太田愛のレビュー一覧

  • 天上の葦 下

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    失踪した公安警察官の山波を追って、相馬、鑓水、修司の3人は瀬戸内海の曳舟島へ。その島には、渋谷の交差点で天を指差しながら、絶命した正光の過去を知る「白狐」と呼ばれる人物の手がかりが。彼は一体誰で、正光は亡くなる寸前、何を指差していたのか…。

    相馬、鑓水、修司の3人組、3部作の最終作。
    死に際に天を指差した老人、失踪した公安警察官、政治家とマスメディアの関係、正光の過去を知る「白狐」、様々な点が結ばれて1つの大きな事件の全貌が明らかになった。

    今回もどんどんどんどん話が深まり、絶対、上手く事が運ぶと思うんだけど、ヒヤヒヤドキドキしながら、物語の展開を楽しんだ。

    ここ最近、戦争の話を多く読む

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    2026年03月15日
  • 天上の葦 上

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    300ページ超の上下巻。
    長かったが、上巻は謎を知りたいがために、必死に読み、種明かしされる下巻は圧巻だった。
    下巻の半分くらいは、第二次世界大戦の話。
    戦争の悲惨さを再認識させられた。
    戦時中にあった言論統制。それと同じことが、いつの世でも繰り返されている。
    しかし、ただ、正義のために、どれだけの人間が権力に逆らい、正義を貫こうとするだろうか。
    普通に社会人をしてたらなかなか出来ない。
    でも、やはり人は正義を愛してやまない。

    正義が勝ったこの小説は、本当にスカッとした。

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    2026年03月14日
  • 天上の葦 上

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    白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で、何もない空を指さして絶命した。死の間際、老人は何を指差していたのか?その謎を突き止めるよう興信所を営む鑓水と修司のもとに依頼が舞い込んだ。依頼人はあの人物。報酬金は1000万円。そして老人が死んだ同じ日、1人の公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられた停職中の刑事・相馬。2つの事件に鑓水、修司、相馬の3人が挑んでいく。

    ついに、鑓水、修司、相馬の素敵な3人組の3作目に突入。今回、影の主人公は鑓水。

    不可解な老人の死、不明の公安警察官、新興宗教、マスコミと政治家の関係、戦時中の日本軍。またまた、多くの点が現れた。これが後半、1つの線とな

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    2026年03月12日
  • 天上の葦 下

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    時代を超えたストーリーのスケールの大きさと息を呑むスピーディな展開に圧倒されました。
    そして、最後には不覚にも涙してしまいました。
    今回も三人組大活躍でした。お疲れ様でしたと言ってあげたいです。
    権力の恐ろしさを知ることも出来る素晴らしい作品でした。
    次回作が待ち遠しいです!

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    2026年03月06日
  • 犯罪者 上

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    白昼の駅前広場で、通り魔事件が発生した。4人もの死者が出たが、犯人は近くの雑居ビルで薬物中毒により死亡。ただ1人助かった青年、修司は搬送先の病院で、見知らぬ男に「あと10日、生き延びてくれ」と言われる。その後、謎の男に襲撃された修司は、一匹狼の刑事、相馬に助けられる。修司は相馬の古くからの友人、鑓水の所に匿ってもらうことに…。

    太田さん、すごすぎます。皆さん、絶賛するのがわかります。先日読んだ『幻夏』も心が揺さぶられる作品だったけど、今作もなかなかもの。

    通り魔事件から、謎の奇病、巨大企業の古すぎる体制、警察組織の裏の顔、次から次へといろんな悪いものが出て来ます。でも、ぐちゃぐちゃにならず

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    2026年03月04日
  • 未明の砦

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    長かったけど一気読み!ブラック企業、非正規労働者の使い捨て、大企業と政治の癒着など社会問題がテーマになっていて心揺さぶられふ作品だった。

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    2026年03月01日
  • 天上の葦 下

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    事件を大きなジグソーパズルとして、ばら撒かれた謎は小さなピースで、ひとつずつ読んでいって形にしていく感じ。
    いやまぁ、ミステリーとはそういうものなのでしょうけど、この3部作はどれもそのピースが細かいし、パズルは大きくて難しい。
    そんな風に思えました。

    特に今作は、舞台も田舎の小島へ移動するし、戦争や報道の在り方など、読んでいて一番しんどかったかもしれない。
    綿密に練られた事件、謎、全て回収されていく後半は、鮮やかでお見事以外の言葉が見つりません。

    読んでいる間の充実感。
    物語の満足感。
    読み終わってしまった喪失感。
    もう、全て味わえました。
    どれも少しずつ毛色の違う3部作。
    はー面白かった

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    2026年03月01日
  • 天上の葦 下

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    やっぱり登場人物は多いほど良い。
    そしてたくさんの登場人物のキャラクターをしっかり引き立たせて、物語に活かしてる。
    もう続編ないのかなあ。ずっとこの3人(と1匹)と謎を追っていきたいという気持ちもありつつ、物語が緻密で伏線も丁寧に張られているからそう何冊も出せないよな…という気持ち

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    2026年02月28日
  • 未明の砦

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    なんて読ませる作家さんなんだろう。
    今回も最高だった。
    重厚な内容だったけど、寝る間も惜しんで読んでしまった。

