東野さやかのレビュー一覧

  • ラスト・チャイルド 下

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    「あの子を見つけた」大怪我を負った男、リーヴァイ・フリーマントルは言った。ジョニーはその言葉を信じる。一方、ハント刑事は、服役囚バートン・ジャーヴィスの、事件への関与を探るうちに、大量の死体を発見する。静かに、しかし物語は大きく転換していく下巻。少年たちの未来が明るいことを祈ります。

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    2011年12月31日
  • ラスト・チャイルド 上

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    「キングの死」でデビュー、「川は静かに流れ」が、日本でも評判をよんだジョン・ハートの第三作。双子の妹が誘拐され、父も失踪。まもなく母親は薬物におぼれるようになり、地元の実業家が家に出入りするようになる。すっかり崩れてしまった家族。ジョニーは妹の行方を追い続けるのだが。ポケミスと同時発売。文庫上下巻と同価格というのが面白い。でも、ポケミスのイメージとはちょっと違う作品なのではないかと思ったりもします。下巻に続く。

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    2011年12月31日
  • キングの死

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    『川は静かに流れ』が秀逸だったジョン・ハートのデビュー作。普段行かない町の本屋で発見してやっと読むことができました。貧困層からのし上がり弁護士として地位と財産を築いた父親は異常な支配欲で家族を自分の意のままに操ってきていたが、妻の死んだその日に失踪。一年半が経過したある日弁護士事務所を継いだ息子ワークは父の死体が発見されたと告げられ、ある理由から妹が犯人ではないかと危惧して、、、。とても面白かったのですが、期待があまりに大きすぎたのとあと設定がつらかったので★は4つ。

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    2010年03月28日
  • 川は静かに流れ

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    ネタバレ

    故郷を追い出され逃げるようにニューヨークで暮らしてきたアダム。突然の旧友ダニーからの電話で助けを求められ、5年ぶりに故郷に帰ってきた。淡い期待と怒りを胸に。だが彼が直面したのは自分を人殺しとして扱う人々の冷たい視線、頑なな父、敵視する継母、機嫌の悪い恋人や幼馴染。さらに、アダムが再会した直後に幼馴染が何者かに暴行され、やがて殺人事件まで起きてしまう。そして彼を呼び出した当の友人は行方不明なままで…。年末年始にかけて良い作品に当たったなぁというのが読み終わった直後の感想。ストレートな感情表現がアメリカらしく、家族や恋人たちとの絆が中心に描かれている。「アメリカ探偵作家クラブ賞」受賞作品とのことだ

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    2012年03月05日
  • 川は静かに流れ

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     わかりやすいなあ。ストレートに面白い。先日、ニコラス・ケイジとメグ・ライアンの競演による儚いラブ・ストーリー映画「シティ・オブ・エンジェル」を観て、つくづくそう思った。というのは、この映画がフランス、西ドイツ合作映画「ベルリン・天使の詩」のリメイクでありながら、わかりやすさの点でははるかに「ベルリン……」を凌いでいたからだ。「アメリカ流」の優れたところを見せられた。それで、本書。やはり、わかりやすく、シンプルでストレートなストーリー。ジャンルとしては、ミステリというよりはハードボイルド寄り。主人公の本能にまかせた行動は、たやすく気持ちを昂らせてくれた。大雑把な表現でだが、「アメリカ流」を実感

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    2011年09月30日
  • キングの死

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    二作目を先に読んだので、未読だった一作目も読んでみました。舞台はノース・カロライナ州ソールズベリー市。弁護士のジャクソン・ワークマン・ピケンズの父、エズラは、二年近く前に失踪していた。その父が他殺体で発見される。ワークマン、通称ワークには犯人に心当たりがあった。何が何でも犯人を警察につきとめさせるわけにはいかない。ワークは孤軍奮闘するが、やがて父親の遺言状の内容が明らかになり・・・。この作品も、それぞれの家族が抱える闇が描かれます。読後感は良好でした。

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    2011年12月31日
  • キングの死

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    カタカナが得意でない私ですが、一気に読めて面白かったです。 ただ、財産にまつわる遺言で委任された弁護士については、若干解せない部分がありました。

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    2009年10月07日
  • デスチェアの殺人 下

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    ネタバレ

    ラング先生が実は誰なのかは早い段階で気づいたけど、犯人が地下室に登場!で「ハズレた」って思った。
    最高の診察室のどんでん返しは最高。

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    2025年12月11日
  • ボタニストの殺人 下

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    ★3.8くらい
    安定のポーとティリーのコンビがやっぱり最高。ずっと読んでいたいけどハラハラもするし全く展開が読めない。今作も楽しませていただきました。早く次巻読みたい。

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    2025年12月09日
  • ブラックサマーの殺人

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    ワシントン・ポーシリーズ第2弾!

