あらすじ
神奈川県警初の心理職特別捜査官に選ばれた真田夏希は、知人に紹介された男性に会うため横浜駅付近のレストランに向かった。婚活に失敗続きの夏希は、織田信和と名乗る男性に、好印象を抱く。だが、そんな甘い雰囲気を激しい炸裂音が打ち消してしまう。みなとみらい地区で爆発事件が発生したのだ。翌日、捜査本部に招集され、爆発事件の捜査を命じられる夏希。初の事件で戸惑いを覚える夏希の前に現れたのは、意外な相棒だった。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とってもとってもベタな2時間サスペンスを観たようでした!!
ベテラン刑事が好き笑
脳科学?心理学??の説明はわからんすぎて斜め読みしたけど、犯行現場を分析していく流れは「なるほどー」てなった!!
最後の最後に「この後どうなったかは想像にお任せします」的なのもなく、スパッと終わってよかった!
Posted by ブクログ
とても真っ直ぐな人なんだろうなという印象の主人公。
でも人の心のきびに、心理を学ぶことによって敏感になったところもあって。
小田より小川が良いなー!
次のシリーズも読みたい本だった!
新時代の警察小説
元精神科医の若手美人心理分析官がSNSで爆弾テロ犯と対峙する話。
ネット社会の発展に伴い、警察の操作方法なんかも変革すると思ってSNSを使う警察小説を探していたときに出会った本。
警察小説ものと思って手を出すと、いきなり鼻につく夏希のプライベート。汗臭い漢たちの職場である警察小説に全くそぐわず、強烈な違和感を感じる。
しかしSNSや、信念のない犯行、ネット炎上など、新しい時代を反映させた、新しいヒロインを意図的にこの世界に入れたのかと、作者のイタズラを見つけたような気持ちになる。
最初は強かった違和感が物語が進むにつれて影を潜め、なんとなく受け入れてしまう。そんな時代の移ろいを感じた小説だった。
今後の展開に期待
Posted by ブクログ
神奈川県警初の心理特別職として捜査官として採用された真田夏希が主人公。
みなとみらい地区での爆発事件が発生し、それの解決が最初の捜査となっていく。
捜査や事件自体は、劇場型犯罪をモチーフにしている刑事小説によくある感じだった。
ただ、Twitterを駆使するところが、現代風かな?ってくらい。
また、心理特別職という割には捜査の過程では出て来たが、別にそれだけが決め手ってわけではなかったので、今後どうなっていくのかが気になるところ。結局のところ、警察犬でありパートナー的なキャラクターになっているアリシアあり気な展開になったらつまらなくなりそう。
Posted by ブクログ
どっかで見て気になってたので読んでみた!
(単に女性警察官やからか…^^;)
頭脳明晰、精神年齢は子供…
こんな人らは、今まで警察が対応したことがあまりなかったんかな?
自分自身も精神年齢なんか何歳なんか考えた事もないし、学生の頃と変わってんの?って気もする(^◇^;)
頭脳明晰は、除外!除外!
それないから、警察を混乱させれん…笑
犯人をプロファイリングするとか、安楽椅子探偵的な感じはするけど、なんぼ、精神科医とか経験してても、そう相手のココロは読めんわな。
事件を未然に防ぐのはキツいなぁ〜
シリーズなってるから、今後の活躍にも期待しよう〜
ワンちゃんにもね!
爆弾見つけんのに、凄い機材を使ってやってるけど、ワンちゃんにやって貰った方が効率的な気がするな。
得意不得意を補う形にしても!
しかし、理由は分かるけど、固定のドッグフードだけってのは可哀想…何か頑張った時ぐらいはね…
お願いします〜
続刊も期待
丁寧な説明もあって良かった。爆発事件で犯人がネットで犯罪予告で使ったマシュマロボーイにそんな意味があるとは。メシウマも実は昔からあって実際に美味しいと感じるみたいでへーと感心。
Posted by ブクログ
気軽に読める小説として、いいのではないかと思う。シリーズが長く続くが、真田と一緒に解決した織田や小川はこれからも登場するのかな。2巻も注文します。
Posted by ブクログ
話の展開というか犯人のターゲットを絞り込んだりする論理はかなり強引だけど、まあ、こういうの(心理捜査官とか、昆虫学者とか、細菌学者とかが捜査に関わるやつ)が好きなので、雰囲気を楽しました。
Posted by ブクログ
心理学志望の高校生に勧めてはどうでしょうか?
ちょっと調べ学習的なところはある。
しかし、シリーズ1作目、ここからどう変化するか?
