太田愛のレビュー一覧

  • 幻夏

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    なんかもう辛すぎる。
    なんでそんなに報われないん?
    と思ってしまう。
    読みやすいのでスラスラ読み進められますが…
    悲しすぎる。

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    2026年08月24日
  • 天上の葦 下

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    老人がスクランブル交差点のど真ん中で絶命する、そしてその謎解きを依頼されるという強すぎるひきで始まった上巻。
    上巻を読み終わっても着地点がわからなかったのが、まさかこんな壮大なストーリーになるとは。
    この3部作、特に犯罪者と天上の葦は冒頭のひきが魅力的すぎる。
    作品として1番好きなのは幻夏。


    本作は参考文献の量に驚かされた。
    戦争についての教育は義務教育で受けたはずだが、知らないことばかりだった。

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    2026年08月22日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    ネタバレ

    最近読書欲が落ちているので、ミステリーを読みたくて手に取りました。
    「スプリット」という話しだけはスポーツ系の感動もの、という印象。他はミステリーだけど、色んな個性があって面白かったですね。
    「どうして今夜の彼女は魅力的に映るんだろう」はミステリーの内容はまずまず予想できましたが、タイトル回収と、キャラの個性が出てて面白かったです。読んだことはないと思うのですが、噂通りの東川篤哉作品!って感じでした。
    「笑う君影草」は途中ホラー系!?って思ってしまったけど、ちゃんと読めば予想できた事で(笑)でも、私の好きなちょっと人怖系の落ちだったので良かったです。
    「名探偵名前が適当」はタイトルからはオチが予想できませんでしたが、物凄く納得出来たし、着眼点が面白くて、最後は似鳥鶏先生らしさもあって好きでした。
    「夏を刈る」 : 太田愛さんの作品は人気もあって、本を持ってはいますが積読したまま、まだ読めておらず。ただ期待して読みました。ちょっと切なげな、王道のミステリーとゆう印象でした。でも、良く出来ているなぁ、と正直思いました。
    「最後のひと仕事」これもまたタイトル回収が秀逸でした。しかも最後の1文に一番痺れました!
    短編集はだいたい好きな物が何個かあるっとゆう印象で、やはり好みでないものもあったりする中、今回全部好きでした!

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    2026年08月20日
  • 犯罪者 上

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    ネタバレ

    なんというか、色々考えさせられる話。
    まずメルトフェイス症候群の惨さの描写がとっても恐ろしくて、子を持つ親として自分の子にこんなことが起こったらと戦慄した。本を読んでこういうことはないのだが、怒りと悲しみと辛さとがないまぜになって、読むのを少し中断したくらい、ダメージを負った。決してグロい表現でもないのだけど、感情移入してしまって、沈んだ気持ちになった。これは自分にとって気持ちのよい、いや悪い?体験だった。

    もう一つは真崎省吾の心情が見えなくて怖ろしい。これだけ大事を実行しているのに、目的や信念が見えない。家族を亡くして自暴自棄なのかといえばそうでもないらしいし、冷静な部分もある。真崎の心は下巻であらわになってほしい。

    ☆一つマイナスなのは、読ませる文章なのだが、たまにテイストが軽くなり、それがスベってることがあること、人がポンポン死にすぎだろう思うこと、そして主人公たちに華がないこと。特に相馬は組織から爪弾きにされてるなら、もっと変なやつであってほしい。正義バカかと思ったら、行きがかり上の犯罪行為を黙認したりする。

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    2026年08月20日
  • 幻夏

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    理不尽だな、と思う。
    尚の家族は誰も幸せになれなかった。
    何故?
    その歪んだ構造に一石を投じるために全てを投げ打ったはずなのに、傷ついたのは尚の方だったと思う。

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    2026年08月19日
  • 幻夏

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    ネタバレ

    冤罪に真正面から向き合う本作は、見えたない闇に向き合う作品。冤罪認定をされた家族は、どこまでも悲惨で、真実をちゃんと追究する捜査が行われる世であってほしいと思った。

