東野さやかのレビュー一覧
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5作も連続で読むと、冒頭で物語の構造がわかってしまうのかも。なので、後半は全く意外性もなく退屈だった。
全般的にこの作者の作品はレイモンド・チャンドラー的で村上春樹小説の主人公と同様に、ただひたすら独り言を言い、時々、気の利いた会話をし、あとは自分の思い通りになるものをいじって悦に入っている。
小物や料理や武器を。
それが、彼らのマインドフルネスなのだ。
社会のマジョリティへ違和感を感じ、しかし、マイノリティである自分を肯定する小さな世界を構築する。それ自体は悪いことではないと思うけれど、他人に見せつける必要もないのではないかとも思う。
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書店でこのシリーズの作品を見かけることが多く、調べてみると新作の「ブラッディダイスの殺人」が7作目で、そんなに続いてるなら面白いんだろう!と思ったのと、海外文学は個人的に登場人物の名前を覚えるのが難しかったりと中々手を伸ばす機会が少ないのでこの機に挑戦してみようと思い手に取ってみました。
作品は重たい内容も多分にあったのですが、ポーとブラッドショーのキャラクターや掛け合いなどが面白くスルスル読めました。面白かったのですが、内容があまり好みでは無かったので星3に、、
ポーとブラッドショーのこれからがとても楽しみなので2作目の「ブラックサマーの殺人」も読んでみたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ三分の二くらいまで、登場人物の誰もあんまりすきになれなくて(特にあの母親しんどすぎんか…)読んでてつらかったけれども、
でもでも、ジョン・ハートだもんね!こっからおもしろくなるよね!信じてるよジョン・ハート!!!
…っていう気持ちで読み続け、結果、ラストのほんのちょっとのすてき部分までたどり着いた、そのちょっとの部分だけで、ここまで読んで来て良かったよ!信じてたよジョン・ハート!ってなったのでよかった。
序文がなければ信じきれなかったかもしれなかった。序文読んどいてよかった。
それにしてもあの母親しんどすぎる。父親もわりとなんだとおもう。
弟がいい子で良かった。
あと、チャンスがんばれ、とお -
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前作から続くポーやティリーたちの成長やチームワーク、窮地を乗り切るサスペンス展開は健在で、読んでる間すごく楽しかった。
作中にわざとらしくはないけれど、割とわかりやすくヒントが配され、フェアプレー・ミステリとしての体裁は整っていたと思う。
ただ、1作目のようなティリー目覚ましい大活躍が控えめだった点と、終盤の解決への持っていき方が、ロジックで鮮やかに叩きのめすのではなく無理矢理丸め込むような力技に感じられた点は個人的に惜しかった。
前作の完成度が高かっただけに少し残念な部分もあったが、キャラクターたちの成長は感じられたので次作以降の展開に期待したい。 -
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英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ・・・。
評判が良くて気になっていた作品。シリーズものはもう追うのが大変だからと少し避けがちだったが、結構グロテスクな殺人現場が繰り広げられる、本格ミステリ。全体的にイギリスっぽい暗さが漂う。主人公のポーとティリーが徐々に心を通わせていく部分はなごんだが、被害者が -
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ネタバレ主人公がひどいめにあいすぎだよなぁとおもう。
まだ少年といっていい年代でひどいめにあってるのに、それがぬれぎぬだとわかっても誰も償ってくれない。今は大人同士だとしても、本人はともかく、「当時も大人だったひとたち」が現在の力関係を軸にして、ごめんなさいを(世間に対しても)しないのは違うんじゃないか。
…というもやもやは置いておいて、その報われなさを「赦すんじゃなくて、流す」みたいにして、先に進もうとする主人公まわりの幾人かについては、好感がもてるのでした。この展開で、むりやり赦しの物語、みたいにもってかれたらうさんくさすぎるもの。 -
Posted by ブクログ
今回も一見事件に無関係そうなエピソードから物語が始まる。
しかも、ポーと心理学者とのセッションで、事件を振り返る形式となっており、今までになかった構成。
前半(上巻)は、お馴染みのメンバーと行動しながら少しずつ真相に近づく経過が面白いし、話の起伏もあって楽しめる。
しかし後半(下巻)になってからは、残酷描写が増え、ポーの一人シーンが多くなるうえ、セッションシーンが随所に挿入されてテンポが悪くなってしまった。
オチも想像できるし、今までの高いレベルを期待しすぎたために物足りなく感じてしまった。
とはいえ完成度は高いし、次回作も本国では既に上梓されているので、期待しよう。