    安定の面白さで、前作とは違った種類の事件である。

    ポーが不利な状況に立たされる序盤からどうなるのかワクワクが止まらない!?

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    2025年12月06日
  • デスチェアの殺人 下

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    下巻になり、テンポアップ。
    カウンセリングから始まった意味も明らかに。
    面白かったが、かなり内容は重く、描写もグロテスク。
    次作に期待。

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    2025年12月01日
  • デスチェアの殺人 上

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    ワシントン・ポーシリーズ6作目。
    今回はいきなりポーがカウンセリングを受けている場面から始まる。過去の事件を振り返りながら、カウンセラーとの会話に戻りながら進んでいく。
    その分いつもよりはテンポが遅い感じがある。
    下巻へ。

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    2025年12月01日
  • ストーンサークルの殺人

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    ポーとティリーをはじめとする登場人物が魅力的。グロテスクな表現はあるものの、突拍子のない手口がなく、犯人にきちんとした動機もあり、話に無理がなく全体的に古き良きミステリを踏襲している感じ。凝った謎解きはなく、中盤あたりで犯人の目星もつくものの、登場人物の掛け合いが面白く、最後まで飽きずに読み進められた。

    *どうでも良い+原文版見ていないので違うかもしれないが、ラストシーンで1階と訳されているのは2階の誤訳ではないだろうか。多分。イギリスの話なのでファーストフロアは2階。

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    2025年10月23日
  • デスチェアの殺人 上

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    1年待った。待った末にこんな思いするなんて。帯のあおり文句から不穏だった。だから待ちに待った新作だけどすぐに手がつけられなかった。

    126章まではいつも通り面白い。陰鬱で胸糞悪いけど1章が短くてテンポが良い。ただ127章この先はダメだ。こんなポーやティリーを見たくて待ってたわけじゃない。望んでもいない。只々虚しい。

    訳者あとがきで次作に触れられていて少しは希望を感じた。また1年待つのか。辞書と翻訳アプリ片手に原文読むか悩んでる。

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    2025年10月12日
  • グレイラットの殺人

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    ★3.8くらい
    前作までのシリーズ3作より(主人公の身の上が)危なっかしくなく安心して読めた。なのに物語の中心になってくる謎は広大でスケールがあった。700ページくらいあるけど1日ちょいで読んでしまうくらい面白かった。一つの章が終わる毎にどんどん展開していくし、謎が深まるし、でも最後にはすっきりする展開がとても上手だった。主人公の余りある正義感と相棒の天才が愛らしい。いま和訳で出てる残りの2冊も早く読みたい。

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    2025年10月08日
  • ボタニストの殺人 上

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    生放送中に対談相手が死亡、毒殺。精密な植物画と詩の脅迫状が届いていたことから別のターゲットが見つかるが、保護下で毒殺される。対象は社会的な悪人、次のターゲットはネット投票。刑事ポーの操作仲間が父親殺害の容疑で逮捕される事件と同時進行。

    操作能力の高いポーのチームとユニークなメンバーたち。不可思議連続殺人、密室の謎。その中から、キーとなる人物の過去や関係性などすこしずつ全貌が見えてきて、双方の事件もつながり、解決、そしてその余韻、たしかにうまいです。

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    2025年10月06日
  • バイオリン狂騒曲

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    少し上手くいけば、またどん底に落とされて、、、。読んでいてスッキリ感は無いけど、人種差別や家族との付き合い方を考えさせられる。

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    2025年10月02日
  • グレイラットの殺人

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    ネタバレ

    ポーとブラッドショーの活躍を楽しみたい方向け。警察小説の枠に変わりはないけど、軍絡みで、私にはつかみにくく、これまでの作品と比べるとなかなか入り込みにくかった。個人的には、フリンや解剖医も一緒に活躍する方が、小説としての面白みを感じられる。次作のボタニストは既読だが、こちらはとても面白く、グレイラットが馴染めなかった方も読まれると良いと思う、

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    2025年09月27日
  • ボタニストの殺人 下

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    翻訳物はやっぱり苦手かも・・・。
    同一人物なのに名前がまちまちで
    こんがらがっちゃう。
    話はまあまあ面白かったけどね~
    二つの事件が同時進行しながら、
    繋がっていくところや、ちょっとラブもあったり
    盛りだくさんでした。
    犯人はとてつもなく嫌な奴です。
    そして最後にはあいつも!?

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    2025年08月30日
  • ボタニストの殺人 上

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    しまった。
    シリーズ物だったのか。
    「ストーンサークルの殺人」から読むべきだったあ。

    翻訳物なので、日本語にはない会話のはこびやジョークに違和感を感じたが、だんだん気にならなくなってきて、どんどん面白くなってきている。
    下巻も楽しみです。

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    2025年08月05日