太田愛のレビュー一覧

  • 最初の星は最後の家のようだ

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    2年前の冬読んだ「未明の砦」
    共謀罪の標的にされた大手自動車メーカーの若い非正規労働者たちが、逮捕寸前に逃亡し…。
    これは日本の現実を撃つ社会派の大作だった。
    友人たちに勧めまくった。

    それまでに太田愛はすべて読んだ。ハズレはなかった。同じ市の出身ということもあり誇らしく思っている。

    本作は初の短編集。5つの小説とエッセイが1本。自分なりに分けると、
    1つ目は戦争。
    3つ目と4つ目はミステリー。
    5つ目とエッセイは不安。
    とでもしておく。3つ目は以前に文庫のアンソロジーでも読んでいた。

    さて残りは2つ目の「中庭 サイレン」だ。中味は書かないが、最も私の琴線に触れた作品だった。
    先に妻を亡

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    2025年10月23日
  • 天上の葦 下

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    「犯罪者」「幻夏」を読んで好きになった太田愛さんのシリーズ。主人公たち3人のキャラクターに惹かれ、早く読みたくてうずうずしていた本作品。

    主人公たちだけでなく、これまで登場していた人たちも出てきて、ワクワクした!(個人的に服部はわりと好きなキャラだったので、鑓水とのやりとりはクスッとなった笑)

    内容としては、戦時中の話が多く出てきたので、読んでいてしんどくなるかなと思っていたけれど、情報量がすごすぎて、かなり勉強になった。戦時中のこと、知らないことが多すぎて、ショッキングな内容はたくさんあったけれど、この作品を通して知ることができてよかった。

    テレビやネットで様々な情報が飛び交う日々、そ

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    2025年10月13日
  • 幻夏

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    冤罪と司法の闇
    謎の記号が残された少女誘拐事件は奇しくも相馬の過去と大きく繋がることに…
    無名で弱小の探偵に依頼された人探しはやがて壮大な復讐劇と繋がっていく
    冤罪被害者の苦しみと巨大権力の傲慢を対照的に描いている

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    2025年10月09日
  • 幻夏

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    実際に冤罪で捕まってしまった方の報道を見ると、この小説のような厳しい現実があったのかと思うと胸が痛くなる。法治国家と言われる日本は、本当に安全なのかと考えさせられた。

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    2025年10月06日
  • 犯罪者 下

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    つかれた…
    長いからとかではなく、追われる立場で読むので、心の疲労です。
    いやもう、ここはすんなりとハプニング無しでいいやんかー!と何度思った事か。

    練りに練られた計画、駆け引き、追いつ追われつの中身ぎっしりな下巻。
    先が気になりすぎてほぼ一気読みでした。

    正義は勝つ!な話じゃないんですね。
    頑張ったけれど力及ばすな現実。
    むしろ、全て丸く収まる事ばかりじゃないんだよ。そうして残された者は、生きる理由を見つけて生きて行かなきゃならないんだよ、と言われてる気がした。


    でもでも、そこは報われてほしかった!プンスカ!
    が本音です。

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    2025年10月05日
  • 犯罪者 下

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    読み終わってため息をついてしまうような作品。やっぱりこのシリーズは人生ベスト本に入る。上巻に増して下巻は展開のスピード感がすごくて、特に作戦を実行する場面では追う側と追われる側と視点人物がくるくる変わって、自分も一緒に走っているような気持ちで読んだ。鑓水たちの計画も緻密だし、敵側の読みもかなり鋭くて、太田愛さんはどれだけ綿密なプロットを作っているんだろうと驚くしかない。はやる気持ちを抑えながら読んでいくと、何度も少し前の場面での行動やセリフの本当の意味が分かっていって「なるほどこういう意味だったのね..!」と感動する。こんなにたくさん細かい謎が張り巡らされているのに、最後には一つ残らずスッキリ

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    2025年10月03日
  • 犯罪者 上

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    『相棒』等の脚本を手掛ける作者の長編小説。圧倒的な疾走感とスリリングな展開に唖然とした。なんて面白いんだ…。
    白昼堂々と起きた4人もの死者を出した通り魔事件。ただ一人生き残った修司は再び命を狙われる。一体なぜ自分は命を狙われるのか。協力者と共に真相を探るうちに驚く事件に繋がっていき…。まさに『相棒』でも成立するのではないかと思うほどドラマチックで映像が浮かぶようだった。複数の人の視点で物語が構築されていて、謎を解くヒントの提示がうますぎる。こことここが繋がって、、、といったように自然と読者に推理させるような読み心地で思わず唸った。
    もっと早く出会いたかった。

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    2025年10月02日
  • 犯罪者 上

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    すっ飛ばして『天上の葦』に行こうかと思ってたのですが、最近の高評価が気になって、やっぱりこちらを先に。
    感想を上げてくださった皆様に感謝です。
    これは手に取って良かった!

