太田愛のレビュー一覧

  • 天上の葦 上

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    久しぶりの太田愛さんの作品。
    細切れに読んでしまったので、謎と謎の位置関係が少し難解。下巻で一気に面白くなりそう。

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    2026年05月31日
  • 未明の砦

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    何の題材か分からず読んだら組合の話でした。最後新聞連載だからか、駆け足だったような気がします。読み応えはありました。この後が知りたい

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    2026年05月24日
  • 天上の葦 下

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    下巻。
    スクランブル交差点で空を指して亡くなった正光という老人の指し示したものを追い、瀬戸内の小島に向かった3人。
    その島に求めている謎の答えがあるはず。
    しかし、島にいるのは老人ばかりで、余所者には冷たい目が向けられる。
    だけど、怪しい…
    そして、謎の答えは予想外の展開へ。
    後半はほぼ、その経緯に話が費やされる。
    過去も現在も情報というものの信憑性とかそれを識別する個人の判断力とか、そういったものの大切さをあらためて考えるきっかけになる。

    2026.5.4

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    2026年05月05日
  • 幻夏

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    あんまりすっきりしないラストでややモヤモヤする。けど、入り組んだ謎で先が読めなくて、展開に驚かされるばかりだった。あと、「犯罪者」の三人衆の活躍を愛着を持って見られて楽しかった。

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    2026年05月02日
  • 天上の葦 上

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    鑓水、修司、相馬の3人がまた、危険な事案に首を突っ込む。
    渋谷のスクランブル交差点で空を指して死亡した老人の最期に見たものを突き止めるという無謀に思える事案。
    そして、その老人が死亡した日に行方不明になった公安の警察官。
    2つの事件に接点はあるのか?
    下巻に続く。

    2026.4.29

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    2026年04月29日
  • 未明の砦

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    久々に太田先生の作品を読んだ。
    今回も重厚な社会派ミステリ。ちょっぴり青春。
    登場人物が多く、小難しい言葉も多いのだが不思議と物語の世界に一気に引き込まれてしまう…
    作者の圧倒的な力量はさすが。
    主要4人以外のコンビもなかなかいい独自のストーリーがあり、600ページ越えにもかかわらず飽きずに楽しめ読後感も良かった。

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    2026年04月29日
  • 未明の砦

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    犯罪者シリーズがとてもよかったので楽しみにしてた作品でした。
    労働制度の闇と格差社会の現実をまざまざと見せつけられ、主人公達をここまで追い込むかってほどの展開には早く救われてくれと読む手を止めたくなかった。
    600ページ越えの大作だったが頭に映像が浮かぶような文体で最後まで熱量を持って読めた。

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    2026年04月21日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    自動車の部品メーカーで働く非正規雇用の4人が労働組合作って会社と戦う話。

    4人は「馬鹿」と色んな人に言われるけど、
    思ったより難しい言葉が会話の中で出てくるな、、とか、今まで本なんて読む時間も興味もなさそうだったのに急に憲法とか雇用に関する本読めててすごいやん!がちょっと違和感だったのと、
    私的に玄さんとの関わりがあまり描かれてない気がして(この人なぜこの4人を選んで家に呼んだ、、?何する気、、?という警戒心が私の中で強かった)、だから玄さんに対してあそこまで熱くなれるのもちょっと置いて行かれた感があった。

    この本の内容をそのまま受け取ったら日本クソじゃん!ってすごい思うし、
    やっぱ世界か

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    2026年04月06日
  • 未明の砦

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    ネタバレ

    相棒の脚本家である太田さんの最新作。相変わらず社会問題と人物描写のリアリティ、的確さが素晴らしい。

    この本は大手自動車メーカー、ユシマの生方第三工場に勤める非正規雇用4名、矢上、脇、秋山、泉原の逃亡劇から始まる。印象操作で、「この4人は一体何をやったのか?」という犯罪者としての見方から始まる。
    だが読み進むにつれ、彼らは犯罪者どころか、ちょっと恵まれなかった善良な市民であることが見えてくる。そして2017年に新設された「テロ等準備罪」により捜査され、まだ何も実行しておらず、労働組合結成に伴うでっちあげをネタにされた共謀罪で追いかけられていることがわかる。

    私自身は人材業界に5年ほどいたため

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    2026年04月04日
  • 未明の砦

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    事実は小説より・・・。現実は強烈な格差社会が加速度的に進んでいるような気がしている。行きつく先はどうなるのか、未来は見通せない。

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    2026年04月01日
  • 天上の葦 上

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    渋谷のスクランブルで急死した老人を調べる鑓水と修司、消えた公安を探す相馬の話。犯罪者シリーズの面々が相変わらず巻き込まれててなんかこう悩みなく楽しい思いをさせてあげたくなる。別々に動いているのにそれが交差し全く先が分からん。戦争、公安、島、どうなるんだ。

