太田愛のレビュー一覧
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白昼の駅前広場で起こった通り魔事件の唯一の生き残りの修司が、謎の暗殺者に襲われながらも刑事と刑事の友人と三人で事件の真相にせまる話
通り魔に襲われた他の四人と生き残った主人公修司との共通点が明らかになり、そして背後にあるタイタスフーズの隠蔽と政治家がらみとが交錯する
なぜ修司の命を狙うのか⋯
四月四日に何があるのか?
著者は「相棒」などの脚本を手がける実力のある作家のようで
これがデビュー作
話の運びもスムーズで難しく書かれてることもなく、
文章が良い意味で堅実で、何よりブレがないので、どんどんのめり込んでいった
目出し帽の男とか、フレームレス(眼鏡)の男とか、謎の人を一言で表現され -
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社会派ミステリーのイメージが強い太田さん。みなさんの評価も高い作品が多く、ずっと読んでみたかったが、なかなか読む機会がなく、ようやくこの短編集を読んだ。
が、短編5作品とエッセイからなるこの作品。全然社会派でなく昭和レトロなノスタルジックなものばかりで、太田さん初読みの私には「あれ?」っとなった。
今までの作品が好きな方にはあまり評判がよろしくないようだが、日本推理作家協会賞にノミネートされた『夏を刈る』や『鯉』などは「最後にそうきたか!」と驚き、最初の作品『十月の子供たち』は80年前の日本や今まさに起こっている遠方の国の様が感じられ、胸の締めつけられる思いになった。
次回はぜひ太田さん -
Posted by ブクログ
ノスタルジックで幻想的ながら、うすら寒さがひたひたと迫ってくる作品集 #最初の星は最後の家のようだ
■きっと読みたくなるレビュー
太田愛先生の作品集。「トワイライトゾーン」に吸い込まれたような世界観で、幻想的でありながらも、うすら寒さをひたひたと肌で感じるのです。
いつもの先生が題材にあげる社会課題を提起するお話から、人生や死に対する恐怖を描いた作品もある。バラエティに富んでるので、飽きずにあっという間に読み進めちゃいますね。
なお各編の表題名は、家の間取り名とタイトルがセットなっています。旅立つ前に帰ってきたような…いや、初めて訪れる家に来て出会ったような、そんな作品集なんですよね。細 -
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感想
日本の労働環境の悪さが学べる。会社にばかり有利な法改正で人は使い捨て。第二次世界大戦から変わってないな。
安く使われる日本の労働者の改善が進むといいなぁ。世界に比べると相対的貧困になってくるのも近い。
途中で労働史が挟まっててその部分は読むのに苦労した。
あらすじ
ユシマの工場で働いていた矢上、脇、秋山、泉原は警察に逮捕されそうになったが、その直前で火事を契機に逃げられる。
物語は4人がユシマで働き始めた時に遡る。4人が非正規で働いていた自動車工場の班長だった玄羽に夏休みに亡くなった妻の実家に誘われる。最初、4人は純粋に夏休みを楽しんでいた。
話は現在に戻り、4人の行方を追う -
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「我々は住む家も、着る物も、食べる物さえない焼け跡から、歯を食いしばって立ち上がり、ようやっとここまできたのだ。」
奇跡の復興をとげた日本。東京オリンピックの開会式で.日の丸を掲げた選手たちが入場してきた姿を見て、体の底から湧き上がるような感動を覚えたと言う。
その感情は現代を生きる私たちには、一片を想像することはできても、到底及ばない想像でしかない。
この作品の根底にはその私たちが考え及ばない深い深い感情があるのだろう。
下巻でどのような結末に向かうのか。
究極の危機でありながら、飄々と乗り越えていく、お馴染みの3人にまた会えてとても楽しかった! -
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現実を写したような話だから、ハッピーエンドにはならないよなとドキドキしながら最後まで読んだ。現実を写した話だからこそ、ハッピーエンドにしなければいけないのだと気付かされた。
社会派の小説を読むのは好きだが、あまりにも啓蒙的な小説は好きではない。この小説もちょっとそんな感じかなと思ってたが、終わりに近づくにつれ、グイグイ引っ張られる感じで、そんなことは気にならなくなった。
逆に、感謝というのも変だが、この小説を書いてくれてありがとうと思った。
やられっぱなしではダメなのだ。
我慢ばかりでは何も変わらない。
戦わなくてはダメなのだ。
誰かがやってくれる、変えてくれるなんて甘い考えだ。
弱いもの同士