太田愛のレビュー一覧

  • 最初の星は最後の家のようだ

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    理不尽さや、やるせなさ、世の中の無情に重く暗い気持ちになった。子どもの頃には気づかなかったことに、大人になって改めて気づくこともあるだろう。知らなければよかったのか、苦しくても知るほうがよかったのか、答えの見つからない問いばかりで、1冊読み切るのに時間がかかった。

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    2025年11月30日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    大好きな太田愛さんの新作
    短編6作品

    時代錯誤なものからミステリーなどちょっとこれまでのとは違う作風だった

    ミステリー2作は悲しい話でした

    特に【給水塔】は描写が細かくて、明るく描けば子供の夏休みの冒険なんだけどこの方が書くと、こんなにミステリーっぽくなるのかとドキドキした

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    2025年11月02日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    不思議な味わいの短編集

    一 遊戯室 10月の子供たち
    二 中庭 サイレン
    三 舞踏室 夏を刈る
    四 書斎 鯉
    五 階段 給水塔

    ごちゃ混ぜ。純文学的子供時代の小編から本格ミステリまで幅広く納めてあり、目次に何らかの意味がありそうで実は関連もない。
    どういうテンションで読めばいいのか、少し混乱した。

    もちろん、1話ずつの完成度は高い。
    が、やはり太田愛さんはミステリの人だと感じる。ミステリを通して人間を描くときの筆の冴えは抜群。
    ということで、
    第3話 夏を刈る
    第4話 鯉
    が好きでした。
    ミステリとしても○。謎と女性の生き方の描きかたが、やはり上手い!

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    2025年10月18日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    どういう話だろうと思いながら読み進めて、この世界のことが分かってくると、これは現代の寓話…となる怖い本…

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    2025年10月12日
  • 犯罪者 上

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    ネタバレ

    2005年春、駅前広場で5人が刺殺される通り魔事件が発生し唯一の生き残り修司は謎の男に「逃げる。あと10日生き延びれば助かる」と忠告される。直後、謎の暗殺者に襲撃された修司ははみだし者の刑事相馬に命を救われ、彼の古い友人である鑓水のところに匿われる。修司の生き残りをかけて真相を探る三人。襲われた5人の共通点が巨大企業タイタスフーズのトラックによる不法投棄の目撃者であると突き止めた修司は、不法投棄を行った産廃業者真崎の故郷長野にいる友人杉田の元へ向かう。
    修司を狙う男は何者か、真崎はどこへ消えたのか、乳児を襲う奇病メルトフェイス症候群と大企業タイタスフーズのつながりは?謎が謎を呼ぶ展開にハラハラ

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    2025年10月04日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    短編集。全てに死の香と厳かな怖さを感じる。
    十月の子供たちははじめから、地下に入った理由はわかっていたが、今のウクライナ情勢とリンクして、とても切なかった。
    夏を刈るは、ミステリーチックで、その真相を知るため、どんどん読み進められた。
    サイレンみたいな優しい話も好き。

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    2025年10月03日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    短編集で隙間時間に読むにはいいです。
    舞踏室は印象に残る内容でしたね。
    昔のサスペンス的な感じで。帰結も「おっ」って感じでした。
    他は読み始めは少し苦労しますが、読んでる最中にこういうことかとわかる様な感じふぇ、後半から全て読むのが楽しくなってくる感じでした。

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    2025年09月27日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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     太田愛さんの新作、5作の短編集になります。太田愛さんといえば、「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」、それから「未明の砦」…大好きなんですよね!ただこの作品は短編集なんで、おぉ~!さすが太田愛さんっ!!と、読める作品と、あらら…と読み終える作品が混在している感じです。

     好きなのは「十月の子どもたち」と「夏を刈る」です。「十月の子どもたち」については、今も戦禍に見舞われている世界の国に思いを巡らせることができました。「夏を刈る」については、なんともいえない独特な世界観、ノスタルジックな感じで、映像化されてもいいかと思います。

     私はこだわりなく、短編集も長編も読みます。けれど、やっぱ太田愛さんに

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    2025年09月26日
  • 未明の砦

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    長い…とにかく分厚くて。きっと同じ熱量で最後まで読めたら満足の一冊だったんだろうけど、途中で読む集中力切れちゃった(´-`).。oO