    最初からギョッとする展開でしたが、謎だらけな事件を3人と一緒になって追う感じがします。
    ハラハラ、ドキドキ。
    頼むから大人しくしときなさいよ〜!と心の中で突っ込んでました。

    こんな有様で、下巻大丈夫だろうか⁉︎


    おまけ1
    いつも同じ時間に通る道に、今日はまさかの産廃業者のトラックがありガン見してしまった。

    おまけ2
    ちょっと脳内キャスティング。
    (なぜか)修司ちち、岡部たかし。
    鑓水、オダギリジョーです。



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    2025年10月06日
  • 犯罪者 下

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    ネタバレ

    読み終わってしまったーー。
    下巻も上巻同様に続きが気になって一気に読んでしまった。
    脚本家の作者の初の小説がこれってすごいなぁ。
    脚本家だから映像を見るように読めたのか。
    ハラハラドキドキする展開満載で、本当に面白かった。
    最後は悪を成敗!という感じではなく、より現実にありそうな終わり方でスカッとしたものではななかったけど、現実的だしこれはこれでとても納得。
    シリーズ化してるとのことなので、あと二作も楽しみ。

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    2025年10月02日
  • 犯罪者 上

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    初作家さん。
    何これ。ものすごく面白い!
    映画を見てるように映像が浮かび読みやすい!
    展開も面白く、早く先を先を!をページを捲る手が止まらない。

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    2025年10月02日
  • 犯罪者 上

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    三部作の中で一番大好きです。2回読みましたが、展開を知っていてもドキドキして早く続きが読みたくなりました。

    いつか映画化してほしくて、ずっと脳内キャスティングをして楽しんでます!笑笑

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    2025年10月02日
  • 犯罪者 下

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    個性的な3人が偶然巻き込まれた殺人事件の裏に巨大企業と大物政治家
    殺し屋に狙われながら巨悪に立ち向かう持たざるものの戦い
    周到に練られたプロットと登場人物の描き方がとても良かった
    長編なのに止まらない展開は見事でした

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    2025年09月30日
  • 犯罪者 上

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    映像で見ているように読むことができた。あまりに怖くて自分が追われているように感じた。早く下巻が読みたいと思う作品。

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    2025年09月29日
  • 犯罪者 上

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    ネタバレ

    順番がバラバラになってしまったけど、鑓水・相馬・修司の3人が登場するシリーズの一作目。序盤から駅前広場で5人が襲われる無差別殺人が起こるという衝撃的な事件から始まってすぐに物語に引き込まれる。2、3作目をすでに読んでいるので3人が無事なことは分かっているものの、酷い目に遭うことも分かっているため読み進めるのがめちゃくちゃ辛い。でも先の展開が気になる、というジレンマ。少しずつ離れていた点と点がつながっていき、上巻終盤では3人が新事実を知って、、という一番気になるところで終わり。はやく3人の逆転劇が見たい!

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    2025年09月28日
  • 天上の葦 下

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    非常に心をつかまれた。思いもよらない方向に話が進んでいって意外な内容だったけど、大切な話だった。現代の日本の社会に対して、本当に全て正しいのかと読者に疑問を抱かせるテーマでここまでの話を書けるあたり、太田愛すごいなって思った。あと、街を歩く老人への見る目が少し変わった気がする。

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    2025年09月24日
  • 幻夏

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    最初からすごく惹きつけられました。
    今後どうなっていくのだろうと。

    時が行ったり来たりする作品が好きなので、私好みの作品だなと思いました。

    それでも悲しくなるところがあって。
    それをカバーするかのようにほっこりするところもあって。

    感情が忙しいなと思いました。笑

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    2025年09月23日
  • 犯罪者 下

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    どぅぉわーー読み終わった。読み終わったけど、なにこのスッキリしない後味…違う読後感。
    2→3→1と変な順番で読んでしまったけど、やっとこれまでの疑問はスッキリした。

    アイツもアイツもアイツもみんな真っ黒で今でものうのうと暮らしていくのかと思うと腹立たしいし、被害にあったあの子達とその家族だってこれからまだまだ戦わないといけないのかと思うとやっぱりアイツらが憎いし、突然殺されたあの人たちだってその家族だってなにも浮かばれないからやっぱりアイツら地獄に堕ちろって思ったよね。

    なんか物理的に一番怖かったのこれじゃないかしら。
    殺し屋とかもう伊坂幸太郎に任せておこうよーって思ったもん。

    なんかす

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    2025年09月23日
  • 天上の葦 上

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    詳細な感想は下巻で書きますが、今回はミステリーの中でもかなり戦争に焦点が当てられたものだった。結構その色が濃いこともあって、犯罪者と幻夏とは少し雰囲気が異なる気がする。

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    2025年10月12日
  • 犯罪者 上

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    ネタバレ

    幻夏が面白かったので!

    3人の馴れ初めはこんな感じだったのかと確かめるように読んだ。
    詳しい感想は下巻の方で書きますが、大企業の隠蔽体質や政治家との癒着は日常茶飯事であり、私たち市民に目に見える形で発覚するものは氷山の一角に過ぎないのだと思い知らされた。
    税金が上がっていく世の中で、法人税だけが下がり続ける社会はどう考えてもおかしいと常日頃思う。
    国の経済力をカを考えると、どうしても大企業のご機嫌取りが欠かせない事は理解できる。
    現に、円安もグローバル企業にとってはむしろ好都合であり、その点も含めて市場介入に慎重にならざるを得ない。
    『犯罪者』もメッセージ性のある社会派ミステリーで病みつきで

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    2025年09月16日
  • 天上の葦 下

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    ネタバレ

    怖かった…
    ここ数日、アフリカのホームタウン問題に、アメリカのチャーリー・カークさん、フランス、ネパール、ドイツ…世界中がえらい事になっているのにTVでは全然報道されない。
    というかここ数年TVの報道の在り方に疑問が生じてもうそれほどTVを付けていない。
    だから、今生きている現実と本があまりにもリアルすぎて怖かった。
    正直、TVの言っていることを鵜呑みにしてのほほんと生きていられた頃に戻りたい。
    でもそんなことしてたら、また気付いた時には何も言えなくなっている時代に戻ってしまうんじゃないかという恐怖もある。
    今はTVも新聞もネットの情報も全てどこかに何かに忖度しているんだろうと疑いの目をもって

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    2025年09月12日