太田愛のレビュー一覧
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ネタバレ本放送当時はまだ発表されていなかった(筈)が
今では神戸尊卒業のseasonだと判っているので
『警察官としての神戸尊のアイデンティティ』だったり、その覚悟だったりが
映像で見るより文字で読むほうがよりくっきり浮かび上がっている気がした。
例えば1話目のラスト、神戸くんと大河内監察官とのワインバーの遣り取り。
放送時は単に腐女子心を擽る(爆)シーンに見えていたが
神戸くんが警察庁に戻った今となっては全く違う意味を持つように見えるから不思議だ。
そういうところがノベライズを読む醍醐味だと思うし、
今回はそれを思いっきり堪能させてもらったような気がする。
season9くらいから世相を映した重い -
Posted by ブクログ
冤罪に狂わされた一家の話。被害者だった筈の兄弟がそれぞれ違う形で追い詰められて行く様はただただ悲しかった。せめて石段の悲劇がなければ一家の未来も違っただろうに。冤罪だけでなくとことん不運だったのが物悲しい。
司法の在り方は難しいと常々思う。作中でも言及された「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」。これも立場によって得心の行く行かないは変わるだろう。犯人が野放しになっている社会も嫌だし、冤罪で裁かれる社会も嫌だ。最近は街中の監視カメラだけでなく、一般人のドラレコなんかもあるおかげで捜査の精度が上がっているらしい。一方で無人販売が成り立たなくなっているという話も聞く。一人一人が高い倫理 -
Posted by ブクログ
理不尽な現実のなかで、「生きること」に向き合おうとする4人の切実な姿に強く惹きつけられ、「どうかうまくいってほしい」と祈るような気持ちで読み進めた。どこか『蟹工船』を思わせる“非正規労働者”の過酷さが描かれるなか、玄羽さんとの“夏休み”の描写から続く展開があまりにも切ない。
4人が立ち上がった動機と、それ以外の登場人物の視点も丁寧に描かれていることで物語に深い奥行きが生まれ、一層引き込まれた。
特に印象的だったのは、個を押し潰し、無を強要する社会の生々しい冷酷さに諦めかけていた若者たちが、前を向き闘いを決意していく姿。太田先生が彼らに注ぐ眼差しはどこまでも温かく、熱く、そして強い期待に満ち -
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
前作『犯罪者』は、著者のデビュー作らしい熱量でいろいろな社会問題が盛り込まれた大作だったけど、本作はシンプルに法曹界の構造欠陥と冤罪に焦点を絞って展開されていた。尺に関しては、個人的にはこのくらいの方が好みかも。長すぎず短すぎず。
お馴染みのトリオである相馬、鑓水、修司の3人がそれぞれの強みを活かして大活躍。強大な組織に果敢に挑むその様は、今回も痛快だったが、事件の根底にある真相は何とも切ない出来事が絡んでいた。
本作のテーマの一つと思われる冤罪には、ホント考えさせられる。身に覚えのない犯罪に人生を狂わせられる理不尽さ。本人だけではなく、その家族にも影響が及び、やるせない -
Posted by ブクログ
情景が文章からダイナミックに伝わってくる。
まさに目の前で起きていることを俯瞰して覗き込んでいる印象を強く受けた作品です。
開いてすぐに登場人物の説明。
普段は先入観持ちたくないので、誰が演じてるとか事前情報はなるべく入れない主義ですが、今回は上下巻ということもあり想像しやすいよう、プライムビデオのキャストを見てから読み始め。
主要人物の修司、相馬、鑓水が脳内で演技していることを容易に想像できるくらい、私の中ではキャストはドンピシャでした。次が気になって文章をひたすらに追い、一度読むと読む手を止められなくなる、そんな上巻でした。
感想とは関係なく
私はこの本を初版で購入したことを覚えてい