東野さやかのレビュー一覧

  • パーキングエリア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画を見て、原作を購入。
    主人公の設定、結構違っててびっくりした。

    主人公ダービーの正義感が全くブレることなかったし、終始勇敢です。
    兄アシュリーの変化が私の癖に刺さる。
    ダービーのこと最初は無感情だったけど、キスがきっかけ?か恋愛感情が芽生えてる。今までその感情が無かったみたいだね。
    でも、犯行を知られてるし殺るか殺られるかの関係でしかない。
    それが最高に刺さる。
    そして、弟ラーズのことを可愛がるけど、本能による暴力性が誰にでも剥き、弟も傷つけてる。
    弟のは生まれつきのものだけど、兄はおじの影響っぽいね。
    戦闘シーンや残忍な部分が分かりやすく書かれていて緊迫感がひしひしと伝わる。
    ダービー

    0
    2023年12月12日
  • グレイラットの殺人

    Posted by ブクログ

    ワシントン・ポーシリーズの第四作目。

    貸金庫を襲った過去ジェームズ・ボンドを演じた俳優たちの面を被った強盗団。
    その強盗団は貸金庫内に身元不明の遺体と鼠の置物を残して姿を消した。
    それから三年後、サミット開催が迫る中、
    要人を搬送するヘリコプター会社の社長クリストファー・ビーアマンが
    カーライルの場末の売春宿の一室で惨殺体として発見される。
    テロを警戒した政府はポーに事件の捜査を命じるが、
    そこにMI5も絡んできて操作は遅々として進まない。
    天才分析官ティリーが発見したデータをきっかけに、
    物語は想像もしていなかった方向へ転がり始める。

    今回は何と言っても、
    イギリスを代表するスパイ組織で

    0
    2025年09月21日
  • フォワード 未来を視る6つのSF

    Posted by ブクログ

    アメリカが誇る実力派SF作家の中編集。
    仮想空間内のキャラクターが人格を持ち始める編者クラウチの「夏の霜」から始まり、今や泣く子も黙る、飛ぶ鳥を落とす勢いのアンディ・ウィアーの量子コンピュータでカジノをハックする「乱数ジェネレータ」で締める。どれもモダンでキャッチー。イマドキのSF。退屈な小片などひとつもなかった。
    SF的素養はいらない。ほんの少しの想像力で豊かな読書体験ができる。よかったなー。

    0
    2023年04月18日
  • ラスト・チャイルド 下

    Posted by ブクログ

    (上巻の感想と同一)森や川を描く冗長な場面も多く、なかなか読み進めることができなかったが、複雑なプロットで最後の謎解きには感心した。米国ミステリー全般にいえるが、銃が身近にある米国でないと成立しないストーリー。ジョニーの万能さとキャサリンの外見的魅力にリアリティが欠ける気がするが、米国文化を知らいないためかもしれない。

    0
    2023年04月13日
  • ラスト・チャイルド 上

    Posted by ブクログ

    森や川を描く冗長な場面も多く、なかなか読み進めることができなかったが、複雑なプロットで最後の謎解きには感心した。米国ミステリー全般にいえるが、銃が身近にある米国でないと成立しないストーリー。ジョニーの万能さとキャサリンの外見的魅力にリアリティが欠ける気がするが、米国文化を知らいないためかもしれない。

    0
    2023年04月13日
  • キングの死

    Posted by ブクログ

    アメリカの作家「ジョン・ハート」の長篇ミステリ作品『キングの死(原題:The King of Lies )』を読みました。

    「アリス・ラプラント」、「ノア・ホーリー」に続き、アメリカのミステリ作品です。

    -----story-------------
    失踪中の辣腕弁護士が射殺死体で発見された。
    被害者の息子「ワーク」は、傲慢で暴力的だった父の死に深い悲しみを覚えることは無かったが、ただ一点の不安が。
    父と不仲だった妹が、まさか…。
    愛する妹を護るため、「ワーク」は捜査への協力を拒んだ。だがその結果、警察は莫大な遺産の相続人である彼を犯人だと疑う。
    アリバイを証明できない「ワーク」は、次第に

    0
    2023年02月20日
  • 川は静かに流れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ジョン・ハート初読。
    一時期(10年前くらい?)凄いプッシュされていたタイミングで購入し積読。
    やっと読めた。

    川の情景、過去を知る住民、別れた恋人、父親との久しぶりの対面など、入りとしてはすごく盛り上がるのだけど、起きていることの割には冗長だった。

    正直、辛い過去があった主人公アダムが、父親や家族との確執を乗り越え再生へと至るストーリー。。。が描かれることを期待して読んでいた。が、実際にはもうどうしようもないところまでバラバラになってしまうラストに唖然。
    え、あんなにこだわってた故郷捨てるの?とか。
    色々あったのはわかるけど、父親はじめ家族みんな酷すぎるだろう、とか。
    心温まるラストを期

    0
    2022年12月31日
  • キュレーターの殺人

    Posted by ブクログ

    ワシントン・ポーシリーズ第3弾。

    クリスマス目前の英国カンブリア州。
    とある会社で行われたクリスマスパーティーの催し物。
    社員たちによるプレゼント交換会。
    そのプレゼントの中から切断された人間の指が発見される。
    それを皮切りに、教会、精肉店と次々と切断された指が発見される。
    そして現場には謎の文字列『#BSC6』が残されていた。
    国家犯罪対策庁の刑事ワシントン・ポーと
    分析官のティリー・ブラッドショーは、
    被害者の身元を追いながら捜査を開始。
    しかし3人の被害者には共通点が見当たらず、事件は混迷を極める。