すでに長期シリーズになっているようなので、検証したいところ。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読みました。脳科学についてはよく知らないけれど、それについての説明部分は比較的解り易かったと思います。全体を通して読み易い作品でした。主人公のオシャレについての描写が度々出てくるけれど、それはあまり要らないかな。まだまだ駆け出しの新米捜査官の夏希ですが、今後捜査官としてどんな風に成長していくのか、続きは読んでみたいです。
Posted by ブクログ
面白かった!織田さんみたいなキャラって何だかんだかっこよかったりするけど、この作品ではほんと読めなくてきもちわるい、という気持ちがわかる。アリシアかわいい。アリシア大好きな小川もかわいい
Posted by ブクログ
脳科学捜査官真田夏希シリーズの第1作。祖母が死んだときのトラウマを何とかしたいために脳科学を学び、カウンセラーになったが、患者への思い入れが強すぎるために退職して、神奈川県警の特別捜査官になった。初めての捜査で、とまどいながらもなんとか爆弾テロ事件の解決に寄与する。上手くいきすぎるところや、周りの刑事たちの反発の描写が生ぬるいような気もするが、まあまあ楽しめるシリーズだ。脳科学による詳しい分析が新鮮。警察犬アリシアとの交流もいい。
Posted by ブクログ
結婚願望の強い、高学歴の、専門職の心理職特別捜査官。
このモデルは、面白い設定である。
なぜ、結婚願望が強いのかの分析も欲しいが。
脳科学の分野に踏み込んだのは、おばあちゃんの死に対して
泣くことができない自分の不思議がきっかけだった。
そして、仲良くしていた従姉妹からの絶交にあった。
愉快犯的な爆破魔と対峙する。
なぜ?という追求と 警察が 直接交渉する。
最初のテロ組織を語るところが、なんとも言えない巧妙さ。
ネット社会の犯罪が、複雑さを増して行く。
脳科学からの推察が、プロファイリングの手法。
初めは、ネット住民は、犯人に共感を持つ。
警察をやっつけるというのが、目的への共感。
ネット用語の稚拙さが、もったいない。
しかし、スマホゲームの聖地を爆破することで
流れが大きく変わることになる。
この手際が、実にうまいね。
真田真希の活躍は、面白い。
ちょっと、織田信和が、正体不明で、
掴めないところが、彩りを添える。
Posted by ブクログ
連続爆破事件を題材にした緊迫感溢れるサスペンスであると同時に、主人公・真田夏希の成長譚でもある構造が大変面白かった。
男社会な警察組織で奮闘する女性警官を描く作品は数多あるが、本作が一線を画している点は夏希の等身大なキャラだと感じた。
脳科学や心理学に裏打ちされた分析で犯人像に迫っていく様はさすが専門家のカッコ良さがあったが、初めての捜査の最前線に戸惑う姿を見せるし、プライベートで婚活にいそしむが上手くいかぬ。そう、夏希は完全無欠ではない。だから思わず応援したくなる。
[余談]
犯人が犯行に至った理由が明確ではなかったり、冒頭の織田理事官の行動の真意も曖昧なまま。どのようにも解釈出来る余地が残されていて、想像が膨らんで仕方が無い。
Posted by ブクログ
一応心理学をかじっていたのとシリーズで何冊も並んでいたから人気あるのかな?と読んでみた。
婚活云々は女性読者へのサービス?
このまま小川とくっついたら安易すぎるが、変人同士なのでそう簡単にはいかないかも?
アリシアかわいいし賢い。
Posted by ブクログ
嫁のお義母さんから読み終わったから、と貰った本。
お義母さんは警察モノが大好き。
普通に面白い。
関心するのは作家ってのは、こんなにも知識を身につけないといけないのか、って感じるぐらい脳科学や心理学の知識が書かれている。
ストーリー的には割と犯人を追い詰めるまでにどんでん返しとかはなく、淡々と進んでいく。
もう少しヒロインの言動におかしみを感じせるようなセリフやエピソードがあったら、キャラが濃くなったんじゃないかしら?と、勝手に思ったり思わなかったり。
Posted by ブクログ
脳科学面白いな。こういう捜査官って実際にいるんだろうか。
事件よりも警察内の人間関係の方が気になってしまった。あとアリシアいい子!
