東野さやかのレビュー一覧

  • デスチェアの殺人 下

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    上巻のだらけっぷりは下巻の疾走の伏線かいな・・怒涛の如く畳みかける展開、過去の暴き、更に、二転三転する人物のエピソード。
    一気読みさせるにはふさわしいサスペンスだった。

    上巻では余裕をかましてからかったり揶揄連発だったポー・・下巻ではにかいもきをうしなったり、PTSD に陥ったり、心身共に生命の崖っぷちを踵で持ち堪えたような獅子奮迅ぶり。

    クレイヴンさん、作品を重ねる毎に、殺人、死体の処置、エスカレートして行っているような・・そしてモンクのつけようもな伏線の回収。
    これじゃ人気が人気を呼ぶのは当然。

    アメリカ、イギリス、たまに東欧社会で作品ネタにも登場する異常な家族、歪んだ関係、そこに流

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    2025年11月09日
  • ストーンサークルの殺人

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    じっくり楽しみました。
    海外小説はやはり読むのに時間がかかる。
    でも小さく章になってるのはちょこちょこ遅読書派の私にはとても有難いし、後半は先が気になってペースが上がりました。

    イギリスの緑豊かな風景が目に浮かぶ中で惨虐な描写はあれど、ポーとティリーのバランスの良い距離感が心地よく、すでに続編を欲してる。

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    2025年11月09日
  • デスチェアの殺人 下

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    ネタバレ

    大好きなシリーズに暗雲が…という今作。

    いつも女性ばかりがポーの周りを囲む中、
    今回はスヌーピー(本名ライナス、ポー命名)という異分子が登場。捜査に同行。
    この人物に対して最初から敵意をむき出しにし
    嫌な態度や言動をとるポー。
    おそらく彼は今回チームに降りかかるバッドエンドを
    本能的に感知してたのでは?と、読み終えて感じた。

    本作に登場する人物が
    ポーを評して「戦う人」だと言った。
    ポーにとって、真実は北極星のようなもの。
    それは彼を導き、不正と戦いつづけるための目標であると。
    この台詞がとても心に残った。
    次の作品でもポーは逆境に負けず戦うんだろうな。
    頑固野郎でやな奴になる時もあるけど

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    2025年11月08日
  • デスチェアの殺人 下

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    好きなシリーズもの。毎年楽しみにしてます。
    今作は最後に波乱を含んでいて、次回作への期待が高まりました!
    今までよりも残忍な事件だが、伏線の回収やストーリーの構成がドラマチックでかなり面白かった。

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    2025年11月07日
  • デスチェアの殺人 上

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    ネタバレ

    登場人物の人間関係が以前より十分にこなれているので、とても読みやすく安心して読めるが、今回は異分子のスヌーピーがいて、ポーの嫌いさ加減がすごく出てて、やりすぎ感を感じてる。ポーの毒吐きが以前より強く感じるのは勘違い?
    短い章立てで普段より読書ペースが上がっている。これに慣れるとちょっと怖いなという感じ。下巻へ。

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    2025年11月07日
  • デスチェアの殺人 上

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    大好きなシリーズ、待望の新作。

    今回は再読になるため(原題は「Mercy Chair」 慈悲の椅子)、
    犯人はこの人、と思いながら読む。
    散りばめられたヒントを噛みしめながらページをめくる。
    こういった読み方もなかなか楽しい。

    今作もティリーの高度なスキルが光る。
    彼女に全幅の信頼を置くポーが
    かいがいしく接する姿に癒されつつ…下巻へ続く!

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    2025年11月07日
  • デスチェアの殺人 下

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    完全に騙されました。
    そして、最後はなんだ?どういう状況だ?
    夢中になって読み耽り、ラスト数章で迷子になりました…

    それにしても、スヌーピーがでてくるとは…

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    2025年11月06日
  • デスチェアの殺人 上

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    ポーが、トラウマ療法士に事件の顛末を語りながら振り返るという、また新たな手法で話が展開していきます。
    どんどん読ませるよねー。
    鋼の強心臓・ポーがトラウマを抱える事件という設定からして、常軌を逸した感満点。

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    2025年11月06日
  • ボタニストの殺人 上

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    いつも通り続きが気になって仕方がない面白い作品なんだけど、上下巻に分かれたことによって、上巻ではあまり話が進まなかったように思える。
    その分下巻への期待は募るのだけれど、ページ数的に1冊で出版してくれても良かったのでは感。

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    2025年11月06日
  • デスチェアの殺人 上

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    CL 2025.11.3-2025.11.5
    さっぱり全体像が見えてないけど、ポーとティリーに会えただけで嬉しい。

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    2025年11月05日
  • ブラックサマーの殺人

