太田愛のレビュー一覧

  • 犯罪者 上

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    ネタバレ

    最初からすごく引き込まれた。
    通り魔殺人から始まるが、その背景には想像を超える色んな問題が絡んでいて、
    読む手が止まらなかった。


    個人的には、亜蓮に繋いでもらうために
    渋谷の美容師さんに亜蓮の連絡先を聞くくだり。
    これ簡単に連絡先教えるの?!とびっくり。

    亜蓮も知らん人に仕事頼まれて修司に連絡先聞いただけなのに、いきなり連絡きて会うんかーいとなったけど...
    修司のことめちゃくちゃタイプだったのか。

    そこだけよくわからなかった。

    0
    2026年05月04日
  • 犯罪者 下

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    先に幻夏を読んでしまっていた!
    落としどころはこういう感じだろうという期待を裏切り、塗り破っていく展開。大企業や政治家、裁判になった場合など、社会問題もありつつのストーリーがリアリティを増していてよかった

    0
    2026年05月03日
  • 未明の砦

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    やっぱり太田愛さんはスゴイ!
    今回も強烈なメッセージを伝えてくれています。
    登場人物が多くても一人一人のキャラクターがしっかり立っているから混乱せずに読めるのも、この作者さんのスゴイところ。この分厚さがたまらなく嬉しいと思える本にまた出会えて幸せでした。

    0
    2026年05月03日
  • 犯罪者 上

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    今夏映像化ということで改めて記しておく。知人から紹介されて知った太田愛さんの作品、最初はその導入に戸惑ったが、読み終わった今は見事な導入だったと思う。主人公の一人があれよあれよという間に犯罪者となっていくスケール感とテンポがとてもいい。上下巻でだるみがちだと思われる展開は予想を遥かに超えて余分を削ぎ落とされていてソリッドだ。

    0
    2026年05月01日
  • 幻夏

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    尚と拓、母の香苗の親子、兄弟関係はとても素敵だなと感じた。故に、起こった悲劇。
     冤罪は、本人とその周りにまで影響を及ぼす。実際にも冤罪事件の報道があったがどれだけ苦しい思いをしてきたのだろうと想像も出来ない。
     ちょっとしたことや勘違い、思いこみで人は変わるし人生を狂わせることもある。 
    長編大作‼️ひさしぶりの2回目完読だったけど考えさせられる

    0
    2026年04月28日
  • 未明の砦

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    ⭐︎6 。
    素晴らしい。最初何のテーマの話なのか分からないまま一気に引きこまれその勢いのまま最後までずっとおもしろかった。
    600頁の物語は、自分もユシマの派遣労働者達を間近で見てるようなリアリティある気分にさせられる。
    自動車期間工として働く派遣労働者達の過酷な環境、それを取り巻く経営側、繋がる政府、警察、、

    現実でも契約社員と社員の待遇の差をうめるため同一賃金同一労働の声が上がったことを思い出した。社員の休暇日数を契約社員に合わせることで合意がされ不満の声が上がったが、そんなレベルではない奴隷のような働き方をしてる人達もいることを知り悲しくなった。
    4人に人権や労働について教えてくれる、

    0
    2026年04月23日
  • 天上の葦 下

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    ネタバレ

    (上下巻とも感想内容は同じ)
    本書は<鑓水、修司、相馬>が活躍する3部作の最後のシリーズ。前2作品は既読。このシリーズのこの3人組(!?)が大好きで、シリーズ最後のこれを読んでしまったらあとがなくなる、それは寂しすぎる!! との思いから、読むのを先延ばしにしまくってきた本。最近作者の本を調べたら、この後に数冊新作が出ていて、そちらの方も評判は上々だったので、だったらこの本を安心して読める…と、読むことにした。

    いや~、相変わらずすばらしかった。
    本書では3人組のうち鑓水に焦点が当たっているのも、鑓水をいちばんのお気に入りにしている私にはうれしい内容になっていた。が、先の戦争=太平洋戦争を絡め

