鳴神響一のレビュー一覧
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安東舜季から檜山を引き継いだ愛季。松前の代官に据えていた蠣崎氏との主従関係も崩れかけ野代湊の交易も衰退していく。国内に目を向けると年貢に納める白米の為粟飯で凌ぐ領民に強い衝撃を受ける。国を豊かにする為に在野の名士奥村宗右衛門に三顧の礼を尽くす。先代と意見の相違があって隠棲していた清水治郎兵衛を説得し野代に大きな湊を造ることを誓う。弟の茂季が治める湊家、小鹿島を治める相川弾正の水軍それに砂越家と婚姻することによって北海の制海権を完全なものとした。浅利家の内訌を利用し弟勝頼に味方し比内地方を領国として加える。しかし奥羽の雄南部との新たな争いが起きることになる。現状を打破する為津軽の浪岡御所に娘松を
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Posted by ブクログ
伊根に行った際、舟屋の魅力にはまりもっと詳しく知りたいと思ってネット検索したら出てきた本。一巻から読んでやっと舟屋まで来た!!
昭和初期からの舟屋の歴史が書かれたあたりはすごく面白かった。筆者はとても現地のことを調査されてることがわかる。事件はトントン拍子に進むので、こんな簡単にわかることを停滞させてた警察の闇がひどいと感じさせる。
(いや、それにしてもすぐ解決しすぎじゃない?)
前巻あたりから、旅先の単発ヒーローにときめくシーンを省いており、かなり読みやすい。ちょっと優しくされたからってよろめくちょろいヒロインは読んでてイラッとしてた。ドジっ子設定はなんとか残そうとしてるみたいだけど、高