続編も様子見て読んでいきたいな。
Posted by ブクログ
神奈川県警初の心理職特別捜査官に選ばれた真田さんの話。爆弾魔と対峙する真田さんの分析も興味深いし、県警のメンバーや察庁の方々も個性が強くて今後どうなるか気になる。警察犬のアリシアが可愛くて思わず応援したくなる。
Posted by ブクログ
普通のミステリとしては特に後半は面白かったが、心理学を駆使して、という捜査ではなく大事なところは全部閃きで推理しているので読んでて消化不良な感じ。主人公が美人というのがちょくちょく出てくるけど必要?香水とか虫除けの件とか考えが足りない部分とか、人のこと評価しないと気が済まない失礼な性格とか、主人公は好きになれないキャラでした。
Posted by ブクログ
読みやすさと言うのではシリーズもので読みやすいです。でも刑事物のイメージとは違って、泥臭さや暴力的なものからは少し離れているかな。女性が主人公と言うこと、鑑識の犬が出てきたり。
足で稼ぐ昔ながらの叩き上げの刑事とかそういったものからとは現場の意識や考え方、組織でのあり方など主人公の大変さがあるかな。
淡々と読めます。こういった特別捜査官が今後必要になってくるのかなあって思いながら手に取りました。
Posted by ブクログ
う~ん、警察ものということで読んでみましたが、今一つ、という印象。とにかく前半のスピード感のなさが読んでいて退屈でしたね。後半、爆破事件の犯人が登場するあたりからはいくぶん持ち直して、臨場感も出てきましたので、±ゼロで標準的な星3つとしました。
主人公でタイトルにもその名を冠する真田夏希のキャラはヒロインとしてあまりにも平板、脇役たちも濃いキャラの人物がおらず力不足は否めません。
警察ものですが、主人公の真田の仕事を離れたプライベートを描くシーンではおしゃれなイメージが強調されていて、物語のトーンとそぐわない感じです。
こうなると犯人のキャラだけが唯一強烈に見えてきますすね。とはいえ色々中途半端な印象、シリーズものなのでこの後好転してくるのかもしれませんが、現時点で読み続けていこうと思わせてくれる内容に乏しく、次作はやめておこうかな、と。
Posted by ブクログ
06月-04。3.0点。
神奈川県初の心理職特別捜査官が、主人公。みなとみらいで婚活中、爆発が。連続爆破犯との戦いが始まる。。。
シリーズ初作のため、説明文章が多いが、スピード感あり読める。次作も期待。
Posted by ブクログ
読みやすかった。脳科学捜査官と警察犬コンビが新鮮で面白い設定だった。これくらいの薄さだったら次巻も読もうかな。ガチガチミステリではなくてエンタメ系。ドラマ化しそう。
Posted by ブクログ
個人名が表題に入る小説はあまり買う気になれなかったけど、表紙が好きだなと思い購入。所々心理学の要素が出てくるから好きな人は楽しいと思う。
犯人にたどり着くまでの経緯が雑のようにも感じたけど、自分がきちんと理解しきれていないからなのか?
今の世の中の犯罪を客観的に見るきっかけにもできるような内容に感じた。
Posted by ブクログ
民間から雇用された脳科学捜査官ー真田夏希。
彼女は神奈川県警に雇用され初出動で爆弾魔と対決することになる。
美女・高学歴の彼女だがゆえに男に縁がない。
友人の紹介でなかなかイケてる男性とデートをするが、そのデートで爆発現場に遭遇する。
お話の滑り出しはその知識や意識の高さが鼻につき、どうにも読むのに時間がかかったが、彼女の人となりに触れなくなる事件発生以降はグンと読みやすくなった。
登場人物すべて名前をあてられている人はすべて戦国武将の氏を持っており、だからどうというワケもなく、ようわかりませんが、親しみやすくはあるのかもしれませぬ。
ほんとに役職もキャラも歴史物語で描写されているようでもなく、(まあそもそもそんなキャラクターづけなど正確な描写かどうか不明なのだからいいですけど、それでもさあ、引用する以上はそれっぽくしてくれればユーモアも理解できるのにさぁ、ブツブツ)
いちいちそのスマートなおしゃれっぽさが鼻をつき、やたらボサノバが流れたりペリエを飲んでみちゃったり、ほんとライフスタイルとしては「うわー・・(白目)」なんですが、まぁそういうストレスの散らし方をする人もいるだろうし、と一旦許して先を読む。
あとは専門分野で「あー、そうなんですか」と読むしかない。
こんなに文句たれたれなのに、なぜ星が平均の三つもあるのかというと、元地雷探知犬のアリシアの存在ですね。健気・・・ホロリ。
アリシアのおかげでスルリと最後まで読みました。
どうやら続編もあるようで、続編はこの本の記憶が薄れた頃ならチャレンジできるかも。夏希さんの個性が描写されなくなるほどお馴染みな作品になれば読める・・そのくらい夏希さんには魅力を感じませんでした。心理捜査とかプロファイリングとかテーマそのものは好き。
Posted by ブクログ
文化祭の古本バザーで購入したような記憶があります。
物語の舞台が神奈川県と地元であることや、物語の中に(本筋とは関わりませんが)学校の名前も出てくるなど、親近感の湧く部分がありました。
主人公のキャラクター設定や、事件を引き起こす犯人の動機などを考えると、ミステリ作品そのものとしては少し物足りないところがありました。
心理職特別捜査官として任官した主人公が、プロファイリングに代表される「心理学」の知識や専門の「脳科学」の知識を活かして操作を行う、というものですが、捜査の進展の過程に、そこはかとない嘘っぽさというか、安っぽさを感じてしまいました。
一方で、犬嫌いの主人公が捜査を通して、半ば強引にバディを組まされた警察犬のアリシアと絆を結ぶ部分などは、(キャラ小説として定番とはいえ)ほほえましいものがあります。
Posted by ブクログ
横浜を舞台にしているとのことで読んでみた。主人公は真田夏希、神奈川県警初の心理職特別捜査官。知人の紹介で男性と会っていたが、その途中爆発事件に遭遇する。周りの警察官の方々とのやりとりをなんとかこなしつつ、地雷探査犬をお供に(真田は犬が苦手だった)犯人を心理分析・交渉し爆弾事件に挑む。脳科学が説明風になるのは仕方ないにしても、脇役の魅力がなかったのが残念かなあ。心理描写とか人物像が深くない分さっと読める本ですね。続編とか出れば、そういった深みが出てくることを期待。