    0
    2026年04月22日
  • 天上の葦 上

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    ネタバレ

    (上下巻とも感想内容は同じ)
    本書は<鑓水、修司、相馬>が活躍する3部作の最後のシリーズ。前2作品は既読。このシリーズのこの3人組(!?)が大好きで、シリーズ最後のこれを読んでしまったらあとがなくなる、それは寂しすぎる!! との思いから、読むのを先延ばしにしまくってきた本。最近作者の本を調べたら、この後に数冊新作が出ていて、そちらの方も評判は上々だったので、だったらこの本を安心して読める…と、読むことにした。

    いや~、相変わらずすばらしかった。
    本書では3人組のうち鑓水に焦点が当たっているのも、鑓水をいちばんのお気に入りにしている私にはうれしい内容になっていた。が、先の戦争=太平洋戦争を絡め

    0
    2026年04月22日
  • 犯罪者 上

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    2012年初版。とにかく面白い。スピーディーなストーリー展開。ドキドキが止まりません。500ページを超えるボリューム。下巻で、どのように物語が進むのか楽しみでたまりません。

    0
    2026年04月22日
  • 幻夏

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    ネタバレ

    冤罪とそれに巻き込まれた家族の話。「23年前にいなくなった子どもを探してほしい」依頼を出した時点で母の香苗は尚が生きていること、そしてとんでもないことをしているのではないかと気づいていたとは…辛すぎる…。自分の死期が近づいても母の子を思う気持ちは永遠だなと泣けた。
    拓は当時8歳。何も知らない無邪気で逞しい子どもだった。何も知らないから、尚が危ない目にあってる守らなきゃ!という気持ちだけで、以前尚に助けてもらった時と同じやり方で近づけさせることなく大人をやっつけた。でもそれが自分たちの父親だった。しかも冤罪だということが証明されて自分たちに会いに来ていたときに…。辛すぎる、
    そして尚は、父を無自

    0
    2026年04月19日
  • 未明の砦

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    消耗品のように使い捨てられる非正規労働者と都合よく搾取する資本家と権力者
    無知文盲から目覚めた4人の非正規労働者が、"人として扱われる"ために立ち上がった
    大企業と政治家、公安を相手に無謀とも思える闘争の結末にハラハラドキドキする展開
    結末はいかに…
    元放送作家だけあって読んでいて脳内映像が鮮明に浮かぶ ドラマを見てる感じ

    0
    2026年04月17日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    骨太な本
    改善を求める派遣労働者と、それを公安を使ってまで潰そうとする会社の闘い。
    恐ろしい、悍ましい、会社
    でも、もしかしたら、こんな会社もあるのかも、と思わせるくらいリアリティがある作品

    続編は出ないと思うけど、例の三人組シリーズと並ぶくらいの傑作だった

    0
    2026年04月16日
  • 未明の砦

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    太田愛さんの本を最初に読んだとき、おもしろすぎて衝撃でした! 「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」の3部作、大好きです!!
    この「未明の砦」は文庫になるのを待ってました(でも高かった涙)

    帯にあるように“社会派エンターテイメント”の本書ですが、先の3部作に比べて、“社会派”の部分が多くて少し重かったかなぁ
    労基・憲法・共謀罪……もう少し“エンターテイメント”寄りのほうが好みです、でも期待に違わずのおもしろさ!! 
    警察や政治家、清掃員に会社経営者、週刊誌の記者や非正規社員たちがそれぞれの場所でそれぞれの役割を果たしてゆく、エンディングに向けての怒涛のような最終盤は、読みた過ぎて目が走ってゆく感じ、

