三浦綾子のレビュー一覧
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三浦綾子さんの自叙伝第二部「結婚編」
病の綾子さんを5年も待った光世さんとの甘い新婚生活、の話ではない。
夫婦という家族になって、綾子さんの信仰を夫の光世さんがどれだけ支えていたことか、光世さんの堅実な信仰的考え方に脱帽。私など足下にも及びません。
あれほど病に臥せっていた綾子さんが、伝道をしたり、家を建てようと奮闘したり、色々な悩み(主に結婚や夫婦生活について)の相談相手になっていたり、綾子さんの小説を読んだことがある人なら、こういうところから小説の筋書きが浮かんだのかなぁと思うことがたくさんある。
人生の経験があるからこそ、書ける文章ってあるんだなぁと。
本当に夫婦として正しい生き方 -
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ネタバレ再び、三浦綾子氏の作品だ。著者の作品は、ものすごく深いとこまでを知っているという訳ではないかも知れないが、押し付けがましくも無く、実体験に基づいていたり、読むほうからするとすんなり入りやすい。
イエスはいつも弱い人々に目を向けていた。イエスのいちばん嫌いなのは、自分を正しいと思っている人間達であった。心の中でいつも「自分は大した者だ。学はある、金はある、そして人に尊敬されている」と数え上げては誇っている人たちである。イエスは誇ることの出来ない人たちには限りなく愛をそそぐが、誇り高ぶる人間には容赦ないきびしさを持っていた。考えてみると、私たちは神の前に立ったとき、本当に誇るべきものをどれだ -
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五十嵐健治氏という白洋舎を創立した方の自らの人生を語る小説。1877年(明治10年)生まれの若者が、無一文での各地を巡るその迫力に驚く。明治時代の雰囲気を感じることができたし、その中で群馬で、小樽で、出会った旅館のご夫妻がクリスチャンであったことから、小樽の宿に常宿される中島佐一郎氏との出会いにより救いに導かれる。その後は別人のような歩み。妻も信仰の人!五十嵐氏が救われてからの半生は正に恵みの日々、三越の使用人として宮内庁に出入り、そして独立後も三越の役員・上司たちに支えられ、白洋舎が発展していく。洗濯屋として嫌われていた職業が、近代的ドライクリーニングとして成長していくまでの歴史が克明に書か
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ネタバレ旧約聖書の内容を一つ一つ説明するのではなく、聖書とはこのようなものだよ、読みやすいから読んでみて、という感じの著書だ。
彼女が感銘を受けたり、影響を受けたりした聖書の言葉を分かりやすく、現実と対比させながら解説している。確かに、この本を読むと聖書を読んでみようかなと思うが、聖書を直接読むよりも、もう少し平易な入門を読んでみようかな、と言う感じ。ほんとに、聖書のとっかかりとして読むにはとてもいい本だ。読んでみて、『なんだか物足りないな』『もう少し何か聖書のことを知りたいな』と思えるような、まさに著者の思う壺のような良書である。
聖書の中に、箴言(しんげん)というのがある。箴言は、長々し -
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ネタバレ三浦綾子氏の自伝の第3部である。
自伝というよりは、題名が示すように、キリスト教のすすめ的な読み物である。牧師ではない彼女だからこそ、そして、非常に苦しい思いをし、キリスト教など誰が信じるか、といっていた彼女だからこそ書けること、説得力がある信仰入門が書けるだろうとということで、書いてみたということだ。確かに、あいまいな部分は多いように感じるが、読者が少しでもキリスト教に興味を持ってくれればよいという彼女の思いは十分に伝わっているのではないかと思う。
泥棒と悪口を言うのと、どちらが罪深いか。という問題がある。教会の牧師は、悪口の方が罪深いと言った。大事にしていたネックレスが盗られたと -
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ネタバレ三浦綾子氏の自伝の第2部である。
結婚後、雑貨店を開き、小説「氷点」が入選するまでの話。
充実した結婚生活を送りながら、小説を書き、雑貨店をきりもりする彼女は、夫に色々と話をしながら、時には反対されながらも自分の意志を通しながら、生活を送る。そんな中でも夫はキリスト教の信徒としてどう生活・行動すべきかの軸はぶらさない。ただ、キリストのみを信じ、信じたら疑わないのである。
ある時、彼女が夫のお気に入りの背広をクリーニング屋に出し、それを店員が盗んで逃げたといわれる。彼女でも誰でもそう思うと思うが、弁償してもらおうと彼女は夫に言う。その時、夫は彼女をたしなめるのである。「綾子は聖書を -
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苦手な歴史小説だけど、友人の勧めで読んでみた。
細かな言葉の表現の意味がわからず、言葉の真意がわからない箇所が多いのは無知のせい。
歴史小説だけど、脚色されている分これはこれで読みやすかった。
登場人物の個性がわかりやすい。
政略結婚・人質・親兄弟間で殺しあったりとすごい時代である。
時代としては村上海賊の娘の時代が近い。
命の価値観としては、戦前の日本の特攻にも近いように感じた。
主君のために命を賭して戦う。命を賭けられるだけの人に巡り会えた人もいれば、自分の命が惜しくて命を賭ける矛盾したような人もいる。
この本の中では、敵対しているから、とか、反逆し、とか書かれているけれど、それぞ