あらすじ
神毒を身に宿し、二藍を危険に晒してしまったため、深く自責の念に駆られる綾芽。逢いたいと願うことさえ躊躇うように、女丁として宮中に身を隠し、凍てつく心をやり過ごしていたが、ある晩、二藍との切なくも確かな邂逅が叶い、綾芽は祭祀(人定めの儀)を通して、再び立ち直ろうとするのだった。そんな最中、義妹の真白に偶然にも再会する。真白は綾芽の知る、勝ち気で幼い妹ではもうないようで、落ち着き払った振る舞いで、姉の身を案じてくれた。そのうえ二藍に目をかけられ、ある密命を負っているといい……。古代和風幻想記、次巻、完結!!
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Posted by ブクログ
神毒のせいで二藍に触れる事さえ出来なくなった綾芽。
好きな人に触れられないって考えただけで辛すぎる。
二藍も綾芽が自身を責めているのがわかっているのに抱きしめてあげられないし、的になってしまったから目すら合わせて会話もできない…。
ただ2人で幸せになろうと言っていただけなのにこんなにも辛い未来が訪れるとは…何度読みながら涙したかわからない。
周りの人達も叱咤激励し、少しずつ綾芽は前を向く。
そんな中行われる花将候補選抜する儀で鎮めるはずの神が荒ぶってしまう。
綾芽は物申しの力がなくとも立派に神を鎮めた。
やっぱり綾芽はこうでなくちゃ!
そして明らかになるある企て…。
だいぶ前に書かれていた斎庭でのルール。
綿密に作られた世界感にさらに入り込み、読んだ後の余韻がやばい。
Posted by ブクログ
あーもう、ほんと、次から次に…。まぁそもそもの世界観からして、救いがないと言うか最初から詰んでるもんな。
そこからのハッピーエンドを期待しておこう。