太田愛のレビュー一覧

  • 未明の砦

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    犯罪者シリーズがとてもよかったので楽しみにしてた作品でした。
    労働制度の闇と格差社会の現実をまざまざと見せつけられ、主人公達をここまで追い込むかってほどの展開には早く救われてくれと読む手を止めたくなかった。
    600ページ越えの大作だったが頭に映像が浮かぶような文体で最後まで熱量を持って読めた。

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    2026年04月21日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    自動車の部品メーカーで働く非正規雇用の4人が労働組合作って会社と戦う話。

    4人は「馬鹿」と色んな人に言われるけど、
    思ったより難しい言葉が会話の中で出てくるな、、とか、今まで本なんて読む時間も興味もなさそうだったのに急に憲法とか雇用に関する本読めててすごいやん!がちょっと違和感だったのと、
    私的に玄さんとの関わりがあまり描かれてない気がして(この人なぜこの4人を選んで家に呼んだ、、?何する気、、?という警戒心が私の中で強かった)、だから玄さんに対してあそこまで熱くなれるのもちょっと置いて行かれた感があった。

    この本の内容をそのまま受け取ったら日本クソじゃん!ってすごい思うし、
    やっぱ世界か

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    2026年04月06日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    相棒の脚本家である太田さんの最新作。相変わらず社会問題と人物描写のリアリティ、的確さが素晴らしい。

    この本は大手自動車メーカー、ユシマの生方第三工場に勤める非正規雇用4名、矢上、脇、秋山、泉原の逃亡劇から始まる。印象操作で、「この4人は一体何をやったのか?」という犯罪者としての見方から始まる。
    だが読み進むにつれ、彼らは犯罪者どころか、ちょっと恵まれなかった善良な市民であることが見えてくる。そして2017年に新設された「テロ等準備罪」により捜査され、まだ何も実行しておらず、労働組合結成に伴うでっちあげをネタにされた共謀罪で追いかけられていることがわかる。

    私自身は人材業界に5年ほどいたため

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    2026年04月04日
  • 未明の砦

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    事実は小説より・・・。現実は強烈な格差社会が加速度的に進んでいるような気がしている。行きつく先はどうなるのか、未来は見通せない。

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    2026年04月01日
  • 天上の葦 上

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    渋谷のスクランブルで急死した老人を調べる鑓水と修司、消えた公安を探す相馬の話。犯罪者シリーズの面々が相変わらず巻き込まれててなんかこう悩みなく楽しい思いをさせてあげたくなる。別々に動いているのにそれが交差し全く先が分からん。戦争、公安、島、どうなるんだ。

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    2026年03月31日
  • 未明の砦

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    太田愛さんの小説のファンなのですが、今作は共謀罪をテーマに置いたことで、話の流れが最初の時点で大筋見えてしまった。特に驚く展開もなく。これを読んで感動する人は日頃から思考停止してるのかなと思ってしまう。

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    2026年03月13日
  • 未明の砦

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    読み進めやすくテーマも面白かったが。
    コロナ禍以降の働き方改革によって労働者の環境が異常な程迄に意識される様になった2020年代において、果たしてここまでの労働者に対する人権侵害が存在し、またそれを企業側が放置するのであろうかという疑問が残った。また共謀罪の適用に関しても為政者側の恣意性が強すぎると感じた。天上の葦が説得力のある秀作だったことから、本作に関しては多少モヤモヤの残る読後感となった。
    巻末の参考文献にト◯タ関連の書籍が多く笑った。

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    2026年02月05日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    初めまして、の作家さんでした。
    面白かったけれどいくつか意味のわからない部分もあり…人物や事柄を整理しながら、が必要でした。短編でこういうことはなかなかないかなー。

    個人的には夏を刈るがとても読みやすくて良かったです。次は長編を読んでみたい。

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    2026年01月18日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    太田愛さんの「犯罪者」シリーズが好きで、それをきっかけにこちらの短編集を手に取りました。
    どの話もこれまで読んだ太田愛さんの作品とは全然異なる雰囲気、読み味で意表を突かれます。ただ、この方の作品はやっぱり長編の方が好きだなと改めて思いました。
    個人的に「遊戯室 十月の子供たち」と「書斎 鯉」が印象的でした。

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    2025年12月30日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    ネタバレ

