東野さやかのレビュー一覧

  • ラスト・タウン―神の怒り―

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    内容(「BOOK」データベースより)

    保安官イーサン・バークの告発が引き金となって、町を外界と隔てるゲートは開け放たれた!異形の生き物が群れをなしてなだれ込み、人びとに襲いかかる。凶暴な牙と爪!血塗られた町を飛び交う恐怖の叫び!イーサンは住民を組織して、怪物たちや町の創設者に立ち向かう。だが、仲間は次々と怪物の餌食に…。人類最後の町の未来はいかに?『パインズ』『ウェイワード』に続く三部作の完結篇!

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    2017年11月16日
  • ウェイワード―背反者たち―

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    内容(「BOOK」データベースより)

    山間にたたずむ小さな町、ウェイワード・パインズ。絵に描いたように美しいこの町には、ある秘密が…。そんな町で初めての殺人事件が起こる。全裸で打ち捨てられていた女性の死体には、血が一滴もない上に、ひどい拷問を受けた形跡があった。保安官イーサンが捜査を始めると、そこには被害者の意外な正体と、偽りの町に潜む闇が浮かびあがるのだった。M・ナイト・シャマラン監督ドラマ化!衝撃作『パインズ』続篇。

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    2017年10月30日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    内容(「BOOK」データベースより)

    川沿いの芝生で目覚めた男は所持品の大半を失い、自分の名さえ思い出せない。しかも全身がやけに痛む。事故にでも遭ったのか…。やがて病院で記憶を回復し、みずからが捜査官だと思い出した男は、町の保安官や住民に助けを求めた。だが、この美しい町パインズはどこか狂っていた。住民は男が町から出ようとするのを執拗に阻み続け、外部との連絡にも必ず邪魔が入る―絶対予測不能の衝撃のラスト!

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    2017年10月30日
  • 川は静かに流れ

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    良くも悪くも、ザ・アメリカ小説と云う感じ。
    主人公=ヒーロー。モテる。強い。色々持っている。そして正義の人。悪意無く事件に巻き込まれ(大体容疑者)身の潔白を証明する為に、そして愛する人と家族を救う為に戦う。
    500頁超の長編ですので、こういうのが苦手だけど苦行したいという方にはうってつけ。

    実はワタシには最後まで犯人が解らなかったので、その為にダラダラ読み続けてしまった…。
    うん、でも面白かったです。最後の一文もとても印象的でした。前作も読んでみようかな。

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    2017年06月17日
  • 終わりなき道

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    ジョンハート最新作。相変わらずの面白さで特に中盤は引き込まれたが、最後はちょっとバタバタして終わった印象。

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    2016年11月03日
  • 川は静かに流れ

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    親友のダニーからの電話でアダム・チェイスは故郷に帰ることにした。五年前、妹の誕生パーティの夜、男が殺され、継母によってアダムの仕業だと証言された。判決は無罪だったが、父は再婚相手の言葉を信じ、アダムに家を出るよう命じた。五年ぶりに帰った故郷は原発誘致の騒ぎの渦中にあった。賛成派と反対派とは敵対し、農場を売ろうとしないアダムの父は賛成派の恨みを買っていた。ダニーのモーテルを訪ねたアダムは、誘致を迫るダニーの父にからまれ、大けがを負う。

    町中から総スカンにあっている男が久しぶりに帰郷すると、待っていたのは電話をしてきた親友の死体。ただ一人無罪を信じてくれた昔の恋人ロビンは刑事に昇進していた。そん

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    2016年10月19日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    訳者が東野さやかさんというところで新規開拓した1冊。
    ジョンハート、ウイリアムランディと大当りだったのもあってワクワクして読み進めると…。なんだか微妙。
    基本的にストーリーに気持ちを目一杯引きずられる私としては入りずらい、完全な『ミステリー』。
    半分くらいまでガマンしたけれど、耐え切れずに結末を読んでしまうという荒技で最後まで読み切った。
    結論から言えば、結末を知ってからの後半は一気読み。確かに面白い。
    でも…。やっぱり『義理を通せば最後には正義が勝つ!』的なストーリーが、私的には好みのよう。
    ちなみに。寝る前に読むと夢を見てしまいそうで怖くて、いちばん心安らぐ『大草原シリーズ』を再読中。

