太田愛のレビュー一覧

  • 天上の葦 下

    Posted by ブクログ

    上下あわせて800pの大作ではあるが、まさしくの一気読み。脚本家のせいか映像が浮かんでくるような作風。もっと知名度があってもよいと思う。大きな賞も取っていないし、小説そのものの映画化も無いみたいで、そこそこ本を読んでいる自分も最近まで知らなかったのが残念。
    本作がこのミス18位というのは、自分にとっては「謎」でしかない。

    0
    2025年11月22日
  • 天上の葦 下

    Posted by ブクログ

    読み応え十分。重いテーマでメッセージ性が強く、考えさせられる問題提起もありながら、スピーディーな展開。面白いという表現で良いのか、語彙力がなく上手く表せないですが、どんな展開になるのかワクワクしながら読み進めました。
    下巻は凄い。上手く行きそうで上手く行かない、でもそれは想定の範囲内であったり、二転三転。
    結末をどう締めくくるのかが難しいと思ったけれど、この結末は良かったと思います。
    何でもありではないけれど、思ったことを誰にも言えない窮屈な世界は駄目だと思いました。人間は恐ろしい。

    0
    2025年11月14日
  • 犯罪者 下

    Posted by ブクログ

    映画を見ているみたいだった!
    主人公3人がとても魅力的で、視点がころころ変わるのに読みやすい。私は相馬が好きです。
    多種多様な立場や思惑が混在する中で一本の話としてまとめ上げていく力がすごい。
    ずっとハラハラしっぱなしだったけどクスッと笑える描写も多くて飽きがなかった。
    初めて読んだ作家さんだったけど他も読んでみたいと思った。

    0
    2025年11月13日
  • 天上の葦 下

    Posted by ブクログ

    第3弾 下巻!

    言論統制の時代か…
    「国家総動員法」
    太平洋戦争下では、言論、出版、集会、結社などに関する自由が大きく制限され、政府による報道規制や言論統制が実施された。

    「大本営発表」に見られるように、政府は虚偽の情報発信を行い、言論統制と結びついた。
    島に住んでいる老人たちの過去、戦時中の話は、なんか辛い。負けてるのに勝ってそうな報道するわ。
    疎開もあまり進めず焼夷弾は、簡単に処理できるとか…
    で、実際に空襲になって傷付くのは庶民。

    今の時代にないわ!って切り捨てられるのか…
    私のような最下層の者からは、想像もつかないところで、徐々に…

    そういうのを危惧して、こんな作品書いたんかな

    0
    2025年11月06日
  • 犯罪者 下

    Posted by ブクログ

    下巻になるとさらにスピード感が増していく。
    そして作戦は成功するのか。
    息が詰まるような展開。最後に目的は達成できるのか。相馬、槍水、修司の関係性がとても良い。
    次の作品も読んでみたい。

    0
    2025年11月03日
  • 天上の葦 上

    Posted by ブクログ

    第3弾 上巻!

    今回は、鑓水さんがメイン!
    私の御贔屓の方なんで、楽しみ!
    結構、分厚い本で読もうと頑張るけど、邪魔が…ワールドシリーズという…(^◇^;)

    しかし、公安怖いな〜
    それにぶら下がるマスゴミもそうやけど。
    サブリミナル効果やないけど、徐々、国民のココロを誘導…
    どんな計画やねん!
    闇も2つありそうやし…
    さぁ、これから、この闇をどう裁くねん!
    3人さん!
    今は、瀬戸内海のどっかの島(名前忘れた〜)で、人探し!
    後半、楽しみ〜!!!

    サブリミナル効果やないけど、今もやってそうやもんな。高市さんのニュースの画像斜めにするとか…

    こういう、ヘラヘラしてて、実はやり手みたいな人が

    0
    2025年11月03日
  • 犯罪者 下

    Posted by ブクログ

    上下巻合わせて圧巻だった。
    駅前で起きた不可解な通り魔事件をきっかけに、食品会社のモラル、経済界と政界の癒着、腐敗政治、難病に立ち向かう親子、そしてとある男の大きな計画がどんどんと繋がっていく。
    マクロもさることながら、映像描写や人物像の描き方が細かい。そしてあたかも当然のように、ミステリー小説としてのホワイダニット的要素も綿密にプロットされていく。

    そんなものは無いのかもしれないけれど、あえてこの小説のテーマを形容するなら“生きることの本質”なのかなと感じた。
    希望の象徴であるフロリダキーズを夢想しようが、どれだけ凍結臨を追いかけようが、そこには耐え難い理不尽が連続するのみで、でも生きてい

