三浦綾子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレまたまた、初挑戦の作者さんの本です。
大分前にこの作者さんの原作の小説がドラマ化して、流行ったんだよって親に聞かされていて(それはこの本じゃなかったんだけど)、それがどろどろの小説だったので、この作者さんはどろどろの小説を書く人ってイメージを持ってたんですけど……読んでみた感想は。
まあ、間違ってなかったかな、と。
運命は複雑に絡んでいて。
誰かが、誰かのことを好きで。
でも、誰かも誰かのことが好きで。
誰かはどっちか選べないで……
というどろどろっぷり。
それでもやっぱり人間は他人がいて初めて生きれる生き物だから、だからああだこうだって言えないんだろうなって思います。 -
購入済み
信仰とは何ぞやと自分に問いかけ
30年の信仰生活を振り返るにあたり三浦綾子さんの本を昔のように読みたいと探し当てた2冊目がこの母でした
子を思う母の気持ちが良く伝わって来ました
読んで良かったです
ありがとうございます -
Posted by ブクログ
ネタバレいつもながらに北海道という、土地を舞台にした一組の男女の悲しくて切ない、胸えぐられるような二十年の出来事。
結婚するはずだった孝介と貴乃。だが、完治のたくらみによって二人は引き裂かれ、完治と結婚した貴乃や樺太に移り住んだ孝介はただただ苦しみの中で悶え、それでも耐えながら生きていくことになる。
北海道の厳しい自然、戦争の足音、欲に目がくらんで悪を働いてしまう者たち。そんなドラマの中で物語は、すきま風のように純朴な幸せを切り裂いて行く。
そして、一人の人間が犯した罪を、また別の誰かが背負って、苦しむ。その連鎖に、決して終わりはない。なのに、罪を犯した者は、深く考えることもなく笑って人生を謳歌する矛