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    ポーとティリーが揃ったときの “無敵感” みたいなものが読んでいてすごくわくわくする。最高のバディ。

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    2025年11月03日
  • ボタニストの殺人 上

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    刑事ワシントン・ポーシリーズ第5弾。
    手口の見えない連続殺人事件と、殺人容疑で逮捕された友人―二つの難事件に翻弄されるポー。追い詰められていく姿から張りつめた緊張感が伝わってくる。下巻も楽しみ。

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    2025年11月03日
  • グレイラットの殺人

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    今回もおもしろかった!
    700ページを超える厚さだけど、おもしろいし先が気になるから一気に読めた。
    犯人はなんとなくすぐわかったものの、動機などはわからず、動機がわかったと思ったら今度はそこから……という感じで最後のページまで楽しめた。

    今回初めて登場したアラスター・ロックがいいキャラしてて気になるけど、今後も出てくるんだろうか。
    その点も楽しみにしておく。

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    2025年10月30日
  • デスチェアの殺人 上

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    初めて読む人もここから読んでも面白いと思うが、是非シリーズ1「ストーンサークルの殺人」から読んで欲しい、さらに面白くなることは間違いないし、全作品がトップクラスに面白い。このシリーズに出会えて本当によかった、章立てが短く読みやすく本当に素晴らしい。後半も一気読みしたくなるが我慢してゆっくり読もう。

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    2025年10月26日
  • グレイラットの殺人

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    ネタバレ

    《ワシントン・ポー》シリーズ第四作。

    要人の搬送を請負う会社の社長が売春宿で撲殺される。急遽捜査に加わることになったポー達。次第に明らかになる過去の戦地での事件、強盗団達、ラットの置物。最後に辿り着いた真実とは……?

    中々のボリュームだけど一気に読み進めてしまった。途中までは過去の事件とか色々と情報量が多くてどうなるんだ…?と思ってたけど要らぬ心配でした。笑

    今回も犯人の動機は重いけどまだ救いのある終わり方で良かった。

    クッキーが出てきた時の絶対スケープゴートだろ感。
    ティリーの話には耳を傾けるべし。

    謎の贈り物には気をつけよう。

    ポーの反骨精神の凄さはもう笑ってしまう。
    家問題が

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    2025年10月26日
  • ブラックサマーの殺人

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    ネタバレ

    イギリス湖水地方の描写と犯行シーンの描写のギャップが途轍もないシリーズ第二弾。
    またまた魅力的なキャラクターが登場です。
    ドイル女史。
    ポーとのやりとりが好きです。
    もちろん、腐れ縁的なフリンやまっしぐらなブラッドショーも相変わらず良いのですが。

    このシリーズ、映像化してくれないかな。

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    2025年10月24日
  • キュレーターの殺人

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    ワシントン・ポーとの付き合いも4作目になった。シリーズもののよいところは、読めば読むほど、キャラクターに愛着が湧くことだ。

    今回は(も?)冒頭から衝撃的な殺人で幕を開ける。カンブリア州の各地で発見される切断された指、そして現場には「#BSC6」という謎の文字が。一見、何もつながりがなさそうな被害者たちから見え隠れするキュレーターと呼ばれる犯罪フィクサーの存在。ポーは事件の背景に迫れるのか。そして、シリーズ最高に驚愕のラスト!

    実は前半部分は、このシリーズらしからぬテンポの悪さになかなかページが進まなかった。しかし、それも仕込みで、中盤を過ぎた辺りで、巻末「解説」の言葉を借りるなら一気にギア

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    2025年10月24日
  • ボタニストの殺人 下

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    バディもの、イギリス版。
    主人公ポーのバディ、ブラッドショーは少し七瀬と似ている。

    二つの事件が合流するところか、解説にポー到達点とあったが、第一作ストーンサークルに戻り、再訪せねば。

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    2025年10月22日
  • ストーンサークルの殺人

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    おもしろかった!
    殺し方が残虐でうっとなったけど、
    ポーとティリーが友情を育んでいく様子がこしょばくなるぐらい可愛い。大好き。

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    2025年10月21日
  • ストーンサークルの殺人

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     彼らは焼き殺された。ストーンサークルの中で。
     英国北西部、風光明媚なカンブリアで発生した連続猟奇殺人事件。犠牲者の一人の胸にナイフで名前が刻まれていた事から、停職中の刑事ワシントンは事件の只中へ飛び込んでいくことに……。
     先日、最新作から読み始めたワシントン・ポーシリーズの第一作目。どんどんと転がって行くストーリーと、背景にある今日のイギリス、それもロンドンではないイングランドの風景が興味深い。続刊も読み進めたいです。

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    2025年10月20日