    0
    2026年04月11日
  • 未明の砦

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    太田愛『未明の砦』角川文庫。

    第26回大藪春彦賞受賞作。

    以前、評判の高い『犯罪者』を読んだが、自分には合わなかったようで、以来、太田愛の小説からは距離を置くことにしていた。

    本作『未明の砦』は大藪春彦賞受賞作にして、評判も上々ということで、ミーハーな自分は禁を破り、読んでみることにした。

    人気テレビドラマ『相棒』の脚本も務めたことのある作家だけに、なかなか全貌が見えて来ない。そこが魅力という読者も居るのだろうが、短気な自分には少しじれったい。

    非正規労働者を蔑ろにする大手企業の愚劣な犯罪と選挙のために大手企業を優遇する政治家の姿を描いた社会派サスペンス小説である。

    自分も大学を卒

    0
    2026年04月10日
  • 未明の砦

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    思いもしなかった展開と結末に胸が熱くなった。

    その日、共謀罪による初めての容疑者が逮捕されようとしていた。
    標的は大手自動車メーカー『ユシマ』の非正規工員の
    矢上・脇・秋山・泉原の四人。
    だが、突如発生した火災に乗じて四人は逃走する。
    誰かが警察の動きを伝えたのだ。
    所轄の刑事・藪下は事件に裏があると読んで独自に捜査を開始。
    更に超法規的手段で日本を一変させようとするキャリア官僚が
    野心のために動き出す。

    読み始めた当初は、逃走した四人がどんな闇を抱え、
    そしてどんなテロ行為を行おうとしていたのか、
    その謎が明かされるのを待ち遠しく読み進めていたが、
    明らかになった事実は何てことないことだ

    0
    2026年04月08日
  • 天上の葦 下

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    ネタバレ

    ものすごく重く現代人が見なくてはいけない話だと思った。
    最初はただのミステリーで結末がどうなるのかに注目していたが、物語の確信は現代の報道についての啓蒙と実際にあった事実を元にした警告だった。

    平和ボケしていて、まさかそんな、と思うようなことが80年前当たり前に行われていて言論の自由を奪われ戦争に駆り出されていたことを思うと、情報の大事さや、現在の戦争をしている国でも同じようなことが起こっているのだろうと思わざるを得ない。

    特に情勢が不安定な現代、メディアの情報操作について改めてきちんと目を見張っておかないとまた悲劇が繰り返されるという恐怖も感じた。

    そんな警告を訴えながらも物語としても

    0
    2026年04月01日
  • 未明の砦

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    非常に読み応えのある長編。初めは非正規労働者の描き方がステレオタイプと思ったが、自ら考えることを放棄せず、社会と企業と自分たち、という視野を持った時新たな展開が産まれる、というストーリーがうねりを持って見えてくる。自分はどっち側なんやろう、と思った読後感。

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    2026年03月31日
  • 天上の葦 下

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    ネタバレ

    天上の葦、上下巻読み終わったのでまとめて感想を。
    老人がスクランブル交差点で天を指差して死亡ふるという印象的なシーンから始まり、終わりまでずっと物語に引きつけられた。おなじみの3人が公安に追われることになり、犯罪者、幻夏以上に緊迫した状態が続く。
    そして、何よりも印象に残ったのは戦争描写。今まで色々と本を読んだりドラマや映画を見たりしてきたが、1番戦時下の状況がリアルで、夢にまで出てきて途中で読むのを休憩したほどだった。今回のテーマは報道であり、国から報道が規制されることの危機感、危険性を真っ向から取り上げている。戦時中に徐々に報道の自由が失われていった過程と、国からの発表を信じて亡くなってい

    0
    2026年03月31日
  • 未明の砦

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    地元をその支配下に置く大手自動車メーカー「ユシマ」に勤める非正規工員たちは、ある出来事を通して自分たちの扱われ方に疑問を抱く。過酷な労働環境、抑えられる賃金、そして蔑ろにされる安全と健康。仲間を集め立ち上がろうとする彼らだったが、ユシマは公安と手を組み、共謀罪の名目で彼らを犯罪者にしようとする。骨太な社会派サスペンスです。
    リアリティ抜群なのですが、こんな現実があるとは信じたくないような……でもかなり現実にありそうなんですよね。誰にでもできる仕事とは決して言えないのに、簡単に替えのきいてしまう工員たち。命の危険にさらされながらも耐えるしかできない環境にはぞっとします。
    非正規工員の彼らだけれど

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    2026年03月29日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    おぼろげに薄暗くて切ない不思議な世界観でした。短編集ですがどれも惹き込まれました。読み進めるうちに解像度が少しずつ増していくのですが、想定外がほとんどでした。
    長編も読みたくなりました。

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    2026年03月25日