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    2025年09月02日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    2025-08-09
    物語としては独立した5つの短編と1つのエッセイ。純文的な2編、横溝風ミステリ2編、自伝的短編とそれと呼応するエッセイ。
    太田愛の懐の深さを感じると共に、どれもまた太田愛。以前言っていたホラーにも挑戦して欲しい。

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    2025年12月19日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    CL 2025.8.4-2025.8.7
    「犯罪者」や「天上の葦」などの社会派長編とは全く雰囲気の異なる短篇集。
    「十月の子供たち」ウクライナやガザを思う。
    一日の終わりに見知らぬ人のために祈る。
    「夏を刈る」と「鯉」がよかった。

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    2025年08月07日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    数少ない著書が全部とても好みで良かったので、新刊飛びつきましたが短編はあんまり好みではないかも。
    濃い内容なので長編にして読みたかったです。

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    2025年08月05日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    太田先生の著作の中では「僕らは世界の~」よりのお話。

    5つの短編すべてが
    現在、過去、ここ、ここじゃない世界のどこかに必ずいる人を描いている。
    そして「死」が中心にいる。

    タカラヅカで有名な
    エリザベートのトートが見え隠れする。
    繊細な作品で読んでいるうちに、こちらもトートに手を取られそうになる感覚が怖くもあった

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    2025年07月14日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    最も没頭したのが「夏を刈る」。
    年老いた女中の語りが、「お嬢様」の異変を鮮やかに甦らせてゆく。

    「お嬢様」の婚約者が亡くなった事件の真相を明かしていくストーリーのはずが、予想外の真相の闇の深さに、ゾッとする。

    そこからの「鯉」と「給水塔」どちらも良かった。

    幼い頃、自分の浅はかな行為で人を傷付けたり、動かしたりしてしまうことは、この上ない恐怖だった。
    未だに、心に刻まれているほど。

    最後のエッセイには、空き地に現れるサーカスのテントの話が書かれている。
    「異界」「異形」という言葉が使われたタイトルに、ふと獅子舞を思い出した。

    自分の家には、割と広い庭があった。

    その庭を、太鼓持ちと

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    2025年07月13日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    「羽虫」と称され差別される異国民の人々。語り手の少年の母は羽虫として差別を受けていた。ある日母親が失踪し、少年を置いて逃げてしまう。しかし真相はもっと残酷で惨たらしいものだった。
    日本ももしかしてこうなるのかと考えてしまう。

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    2025年05月29日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    面白かったけど、風刺的な要素が多分にあってちょっと幻夏や天上の葦とは違う感じな?と思った。

    地の民、羽虫とが混合する土地、世界観で選挙、習慣、因習、人種、政治制度等挙げたり、考えたりしはじめたらキリがないくらい。

    考えることが多かった。

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    2025年05月06日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    世界観に没入しにくい感じがしましたが、中盤以降から少しずつ没入出来ました。
    羽虫と呼ばれ理不尽な差別を受ける世界、差別問題的内容を訴える話は、著者の報道の自由といった題材イメージを受けた作品「天上の葦」に近い感じを受けました。

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    2024年11月30日
  • 天上の葦 上

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    3.5
    犯罪者、幻夏より読み進めるのが遅くなった、、
    なんだろう、つまらなくはないけどドキドキ感が少なくて。
    ヒントがバラバラ落ちてるんだろうけど、どう繋がるかの考察ができない。
    けど下も頑張って読もう。

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    2024年11月10日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

    深いけど救いが欲しかった

    さすが太田愛さんです。
    しっかり読ませてくれますが、カタルシスもなくただただ悲しいお話でした。
    日本のお隣の国(将軍様のいらっしゃるかの国)の中でも一際貧しく住む場所も与えられず何をされても文句を言えない人たちにスポットを当てた、そんなイメージのお話でした。

    救い欲しかったな。

    ところで、BookLive!がアップデートされましたが「続きから読む」と言うただの嫌がらせ機能はなくなってないんですね。
    鬱陶しいことこの上なし!です。
    本当に残念。

    #深い #泣ける

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    2024年10月25日
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている

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    天井の葦、にもあった
    大きなうねりになってしまったらもう手遅れ、(意訳)ってやつ
    それをより生々しく描いたような小説だと感じた。

    現実にいま、起きていること。
    だからこその救いの無さが私には少ししんどかった。
    ただ、それでも集中して読ませるのは、さすがだなとも思う。

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    2024年10月06日