    今回はそういった内容。
    そして前作、前々作と比べると圧倒的に残虐で複雑な事件かもしれ

    0
    2025年08月23日
  • ラスト・チャイルド 下

    Posted by ブクログ

    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞
    英国推理作家協会賞最優秀賞スリラー賞受賞

    壮絶だけど話の内容はおもしろかった。
    外国語小説だからか、聞きなれない物の言い表し方がところどころあり、言葉が美しく素敵だなと思った。
    ドラッグが身近だったり、危険な集落があったり、宗教色が強かったりして、日本とは違う境遇の中、友情、家族との諍いや赦しなど様々なテーマがあって読み応えがある。
    13歳の少年が一人で事件を調べたり、車を運転したり、知識が豊富なことには無理を感じるけど、話の展開に引き込まれて読み耽り、最後は心地よく終わった。

    0
    2022年08月29日
  • 川は静かに流れ

    Posted by ブクログ

    積読になってて読むの億劫になってたが、とりあえず開いてみたらまぁ面白いこと!ミステリー要素多くて良かったです。
    モテる主人公ってのもプラス。

    0
    2022年08月23日
  • ラスト・チャイルド 下

    Posted by ブクログ

    後半になると
    一気に読んだ
    止まらなかった
    彼の一途さ
    彼の思い
    届かなかった事
    ラスト・チャイルドは・・・

    0
    2022年01月31日
  • ラスト・チャイルド 上

    Posted by ブクログ

    彼が何のために
    何がしたくてそうしているのか
    わからないまま進む
    それでもちっとも気にならず
    どんどん進む
    だって面白いもの

    0
    2022年01月31日
  • キングの死

    Posted by ブクログ

    長編なのにそれを感じることなく
    最後まで楽しめた
    それだけなのに、こんなに広がるお話
    凄いわ~~

    0
    2022年01月02日
  • 帰らざる故郷

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時は1972年、ベトナム戦争の最中。
    双子の兄を持つギブソン。
    優しくヒーロー的存在だった上の兄ロバートは戦死。
    一方下の兄ジェイソンは、ロバートを追うように戦地に赴いたが、不名誉除隊処分を受け帰国後薬物に溺れ服役。

    2年の服役期間を終えたジェイソンが街へ戻ってきた。
    素行の悪いジェイソンをギブソンに近づけたくない父母、ジェイソンに対する少なくない恐れを感じながらも血の繋がり故の湧き上がる親近感を拭えないギブソン。

    物語の書き出しがうまいなぁ。
    家族の分裂と兄弟の友愛、そのすき間に仕組まれた犯罪により深まる溝。
    弟に見せる親愛の情、悪に染まりきっていない言動を見れば、どこかに誤解があること

    0
    2021年10月17日
  • キングの死

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    ごめんよアレックス、疑って。客観的に見たら、一番気の毒な境遇なの、アレックスじゃないねー、主人公的目線で軽視してしまったよ、反省してます。幸せになってね!
    どうやら出だしで、息子から見た親父さん評価を鵜呑みにしてしまったみたいで、嫁に手を出すクソッタレな人物像がかなり後半までピンと来なかった。

    0
    2021年08月18日
  • ラスト・チャイルド 下

    Posted by ブクログ

    途中でやめなくてよかった。

    上巻は暗くしつこく謎ばかりで、楽しい読書とは言えなかったが、手は止まらなかった。
    下巻に入って、溢れ出るように事件が動く。
    そして最後、全貌が明らかになると上巻から続いていた「暗くしつこい」描写とつながっていく……。

    繕おうとすればするほど壊れていく家族と友情は、苦痛を伴いながら針の穴ほどの光を灯し、エンディングを迎える。

    700ページの読書が報われた瞬間でした。

    もうひとつ、
    ネイティブ・アメリカンの血を引く謎の人物が、不思議なところで事件に関わっていく。それが謎を明らかにする鍵となるのだが、解剖医が最後に語った「説明のつかないこと」は、全ての解明を拒否す

    0
    2021年05月12日
  • パーキングエリア

    Posted by ブクログ

    すごい!怒濤の展開。映画を観ているよう。
    最初は主人公の機転のなさに共感できずなかなか読み進まなかったが、だんだんこれでもかこれでもかといろんなことが起きていくうちに、止まらなくなった。
    えっ?と何度もどんでん返し。
    こういう話はあまり今まで読んだことはなかったけど、とても面白かった!

    0
    2020年11月21日
  • パーキングエリア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭よりもむしろ後半のほうが、ややかったるく感じられた。私が単にバイオレンスシーンが苦手なせいで、バイオレンス長いなーツライなーと感じるだけかもしれないが。

    全体にテンポも会話もよかった。
    ○○○と思わせといて…なラストシーンもなかなかよかったですね。

    0
    2020年11月03日
  • パーキングエリア

    Posted by ブクログ

     騙されるべきところに騙されて、まんまと楽しませてもらった。主人公の一般市民的な正義感の発露に深く共感できたため、心地よい一体感とともに読み進められた。内容は実に王道のサスペンスという感じで、映像化されるのが楽しみ。同作者の次の翻訳本も楽しみに待つ。

    0
    2020年10月21日
  • パーキングエリア

    Posted by ブクログ

    構造的には、ちょっと凄惨でサスペンスタッチが強いクローズドサークルもの、と言えるか。
    あれ、こんなに早く展開しちゃうの…? とリードしながらさらに奥へと転がしていく様は上手い。
    いかにもアメリカのエンターテインメントらしいご都合主義も見られはするものの、パスタイムにはとてもよくできた小説だろう。

    0
    2020年10月09日