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    2026年08月16日
  • 幻夏

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    冤罪に狂わされた一家の話。被害者だった筈の兄弟がそれぞれ違う形で追い詰められて行く様はただただ悲しかった。せめて石段の悲劇がなければ一家の未来も違っただろうに。冤罪だけでなくとことん不運だったのが物悲しい。
    司法の在り方は難しいと常々思う。作中でも言及された「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」。これも立場によって得心の行く行かないは変わるだろう。犯人が野放しになっている社会も嫌だし、冤罪で裁かれる社会も嫌だ。最近は街中の監視カメラだけでなく、一般人のドラレコなんかもあるおかげで捜査の精度が上がっているらしい。一方で無人販売が成り立たなくなっているという話も聞く。一人一人が高い倫理観や良心、道徳的観念を持ち、決して犯罪に走らない精神を持つ社会が理想だが、そうできないのならより一層管理された監視社会もやむ無しなのだろうかと思わざるを得ない。恥知らずな人間にはなりたくないと思った

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    2026年08月16日
  • 天上の葦 下

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    思いもよらない戦時下の情報統制の話。太田愛三部作の完結編はジャーナリズムへの熱意あふれた告発の書だった。個人的には下巻あたりから細かいトリックはどうでも良くなり、戦争を生き延びた人々への思いを馳せる読書となった。読んだタイミングも、図らずも。

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    2026年08月10日
  • 未明の砦

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    理不尽な現実のなかで、「生きること」に向き合おうとする4人の切実な姿に強く惹きつけられ、「どうかうまくいってほしい」と祈るような気持ちで読み進めた。どこか『蟹工船』を思わせる“非正規労働者”の過酷さが描かれるなか、玄羽さんとの“夏休み”の描写から続く展開があまりにも切ない。
    ​4人が立ち上がった動機と、それ以外の登場人物の視点も丁寧に描かれていることで物語に深い奥行きが生まれ、一層引き込まれた。
    ​特に印象的だったのは、個を押し潰し、無を強要する社会の生々しい冷酷さに諦めかけていた若者たちが、前を向き闘いを決意していく姿。太田先生が彼らに注ぐ眼差しはどこまでも温かく、熱く、そして強い期待に満ちている。

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    2026年08月09日
  • 天上の葦 下

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    下巻完走しました。
    長かった。今回はこれまでと違って重かった。
    言論統制、戦時下大変な思いをしたんだね
    終盤ようやく3人の活躍!鑓水かっこよすぎ
    生い立ち、生き方、振る舞い、鑓水に滅

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    2026年08月08日
  • 未明の砦

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    たくさん勉強をされて書かれたものなんだと思う。知らないことがいっぱいあって恥ずかしかったし衝撃だった。小さな一人一人の想いが大きな一つになって、きっと届くよね?

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    2026年08月08日
  • 幻夏

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    息つく間もない。何が起きたのか、誰が犯人か、そして、冤罪の罪深さ。犯罪者家族の苦悩。かなりパワーのいる話し。水沢香苗、尚、拓、家族のつながり、悲しくて涙せずには読めない。

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    2026年08月07日
  • 天上の葦 上

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    ドラマ「犯罪者」が面白かったので、同じ原作者の作品を読んでみた。登場人物3人が重なっていて面白くて一気読み。渋谷スクランブル交差点の真ん中で絶命した老人の謎は深まるばかり!下巻へ

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    2026年08月06日
  • 未明の砦

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    読み始め、序章の長さを感じたが半分程からはどんどん先に進めました。作者の辛辣な文章に自身が頷く事が、いっぱいありました。怖い世の中が私たちの周りにあることあらためて思い出します。大手企業と政治家そして警察が手を組めは白も黒に変わる。傍観者のままでは、ダメな事をあらためて感じた。

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    2026年08月05日
  • 幻夏

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    シリーズ第2弾。
    前作『犯罪者』は、著者のデビュー作らしい熱量でいろいろな社会問題が盛り込まれた大作だったけど、本作はシンプルに法曹界の構造欠陥と冤罪に焦点を絞って展開されていた。尺に関しては、個人的にはこのくらいの方が好みかも。長すぎず短すぎず。

