あらすじ
幼馴染コンビが挑む、銀幕スターの秘密
またしてもコンビを組まされた元哉と亜澄の幼馴染刑事。殺されたノンフィクションライターが調べていた昭和の銀幕スターを追うが。
ノンフィクション作家の赤尾冬彦が絞殺された。神奈川県警の吉川元哉と、幼馴染でもある鎌倉署の小笠原亜澄のコンビは、赤尾が殺される直前まで取材していた昭和の銀幕スター・関川洋介に目をつける。関川の家族やかつての共演者などの証言から、亜澄は殺人事件の背後に隠された、ある一作の映画の秘密に迫っていくが……。
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Posted by ブクログ
今回は映画の話。
誰しもが知っているだろう往年の大スターが実名で登場。
でも文春は創春になっていた。創春砲(笑)
大事なお金を渡しちゃって、宮崎さんにも落ち度ありだと思ったけど、ほんとは違った。
それにしても赤尾、悪い奴だなあ。
宮崎さんの晶子さんへの想い(曰く信仰)が殺人につながったわけだが、
元哉が考えるように愛のかたちなんて人それぞれで異なるものだ。
結ばれなくても愛はあるのだから。
元哉がきれいだとか美人だとか言って、誰かをほめると亜澄がムッとするシーンが
好きなのだが、今回もあってほっこり。
ラストは不審者扱いで通報されそうになるお約束の展開。良き。
Posted by ブクログ
伝説の麗しき銀幕スターというと映画を観る側には幻のように貴い記憶の中の人かもしれないが、当の本人たちはやはりそれなりに人間くさい人生模様があり。。。
イメージを守らなければいけない人、どうしても守りたい人。はるか昔の夢の世界にも踏み入れなければならないケイサツの人も大変だ。彼らも人間だから。
Posted by ブクログ
既に亡くなっている銀幕スターの隠された過去にまつわる事件。点と点をつなぐというか、1つの点から次の点を見つけてまた次へという展開が面白い。警察小説というより探偵小説みたいです。