御厨貴のレビュー一覧

  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    こうして読むと、首相らしかったのは中曽根までかなーと。

    ここ10年の首相ってどうしようもないからなー。
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    歴史に「たら」「れば」はタブーだが、いくらでも戦争をやめるタイミングはあったはず。

    今だからそういえるのかもしれない。難しいところだ。

    日中戦争の長期化がすべてだと個人的に感じた。
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    戦後史を4ポイントに絞ってさかのぼりながら解説する本。簡易な内容ながら戦後を知らない人達にとっては読みやすい良書と感じました。
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで
    近現代を生き抜いた政治家、軍人らの日記=史料の解説書といったところか。

    引用はほとんどなし。内容を引用して解説といったありきたりじゃないところがいいと思う。

    私は社会人になってから日記をつけているが、まあ、それだけの話(笑
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    戦後日本史を湾岸戦争→中曽根政権→55年体制→講和条約と遡って考察している本。
    読みやすい反面、やや考察が簡潔すぎた感がある。

    歴史は繰り返すとはよく言ったものである。
    開国を余儀なくされ、不平等条約に苦しんだ明治初期から富国強兵に努め、眠れる獅子と呼ばれた中国に勝利し、列強の一角であったロシアと...続きを読む
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで
    明治維新〜戦後までの政治家らの日記を取り上げ、解説している。
    「大久保利通日記」から「富田メモ」まで、という副題にあるように日本近現代史の一級史料を取り上げて、それについて其々の項目の著者が詳しく解説を行っているため、非常に読みやすい。
    有名所では「大久保利通」、「木戸孝允」、「原敬」らの日記が取り...続きを読む
  • 渡邉恒雄回顧録

    面白いんだろうけど、頭がついていかなかった………。
    生まれてない頃の政治家の名前と関係性が大量に出てきて、それらとさまざまな関係性を築きながら政治のフィクサーになったということは分かったんだけど、頭に入ってこなかった…。

    政治の構成要因としての政治記者。もはや介入してるよね。

    あとは昔の政治は...続きを読む
  • 日本政治 コロナ敗戦の研究
    御厨貴氏と芹川洋一氏東大法学部同期の対談シリーズもの
    政治とコロナをテーマに軽妙な対談 判りやすいが他の本と類似
    新たな知見は少ない 強くお勧めしない
    1.菅政権 
    ①無思想・無イデオロギー スーパーリアリズムで徹底
     理念は軽視・・・宏池会(リベラル)・清和会(保守)
     国家観も国家戦略もない!
    ...続きを読む
  • 人を見抜く「質問力」
    質問をする上での心得は、人を知りその背景を知りしっかりと聴く。地道な準備のたまもの。
    しかし、その筆者の質問力をもってしても宮内庁には通じなかったとか。「可視化された皇室」というのは、長期的には皇室そのもの価値を失墜させてしまうのだろうな。秘すれば花。
  • 文藝春秋2021年4月号
  • 人を見抜く「質問力」
    『人を見抜く質問力』

    1.相手へのリスペクト、関心
    2.相手が回答しやすい質問
    3.まとめない、遮らない。
    4.気持ちよく話してもらう場所、空気

    質問力。
    ビジネスを含めてあり、無しで結果は変化しますよね。
    難易度高いと知り、学ぶことからと考えています。

    #読書好きな人と繋がりたい
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで
    日本の近現代史、副題どおり明治維新の元勲、大久保利通が、残した「大久保利通日記」から戦後の宮内庁長官として、昭和天皇に仕えた富田朝彦の「富田メモ」まで、描く人の性格を映す鏡である内容は、人それぞれある事を語っている。ちなみにこの本は、編著なので各日記に関して、著者が割り当てられているので、その日記の...続きを読む
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く
    昭和史の研究家・半藤・保阪氏などの対談・鼎談集。昭和天皇の幼少期の意外な話から、摂政時代、そして昭和まで。実に豊富な記録が残っているのは歴史解明において有効だと思い、このような記録が発表されたことへの半藤氏たちの喜びが感じられる。一方であまり書かれなかったマッカーサーとの対談への不満も。戦争勃発後、...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(7)戦国 富を制する者が天下を制す
    歴史は大抵の場合、古い方から新しい方へと記述されるが、本書では、新しい方から古い方へと遡ることとしている。降順では見えなかったもの、見過ごされてきた変化を見出すのが目的。切り口は経済。百以上の群雄が割拠した時代にあって最後まで勝ち残った武将は間違いなく経済戦略にも優れていた。武勇に優れているだけでな...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(3)昭和~明治 挫折した政党政治
    日本の政治って戦前もグダグダだったのだとよくわかる本。政党制って本当に良い体制なのかな。。。専制政治よりマシってことなのかな。ムダが多いような気がしてならない。がしかし、この部分にあまり効率性ばかりを求めてはいかん、ということなのだろう。
    それもこれも、冒頭に記載されているように、国家の力が強大かつ...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    このシリーズ、簡潔にまとまってて良い。
    あらためて第二次世界大戦中の日本というのは、精神論が蔓延してて、今見ると笑えるくらいだったんだなぁと思った。
    その反動で、近年までのスピリチュアル嫌いの風潮(?)が生まれたんじゃないかとも思った。
  • 安倍政権は本当に強いのか 盤石ゆえに脆い政権運営の正体
    自民党を中心とする戦後政治史は結構面白く読めた。
    著者の立ち位置からして、一刀両断かと思ったら、強さを認めているような表現も多々あり、ちょっと弱気になられてるのかと首をかしげる点もある。
  • 安倍政権は本当に強いのか 盤石ゆえに脆い政権運営の正体
    今の安倍政権の強さを支えいる大きな要素は、総理大臣に帰り咲いた戦後憲法下ただ一人のカムバック総理だということ。
  • 知の格闘 ──掟破りの政治学講義
    新聞で時々見かける名前程度の知識しかないところで読んでみた。

    6つのテーマについて、本人の独演、専門の研究者のコメント、質疑応答、で構成されている。

    まず感じるのは、本人、登場する研究者がみんな東大。 
    きっと、聴講者もそういう人たちなんだろう。

    中身は面白い。

    アカデミック一辺倒ではなくて...続きを読む
  • 知の格闘 ──掟破りの政治学講義
    【読書その103】東大名誉教授の御厨貴氏の最終講義録。著者の数々のオーラルヒストリーの著書は是非手にとって読んでみたい