太田愛のレビュー一覧

  • 天上の葦 上

    Posted by ブクログ

    上下巻合わせると約1000ページ、結構なボリュームです。
    まだ上巻ですが、次々といろいろな情報が出てきます。頭を整理しながら読み進めます。
    戦争をその真っ只中で経験した世代の話、公安という想像もつかない世界の話、これらにいつも飄々とした鑓水のエピソードが所々で顔を出します。
    スピーディーな展開、下巻も楽しみです。

    0
    2025年11月09日
  • Jミステリー2023~FALL~

    Posted by ブクログ

    アンソロジー作品『Jミステリー2023 FALL』を読みました。
    全篇書下ろしの短篇を収録した贅沢なアンソロジー作品です。

    -----story-------------
    ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。
    この秋も誰もがよく知るあの作家たちが競演! 大好評だったあの作家の再登板も……これを読まずして日本ミステリーを語ることなかれ。
    『Jミステリー2023』もお見逃しなく。
    ----------------------

    2023年(令和5年)に刊行された作品で、以下の6篇が収録されています。

     ■どうして今夜の彼女は魅力的に映

    0
    2025年11月08日
  • 最初の星は最後の家のようだ

    Posted by ブクログ

    死の香りを纏う短編集。どの短編も空気感が好きで、それぞれにのめり込む。特に夏を刈ると鯉はめちゃくちゃ引き摺る。死と嘘の漂う感じがほんまに良くて、気持ちが複雑に絡まり苛まれる。私も後から来る人のために石を退けておく側の人間として生きたい。

    0
    2025年10月12日
  • 最初の星は最後の家のようだ

    Posted by ブクログ

    初めて太田愛さんの著書を読んだ。一つ一つの描写が細かく、それの積み重ねによって情景がより繊細に浮かび上がる体験をした。言葉や表現の選択が非常に美しい。なぜこんな言葉が使えるか知りたい。
    満点をつけなかったのは、おそらく自分の読書力が足りなくて十分に作品の魅力を感じきれてないからかと感じさせられたので。
    最後の短編なんかは、なんでこんな物語が書けるのか本当に不思議。中学生のなんとも形容し難い感情を給水塔と掛け合わせて表現していて、物書きの才能に溢れた天才の子供しか描けないやろという感じ。
    他の作品も読んでみたい。

    0
    2025年09月11日
  • 天上の葦 上

    Posted by ブクログ

    渋谷のスクランブル交差点で
    雲一つない空に向かって
    何かを訴えながら絶滅した老人が
    最期に見ていたものはなんだったのか…

    その意味を探るため
    鑓水、相馬、修司が事件を追っていく

    3人の名コンビ!! また会えて嬉しいー!!



    その一方で…1人の公安警察官が忽然と姿を消す

    ふたつの事件を追いながら
    謎が謎をよび…
    ひとつの真実が近づくと
    また新たな謎が生まれ…

    事件の核心に触れそうなあたりで
    上巻が終わるため
    くぅぅぅ〜早く読みたい〜と
    下巻に手を伸ばしてしまう!

    大きな敵に立ち向かう鑓水たちを
    最後まで見届けたい!!

    0
    2025年09月06日
  • 最初の星は最後の家のようだ

    Posted by ブクログ

    自分の心の拠り所の場所
    今の自分を作ったはじまりの場所
    その場所や景色と共にある
    幸せな記憶や忘れたい思い
    普段振り返ることはないけれど
    自分にとってホームベースのような
    場所や景色は永遠にそこにあるわけではなくて
    消滅することでそこが大切な場所だとわかる
    それを教えてくれた
    5つの物語でした

    懐かしい景色が思い浮かぶ
    お話もありました


    遊戯室(十月の子供たち)は
    現在進行形の
    ホームタウンの略奪の話では?
    読んだ後 暫くしてその事に気がつき
    いたたまれない気持ちになりました