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    2016年09月05日
  • 終わりなき道

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    五年ぶりの長編だが、ジョン・ハートの作品だという先入観がなかったら飛ばし読みで終わっていたかも。評価は甘め。

    刑事が絡んでいるふたつの殺人事件という特異な設定でスタートする。この事件を軸に進んでいくのだが、のろのろの蛇行運転で徐々に暗さが増してくる。登場人物に共感できない点と、破綻していくストーリーに閉口したが、それでも読めてしまうのがこの作者のスゴさなのだろう。既読作品でも同じようなことを感じてたので、これはもう相性ですな。

    原題は『贖罪の道』。被害者であり加害者でもある人物たちが背負う罪。そこから逃れられずに、赦しを乞うことも与えることもできずに苦悩する姿が痛々しい。それぞれが隠し続け

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    2016年09月01日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    最終的にこうくるかと思い、結局、映画かドラマの原作ねらいなのかと感じた。街を出れない話なら、筒井康隆の短編の方が怖かった。

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    2016年08月23日
  • ラスト・チャイルド 下

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    誘拐事件の犯人が大量殺人を犯していたことが判明し、謎の大男フリーマントルの素性が明らかになっていく。
    最後に妹アリッサの事件の謎が解決するがいろんな知り合いが事件にかかわっており、暗鬱な気分になる。
    話しの展開は面白く、裏をかかれた結末になっており、一応ハッピーエンドらしく終わっているが、人間不信になりそうな読後感で何とも言い難い。

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    2016年08月16日
  • ラスト・チャイルド 上

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    12歳の主人公ジョニーが1年前に行方不明の妹アリッサを探し続ける。妹が行方不明になったことで父親がいなくなり、母親は酒と薬に溺れ、地元実業家ケンに囲われる。あまりに不幸な少年がオートバイ事故を引き金に妹の行方を追う糸口が見え始める。別の少女誘拐事件の犯人の判明により、過去の事件が明らかになっていく。
    ストリーの展開に引き込まれるがあまりに悲惨な境遇の少年と障害のあるその友人をメインにして話しが進むのでちょっとやるせない気分になる。

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    2016年08月16日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    絶対原作を先に読もうとドラマを見ないようにしてたけど、他の番組の間にちょくちょく番宣が入るからなんとなーく内容がわかってしまい、読後の衝撃はそんなになかった。ドラマは「ウェイワード」も含まれているみたいなので、三部作全部読んでからゆっくり視聴予定。

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    2016年07月03日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    評価ぎ高かったので期待しすぎた。つまらなくはないが、読んでいて楽しくもない。痛い描写や苦境が満載なので。。。

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    2016年03月30日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    ネタバレ

    ジャンルだけでネタばれになりそうな一作。
    失踪した同僚を探しに来た主人公が、絵のように牧歌的で美しい田舎町から出れなくなる不条理タイプのストーリー。
    「雷鳴の館」や「ヴィレッジ」系と思いきや、意表を突く展開だった。フェア、アンフェアとかでなく話の展開に身を任せれば面白く楽しめる。
    そもそもオチに全てを収束させるストーリーだから、細部に粗があるのは仕方ないが、残念なのが主人公の心情描写がしつこすぎる点。アフガン?での拷問や、逃亡時のきつさやつらさが延々と繰り返されるのが退屈。ここらは本質には関係のないことなのだからもう少し割愛してスピード感を出しても良かったのでは?
    アイデアもいいし、中盤の失踪

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    2015年11月26日
  • ラスト・チャイルド 下

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    ジョン・ハートのラスト・チャイルドを読みました。

