太田愛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本放送当時はまだ発表されていなかった(筈)が
今では神戸尊卒業のseasonだと判っているので
『警察官としての神戸尊のアイデンティティ』だったり、その覚悟だったりが
映像で見るより文字で読むほうがよりくっきり浮かび上がっている気がした。
例えば1話目のラスト、神戸くんと大河内監察官とのワインバーの遣り取り。
放送時は単に腐女子心を擽る(爆)シーンに見えていたが
神戸くんが警察庁に戻った今となっては全く違う意味を持つように見えるから不思議だ。
そういうところがノベライズを読む醍醐味だと思うし、
今回はそれを思いっきり堪能させてもらったような気がする。
season9くらいから世相を映した重い -
Posted by ブクログ
太田愛さんの作品は『犯罪者』『幻夏』に次いで3作目。個人的には前2作の疾走感、まるで映像作品を観ているかのような追いつ追われつの駆引きのほうが好みではあったものの、太田さんならではの社会性は今作品も負けず劣らず、寧ろより一層の恐ろしさを持して我々に警鐘を突き付けてくる。
どんな時代の報道の中にも進んで権力にすり寄る者たちがいる。自らの下劣さを処世術や政治力と思い違いをした人々です。批判の声は、権力の名を借りた暴力によって次々とねじ伏せられていく───
マスメディアによる報道の歪曲性がなんとなく論じられる現代において、膨大な文献を用いた過去の情報統制を引き合いに、その危険性を2段も3段も深く -
Posted by ブクログ
脚本家としても知られる筆者の作品とのことで気になって読んでみた。
冤罪をテーマにした物語で、先が気になり一気に読み進めた。
随所に散りばめられた伏線もきちんと回収されていて、読み終えた後の納得感もある。
一方で、物語の要となる部分で少し都合が良すぎると感じる場面もあり、リアリティよりもドラマ性を重視した印象を受けた。ただ、小説としては十分に飲み込める範囲だったと思う。
その中でも特に印象に残った子供時代のパートは、その空気や匂いまで浮かんでくるようで、懐かしさと切なさを感じた。
あの形で物語を終えたことも良かった。
あの場面を、あの目線で描くことで、物語をより印象深いものにしていた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ派遣労働者の若者4人が主人公で、労働問題と国家権力の暴走に立ち向かうという内容。
大手自動車メーカーの工場で働く主人公ら4人は、過酷な労働環境や不当な扱いに苦しむ中、仲間との出会いを通じて、現状を変えようと立ち上がる。
自分なりに知識を吸収し、労働組合結成まで成し遂げる。しかし、大企業にとって都合の悪い彼らは、共謀罪の適用対象として警察に追われる身となる。そんな状況でも、大事な人の死を無駄にしないために、逃亡しながらも戦うことを諦めない。
逃亡を続ける主人公たちは、労働者の権利や人間の尊厳を守るため、大企業や権力機構に立ち向かっていく。
格差社会、非正規雇用、政治への思考停止、日本人という民族