御厨貴のレビュー一覧

  • 政治家の見極め方

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    自ら筆をとって敢えて語りかけ調に書いたのか、それとも語りおろしをライターが文章化したのか? 学者だから自分で文章を書くとは思うが、オーラルを手法として宣伝する意味で、あえてインタビューされる体でやったのかも知れぬ。
    吉田茂から中曽根くらいまでの時代に比べ、今の政治家はマスコミに支配され、プレゼンやイメージばかり重視し、情報洪水に為す術もなく絡めとられ、仲間内でのケータイでの情報交換に明け暮れ、経綸を語らず、TVではお勉強したことしか語らない・・とのこと。
    爺さんの放談にも聞こえるが、確かに、そうだ。

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    2018年10月19日
  • 安倍政権は本当に強いのか 盤石ゆえに脆い政権運営の正体

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    歴代総理との比較や現在の自民党の状況が分かり易かった。小選挙区後の党運営や議員の動きから、政治ニュースを見れば理解出来る。

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    2015年11月22日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    立憲君主制下の君主として、ごく数回の例外を除いて明治憲法で定められた「あるべき君主像」を自らに課し、そしてそれが故に、軍部の独走を抑えられず、却って国土の荒廃と数百万の国民を犠牲においやってしまったナイーブでインテリな君主。戦争を実力で止めなかったが故に法的な責任を逃れえたが、一方で同じ理由で道徳的・精神的な咎に、一生苛まれていたに違いない。本書では、昭和天皇の人間的な姿を、はしばしに見つけることができる。一方で、実録を編纂した宮内庁の恣意的な情報公開と秘匿が、この第一級の資料に与えたインパクトについては評価が分かれるかな。

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    2015年08月29日
  • 政治の眼力 永田町「快人・怪物」列伝

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    90年代から現在にかけて活躍した政治家の評伝。幅広い人が扱われている。なお、筆者は政治学者であるが、時事放談のキャスターでもあり、そこでの取材を踏まえていると思われる。
    筆者の生活において、ずーっと一人の政治家と密着している訳ではないので、ここで書かれていることが外れてしまっていることもあろうかと思うが、それぞれの政治家の特徴や人となりが書かれているので、新聞などでその政治家のニュースを読む時などに参考になると思う。

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    2015年08月26日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    半藤一利氏、保阪正康氏、御厨貴氏、磯田道史氏4名が『昭和天皇実録』を読んでの感想を諸々述べている本。4氏の話の中から垣間見られる『実録』の内容からはとくに「新発見」の類はないようだが、新たな史料の存在も示唆されているようで興味深い(ただし、原本の公開は難しいのかも)。

    最後に保阪氏が「「昭和天皇は生きている」との感がしてならなかった」と述べている。自分も「昭和生まれ」のひとりとして『実録』から漏れ聞こえてくる昭和天皇の息づかいに触れてみたいと思う。

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    2015年08月18日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    ネタバレ

    本当なら、全61巻、12000ページあるという「実録」そのものを読みたいところではありますが、さすがに躊躇してしまうので、とりあえず昭和史の研究家の何人かが語っているこの本で概略をつかんでおこうと思いました。

    ・そもそも「実録」を残すというのは、古代中国の皇帝が亡くなった時に編纂する伝統が生まれ、その後朝鮮やベトナムにも広がったものだそうで、それでも平安時代には世界中で途絶え、復活したのは「孝明天皇紀」。その後「明治天皇紀」が編纂され、今や日本にしか残っていない伝統とのこと。

    ・特に昭和天皇は、世界を相手に戦争を行った昭和という時代の帝であるということから、その時天皇はどう判断し、どう行動

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    2015年05月30日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    「昭和天皇実録」の第1巻、第2巻が書店に並んだとき、思い切って買ってみようかとかなり悩んだ。でも、今後刊行される分を含めてすべてを読み通すことは難しいし、読んでも十分理解できないと思い、この種の解説本を待つことにした。
    本書で取り上げられた部分は、大方の日本人が関心を持つ部分であり、既に知られている資料との異同も含めて触れられているので、一人で実録を読むよりよほど意味があった。できれば、新書一冊というボリュームでは取り上げ切れなかった他のテーマについても、また解説してほしいと思った。

