東野さやかのレビュー一覧
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ネタバレ《ワシントン・ポー》シリーズ、第三作。
クリスマスに見つかった切断された三人分の指と謎めいた文字列……。ポー達も捜査に乗り出すが犯人を操る巨悪の存在を知る事に。
読後の感想は「しんどい」
指だけで遺体が無い状態から少しづつ情報が集まってきたり、繋がったりしてじわじわ進んでいく。
フリンの妊娠で情緒がおかしかったり、現場に出てきたりは普通に凄くハラハラする…笑
まさかこの事が動機とは思わないだろ〜〜。
ティリーも相変わらず有能。裸足で海を駆け抜ける所すき。あとライフジャケット借りパクする所。
前作の引きから始まるのかと思ったら中々来なくてモヤモヤしてたら、ちょっとずつ進んでる。
次作で -
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3作目にしてその面白さは止まることを知らない。
シリーズを通しての感想になるけれど、停滞感のない展開とキャラクターの会話劇が楽しい。読み進めながらとにかく先が気になってしまい次へ次へとページをめくる手が止まらなくなる。
イモレーションマンやサイコパスなシェフなど、これまでポーが相対してきた人物は常識的な考えが通用しない、解決に至ったとしても心身ともに深い傷を負わせるような相手だった。今作も例に漏れず、とんでもない動機と異常性を持っていた。ネタバレを避けて言えば、3作全てにおいて犯人はポーとどこかで繋がりのある人物になっている。それを踏まえたポーへの感情移入という点において、今作の読後にある悲 -
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「ワシントン・ポー」シリーズの第二弾。私自身はすでに『ボタニストの殺人』を読んでしまっているので、このシリーズを読むのは3作目となる。
今回、ポーは過去に手がけた事件の誤認逮捕を問われることになる。6年前、ポーは自らの娘を殺した容疑で天才シェフのジャレド・キートンを逮捕した。ところが、その娘エリザベス・キートンが生きており出頭してきたのだ。血液検査はじめ、科学捜査はその娘がエリザベス本人であることを示している。しかし、ポーはジャレドが無罪であるとはどうしても信じられなかった。
作中、何度となくかかってくる「ポー、大変なことになった」という電話。あらゆる証拠がポーのミスを示す中、どう逆転する -
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ワシントン・ポーシリーズの2作目。
いわゆる続編のジンクスという言葉に真っ向から対抗できる傑作ミステリ。
前作に引き続き、ポーとティリーの掛け合いをはじめとした各登場人物のやり取りが面白い。ストーンサークルがそうであったように、今作も活字でありながら海外ドラマを見ている気分になるようなテンポの良い会話劇が繰り広げられていて、やっぱり好みど真ん中。人間関係の描写が濃かったね。ポーサイドも犯人サイドもみんな個性的なキャラクターになっているのも楽しめるポイント。今回はギャンブルが味方なのがちょっと嬉しいし、リグが良い。また出てきて欲しい。
徐々に判明していく内容から、ある程度の予想をしていたもの -
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ネタバレミステリージャンル初読。
遺体描写や犯行手口の残忍さにひるむし、地名や人物名も覚えきれず流し読みだけど、読み進むペースの速さから面白さを実感。
ティリー・ブラッドショーの描写が可愛い。
初めての体験を一気に吸収してる子好き。
刑事が訪ねる先々で出されたものを無防備に口にするのか?という素朴な疑問はあるけども…
心の中にうっすら(この人が犯人なのでは…)が浮かぶと、「頼むから外れてくれ、びっくりさせてくれ」と念じるのは、きっとミステリーあるあるなんだろう。
ポーやティリーにまた会いたいと思う。
ただ、ミステリー題材読後の胸糞感とどう付き合うか…