    0
    2025年09月05日
  • 未明の砦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Audible。ただ展開に最初入り込めず、間をおいて挑戦。途中からとても面白くなり、スカッとすることができた。弱者が強者を倒す王道物語だけど単純ではないところが良い。労災隠しや組合潰しなど設定上振り切れ感があり、クルマ世界企業のユシマは超絶ブラック企業で笑えるが、細かい点はあるあるだったりもする。労働法周りのうんちくも多く目で追うとしつこいかもだけど、耳で聴く分には気にならず、あらためて勉強になった。太田愛さんは相棒とかドラマ脚本の出身。面白かったので幻夏3部作もこの機会にそろえた。また読んでみたい。

    0
    2025年09月04日
  • 最初の星は最後の家のようだ

    Posted by ブクログ

    5つの短編集と1つのエッセイでなりたっていた。短編集は不安と悲しみを与えてくれる。そして余韻を残して終わってしまう。これも著者の作風のひとつかも確かに心に残る一冊だった!

    0
    2025年08月10日
  • 最初の星は最後の家のようだ

    Posted by ブクログ

    社会派ミステリーのイメージが強い太田さん。みなさんの評価も高い作品が多く、ずっと読んでみたかったが、なかなか読む機会がなく、ようやくこの短編集を読んだ。

    が、短編5作品とエッセイからなるこの作品。全然社会派でなく昭和レトロなノスタルジックなものばかりで、太田さん初読みの私には「あれ?」っとなった。

    今までの作品が好きな方にはあまり評判がよろしくないようだが、日本推理作家協会賞にノミネートされた『夏を刈る』や『鯉』などは「最後にそうきたか!」と驚き、最初の作品『十月の子供たち』は80年前の日本や今まさに起こっている遠方の国の様が感じられ、胸の締めつけられる思いになった。

    次回はぜひ太田さん

    0
    2025年08月09日
  • 最初の星は最後の家のようだ

    Posted by ブクログ

    ノスタルジックで幻想的ながら、うすら寒さがひたひたと迫ってくる作品集 #最初の星は最後の家のようだ

    ■きっと読みたくなるレビュー
    太田愛先生の作品集。「トワイライトゾーン」に吸い込まれたような世界観で、幻想的でありながらも、うすら寒さをひたひたと肌で感じるのです。

    いつもの先生が題材にあげる社会課題を提起するお話から、人生や死に対する恐怖を描いた作品もある。バラエティに富んでるので、飽きずにあっという間に読み進めちゃいますね。

    なお各編の表題名は、家の間取り名とタイトルがセットなっています。旅立つ前に帰ってきたような…いや、初めて訪れる家に来て出会ったような、そんな作品集なんですよね。細

    0
    2025年07月26日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

    Posted by ブクログ

    ファンタジーというか、中世ヨーロッパの世界観なのに、中身が分かってくると、まるで現代社会、日本への警告メッセージ。
    選挙に参加して、しっかり考える必要性を教えてくれます。

    太田さんの作品で、そうがい、って読めるようになりました。

    0
    2025年07月03日
  • 天上の葦 上

    Posted by ブクログ

    「犯罪者」「幻夏」からのシリーズ3作目。スクランブル交差点で亡くなった老人と行方不明の公安。2つの事件がどう絡んでくるのか気になって読むがボリュームが凄い。下巻へ続きます。

    0
    2025年06月21日
  • 天上の葦 上

    Posted by ブクログ

    「我々は住む家も、着る物も、食べる物さえない焼け跡から、歯を食いしばって立ち上がり、ようやっとここまできたのだ。」
    奇跡の復興をとげた日本。東京オリンピックの開会式で.日の丸を掲げた選手たちが入場してきた姿を見て、体の底から湧き上がるような感動を覚えたと言う。
    その感情は現代を生きる私たちには、一片を想像することはできても、到底及ばない想像でしかない。
    この作品の根底にはその私たちが考え及ばない深い深い感情があるのだろう。
    下巻でどのような結末に向かうのか。
    究極の危機でありながら、飄々と乗り越えていく、お馴染みの3人にまた会えてとても楽しかった!