    0
    2025年10月31日
  • 犯罪者 下

    Posted by ブクログ

     不可解な通り魔事件、巨大企業・タイタスと与党の重鎮政治家の黒い関係、メルトフェイス症候群の関連性、捜査する三人と迫り来る暗殺者という全てのピースが下巻で収束されていて、まるで壮大な映画を見終わったかのような満足感があった。

    0
    2025年10月29日
  • 犯罪者 上

    Posted by ブクログ

     突如駅前広場で五人が襲われ四人が刺殺された通り魔事件と原因不明の奇病・メルトフェイス症候群の繋がりを事件で唯一生き残った青年とはみ出し者の刑事、その友人が事件の真相を捜査する骨太な社会派サスペンスで、読み進める度に面白さが増していき続きが気になって仕方がなかった。詳しい感想は下巻で。

    0
    2025年10月28日
  • 犯罪者 上

    Posted by ブクログ

    上巻だけで500ページ強のボリュームのある社会派サスペンス。登場人物が多く、誰と誰、何処と何処が繋がるの...?という状態が続くので割と読むのは大変。だけどとにかく面白い。臨場感がドラマのそれで、主人公たちと一緒に事件を追っていく形式で描かれるので読んでいて恐々とする場面が多々。
    謎を取り巻く利害関係が徐々に見えてきたところで下巻へ続く。真崎の狙いとは...。

    0
    2025年10月26日
  • 犯罪者 下

    Posted by ブクログ

    プロローグ

    千葉県 五井
    そう、あの小湊鐵道の出発点である五井だ
    ハンドルを握ると、3分程度で一気に視界が
    開ける
    ひらけたと当時に、朝靄が立ち込める
    ウィンドウを下げて、外気を入れ込むと
    冷たい湿気と共に秋の香りが眠気を吹き飛ばす
    30分程流していくと、突如近代的な建物が
    立ち塞がっていた

    朝靄に聳え立つザ・セントナイン東京だった!!!


    本章
    『犯罪者 下』激アツの★5
    いゃ〰、本作がデビュー作
    上下巻で約1,000頁読ませるな〰
    長尺の割には、一切の無駄がなく、グイグイと
    物語に引き込んで行く
    そして、脳内映像化に直結する文体
    まるで、一本のミステリー映画を観てるような
    作品であっ

    0
    2025年10月25日
  • 未明の砦

    Posted by ブクログ

    久しぶりの太田愛さん

    「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」
    このシリーズと同じような重厚で
    読みごたえ満点の群像劇です。
     
    登場人物が多い…が全く気にならない
    キャラクターが生き生きと描かれているからだろうと思う。

    そして、情報量の多さに圧倒される
    労働組合の歴史、日本だけではなく諸外国の労働組合の歴史、子供の貧困、共謀罪、
    小説というよりは、リアルな資料を読んでいる感覚。教科書みたい
    最終ページの参考文献の量を見て納得です。

    「俺ら失敗作」と自分たちの事をを表現する
    家庭、家族に縁がなく、帰る家もない
    学歴もない4人の労働者。
    企業側と労働者の闘ってきた歴史、
    自分たちの置かれている社会と

    0
    2025年10月25日
  • 犯罪者 上

    Posted by ブクログ

    プロローグ

    激しい息遣いと鼓動が鳴り響く
    そして、目に見えぬ追跡者が迫りくる

    ある者は真相を追い
    ある者は獲物を追う

    この血潮が湧き送る感覚
    そして、この研ぎ澄まされた感覚

    この感覚をもってしても、何処に帰結するのか
    全く分からない
    そんな事を思いながら軽井沢の一室で目を閉じた!


    本章
    『犯罪者 上』★5
    この上なく上質で濃密かつエンタメ度の高い作品
    『犯罪者 下』への布石は撃たれた!!!
    素晴らしい作品と出逢えた悦びは本物か否か!?

    下巻にて、確かめたい!
    そう思った!!!


