからずあるものと感じた。労働者が全体で一致して動き始めることは、そうそううまくはいかず、それでも何とか取りくみを継続させていくことに、日々困難さを感じている。そうした中、作品から何かヒントをもらえるかなとも期待していたが、そこには至らなかった。また、組合の活動としてはこれから、と言うところで終わってしまうことも若干残念だった。
    とは言え、エンタメとしては、やはりこれまでの作品同様、珠

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    2026年05月10日
  • 天上の葦 下

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    言論の自由、報道の自由の社会問題に切り込む作品。
    考えさせられる部分が多かったが、少しストーリーが長すぎた印象。

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    2026年05月08日
  • 犯罪者 下

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    個人的には修司がなぜ狙われたのか、を描いていた上の方がワクワクした。
    ここまで重厚に書けるのすごいなぁと思ってたら相棒の脚本描いてる人なのか〜、となって大納得。

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    2026年05月07日
  • 幻夏

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    「相棒」シリーズなどを手掛けている脚本家の作品なだけあり、キャラクターや展開がキャッチーで読みやすく、おもしろかった。

    登場人物や時系列、場所が多いので、読みながら情報がとっちらかってしまい、新事実が明らかになるところでもイマイチピンと来なかったのが少し悔しい…

    前後作も読みたい。

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    2026年05月05日
  • 未明の砦

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    本屋で太田愛さんの新作だ!と迷わず購入

    自分と地続きの社会問題の作品は久しぶりで、ドキュメンタリーを読んでいるかのような体験だった
    書きたいというより書かねばならないというような切迫した想いが感じられた
    民主主義を勝ち取った歴史のない、与えられて型にはまっていくことが普通の私たちが、声を荒げて身を挺して抗議をしなければならない現実が本当にあるのだろう

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    2026年05月04日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    ディストピア小説。でも『大きな鳥にさらわれないよう』や『密やかな結晶』みたいな美しさとか抒情的な世界観を味わうディストピアでなく、もっと現実的で血なまぐさくて刺激的な方向性の恐さの(強い言葉でいえば悪趣味な)作品だった。
    まぁ・・テレビドラマの脚本家さんだし。そういう恐さが真骨頂の作家さんなのかもしれないけれど。

    最近出逢った若松英輔さんの文章の影響で、「静かで美しい言葉ほど、自然と悲しみがにじみ出てくるし記憶に残る」と思っており。そういう意味ではこの作品は、悲しみにひたったり自分の生き方を悔いたりする文学ではなく、シンプルに恐さを味わうためのエンタメだったなという読後感。(でも、若者にはこ

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    2026年05月04日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    天上の葦や犯罪者がとても面白かったので、期待して購入。労組潰しのために共謀罪を使う権力者の横暴という、他の作品と通底するテーマ。ただ、あれだけ団体交渉が進んでいて、ネットに副社長と団交した時の画像まで上がっているのに、全て無かったことにしようとするのは、現代の炎上の状況からして、権力者側としては、やや杜撰な戦法ではないかと感じた。また、矢上達が文庫の本で啓蒙されることが本作における重大な契機であるが、現実の矢上のような境遇にある人が同じ状況になったとしても、夏休みを満喫するだけで、おそらく文庫の本は読まないのではないかなと感じた。そういう意味で、少々野暮な感想ではあるが、リアリティに欠くなと感

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    2026年05月04日
  • 犯罪者 下

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    ネタバレ


    先が読めなくて気になって一瞬で読み終わった。
    (特に真崎のシーン)

    どう転ぶかわからない展開にハラハラドキドキしたけど、
    すべてが報われる終わり方ではなかった。

    犯人が逮捕されても、そこがゴールなのではなく
    そこからが本当の戦いなのだと感じた。


    服部...うーん...

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    2026年05月04日
  • 未明の砦

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    刑事ドラマのクライマックスのような始まりで、これは一気読み必至かと思ったが、内容は重厚でじっくり読ませていただいた。

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    2026年05月03日
  • 犯罪者 下

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    いわゆる「続きが気になる」タイプの作品で、ストーリーはスピード感とテンポの良さが際立ち、とても読みやすかった。

    それだけでなく、大企業と政治家の癒着による隠蔽工作や、産業廃棄物の不法投棄といった社会問題にも踏み込んでおり、単なるミステリーで終わらない点も面白い。

    さらに、登場人物たちのバランスも良く、それぞれの立場や価値観の違いが物語に奥行きを与えている。
    物語の中心人物となる正義感の強い刑事とお気楽な探偵、そして血気盛んな若者、彼らの掛け合いや関係性も読みどころの一つ。

    白昼堂々と起きた通り魔殺人事件と、大企業の食品問題という一見無関係に思える二つの要素が、物語の進行とともに徐々に結び

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    2026年05月02日
  • 犯罪者 上

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    時系列といい、登場人物の視点といい、この人は知ってるけどこの人は知らないみたいな進め方が面白いです。下巻へ

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    2026年04月19日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    二話目でビックリ。ミステリーではないが中程で一回転しページ戻って確認。終わり方も予想外なところに落としてきたし、面白い、というのとは違うが、この淡々と緩く狭められて流れるようにそうなる感じ好きだ。
    他の話も良かったし、とにかく上手い。この作者は長編満足度高いが短編集も充分同格。満足。又出してほしい。
    ただ三話目四話目は、話は面白くはあったが、キーな箇所でのキーな人物、脈絡無く甘ったれた浅はかが過ぎて少々ひく。三話目はまだそういうタイプと思えるが、四話目は歳とそれまでに対する観察力に合って無い気が。あと一話目の夫婦優しい。頑張った。

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    2026年04月15日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    かなりのボリュームでかなりの大作!
    これ働く人、選挙権のある人は皆読んだ方が良いのでは?と思うほど。
    地元を支配下に置く大手自動車メーカーの非正規労働者の4人があることをきっかけに自分たちの世界に疑問を持ち闘いを挑むというお話。
    いやね、もう病院も葬儀屋もあって警察もグルで地元民はみんなユシマの恩恵の上、生活が成り立ってるのならそら、声をあげるのも疑問に思うのも無理だよ。
    読んでいて矢上たちを応援する気持ちが大半なんだけど、この国の在り方に、衰退途上国ということに愕然とした。
    もー本当にクソだなという感じ。
    言葉悪いけど。
    こんなことが許されるのかとびっくりした。
    でも本工、期間工、派遣工がひ

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    2026年04月14日
  • 天上の葦 下

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    戦争時代に何があったのか、言論統制とは、そして各々の思惑の行方が明らかになる下巻。正常バイアスの怖さ、戦争の鬱々さ、そして加速する疾走感、と気持ちがあっちこっちする。読み応えがめちゃくちゃあった。また3人の話読みたいな、あとこの世界の警察組織なんとかなれ。

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    2026年04月03日