    最初の星は最後の家のようだ

    著者;太田愛
    発行:2025年6月30日
    光文社
    初出:
    『十月の子供たち』=「読楽」2024年5月号(徳間書店)
    『サイレン』=「小説すばる」2015年7月号(集英社)
    『夏を刈る』=「Jミステリー 2023FALL」(光文社文庫)
    『鯉』=「Jミステリー 2022FALL」(光文社文庫)
    『給水塔』=書き下ろし
    『異界、異形の者をめぐる記憶』=「ユリイカ」1999年5月号(青土社)

    5編の短篇小説と1編の短いエッセイ。最初の4編の短編はミステリーで、最も短い最後の1編は、ある小学生少女の話で、自らの体験談を語るような夏休みの物語。その背景となる体験は、最後の

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    2025年12月24日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    理不尽さや、やるせなさ、世の中の無情に重く暗い気持ちになった。子どもの頃には気づかなかったことに、大人になって改めて気づくこともあるだろう。知らなければよかったのか、苦しくても知るほうがよかったのか、答えの見つからない問いばかりで、1冊読み切るのに時間がかかった。

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    2025年11月30日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    大好きな太田愛さんの新作
    短編6作品

    時代錯誤なものからミステリーなどちょっとこれまでのとは違う作風だった

    ミステリー2作は悲しい話でした

    特に【給水塔】は描写が細かくて、明るく描けば子供の夏休みの冒険なんだけどこの方が書くと、こんなにミステリーっぽくなるのかとドキドキした

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    2025年11月02日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    不思議な味わいの短編集

    一 遊戯室 10月の子供たち
    二 中庭 サイレン
    三 舞踏室 夏を刈る
    四 書斎 鯉
    五 階段 給水塔

    ごちゃ混ぜ。純文学的子供時代の小編から本格ミステリまで幅広く納めてあり、目次に何らかの意味がありそうで実は関連もない。
    どういうテンションで読めばいいのか、少し混乱した。

    もちろん、1話ずつの完成度は高い。
    が、やはり太田愛さんはミステリの人だと感じる。ミステリを通して人間を描くときの筆の冴えは抜群。
    ということで、
    第3話 夏を刈る
    第4話 鯉
    が好きでした。
    ミステリとしても○。謎と女性の生き方の描きかたが、やはり上手い!

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    2025年10月18日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    どういう話だろうと思いながら読み進めて、この世界のことが分かってくると、これは現代の寓話…となる怖い本…

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    2025年10月12日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    短編集。全てに死の香と厳かな怖さを感じる。
    十月の子供たちははじめから、地下に入った理由はわかっていたが、今のウクライナ情勢とリンクして、とても切なかった。
    夏を刈るは、ミステリーチックで、その真相を知るため、どんどん読み進められた。
    サイレンみたいな優しい話も好き。

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    2025年10月03日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    短編集で隙間時間に読むにはいいです。
    舞踏室は印象に残る内容でしたね。
    昔のサスペンス的な感じで。帰結も「おっ」って感じでした。
    他は読み始めは少し苦労しますが、読んでる最中にこういうことかとわかる様な感じふぇ、後半から全て読むのが楽しくなってくる感じでした。

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    2025年09月27日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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     太田愛さんの新作、5作の短編集になります。太田愛さんといえば、「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」、それから「未明の砦」…大好きなんですよね!ただこの作品は短編集なんで、おぉ~!さすが太田愛さんっ!!と、読める作品と、あらら…と読み終える作品が混在している感じです。

     好きなのは「十月の子どもたち」と「夏を刈る」です。「十月の子どもたち」については、今も戦禍に見舞われている世界の国に思いを巡らせることができました。「夏を刈る」については、なんともいえない独特な世界観、ノスタルジックな感じで、映像化されてもいいかと思います。

     私はこだわりなく、短編集も長編も読みます。けれど、やっぱ太田愛さんに

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    2025年09月26日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    2025-08-09
    物語としては独立した5つの短編と1つのエッセイ。純文的な2編、横溝風ミステリ2編、自伝的短編とそれと呼応するエッセイ。
    太田愛の懐の深さを感じると共に、どれもまた太田愛。以前言っていたホラーにも挑戦して欲しい。

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    2025年12月19日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    CL 2025.8.4-2025.8.7
    「犯罪者」や「天上の葦」などの社会派長編とは全く雰囲気の異なる短篇集。
    「十月の子供たち」ウクライナやガザを思う。
    一日の終わりに見知らぬ人のために祈る。
    「夏を刈る」と「鯉」がよかった。

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    2025年08月07日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    数少ない著書が全部とても好みで良かったので、新刊飛びつきましたが短編はあんまり好みではないかも。
    濃い内容なので長編にして読みたかったです。

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    2025年08月05日