あらすじ
神を招き、もてなす場である兜坂国の斎庭(後宮)に、神気を補う劇薬「神金丹」が持ち込まれた。人が飲めば命を落とし、神と人の性質を併せ持つ“神ゆらぎ”が飲めばその身は完全な神と化す。これをもたらしたのが友好国である八杷島と知り、綾芽と二藍は警戒を強めていた。さらに、かつて身分を偽って兜坂国に潜入していた娘が、八杷島の祭官・羅覇として再び斎庭に現れた。八杷島の真意が知れぬ中、地方で疫病が発生する……。神鎮めの少女の古代和風ファンタジー!
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Posted by ブクログ
登録もれてた!
3巻は女性陣の覚悟がキリリと光る巻でした。
災と一緒に抜けられない夢に閉じ込められるって結構しんどい。
覚めない夢ほどタチの悪いものはない
2023.1.24
13
Posted by ブクログ
「神ゆらぎ」である二藍に巧妙に揺さぶりをかける羅覇と、一見協力的な十櫛の腹の底が見えない八把島チーム。
それに翻弄される斎庭チーム。
二藍を煩悩させるのは、「神ゆらぎ」として反応しそうになる自分と「人」としての自分。
二藍と綾芽の絆が深まる。
Posted by ブクログ
鮎名の覚悟に何かを背負うことの強さを感じた。
ただ、二藍と綾芽の行先は前途多難どころか益々雲行きが怪しくなる一方てキリキリする。神ゆらぎである二藍が現世に、人として留まってくれる未来があることを祈るしかないが、十櫛王子も、人が良いだけではなく、油断ならないところが垣間見えてきたところでもあり、次巻以降の動きが気になる。