太田愛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ自動車の部品メーカーで働く非正規雇用の4人が労働組合作って会社と戦う話。
4人は「馬鹿」と色んな人に言われるけど、
思ったより難しい言葉が会話の中で出てくるな、、とか、今まで本なんて読む時間も興味もなさそうだったのに急に憲法とか雇用に関する本読めててすごいやん!がちょっと違和感だったのと、
私的に玄さんとの関わりがあまり描かれてない気がして(この人なぜこの4人を選んで家に呼んだ、、?何する気、、?という警戒心が私の中で強かった)、だから玄さんに対してあそこまで熱くなれるのもちょっと置いて行かれた感があった。
この本の内容をそのまま受け取ったら日本クソじゃん!ってすごい思うし、
やっぱ世界か -
Posted by ブクログ
ネタバレ相棒の脚本家である太田さんの最新作。相変わらず社会問題と人物描写のリアリティ、的確さが素晴らしい。
この本は大手自動車メーカー、ユシマの生方第三工場に勤める非正規雇用4名、矢上、脇、秋山、泉原の逃亡劇から始まる。印象操作で、「この4人は一体何をやったのか?」という犯罪者としての見方から始まる。
だが読み進むにつれ、彼らは犯罪者どころか、ちょっと恵まれなかった善良な市民であることが見えてくる。そして2017年に新設された「テロ等準備罪」により捜査され、まだ何も実行しておらず、労働組合結成に伴うでっちあげをネタにされた共謀罪で追いかけられていることがわかる。
私自身は人材業界に5年ほどいたため -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初の星は最後の家のようだ
著者;太田愛
発行:2025年6月30日
光文社
初出:
『十月の子供たち』=「読楽」2024年5月号(徳間書店)
『サイレン』=「小説すばる」2015年7月号(集英社)
『夏を刈る』=「Jミステリー 2023FALL」(光文社文庫)
『鯉』=「Jミステリー 2022FALL」(光文社文庫)
『給水塔』=書き下ろし
『異界、異形の者をめぐる記憶』=「ユリイカ」1999年5月号(青土社)
5編の短篇小説と1編の短いエッセイ。最初の4編の短編はミステリーで、最も短い最後の1編は、ある小学生少女の話で、自らの体験談を語るような夏休みの物語。その背景となる体験は、最後の -
Posted by ブクログ
不思議な味わいの短編集
一 遊戯室 10月の子供たち
二 中庭 サイレン
三 舞踏室 夏を刈る
四 書斎 鯉
五 階段 給水塔
ごちゃ混ぜ。純文学的子供時代の小編から本格ミステリまで幅広く納めてあり、目次に何らかの意味がありそうで実は関連もない。
どういうテンションで読めばいいのか、少し混乱した。
もちろん、1話ずつの完成度は高い。
が、やはり太田愛さんはミステリの人だと感じる。ミステリを通して人間を描くときの筆の冴えは抜群。
ということで、
第3話 夏を刈る
第4話 鯉
が好きでした。
ミステリとしても○。謎と女性の生き方の描きかたが、やはり上手い! -
Posted by ブクログ
太田愛さんの新作、5作の短編集になります。太田愛さんといえば、「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」、それから「未明の砦」…大好きなんですよね!ただこの作品は短編集なんで、おぉ~!さすが太田愛さんっ!!と、読める作品と、あらら…と読み終える作品が混在している感じです。
好きなのは「十月の子どもたち」と「夏を刈る」です。「十月の子どもたち」については、今も戦禍に見舞われている世界の国に思いを巡らせることができました。「夏を刈る」については、なんともいえない独特な世界観、ノスタルジックな感じで、映像化されてもいいかと思います。
私はこだわりなく、短編集も長編も読みます。けれど、やっぱ太田愛さんに