東野さやかのレビュー一覧

  • デスチェアの殺人 上

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    5作も連続で読むと、冒頭で物語の構造がわかってしまうのかも。なので、後半は全く意外性もなく退屈だった。
    全般的にこの作者の作品はレイモンド・チャンドラー的で村上春樹小説の主人公と同様に、ただひたすら独り言を言い、時々、気の利いた会話をし、あとは自分の思い通りになるものをいじって悦に入っている。
    小物や料理や武器を。
    それが、彼らのマインドフルネスなのだ。

    社会のマジョリティへ違和感を感じ、しかし、マイノリティである自分を肯定する小さな世界を構築する。それ自体は悪いことではないと思うけれど、他人に見せつける必要もないのではないかとも思う。

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    2026年09月27日
  • ストーンサークルの殺人

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    書店でこのシリーズの作品を見かけることが多く、調べてみると新作の「ブラッディダイスの殺人」が7作目で、そんなに続いてるなら面白いんだろう!と思ったのと、海外文学は個人的に登場人物の名前を覚えるのが難しかったりと中々手を伸ばす機会が少ないのでこの機に挑戦してみようと思い手に取ってみました。

    作品は重たい内容も多分にあったのですが、ポーとブラッドショーのキャラクターや掛け合いなどが面白くスルスル読めました。面白かったのですが、内容があまり好みでは無かったので星3に、、
    ポーとブラッドショーのこれからがとても楽しみなので2作目の「ブラックサマーの殺人」も読んでみたいと思います。

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    2026年09月26日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    ティリーがどんどんたくましくなっていってる。
    まさかの結末で驚いた。フリン姉は死んだよね?歪な家族愛?嫉妬?でおかしくなっていたんだろうか
    フリンに姉がした事を知られないよう、全てを自分が引き受けたポーの心は大丈夫なのかな。

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    2026年09月21日
  • ブラッディダイスの殺人 下

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    ネタバレ

    水準作としては普通に面白かったけど、シリーズを引っ張ってきた意外感はだいぶ後退、何というか今のお勤め状態での解決の展開は、やりきった感があるのかパターン化しつつある。次回からは新たな体制なので、期待したいところ。今回の犯人像は直情的でクライム的には掘りも深くなく魅力が少ない。特に残念感があったのが、ラストにかけての展開を視点を変えてなぞること。どんでん返しがあれば面白いが、同じことを繰り返す効果はあまりないと感じた。

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    2026年09月10日
  • ブラックサマーの殺人

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    このシリーズは駄目だ〜止まらない〜。と、諸々放り出してまたしても一気読み。抜かしてただけなのだが、結果的に美味しいものをとっておいた形になってて得した気分。面白かった!シリーズ内上位だな。キュレーターより今回の方が好き。そしてこの頃のドイルさんがエキセントリックで好きだ。

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    2026年09月05日
  • デスチェアの殺人 下

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    3.8。あ〜、面白かった!結局止まらなくて、休み潰してしまった。仕方ない。今のところこのシリーズはストーンサークルとグレイラットと今回のが好きだな。ブラックサマー読み落としてるのに先程気づいたけど。
    なお「酷い目に合いトラウマに」と聞いて予想してた悲惨とは大分違って仲間は皆無事だった。あと元々この面子内で色恋どうこう望んでなかったから、そこのロマンスも薄めで良かった。……振られてもよかったんだけど……というのは酷か。

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    2026年09月02日
  • グレイラットの殺人

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    シリーズ4作目。ついに諜報機関MI5との共闘も。

    内容は、突っ込みたいところが多々あるが、登場人物の人間味が良い。

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    2026年08月30日
  • 帰らざる故郷

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    ネタバレ

    三分の二くらいまで、登場人物の誰もあんまりすきになれなくて(特にあの母親しんどすぎんか…)読んでてつらかったけれども、
    でもでも、ジョン・ハートだもんね!こっからおもしろくなるよね!信じてるよジョン・ハート!!!
    …っていう気持ちで読み続け、結果、ラストのほんのちょっとのすてき部分までたどり着いた、そのちょっとの部分だけで、ここまで読んで来て良かったよ!信じてたよジョン・ハート!ってなったのでよかった。
    序文がなければ信じきれなかったかもしれなかった。序文読んどいてよかった。

    それにしてもあの母親しんどすぎる。父親もわりとなんだとおもう。
    弟がいい子で良かった。
    あと、チャンスがんばれ、とお

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    2026年08月23日
  • パーキングエリア

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    ストーリー展開がどんどん進むので読みやすかったが、
    私の思ってたストーリーではなかった。
    犯人は誰?と探り合う感じなのかと思っていたので。。。
    あとラストがなー。
    でも面白いは面白い。

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    2026年08月15日
  • ブラックサマーの殺人

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    前作から続くポーやティリーたちの成長やチームワーク、窮地を乗り切るサスペンス展開は健在で、読んでる間すごく楽しかった。