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    2015年05月24日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    2014年に刊行された昭和天皇実録についての対談集。少年時代の遊びや叱られたこと、乃木希典への敬慕。欧州遊学。摂政として国の舵取り。熱河作戦の阻止失敗。2.26事件への対応と石原莞爾への不信。三国同盟と松岡洋右。開戦への気持ちの変化と軍部への不信。嘘の上奏ばかりで短波放送を聞いて情報を得る。終戦工作と陸軍への説得。大元帥と天皇と大天皇。マッカーサーとの信頼。沖縄基地問題。A級戦犯の靖国合祀問題。実録は後世への歴史責任を果たす為、かなり中立に抑制的に書いてある。また天皇の生の感情も抑制的に書いてある。六国史に連なる国紀が書かれていることの重要性。24年掛けた大作に感謝。

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    2015年04月28日
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

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    史料という大海をどう泳ぐか。20人の学者が「近現代の重要人物達の日記」という海の、それぞれの泳ぎ方を披露している。
    それにしても近現代の史料というのは、本当にここ最近になって活字化された物が多い。未だ御遺族の気持ちに整理がつかないので発表できない、政治的に時期尚早なので発表できない、偶然に発見されたが未整理なので発表できない――まだまだ近現代史には未知の史料がたくさん眠っている。泳ぎがいがありそうである。
    所々に入っているコラムも読みがいがあり、単なる史料紹介本ではないのがマル。

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    2014年12月17日
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

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     本書は歴史上活躍した過去の多くの著名人の「日記」を取り上げた紹介書である。
     普通は公開を前提としない個人的な「日記」が「発掘」されるということは、「歴史の再発見」につながる場合もあるし、日本の過去の歴史的出来事の「周辺事情」を深く探求することにもつながる。
     本書は明治維新から、昭和後期までの多くの著名人の「日記」とその内容を紹介しているが、発見にドラマがあるものもあるし、その内容を読んで、それまで一般に語られていた人物のイメージが一変した場合もある。
     そして何よりも、読むことにより、過ぎ去った日本のそれぞれの時代を立体的に鳥瞰するように見ることは、本書で言及しているように「ともかく歴史

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    2012年12月04日
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

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     近現代の史料の特徴とか注意点について書かれた本…だと思います。

     内容は明治・大正・昭和に分かれていて、昭和だけ三つくらいにわかれていたと思います。
     史料がどのようにして書かれたとか、注意すべき点とか書いてあってそれなりに便利でした。特に原史料の状態が載っているのは有り難かったです、ほんと…非公開とか現存しないがほとんどだったけども………

     個人的には伊東巳代治日記の項が楽しすぎて。
     書いている人の文章の特徴はよく知ってるつもりなんですけどね^^;

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    2011年10月07日
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

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    近現代を生き抜いた政治家、軍人らの日記=史料の解説書といったところか。

    引用はほとんどなし。内容を引用して解説といったありきたりじゃないところがいいと思う。

    私は社会人になってから日記をつけているが、まあ、それだけの話(笑

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    2011年08月07日
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

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    明治維新〜戦後までの政治家らの日記を取り上げ、解説している。
    「大久保利通日記」から「富田メモ」まで、という副題にあるように日本近現代史の一級史料を取り上げて、それについて其々の項目の著者が詳しく解説を行っているため、非常に読みやすい。
    有名所では「大久保利通」、「木戸孝允」、「原敬」らの日記が取り上げられている。
    また、高校日本史では名前を聞いただけ、若しくは名前すらも出てこなかったような人物が、当時はこのような日々を過ごし、考えを持っていた(考えを文章に出さない人物もいたようだ)のは非常に興味深かった。
    特に軍部台頭の時代の軍人の日記の項目からは、当時の軍部にもさまざまな考えの人物がいたの

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    2011年06月18日
  • 渡邉恒雄回顧録

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    面白いんだろうけど、頭がついていかなかった………。
    生まれてない頃の政治家の名前と関係性が大量に出てきて、それらとさまざまな関係性を築きながら政治のフィクサーになったということは分かったんだけど、頭に入ってこなかった…。

