松浦弥太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人は愛されたい、尊敬されたいのに、愛と尊敬は、強制できない。それが欲しいために、怒りや涙によって是が非でも得ようとするが、それは真の愛と尊敬ではない。それは他者を対等な関係と見ていないことになる。愛と尊敬を得たければ、平等、または対等な関係でなければならない。
松浦弥太郎さんの文章には、家族全員で読めるものをという考えにあるように、読者と対等でなければならないという尊敬と信頼、協力が感じられる。暮らしの手帖が愛と尊敬に溢れているわけだ。
つらくて、苦しくて、情けなくて。でも、あきらめない。歯をくいしばる。黙る。
プライドを捨てること。とにかく忍耐
照れないというのは、ひとつの勇気であり覚 -
ネタバレ 購入済み
素敵な人になるために
背伸びしてでも自分が素敵だなと思う人と関わるようにしていきたいと思った。また、一つ一つのことを自分で考えて丁寧に暮らしていこうと思わせてくれる本。
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Posted by ブクログ
松浦弥太郎(1965年~)は、書籍商、エッセイスト。2002年に中目黒にオープンした古書ブックストアCOW BOOKSの代表。2006~2015年に「暮しの手帖」の編集長を務め、現在はcookpadの「くらしのきほん」の編集長。
本書は、2009年に発行された単行本に、「BRUTUS」、マガジンハウスのライフスタイル誌「Ku:nel(クウネル)」に掲載された作品を加え、2011年に文庫化されたエッセイ集である。
本書に登場する場所は、サンフランシスコ(バークレー)、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ロンドン、コートダジュール。。。そこは確かに「旅先」とも言えるのだが、それは一般に考える「旅」で -
Posted by ブクログ
「僕は今、五十一歳、五十代の新人です」から始まる松浦さんの著書。
「自分が今いかに狭い世界にいたことか。小さな世界でいっぱしに何ができているつもりでいたのが、恥ずかしくてたまらなくなりました。(引用)」
自分か奢っているなと感じることが多々あって、気づく度に「ダメダメ」と律するように心がけています。
心がける前の私は失礼なことをしたかな?と少し不安になり、自分の愚かさ呆れてしまう。
松浦さんの著書は優しい文脈なのに、伝えたい事はとても厳しい。
だらけているときに読むと「おっしゃる通りです」と思うのですが、疲弊しているときは「厳しすぎ!」と文句垂れながら読んでいます。笑
反感心を持ちながら、つい