    0
    2025年06月11日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

    Posted by ブクログ

    久々の太田先生。
    「犯罪者」シリーズが面白かったので、こちらも読んでみました。
    作風がガラッと変わり、読み始めファンタジーのような感じだったので、ちょっと戸惑いました。
    4章で出来上がっているのですが、1章ごと、語り手がかわっていき、謎が解けていく。
    先が気になってしまって、ファンタジーなのも気になくなりました(ファンタジーが嫌いなわけではありませんが)
    人が生きていくのは幸せだけではなく、辛いこと悲しいことも当然あって、その中で誰と出会い、過ごしていくのか…改めて考えさせられました。

    0
    2025年05月16日
  • 天上の葦 上

    Posted by ブクログ

    鑓水シリーズ三部作の3作目。
    前2作は評判通り、とても楽しめました。
    それでも上下巻の作品はハードルが高く、今作の読み始めまで随分と時間を開けてしまった。
    さて今作の上巻は、序盤は謎だらけで話の筋が正直つかめない・・・何?・・・なぜ、何故、ナゼ・・・
    それが、理解を深めようと、ドンドン読み進んでいけるのでした。終盤には次が楽しみ、となり・・・
    今、下巻の中ほどまで進んでいます。
    やはり、安定の楽しみを頂けます。

    0
    2025年04月27日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

    Posted by ブクログ

    まるで寓話のような雰囲気の中、とても難しく、美しい世界に浸ることができました。
    その教訓も峻厳なもので、人間がいかに易々と流されてしまうものか、集団がいかに残虐になりうるかを説いているような気がします。また、それに抗おうとする知性がどんな目に遭うのかも。

    最後に超越した視座から俯瞰してくれるのが唯一の救い。
    改めて作者は、なぜこの作品を世に出したのか、巻末に解説もついていますが自分なりに調べてみて、みなさんの感想も読みながらもっと納得したいなと思います。


    ──人の手でなしうる奇跡は、破壊だけだ。

    見事なまでに痛烈な描写です。


    そういえば『ザリガニの泣く頃に』にも空気が似てるなー。似

    0
    2025年02月19日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

    Posted by ブクログ

    どこかの国のファンタジーの様なお話しですが、いえいえ、正に近い将来日本はこうなるというお話し。
    選挙なんて行っても何も変わらない。政治家がちゃんとやってくれるだろうし、自分達には関係ない。なんていう大人が読んでも理解出来ないでしょうが、そんな事をしていると自分の子どもや孫が戦争する事になるのです。そして、気付いたら日本が無くなっている。だから選挙に行きましょう。そういうお話しです。
    太田愛さんといえば、社会派!だけど、こちらはファンタジーっぽくなっていて、いつもと雰囲気が違うので、好き嫌いが分かれるかもしれないと思いました。

    0
    2024年11月13日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

    Posted by ブクログ

    身分差別される移民の子が登場し、ダークなメルヘンという感じで読み始めたけど、実は今のまま目の前のことだけを見て生きていたら、こんなダークな未来がやってくるって寓話のよう。「法律や制度、教育の変更なんて自分には関係ない。偉い人達が上手くやってくれる」って思ってたらいつかそれらに縛られて、自分も大切な人も守られなくなる。今、正にそんな未来に向かっている。読み応えずっしり。

    0
    2024年10月14日
  • 未明の砦

    Posted by ブクログ

    非正規雇用の歪んだ法律 オーディブルにて

    非正規雇用者を守るはずの3年ルールのグレーゾーンを利用して搾取している大企業を批判する小説

    非正規雇用を守るはずのルールのせいで、逆に3年経つ前に契約終了になるという日本のメチャクチャな労働法を、エンターテイメントの中で批判している

    帯も読まず、なんの前情報もなく読み始めたので、いつもの太田愛のミステリーかと思いきや、全然そんな話ではなかった

    いろいろ勉強になるエンターテイメントだった

    0
    2025年12月12日
  • Jミステリー2023~FALL~

    Posted by ブクログ

    太田愛さんのファンで、手に取りました。
    良く練られた話で、思わずウルッとくる物語でした。人物像を肉付けして、長編で読みたい…。

    0
    2024年06月11日