    政治の構成要因としての政治記者。もはや介入してるよね。

    あとは昔の政治は金の動き方が今と比べ物にならない。

    ナベツネというと、なんとなくお騒がせものというイメージが勝手についているが、「書く」ことへの自負という面では唯一無二としての存在なのか。
    確かに、政治に提言するメディアとしての「新聞」はあるべきだと思う。それはあくまで、政権の批判ありきではなく、様々な情勢を見た

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    2024年02月23日
  • 日本政治 コロナ敗戦の研究

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    御厨貴氏と芹川洋一氏東大法学部同期の対談シリーズもの
    政治とコロナをテーマに軽妙な対談 判りやすいが他の本と類似
    新たな知見は少ない 強くお勧めしない
    1.菅政権 
    ①無思想・無イデオロギー スーパーリアリズムで徹底
     理念は軽視・・・宏池会(リベラル)・清和会(保守)
     国家観も国家戦略もない!
     →語らず 世界・日本国・この先のこと
    ②恐怖支配=余裕のなさ
     人事権・命令権
     官房長官のマインドで総理会見 伝えるものはない

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    2021年06月19日
  • 人を見抜く「質問力」

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    質問をする上での心得は、人を知りその背景を知りしっかりと聴く。地道な準備のたまもの。
    しかし、その筆者の質問力をもってしても宮内庁には通じなかったとか。「可視化された皇室」というのは、長期的には皇室そのもの価値を失墜させてしまうのだろうな。秘すれば花。

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    2021年06月05日
  • 人を見抜く「質問力」

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    『人を見抜く質問力』

    1.相手へのリスペクト、関心
    2.相手が回答しやすい質問
    3.まとめない、遮らない。
    4.気持ちよく話してもらう場所、空気

    質問力。
    ビジネスを含めてあり、無しで結果は変化しますよね。
    難易度高いと知り、学ぶことからと考えています。

    #読書好きな人と繋がりたい

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    2020年01月04日
  • 近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

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    日本の近現代史、副題どおり明治維新の元勲、大久保利通が、残した「大久保利通日記」から戦後の宮内庁長官として、昭和天皇に仕えた富田朝彦の「富田メモ」まで、描く人の性格を映す鏡である内容は、人それぞれある事を語っている。ちなみにこの本は、編著なので各日記に関して、著者が割り当てられているので、その日記の解説に色々なものが、想像できて、2度おいしい本ともいえる。

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    2019年09月24日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    昭和史の研究家・半藤・保阪氏などの対談・鼎談集。昭和天皇の幼少期の意外な話から、摂政時代、そして昭和まで。実に豊富な記録が残っているのは歴史解明において有効だと思い、このような記録が発表されたことへの半藤氏たちの喜びが感じられる。一方であまり書かれなかったマッカーサーとの対談への不満も。戦争勃発後、昭和天皇が母・貞明皇太后に叱責されることに気を遣う様子など、昭和天皇の人となりを感じる一方で、軍・政から実権のない立場に祭り上げられ利用された人生への同情も禁じ得ない。「トラトラトラ」、「日本で一番長い日」などの映画を見た記録が残っているのも実に面白い。やはり戦争との関わりを読み解くことが最関心事で

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    2015年06月22日
  • NHKさかのぼり日本史(3)昭和~明治 挫折した政党政治

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    日本の政治って戦前もグダグダだったのだとよくわかる本。政党制って本当に良い体制なのかな。。。専制政治よりマシってことなのかな。ムダが多いような気がしてならない。がしかし、この部分にあまり効率性ばかりを求めてはいかん、ということなのだろう。
    それもこれも、冒頭に記載されているように、国家の力が強大かつ洒落にならない影響力(破壊力)を持つようになって、国家を運営するには、国民が統治システムに参加することが必要にならざるを得ない‥‥からなんですよね。デモクラシーって、まだまだ発展途上な制度ってことなんですかねって改めて感じた。

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    2015年04月13日