奥乃桜子のレビュー一覧
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ネタバレシュテファン(ルイーゼ)とハインリヒの危うい友情も気になったが、それ以上に事件そのものの謎解きや真相が気になって一気読み。
予想以上にしっかりミステリだったし、ミスリードもあり、真相も二転三転と変わっていくので、最後まで気の抜けない緊張感に満ちたストーリーだった。
ハインリヒが抱えていたことすら想定以上だったし。
予想通りだったのは、ハインリヒがシュテファンのあることを知っていたことくらいか。
二人の「友情」の決着も、安易に「恋愛的」な両思いになってハッピーエンドではなく、今のところながら「友情」を貫いたところもよかった。
この先、また違う方に発展するのかもと妄想も広がるので。
でもこの先が -
Posted by ブクログ
ネタバレ話にちゃんと決着をつけるのは好ましいですが、もう少しこの二人の活躍と恋模様を見ていたかった気持ちもあります。
本巻では遂に法的手続に話が及び、今まで以上に専門的な話になっています。
「Y事件」については、某裁判例を知っている人なら、ニヤリとできるのはないでしょうか。
あの裁判例の射程は、さほど広く捉えるべきではないように思われるところで、本書での審判の結果にも違和感はありませんでした。
作者さんは、法的な話でも退屈しないように、かつ、分かり易く描写しようとしているのが伝わりますが、もしかすると一般受けはしないのかもしれません。
何はともあれ、シリーズ最強ともいえる敵も何とか退治し、最後は正に -
Posted by ブクログ
100万点!と言いたいです!
この亜季さんと北脇さんが見たかったのよ〜♡
もっといちゃついてもいいんですけど、恥ずかしがり屋のプライベート不器用さんたちが可愛くてたまりませんでした。
潔く四巻で完結なのも、さみしいですけど、スピンオフ待ちます!未来の二人がちらっと出てくるスピンオフ希望です。
ところで‥
皆さんドラマ見ました?
同社オレンジ文庫の森若さんのドラマはとっても楽しかったし、山田太陽(重岡さん)がピッタリだったので、今回も楽しみにしてたのです。
しかし、がっかりしました。
特に亜季さんの服装と性格。
スポンサーがスーツメーカーのみにならないよう、あのような姿になったのかとは思うので -
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ネタバレ神毒のせいで二藍に触れる事さえ出来なくなった綾芽。
好きな人に触れられないって考えただけで辛すぎる。
二藍も綾芽が自身を責めているのがわかっているのに抱きしめてあげられないし、的になってしまったから目すら合わせて会話もできない…。
ただ2人で幸せになろうと言っていただけなのにこんなにも辛い未来が訪れるとは…何度読みながら涙したかわからない。
周りの人達も叱咤激励し、少しずつ綾芽は前を向く。
そんな中行われる花将候補選抜する儀で鎮めるはずの神が荒ぶってしまう。
綾芽は物申しの力がなくとも立派に神を鎮めた。
やっぱり綾芽はこうでなくちゃ!
そして明らかになるある企て…。
だいぶ前に書かれていた斎庭 -
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そういえば推しが出演してたなーと思い、写っている帯が欲しくて買った一冊。
想像以上に面白かったです。「知的財産」をテーマとしている作品だから内容が専門用語ばかりで難しいのかなと思いましたが、全然そんなことはなくて、知的財産権を身近なものを使って説明しているのでわかりやすかったです。今、AIの発展により知的財産について話題にもなっているのでこの本で知ることができてよかったです。
一見冷たく見える北脇さんが本当は優しくてでもストレートに伝えられないからお菓子を渡したりして(?)伝えているのがなんだか面白かったです。
2,3話もぜひ読んでみようと思いました!!! -
Posted by ブクログ
同じレーベルの「これは経費で落ちません!」ファンなので、同じテイストのお仕事小説なら面白いかな?と手に取ったら、想像を超えてとっても面白かった。個人で創作物を気軽に発信できる今の時代にピッタリの本。勉強になるし、物語の構成も良く全く飽きない。是非色んな人に読んで欲しい。
企業の知財部といえば特許申請をしているイメージだけど、その裏には他社研修や社外発信物の確認など色々な苦労があるんだなあ。あえて特許申請しないという戦略もなるほどと思った。
自分が作ったものが他の人に商標申請されたり、パロディ商品が訴訟されたりと、昨今ニュースを賑わせたような内容も盛り込まれていて楽しいしタメになる。転職による情