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    2026年03月31日
  • 未明の砦

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    太田愛さんの小説のファンなのですが、今作は共謀罪をテーマに置いたことで、話の流れが最初の時点で大筋見えてしまった。特に驚く展開もなく。これを読んで感動する人は日頃から思考停止してるのかなと思ってしまう。

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    2026年03月13日
  • 犯罪者 下

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    社会派で重たくて、登場人物多いけどそれぞれしっかり人物像が描けていて、何層にも及ぶスケールのでかい伏線回収。
    上巻の後半からどんどん盛り上がってきて、これめちゃくちゃ面白いのでは?と思ったがクライマックスのドタバタはあまりにテレビ的だし幼稚。集中して文字で理解しながら追うには無理のある動的な描写が長過ぎて途中から冷めてしまった。テレビ生中継とか神社での一幕なんかは平成の織田裕二が頭にチラついてくる始末。

    物語の根底にある真崎の公害や環境汚染に対する強い思いがどこから来るのかもいまいち理解できず。てっきり息子の喘息が大気汚染が原因で恨んでいたのかと思いきやそうではなかった。奥さんは交通事故だっ

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    2026年03月04日
  • 犯罪者 下

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    上巻で丹念に張り巡らされた伏線が回収へと向かう過程は、物語としての完成度もある程度満足している。
    しかし、事件収束後の展開は必要以上に尺を取り、緊張の臨界点を越えた物語をなお引き延ばすことで、私の集中力を緩やかに摩耗させていった。

    よくできた日本の連続ドラマを一気見したかのような読後感。
    でも所詮は日本ドラマ。その内側に収まった物語。

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    2026年02月16日
  • 未明の砦

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    読み進めやすくテーマも面白かったが。
    コロナ禍以降の働き方改革によって労働者の環境が異常な程迄に意識される様になった2020年代において、果たしてここまでの労働者に対する人権侵害が存在し、またそれを企業側が放置するのであろうかという疑問が残った。また共謀罪の適用に関しても為政者側の恣意性が強すぎると感じた。天上の葦が説得力のある秀作だったことから、本作に関しては多少モヤモヤの残る読後感となった。
    巻末の参考文献にト◯タ関連の書籍が多く笑った。

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    2026年02月05日
  • 犯罪者 下

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    ネタバレ

    上巻が今までに読んだことのない切り口で面白かった。
    たまたま駅前の噴水にいたはずの4人の人間がなぜ殺されたのか?生き延びた繁藤を含めて被害者の5人に隠された共通点、いわゆるミッシングリンクを探すミステリーとしては極上の出来。suzukaさんのおっしゃる通り、中盤で明かされてしまいますが…
    「あと十日。生き延びれば助かる」
    タイムリミットサスペンスの逆?プロの殺し屋から十日間逃亡する生活はピンチの連続で読み応え抜群。
    最後はなんであんなビターな終わり方にしたんだろう。勧善懲悪以外許せない!というわけではないが、これでは今までの苦難や彼らの犠牲は一体なんだったんだろうと思ってしまいます。ここまで丁

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    2026年01月22日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    初めまして、の作家さんでした。
    面白かったけれどいくつか意味のわからない部分もあり…人物や事柄を整理しながら、が必要でした。短編でこういうことはなかなかないかなー。

    個人的には夏を刈るがとても読みやすくて良かったです。次は長編を読んでみたい。

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    2026年01月18日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    太田愛さんの「犯罪者」シリーズが好きで、それをきっかけにこちらの短編集を手に取りました。
    どの話もこれまで読んだ太田愛さんの作品とは全然異なる雰囲気、読み味で意表を突かれます。ただ、この方の作品はやっぱり長編の方が好きだなと改めて思いました。
    個人的に「遊戯室 十月の子供たち」と「書斎 鯉」が印象的でした。

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    2025年12月30日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    ネタバレ

    最初の星は最後の家のようだ

    著者;太田愛
    発行:2025年6月30日
    光文社
    初出:
    『十月の子供たち』=「読楽」2024年5月号(徳間書店)
    『サイレン』=「小説すばる」2015年7月号(集英社)
    『夏を刈る』=「Jミステリー 2023FALL」(光文社文庫)
    『鯉』=「Jミステリー 2022FALL」(光文社文庫)
    『給水塔』=書き下ろし
    『異界、異形の者をめぐる記憶』=「ユリイカ」1999年5月号(青土社)

    5編の短篇小説と1編の短いエッセイ。最初の4編の短編はミステリーで、最も短い最後の1編は、ある小学生少女の話で、自らの体験談を語るような夏休みの物語。その背景となる体験は、最後の

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    2025年12月24日
  • 最初の星は最後の家のようだ

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    理不尽さや、やるせなさ、世の中の無情に重く暗い気持ちになった。子どもの頃には気づかなかったことに、大人になって改めて気づくこともあるだろう。知らなければよかったのか、苦しくても知るほうがよかったのか、答えの見つからない問いばかりで、1冊読み切るのに時間がかかった。

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    2025年11月30日