    エピローグ

    ハンドルを握りながら、遠くに浅間山を仰ぎ見る
    すっかりと冷え込み、その麓には既に
    赤や

    0
    2025年10月23日
  • 最初の星は最後の家のようだ

    Posted by ブクログ

    2年前の冬読んだ「未明の砦」
    共謀罪の標的にされた大手自動車メーカーの若い非正規労働者たちが、逮捕寸前に逃亡し…。
    これは日本の現実を撃つ社会派の大作だった。
    友人たちに勧めまくった。

    それまでに太田愛はすべて読んだ。ハズレはなかった。同じ市の出身ということもあり誇らしく思っている。

    本作は初の短編集。5つの小説とエッセイが1本。自分なりに分けると、
    1つ目は戦争。
    3つ目と4つ目はミステリー。
    5つ目とエッセイは不安。
    とでもしておく。3つ目は以前に文庫のアンソロジーでも読んでいた。

    さて残りは2つ目の「中庭 サイレン」だ。中味は書かないが、最も私の琴線に触れた作品だった。
    先に妻を亡

    0
    2025年10月23日
  • 天上の葦 下

    Posted by ブクログ

    「犯罪者」「幻夏」を読んで好きになった太田愛さんのシリーズ。主人公たち3人のキャラクターに惹かれ、早く読みたくてうずうずしていた本作品。

    主人公たちだけでなく、これまで登場していた人たちも出てきて、ワクワクした!(個人的に服部はわりと好きなキャラだったので、鑓水とのやりとりはクスッとなった笑)

    内容としては、戦時中の話が多く出てきたので、読んでいてしんどくなるかなと思っていたけれど、情報量がすごすぎて、かなり勉強になった。戦時中のこと、知らないことが多すぎて、ショッキングな内容はたくさんあったけれど、この作品を通して知ることができてよかった。

    テレビやネットで様々な情報が飛び交う日々、そ

    0
    2025年10月13日
  • 幻夏

    Posted by ブクログ

    冤罪と司法の闇
    謎の記号が残された少女誘拐事件は奇しくも相馬の過去と大きく繋がることに…
    無名で弱小の探偵に依頼された人探しはやがて壮大な復讐劇と繋がっていく
    冤罪被害者の苦しみと巨大権力の傲慢を対照的に描いている

    0
    2025年10月09日
  • 幻夏

    Posted by ブクログ

    実際に冤罪で捕まってしまった方の報道を見ると、この小説のような厳しい現実があったのかと思うと胸が痛くなる。法治国家と言われる日本は、本当に安全なのかと考えさせられた。

    0
    2025年10月06日
  • 犯罪者 下

    Posted by ブクログ

    つかれた…
    長いからとかではなく、追われる立場で読むので、心の疲労です。
    いやもう、ここはすんなりとハプニング無しでいいやんかー!と何度思った事か。

    練りに練られた計画、駆け引き、追いつ追われつの中身ぎっしりな下巻。
    先が気になりすぎてほぼ一気読みでした。

    正義は勝つ!な話じゃないんですね。
    頑張ったけれど力及ばすな現実。
    むしろ、全て丸く収まる事ばかりじゃないんだよ。そうして残された者は、生きる理由を見つけて生きて行かなきゃならないんだよ、と言われてる気がした。


    でもでも、そこは報われてほしかった!プンスカ!
    が本音です。

    0
    2025年10月05日
  • 犯罪者 下

    Posted by ブクログ

    読み終わってため息をついてしまうような作品。やっぱりこのシリーズは人生ベスト本に入る。上巻に増して下巻は展開のスピード感がすごくて、特に作戦を実行する場面では追う側と追われる側と視点人物がくるくる変わって、自分も一緒に走っているような気持ちで読んだ。鑓水たちの計画も緻密だし、敵側の読みもかなり鋭くて、太田愛さんはどれだけ綿密なプロットを作っているんだろうと驚くしかない。はやる気持ちを抑えながら読んでいくと、何度も少し前の場面での行動やセリフの本当の意味が分かっていって「なるほどこういう意味だったのね..!」と感動する。こんなにたくさん細かい謎が張り巡らされているのに、最後には一つ残らずスッキリ

    0
    2025年10月03日
  • 犯罪者 上

    Posted by ブクログ

    『相棒』等の脚本を手掛ける作者の長編小説。圧倒的な疾走感とスリリングな展開に唖然とした。なんて面白いんだ…。
    白昼堂々と起きた4人もの死者を出した通り魔事件。ただ一人生き残った修司は再び命を狙われる。一体なぜ自分は命を狙われるのか。協力者と共に真相を探るうちに驚く事件に繋がっていき…。まさに『相棒』でも成立するのではないかと思うほどドラマチックで映像が浮かぶようだった。複数の人の視点で物語が構築されていて、謎を解くヒントの提示がうますぎる。こことここが繋がって、、、といったように自然と読者に推理させるような読み心地で思わず唸った。
    もっと早く出会いたかった。

    0
    2025年10月02日