あらすじ
神奈川県警初の心理職特別捜査官・真田夏希が招集された事件は、異様なものだった。会社員が殺害された後に、花火が打ち上げられたのだ。これは犯行声明なのか。夏希はSNSで被疑者と接触を試みるが──。
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Posted by ブクログ
真田夏希シリーズ 3作目
ストーリーに無駄がなく
吸い込まれるように
ページが進んでいく
私が興味を持ち続ける
人間の心理や精神についての描写が
今回も散りばめられていた
関わりのある事柄ゆえ ゆっくりと読んだ
今回の事件は
現代でも問題視されているもの
許されるものではない
犯人に同情する気持ちが大きかった
正義って何だろう…と
考えてしまう
哀しみの深いものではあったけど
血なまぐささより
どこかポエティックな雰囲気で
ラストは少しハラハラし
繋がりが見えてきた所でドキドキもした
夢中で読んだ
そして ラストの演出がにくい
夏希と織田の関係性に期待
悲しみの後の 読者の心のケアを
してくれた感
爽やかなエンディングだった
Posted by ブクログ
ミナト赤十字病院や鎌倉、逗子が犯行の舞台になる今作。織田さんと夏希の意見の対立が見どころだった。
心理的な分析で個人的怨恨を動機とみる夏希と被害者の一人が公安関係者だったことから組織的な犯行とする織田。どちらも双方の立場ならではの見方で良い演出だった。
また、最後に判明した動機がネットリンチによるものというのも、最近のSNS絡みの犯罪でありそうなものを選んでいるあたりも、良かった。
Posted by ブクログ
夏希と織田が出来たら嫌だなぁと思いながら読んでました。というか、織田もっと頑張らんかい!もっと嫌らしいくらいキレ者であってほしい!
それにしても夏希は出会い運悪い^_^
Posted by ブクログ
これは、ドラマで観たい!そう思わせる作品だった。主人公︰夏希の人物像がキチンと作り込まれているのも良い。
シリーズ化されているようなので、次の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
まずはライトミステリーの王道という感じ
犯人がその人やったんだという驚きも
ありながら騙すテクニックも後から考えれば
わかったであろうというものなので
重めのミステリーが苦手な人におすすめ
この作品を通して好きな部分が主人公の
帰宅してから心を落ち着かせるために行う
ルーティンが脳科学や今までの経験を通して
作ってきたもので人間臭いところも良い
Posted by ブクログ
07月-21。3.0点。
真田夏希シリーズ。殺人が行われた場所で、時限式花火が。いつものように夏希がSNSを通じ、犯人にコンタクト。
警察庁織田は、テロと断定するが。。
事件→SNSでコンタクト→解決というパターンが確立されている。電車で助けた女子高生のお陰で一気に真相へ。うーん、ちょっとご都合主義な気が。。
Posted by ブクログ
殺人が行われた後に花火が打ち上げられるという事件が起こる。神奈川県警心理職特別捜査官の真田夏希は旅行先から呼び出される。SNSから犯人に呼びかけようというのだ。接触は成功するが第二の殺人事件が起こってしまう。第三の事件を防ぐことができるのか。
主人公の立場がなかなか面白いし、途中で心理学の蘊蓄が挟まれるのも興味深い。登場人物のほとんどを詳しく描写し、主人公の思いも逐一描いていく。そのあたりが、どうもくどい感じがしないでもない。でも、登場人物に親しみが持てると言えばそうだ。解決もちょっとあっけなかったかな。
Posted by ブクログ
公休日の早朝に特別捜査本部に招集された神奈川県警心理職特別捜査官の真田夏希は、殺人事件の発生した横浜へ向かった。事件は、IT企業の社員が絞殺された後、時限発火装置により現場から花火が打ち上げられるという異様なものだった。さらに犯行声明と思われる投稿がSNSから発見され、夏希の手腕が買われたのだ。SNS上で被疑者と接触を試みる夏希。だが、被害者の経歴が明らかになるに至り、捜査は思わぬ方向に―。
Posted by ブクログ
心理特別捜査官・夏希の活躍を描くシリーズ第3弾。
本牧で犯人が殺害された後、花火が上がると言う、一見劇場型犯罪と思われる事件が発生。
犯行声明がSNSに上がったことから、夏希が犯人との接触に当たる為、休暇中の伊豆高原から呼び戻される。
タイトルに「脳科学捜査官」とあるが、実際にはあまり脳科学に触れる部分はなく、SNSを通した犯人との心理戦が、このシリーズの特徴。
特別捜査官と言うだけあり、警察の身分ながら、刑事ではないので、主人公・夏希の緊張感がゼロのせいか、作品自体の軽薄さは否めない。
1作目こそ、「脳科学捜査官」と警察犬・アリシアの絆のようなものがあったが、段々アリシアの存在も薄くなり、このシリーズが続いている理由がよく分からない。
それでも新刊が出ると読んでしまうのは、それも作品の魅力のうちなのだろうか?