    お馴染みのトリオである相馬、鑓水、修司の3人がそれぞれの強みを活かして大活躍。強大な組織に果敢に挑むその様は、今回も痛快だったが、事件の根底にある真相は何とも切ない出来事が絡んでいた。

    本作のテーマの一つと思われる冤罪には、ホント考えさせられる。身に覚えのない犯罪に人生を狂わせられる理不尽さ。本人だけではなく、その家族にも影響が及び、やるせない気持ちになった。

    少年時代の一夏の思い出と、時を経て明かされる残酷な真実。少年たちの無邪気な生活が暗転していく過程を思うと何とも辛い。
    太田先生ならではの骨太な社会派ミステリで、読み応えの充分な作品。スリル満点の緊張感と、切なさが残るラストシーンが印象的だった。

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    2026年08月02日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    架空の街を描いたファンタジーのはずなのに、なぜ「知っている世界」の出来事のように感じてしまったのだろう。舞台が架空の世界だからこそ、そこに潜む生まれによる差別やいじめ、そして民主主義のあり方といった現実の重々しい問題が、かえってくっきりと浮かび上がってくる。 トリオシリーズのようにひと息つけるパートがない、残酷なおとぎ話を聴いたような、心にズシンと重く響く読後感だった。

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    2026年08月01日
  • 犯罪者 下

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    後半はほとんど一気読み。

    最後の雨のシーンあたりは、
    新幹線を降りるタイミングだった。

    続きが気になりすぎて近くのベンチで
    最後まで読んでしまった。

    敏腕集団。
    滝川が恐ろし過ぎ。

    ビジネスの設定やマミーパレットの
    商品コンセプトがリアルで面白い。

    2026.07.26-85冊目

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    2026年07月27日
  • 犯罪者 上

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    情景が文章からダイナミックに伝わってくる。
    まさに目の前で起きていることを俯瞰して覗き込んでいる印象を強く受けた作品です。

    開いてすぐに登場人物の説明。
    普段は先入観持ちたくないので、誰が演じてるとか事前情報はなるべく入れない主義ですが、今回は上下巻ということもあり想像しやすいよう、プライムビデオのキャストを見てから読み始め。

    主要人物の修司、相馬、鑓水が脳内で演技していることを容易に想像できるくらい、私の中ではキャストはドンピシャでした。次が気になって文章をひたすらに追い、一度読むと読む手を止められなくなる、そんな上巻でした。

    感想とは関係なく
    私はこの本を初版で購入したことを覚えていて、ただ、当時は本を読むことに重きを置かず、積読から押し入れに、そして引っ越しを機に手放してしまった。
    あの日の自分の行動に後悔‥。
    でも映像化されることを知ってまた手に取った自分。数年の時を経て、作品に触れられた自分。
    あの日の行動は許してあげよう!プライムビデオさん再読のきっかけをくれてありがとうございます!

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    2026年07月27日
  • 未明の砦

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    相変わらず太田愛作品は面白い
    だけど⭐︎4にしたのは作者の思想が強すぎる気がしたから
    作者の思想が見えるが、くどくない天上の葦が一番バランスが取れていたかなと思っています
    犯罪者もドラマ化したことだし、これからも面白い話を出してほしい!!!

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    2026年07月26日
  • 犯罪者 下

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    ネタバレ

    最後まで圧倒されました
    色んな意味で残酷な描写も多く
    読んでる途中で
    「これは救いのない結末なのか?」と
    ハラハラしていました

    とりあえず事件は解決したけど
    薬害被害者とその関係者は
    永遠に続く苦しみや悲しみがある

    それを思うと
    ホッとしている暇はないことに気がつく

    ミステリーものは大好きだけど
    自分とあまり縁のない世界で起こっている事柄は
    ひとつのエンターテイメントとして受け取れるが
    なかなか近い世界で起こっている事柄は
    読み終わった後もズーンと心に留まる

    重厚な作品でした

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    2026年07月26日