奥乃桜子のレビュー一覧
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『それってパクリじゃないですか?』の続編。
1巻で、会社にとっても知財部にとっても大きなピンチを乗り越え、バディ感も増してきた新米知的財産(知財)部員である主人公・亜季と上司の弁理士・北脇。
とはいえ、亜季としては北脇に早く一人前と認めてもらいたい。だが、仕事はできるがやや変わり者でクールな北脇は、必要以上に褒めたりおだてたりはしない。それはある意味、誠実さの裏返しでもあるのだが。
知財部は会社の権利を守る部署だが、時として細かいことを言い立てて、開発に水を指す、と煙たがられることもある。どんなによいものであろうと、他社の特許に抵触していたり、先に権利を押さえられてしまったりすれば、後々、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ知的財産権についての話をしているときに、この本について知っていますか?と聞かれたことをきっかけに購入する。
物語は月夜野ドリンクという会社で知財部(知的財産を管理する部署)に配属された藤崎亜季と、出向で赴いた北脇雅美(亜季の上司・弁理士)の会社の権利を守るお話である。
5つの話で構成される。
①ふてぶてリリイの商標がパクられそうになる
②新商品のカメレオンティの特許申請について
③緑のお茶屋さんと緑のオチアイさん パロディについて
④新商品カメレオンティが発売できなくなり窮地に追いやられる
⑤諦めない亜季の話
知財部の話であるので、知的財産を管理する部署の仕事を読み解くことができた。また -
購入済み
続きが気にはなるけれど
神々を招きもてなす場所での事件…というところにひかれて読み始めたものの、登場人物たちの立場や役割などがイマイチわかりにくいように思えました。2巻でも話が唐突に進んでいく印象があり、続きは気になるけれど3巻出た時購入どうしようかとやや迷います。
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Posted by ブクログ
一作目がとても面白かったので発売日に購入。今作は知的財産部のお仕事具体例詰め合わせ的な内容だった。エンタメ要素は薄めで小難しい話が続くので、ちゃんと理解しようと思うと結構頭を使う。
意匠とは別に立体商標というものがあることに驚き。調べたら早稲田大学の大隈重信像が日本で最初に立体商標登録されたらしい。あの商品もこの商品も立体商標登録されてるのかな?と想像が膨らんだ。
国際特許の申請や、特許を審査する審査官なども出てきて今後の物語の枠が広がった感じがした。ラストは次に繋がる終わり方で次作にも期待。
今作は、このシリーズを長く続けるべく、展開を作るための一作という印象を受けた。物語が大きく動くわけで