    作中にわざとらしくはないけれど、割とわかりやすくヒントが配され、フェアプレー・ミステリとしての体裁は整っていたと思う。
    ただ、1作目のようなティリー目覚ましい大活躍が控えめだった点と、終盤の解決への持っていき方が、ロジックで鮮やかに叩きのめすのではなく無理矢理丸め込むような力技に感じられた点は個人的に惜しかった。

    前作の完成度が高かっただけに少し残念な部分もあったが、キャラクターたちの成長は感じられたので次作以降の展開に期待したい。

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    2026年08月05日
  • ストーンサークルの殺人

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    日本のミステリーとは違う言い回しや雰囲気が洋画を見てる気分になった。
    ティリーが少しずつ人間として成長してるのがかわいくて応援したくなる。

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    2026年08月05日
  • デスチェアの殺人 下

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    この後さらに怖ろしいことが…と予告してあおる手法が好きではないし(主人公みずからっていうのは斬新だけど笑)、そのくせ真相はほぼ最初に予想した通りで驚きはなかったけど、それでも面白かった。
    ポーのライナスへの態度が子供すぎて苦笑い。いつもの軽口のせいで痛い目に遭っていたけど、今後も変わらないんだろうな。変わってほしくないし。

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    2026年08月02日
  • ストーンサークルの殺人

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    名探偵の推理によって事件を解決していく!
    というような話ではなく、地道にデータを解析してゴールに向かっていくのは好感が持てました
    ポーとティリーのバディもの、面白かったとは思うんだけど、ちょっと長く感じてしまった

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    2026年07月10日
  • ストーンサークルの殺人

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    英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ・・・。

    評判が良くて気になっていた作品。シリーズものはもう追うのが大変だからと少し避けがちだったが、結構グロテスクな殺人現場が繰り広げられる、本格ミステリ。全体的にイギリスっぽい暗さが漂う。主人公のポーとティリーが徐々に心を通わせていく部分はなごんだが、被害者が

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    2026年07月02日
  • 川は静かに流れ

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    ネタバレ

    主人公がひどいめにあいすぎだよなぁとおもう。
    まだ少年といっていい年代でひどいめにあってるのに、それがぬれぎぬだとわかっても誰も償ってくれない。今は大人同士だとしても、本人はともかく、「当時も大人だったひとたち」が現在の力関係を軸にして、ごめんなさいを(世間に対しても)しないのは違うんじゃないか。

    …というもやもやは置いておいて、その報われなさを「赦すんじゃなくて、流す」みたいにして、先に進もうとする主人公まわりの幾人かについては、好感がもてるのでした。この展開で、むりやり赦しの物語、みたいにもってかれたらうさんくさすぎるもの。

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    2026年06月09日
  • キュレーターの殺人

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    面白い。
    一章一章が短くて、ぐいぐいと読ませる。そして、現代的な犯行。よく出来ている。ポーがまた、かっこいい。こういう日本男児?風な古い刑事って好き。高倉健的な?

    しかし、ホロヴィッツと比べると、このシリーズは残酷。読むには覚悟がいる。

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    2026年06月06日
  • グレイラットの殺人

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    シリーズ第四弾。冒頭からアクセル全開。700頁超をノンストップで駆け抜ける。ポーとティリーによる阿吽の呼吸、掛け合いが楽しい。互いが影響を与え合い、成長している姿も微笑ましい。一方で、本作も単なる犯人探しではなく(犯人はすぐに察しがつく)、その動機に隠された昏い物語に焦点が当てられる。やや無理筋に感じる部分もあるが、充分に楽しめた。

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    2026年06月05日
  • キュレーターの殺人

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    『ワシントン・ポーシリーズ』第3弾です。

    シリーズ毎にどんでん面白くなっていく珍しいシリーズ。

    切断された人間の指や謎のメッセージ等ミステリー好きには堪らんですね〜!

    終盤の展開は個人的には非常に良かった!!

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    2026年06月04日
  • デスチェアの殺人 上

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    シリーズ6作目。
    今作は主人公ポーが女性精神学者にカウンセリングを受けながら、事件を語っていくスタイル。
    題名通り、デスチェアに拘束された男性が石を投げつけられて殺されるという残酷な事件から始まる。
    あっという間の上巻読破。
    今作もいい感じ。

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    2026年05月21日
  • デスチェアの殺人 下

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    今回も一見事件に無関係そうなエピソードから物語が始まる。
    しかも、ポーと心理学者とのセッションで、事件を振り返る形式となっており、今までになかった構成。

    前半(上巻)は、お馴染みのメンバーと行動しながら少しずつ真相に近づく経過が面白いし、話の起伏もあって楽しめる。

    しかし後半(下巻)になってからは、残酷描写が増え、ポーの一人シーンが多くなるうえ、セッションシーンが随所に挿入されてテンポが悪くなってしまった。

    オチも想像できるし、今までの高いレベルを期待しすぎたために物足りなく感じてしまった。

    とはいえ完成度は高いし、次回作も本国では既に上梓されているので、期待しよう。

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    2026年05月19日