    ジョニーは13歳、1年前に誘拐された双子の妹アリッサを探し続けています。
    妹が誘拐されてしまったあと、父親は失踪し、母親は薬物依存症になってしまいます。

    しかし、ジョニーは自分の信念をまげずにアリッサを探し続けます。
    担当警官のハントはジョニーとその母親の助けになりたいと行動していきますが、成果があがりません。
    そして、ジョニーの探索の結果、隠されていた事実が現われてきます。

    文体がちょっと変で、誰が何をしているのかがすっと頭に入ってこないので読んでいていらいらしました。
    訳が悪いのか、もともとの文体が悪いのか。

    謎解きはそれなりに面白

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    2015年05月23日
  • ラスト・チャイルド 上

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    ジョン・ハートのラスト・チャイルドを読みました。

    ジョニーは13歳、1年前に誘拐された双子の妹アリッサを探し続けています。
    妹が誘拐されてしまったあと、父親は失踪し、母親は薬物依存症になってしまいます。

    しかし、ジョニーは自分の信念をまげずにアリッサを探し続けます。
    担当警官のハントはジョニーとその母親の助けになりたいと行動していきますが、成果があがりません。
    そして、ジョニーの探索の結果、隠されていた事実が現われてきます。

    文体がちょっと変で、誰が何をしているのかがすっと頭に入ってこないので読んでいていらいらしました。
    訳が悪いのか、もともとの文体が悪いのか。

    謎解きはそれなりに面白

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    2015年05月23日
  • 川は静かに流れ

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    立て続けに読んだ北欧ミステリーも家庭崩壊が著しく、しかも何とも共感しにくい描かれ方ばかり(同じような崩壊状況とその理由)。でも、この家族の物語は、単純そうでいて複雑な関係がかなり綿密に描かれていて読み応えがある。途中で挫折しなければ…。

    長いうえにかなりの忍耐を必要とした。『ラストチャイルド』も忍耐を要したけど、本書は主人公の短気ぶりにも苛立たされる。5年前の事件があるからこその同情や共感ではなく、5年前の事件があるからこそ、もっと上手く立ち回ればいいのに、と何度も思わされた。そんな調子で長々と続くものだから、途中がちょっと辛い。おまけに途中があれだけ長いのに、最後がかなりあっさりしていて、

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    2015年04月14日
  • 川は静かに流れ

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    ネタバレ

    どうしてもミリアムに同情しちゃう。目の前で愛する人が他の人を愛しているのを見せつけられるのって拷問だ。恋人より父親の方が傷つけていたんだろう。ジャニスが偽証したのって、ちょっと考えれば、愛する者を守るためってのは気づけた筈。アダムも父親もその可能性考えなかったのかな。嘘を吐きながら、アダムにあんな態度を取れるなんて、怖い女だ、ジャニスは。

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    2015年04月03日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    シークレットサービスの捜査官イーサンが、半分記憶をなくして、ある川のほとりで目覚めるシーンから始まる。美しくもどこか不気味な町、ウェイワード・パインズ。イーサンがパインズからの脱出と謎の解明に取り組む話だが、設定と謎の答えはスケールが大きく面白い。ただ、後味の悪い描写が多いし、細かいところの線が全て繋がらずに終わったし。何より著者が影響を受けたというツイン・ピークスに対する自分の評価は最低だったし。続編があるというが、読もうかなぁどうしようかなぁという程度。

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    2015年02月02日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    パインズという美しい町で、着の身着のままで目を覚ました主人公イーサン。事故にでもあったかのように身体が痛み、当初は自らの名前さえ思い出せなかったが、病院で記憶を回復し、自分がシークレットサービスの特別捜査官であったことを思い出す。イーサンは町の住人に上司への連絡や捜査協力を求めるが、彼らはどこかおかしく非協力的。イーサンが町から出ようとするのを阻害しようとするが…ってなストーリー。本の紹介で「衝撃のラスト」と記載されてるけど、アイデアはそこまでオリジナリティないかも。そして、SFとわかっていないといまいち納得しづらいかも。前半はサイコ系のミステリっぽいので、後半での展開の仕方がちょっとウルトラ

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    2014年11月08日