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    2026年02月24日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    ネタバレ

    短編集なのですが最初の10月のこどもたちが星6つ!
    ウクライナへの突然の侵攻や内戦を思わせる展開。両親がこっそり見ていた海外ニュースで、悲惨な空爆の後に野球のニュースが流れる感じは私たちが見ているいつものニュースそのもの。ニュース映像のこっち側と向こう側。いつ私たちがあっち側の立場になってもおかしくない世界の状況。すごく刺さりました。

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    2026年02月20日
  • 犯罪者 上

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    相棒の脚本家が書いた小説、とのお触れで興味を持って読んでみて面白すぎてびっくり!
    視点や時系列がコロコロ切り替わるのはドラマのようだけど、整理されて頭に入ってくるのは作者の力量なのか!
    謎が謎よぶ急展開の連続で続きが気になる!

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    2026年02月17日
  • 犯罪者 上

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    めちゃ面白い。
    だんだんといろいろ繋がってくるし、展開もスムーズ。
    チャプターが結構あるので読みやすい。
    下巻が楽しみ。

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    2026年02月17日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    とにかくすごかった。
    ストーリーやキャラクターはもう振り切ってフィクション的だけどだからこそ劇場版みたいな展開の熱さに、ストライキを呼びかけるシーンでは泣いてしまった。
    本当に魅力的なキャラクターを作るのがお上手だと思う。別作でも魅力的な複数の主人公たちを応援せずにはいられなくなるがこれもまた四人の主人公を心から応援していた。まさかここまで大団円的に終わるとは正直思っていなかったので嬉しかった。

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    2026年02月15日
  • 犯罪者 上

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    おススメに出て来たので何となく読み始めたのですが、面白くて一気に読み終えてしまいました。性格が違う3人組の結束力が強くて、応援しながら読んでいました。非現実的なストーリーではありますが、テンポの良さ、ドキドキさせられるところ、なるほどと感心させられるところ‥‥さすが脚本家さんの作品だと思います。

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    2026年02月12日
  • 天上の葦 下

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    一気に読み終えた。 太平洋戦争での情報規制をテーマにした重い内容でありながら、登場人物達の朗らかさや健全さがクッションになり、目が離せなかった。
    瀬戸内ののんびりした島と喧噪に溢れた東京、どちらの描写もあるのも、また良い。 作者は、物語中にこのギャップわ散りばめて読みやすくしてくれているように思う。
    メディアやマスコミの発表している事は本当なのか、大きな権力に操作されている事もしばしば。
    情報に振り回されず、自身の信念を貫く事の大切さ。
    作者からの警告を見過ごしてはいけない。

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    2026年02月12日
  • 犯罪者 上

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    描写がかなり丁寧で、全てを1から説明してくれるのですごく読みやすい。
    時系列も視点もかなり頻繁に移り変わるけど、置いていかれずに読めるのがありがたい。

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    2026年02月11日
  • 犯罪者 上

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    初めから引き込まれ、読み始めると続きが気になって一気に読み終えた。
    連続殺人から始まる物語が、大きな陰謀に繋がり真相がわかるまでがスピーディーで飽きがなかった。滝川や服部と修司たちの攻防も見応えがあり、ハラハラしながらページを捲っていた。最後までどう転ぶか展開が気になりとても楽しめた。また、視点や場面がころころ変わるが、混乱することなく徐々に点と点が結びつきやすく、驚いた。登場人物それぞれの描写が細かく物語に深みがあり、読み応えがあった。

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    2026年02月04日
  • 天上の葦 上

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    久しぶりに時間が出来て、ほぼ一気読み。
    太田愛さんのこの3人トリオシリーズ、やっぱりめちゃくちゃ面白くて、心が和む。
    読み終えたくないけど、目が離せなくて。
    読書の楽しさを噛みしめる、この時間が好き。

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    2026年02月06日
  • 未明の砦

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    プロローグ

    砦とは、一体何なのか
    それは組織であり、国家であり、そして
    「守られるはずだった理念」そのものだ
    朝でも、夜でもない未明にそれは、瓦解していく

    正論が人を救う場面よりも、追い詰める場面を
    執拗に描く

    この物語に果てはあるのか
    そんな、物語だ!


    本章

    太田裕美の“木綿のハンカチーフ”
    っ違う!

    大塚愛の“さくらんぼ”
    っ違う!

    太田愛『未明の砦』★5!
    太田愛女史お得意の大企業を追い詰めるお話
    今回は、4人の非正規労働者
    他人→同僚→友情→同志
    この流れが素晴らしいー
    正にバタフライエフェクト的な展開で
    小さな“きっかけ”から波が起き
    やがて大波へと周りを揺るがしてい

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    2026年02月02日
  • 天上の葦 下

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    ネタバレ

    傑作。過去二作と比しても圧倒的な面白さ。
    正光の不可解な死の理由が戦中のプロパガンダにあった事が強い説得力を持って明かされる。日本人にとっての戦争が如何なるものだったかが、様々な登場人物の過去を回顧していく中で詳らかになるが、特に勝利のエピソードは落涙なしには読めない。
    鑓水、相馬、修司のバランスも変わらずに良く、島から脱走する場面等、エンタメ作品としても楽しめる。
    次回作も期待したい。

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    2026年01月10日